「だれだよ!バナナ捨てた奴は!」と勇士(ゆうじ)は呟いた。
声は響く事なく、闇に吸い込まれる様に消えていった。
溜息をつき、広大な草原に1人、大の字になり寝そべる。
肝だけは座っていた。
遡る事、数時間前、いつもの様に、夜街に繰り出し
深夜徘徊という名のパトロールを連れと行っていた。
我が物顔で、肩で風を斬りながら颯爽と歩いていると抗争中の相手にでくわし喧嘩が始まった。
良くある事だったので、いつも通りいつもの様に喧嘩をしていた。
足元の捨てられたバナナの皮に足を滑らすまではーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-23 22:43:19
29477文字
会話率:48%
ある日、ある出来事をきっかけに、俺の身体は俺だけのものじゃなくなった。
『あっ、ねぇねぇ。私、今日はハンバーガーが食べたーい!』
『明後日、遊園地に行こうよ!!』
脳内で響き渡るやかましい声に、溜息をつく日々。
一応幼馴染だが、こん
なワガママなお姫様が住みつくようになった俺の運命やいかに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-23 08:25:45
3017文字
会話率:50%
何もかもが平凡な高校生の私、三船結は入学式の日、初めての恋に落ちました。
きっとこれから恋愛ドラマみたいな、キラキラした青春が始まるんだ。
そして憧れの生徒会長と——
の、筈だったのだが・・・
結局現実は退屈な平凡生活。
憧れの彼は憧れ
のまま卒業してしまい、私はただ溜息をつくだけでした。
しかし、そんなある日突然『彼』はやってきたのです。
「潮崎航です」
って、ええぇぇえええ!!??
せ、生徒会長!!??
転校生が憧れの生徒会長にウリふたつ?!
その謎が解けた時、切なく温かい真実が明かされる——
切なくも温かい、ちょっぴり不思議な青春ストーリー。
※この作品は、エブリスタにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 00:00:00
4988文字
会話率:40%
「---失敗した」
突然異世界に召喚された主人公倉橋雄斗の前にいた如何にもな恰好をした魔法使いの少女は溜息交じりにそう呟いた。呼んだはいいが、帰す方法は分からない。魔法使いにそう告げられた倉橋は、リザと名乗る魔法使いの少女の旅に同行するこ
とになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-12 18:53:52
22149文字
会話率:66%
ここはルビシア王国のとある学園。
中庭の少し背の高い木々に囲まれたベンチである男女が寄り添っていた。
男は第一王子のギルベルト。
女は男爵令嬢のアリス。
近くに護衛を置くこともなく、人目に触れる事も厭わず顔を寄せ合い幸せそうな空気
を醸し出している。
その様子を確認していたギルベルトの婚約者であり、公爵令嬢ヴィクトリアは溜息を吐いたのち、踵を返したーーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-06 19:51:11
7747文字
会話率:62%
入社4年目の倉敷由紀恵は上司や同僚からの嫌がらせに精神を擦り減らす毎日を過ごしていた。
そんなある日、いつものように深夜まで残業をし家路に付いたとき、何故かいつも通らない陸橋を通って帰ろうとしていた。その陸橋で溜息をついていると後ろから暴漢
に襲われる。普段から精神をすり減らしていた由紀恵は暴力を振るわれ、陸橋から落とされそうになった瞬間死を望んでしまった。
目を覚ますと、見慣れない部屋にいた。すぐさま看守らしき人ではない何かが、由紀恵をむりやり引きずり出し、閻魔大王の前に連れて行く。前世で悪いことは何もしていなかった由紀恵はてっきり天国に行けるものと思い込んでいたが閻魔大王の下した判断は由紀恵の想像を超えたものだった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 03:13:49
1578文字
会話率:17%
国全体が祝福で溢れていた。その中心である王城の中庭で、大きな溜息を漏らしている女性が一人。彼女の人生は、8歳の時に出会ったブッ・・・とても膨よかな体型の少年によって決められた。いや、最終的に選んだのは、彼女なのだが。それでも彼女願う『間違い
でした。』と言われたい。言ってしまいたい・・・と。これは、1人の少女の結婚物語。ブライアン視点、コソッと追加します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-18 00:33:08
45502文字
会話率:44%
現代日本で過剰労働が問題視される中、微塵も改善しようとしないブラック企業で働く主人公「松葉 修平」はひょんな事でぽっくりと旅立つ。
数分、又は数年かと言う曖昧な時間の浮遊感を感じ、突然目の前に現れるNEW GAMEの文字、だが良い
事は少なかったが別に無かった訳でもなくやり残した事も特にない、それにまた働く事になるかと思うとうんざりする、だがいつまで経っても消える気配のないNEW GAME!何処かのゲームのようにYESを押さなければ進まない強制された選択肢に溜息を吐きYESを押す、一瞬遅れた閃光と共に開きにくい目を開けると…「おんぎゃぁあああ!」松葉 修平は転生していた。
「いや、ざっくりすぎない?」そして始まる大冒険!採取に討伐、色々な出会いや発見、経験を得る主人公「アノン」の未知なる冒険が今、始まる!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-11 13:28:44
16116文字
会話率:19%
王妃プランディアはある日、王妃専用の庭園で行っていた茶会に乱入してきた息子を見て前世を思い出す。と同時に此処が乙女ゲームの世界だと言うことも。しかも溜め息の出る出来事が……。
最終更新:2020-01-30 19:00:00
6029文字
会話率:16%
韻を踏んでみました。
最終更新:2020-01-15 06:42:07
234文字
会話率:0%
「パソコンは詳しいですか? では、協力してください」少女は言った。青年は諦め混じりの溜息を零す。「……それ、俺に拒否権あるの?」
よく晴れた冬の夕暮れ時、少女は事故に巻き込まれた。自分は死んだと思い込んだ彼女には、心残りがある。それは大切な
人に、伝えられない言葉があること。
これは最後の想いをメールで伝えたい、見知らぬ他人のはずだった二人の会話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-27 17:00:00
8946文字
会話率:38%
死の天使。
彼は死んだ者の魂を天界に持っていく役割を担っている。
人間には見えない存在でありながら、人間界へと魂を取りに行かなければならない。
見られないのだから、淡々と仕事をこなすことが出来る。
しかし、最近無駄足なことが増えてきた。
死を軽々しく考える者。
温い言葉でそれを引き留めようとする者。
忙しい中、そんな人間が増えてきていることに溜息。
この仕事も楽じゃないってのに。
そんな折に、またしても死を望む者が現れた。
確認をすれば、恐らく10代前半の女。
無駄足にならないことだけを願いつつ