――生まれてからずっと、わたしの人生は最低だった。
ギャンブル狂いの両親の元に生まれてしまったわたし、セレーナは両親のギャンブルの資金と背活費を稼ぐために働いていたのに、金欲しさに両親に売り飛ばされた。
しかし、国の王子様がわたしを買っ
てくれて、わたしを婚約者として迎え入れてくれた。
これで幸せになれる――そう思ってたけど、王子様には裏があった。
国王様に婚約者の事で言われていたみたいで、丁度よさそうなわたしをその場しのぎの婚約者にしたそうだ。
その場しのぎを乗り越えた王子様は、わたしを幽閉すると、わたしを虐待し始めた。お城の人達も、そろってわたしを虐げた。殴る蹴る、魔法の実験台、毒味……何をされたか覚えきれないくらい、酷い事をされた。
そして、極め付きには、
「セレーナ、お前との婚約を破棄する!」
と言ってわたしと婚約を破棄し、新しいお相手が酷い目に合っていたとでっち上げてわたしを悪人に仕立て上げて、凍えるくらい寒い森の中に追放した。しかも、わたしの頭の中に呪いを残して。
呪いのせいで激しい頭痛に耐えるわたしだけど、行く所が無いし、生きる希望も無い。
仕方なく森をさまよっていると、わたしを慰めるように、どこからかわたしを呼ぶ声が聞こえてきた。そこに向かうと、美しくて迫力のある、大きな滝があった。
そうだ、ここから落ちて死ねばいいんだ。
そう思って飛び降りようとしたら、わたしは先客として釣りをしていた、美しい男性に止められる事になる。
――そしてこれが、わたしの人生が大きく変わる出来事になるとも知らずに。
※カクヨム様、アルファポリス様にも投稿しております。最終話まで執筆済み、ざまぁは後半にあります※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-18 21:55:10
129020文字
会話率:62%
朝、僕の部屋の机の上に置かれていた1枚のDVD。
そこに映されていたのは、僕の最愛の恋人であるはずの女性、観世雅恋(かんぜみやこ)さんが、あられもない姿でアイツと交尾している様子だった。
寝取られビデオレター。
大切なパートナーが自分以外
の誰かに落とされて、肉体関係を結んでいる様子を映した悪趣味な映像。
僕に送られてきたのは、そういう最低の贈り物だった。
白い簡素なDVDの表面には、黒のマジックペンで『九曜火継より』と書かれていた。
どうやら送り主はアイツ、九曜火継(くようひつぎ)。というか僕らしい。
正確には、昔のトラウマのせいで生まれてしまった僕のもう1人の人格。
ディスプレイに映る最低の映像に、僕という人格を裏切って、アイツという人格と幸せそうに交わる彼女の姿に、言い表せないやるせなさを覚える。
僕は雅恋さんと別れることを考えるんだけど......。
※一部、過激目な話になっていますので、ご注意ください。
※小説家になろう様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-07 17:00:00
16582文字
会話率:25%
女性として生まれてしまった男性が、男性として生きていくまでの話。
最終更新:2022-06-04 00:00:00
10981文字
会話率:70%
超能力、魔法、そんな非現実的なものが生まれてしまった時代。
主人公、赤百合嶺二はコミュ障を克服するためと言うわけのわからん理由で最強の兵士を作り上げるための学校、四季高等学校に入学させられてしまう。
小心者の嶺二は持ち前の虚栄心を発揮しなが
ら騙し騙し生き延びつつ、超能力や魔法の謎に少しづつ迫っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 01:28:47
30846文字
会話率:30%
勇者に選ばれる筈の少年がいた。魔王に生まれてしまった少女がいた。
「顔も知らない君よりも、ボクが愛した君に殺されたい」
魔王サイアは勇者となる少年セイルに告げた。
勇者が魔王を討伐する、永劫に続くありふれた世界の呪い。
「全てを
敵に回しても、ボクは君の力になろう」
その出会いが世界の秩序を崩壊させる序章だった。
定められた不変のルールが壊されたのだ。
「だから君が、ボクを殺すんだ」
正しい二人が、間違ったやり方で、愛を囁き殺しあう。
世界は確実に歪み始めていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-14 00:21:43
473文字
会話率:29%
魔界では、殴り合って最後まで生き残ったヤツが正義。
力こそがすべての魔界において、チビで弱々しい少年は虐げられる存在だ。
では、されるがままに蹂躙されるのを良しとするのか?
答えは"""""
;ノー"""""!
チビで弱々な少年は自ら武器を作り出し、魔界最強の魔王となるべく邁進する!!!
多種多様な魔族の血が混ざり合った結果、高い魔法適性と引き換えに小さく非力な体に生まれてしまったグレン=グレアルシード。
しかし、自身に『武器を作る才能』があることがわかり、足りない力は武器で補うことで、そこらの魔族を寄せ付けないほどの力を手に入れた。
これは少年が武器を武器に魔界をのし上がっていく、成り上がりの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-13 08:29:37
59992文字
会話率:37%
15歳になるその日、自身の妻となる女性が現れる為に魔力を封じられる。
何故なのかはわからないが、彼らの目の前に妻となる女性が現れるのは紛れもない事実であった。
まもなく15歳になるアリスティドにとっても、それは例外ではなく。
どうして
こんな家に生まれてしまったのだと、その日が近づくにつれ思いは増していく。
――そして、その日はやってきた。
それはまさに、運命の日。
(R15は念の為です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-13 20:00:00
16698文字
会話率:31%
この世界には言い伝えがある。“堕天使の羽の痣を持つ者、この地に生れ落ちた時、その周囲に大きな災いをもたらすであろう”という言い伝えが。
その羽の痣を持って生まれてしまったエレナリーゼ・フォントはその事を隠しながら両親と一緒に暮らしていた
。が、ある時不運の連続に襲われた。両親を亡くし、自身の秘密までも周りに知られてしまい、災いの子として街の人間から遠巻きにされるようになってしまった。
そんなある日、魔王が街に攻め入って来る事態に巻き込まれる。魔王が動いた理由は”先に人間が弱い魔物に手を出してきたから”。エレナリーゼを厄介払いができると思った街の人間は彼女を生贄に捧げるかのように魔王の元へと追い出した。そしてエレナリーゼは冷徹そうな魔王から言い伝えの人間側の解釈は間違いだという事実を教えられ、魔物達の手助けをするよう命令される。
魔物の国で生活するようになり、貧しい暮らしぶりの魔物達の姿を見たエレナリーゼは、真の痣の力で自分を慕ってくれるか弱い魔物達の暮らしを豊かにしようと命令ではなく自分で心に決めた。そんなエレナリーゼの様子を見ている冷徹そうな魔王もどうやら手をかしてくれているようで。実は彼は冷徹ではないのではないのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-03 17:11:37
21107文字
会話率:42%
人としての人生を終えた私が次に転生したのは、古の神の使いとして語られている『聖霊狼(フェンリル)』の子供でした。白い毛並みの母とは違い真っ黒な毛並みに生まれてしまった私だったけどフェンリルの母は変わらずに愛情を注いでくれた。
生まれた時
から前世の記憶保持者だったので人語も理解でき、メキメキと母から生きる為の知恵を授かる。元人間の為、人の事もある程度理解があったが、きっつく母親から『人間だけには近づいてはなりません!』と厳しく言われていた。
そんなこんなで五百年経ち、すっかり独り立ちできる歳になった私は親元から巣立ち、離れた山の洞窟に住み処を作ってそこで暮らすことに。何十年か経つといつの間にかこの山岳一帯の主として君臨していた。
でも、私はこの生活になんとも言えぬ寂しさを感じていた。生前は無事退院したら『人の役に立つ事をしたい』と思っていた私はこっそり、山に遭難や怪我をしている人間を発見したら怪我によくきく薬草やら食料などを見つからないように置いていくと、人々とからいつしか『黒神様』と呼ばれるように。
そしていつものように山を巡回していたある日、モンスターに襲われている騎士と出会った。 怪我をしていたのでいつものように寝ている間に食料を置いているとうっかり姿を見られてしまう!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-10 10:13:51
58499文字
会話率:51%
精霊石の目を持って生まれてしまったことで片目しか視力のない忌まれ死んだことにされていた娘、ミルーシェは待ち望んだ死を前にして微笑んだ。そして自分の家族と使用人…三十五人を殺した男に金庫の番号を伝え両手を広げその死を歓迎した。
現王の姪であ
りながら忌まれ、死んだものとされていた彼女にディランは不敵に笑って「死ぬ覚悟じゃなくてよ、俺の主として生きる覚悟をしてくれや」と告げる。
殺し、死ぬことを目標に生きていた彼女が少しずつ領地を成長させ愛を知っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-05 17:37:39
40412文字
会話率:54%
スパルタで生まれてしまった。色んなことを経験し、成長していく。
最終更新:2022-02-25 21:47:49
60827文字
会話率:17%
天使として生まれてきたにもかかわらず
悪魔のような姿で生まれてしまった
ある天使…
「師匠だけが僕の味方になってくれた」
これは師匠と天使のための物語
最終更新:2022-02-13 00:00:00
233文字
会話率:40%
乙女ゲームに転生した人物の家族目線で書いてみました。
舞台は転生した人物のお葬式の後です。
乙女ゲームの世界に転生したけれど家族大好きな家に生まれてしまったから乙女ゲームなんか始めるもんかという人物の姉が主人公になります。
ダメな妹(転
生者)なのに見放すことのできない姉のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-03 22:53:50
8535文字
会話率:45%
ある時、ある場所、ある瞬間に、何故だか文字通りの草食系ヴァンパイアが誕生した。
思いつくのは草刈りとか、森林を枯らして開拓とか、それが実は俺の天職なのか!?
生まれてしまったものは仕方がない、俺が何をすればいいのかは分からない!
なってし
まった草食系とはいえヴァンパイア人生、楽しくいろいろやってみようか!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-29 08:24:19
829399文字
会話率:65%
「せんぱい、おはようございますっ。きゃーっ、後輩の裸を見るなんて最低です! これはもう退学してもらうしかありませんね! ……そんなにジロジロ見ないでくださいっ」
私立桜豆学園。そこは2年と1年が同室となる全寮制の高校である。当然同性同士
の同室となるが、学校側のミスにより、1ペアのみ男先輩と女後輩が共に暮らす部屋が生まれてしまった。
陰キャ男子先輩と、人当たりのいいあざとかわいい後輩が同棲となったが、女後輩は先輩を退学させ、自分1人の部屋を作ろうと目論んでいた。
それに気づいた先輩は、調子に乗っている後輩を懲らしめるべく立ち上がる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 10:03:46
132926文字
会話率:65%
転生したら父親は、暗殺されなかった、坂本龍馬!?
明治前後の日本史が好きな主人公は二一世紀の日本で生活していたが、死んでしまった。
しかし生まれ変わった先は、明治維新の最中、それも坂本龍馬の息子として生まれてしまった。
海援隊の活
躍で日本は色々と違う歴史を歩み始めているが、武士の商売のため海援隊の存続が怪しいし、ロシアの南下が止まらない。
ならば、チート知識を生かして生き延びてやる。
そして辛勝だった日露戦争を日本軍優位で進めて行ってやる
日露戦争を舞台にした転生歴史改変小説、ここに投稿
様々な兵器や戦術、発明の登場をお楽しみに!
カクヨムで連載していますhttps://kakuyomu.jp/works/16816700426733963998/episodes/16816700429131059134
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 07:10:06
92208文字
会話率:32%
転生したら恋愛ゲームに登場する最低最悪の悪役令嬢として生まれてしまった!
このままでは世界中から嫌われ処刑されてしまう。そうなる未来を避けるための選択は何か。
ルート回避するためにヒロインとなる実妹にとことん優しくする?
それともストーリー
上で虐めていた人達に優しくする?
いや、1番最適解はただ一つ。ストーリーに関わらなきゃいいんだ!!
とは言ったものの、可愛い妹(ヒロイン)のことは気になる。無事に攻略対象と幸せになれるのか気になってしまった(元)悪役令嬢は、こっそりヒロインのことを覗き見に行き、イベントという名のトラブルが起こる度につい助けに行ってしまったのでした。
※カクヨム・アルファポリス・エブリスタ・ノベルアップでも連載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-18 16:52:06
165843文字
会話率:49%
電車に轢かれて気づいたら異世界に転生した男子大学生。
だが、異世界では性別が変わった上、特殊な貴族の家に生まれてしまった。
転生してから数年経ち、生まれた国が隣国からの侵略を受けて主人公は母と兄と共に逃げたが、逃げる途中に河に落ちて、そのま
ま流されてしまった。
その後なんやかんやで傭兵の親子に拾われて、傭兵として生きていく事になる。
11/14 キーワードにガールズラブを加えました。
2017 12/31 改稿内容を反映開始。一話から順に行きます。最新はサブタイトルのはじめに☆があるので、目印にしてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 22:31:34
222291文字
会話率:44%
代々魔王を封印する一族の末裔で、魔王の転生体として生まれてしまった王の話。
最終更新:2021-12-17 17:00:00
622文字
会話率:0%
──天才たちと同じ時代に生まれてしまったら、どうすればいい?
小説家を目指す高校生・星崎春輝(ほしざき・はるき)のクラスメイトである綾瀬花(あやせ・はな)がある日突然、大きな文学賞を受賞した。それにより世界は一変し、彼女は時代を担うスター
への道を歩き始める。
星崎はそんな彼女と自分の差を少しでも埋めようと、必死に小説を書く。しかし受験や親の期待といった様々な現実が彼の執筆を妨げてくる。
彼の小説は完成するのか。
果たして彼は、夢を叶えることが出来るのか──。
(前作『FLOWERS!! -小説家になりたかった俺と、いつか小説家になる少女の物語-』の続編となりますが、物語としては独立していますので、本作からお読み頂けます)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 16:05:28
77774文字
会話率:23%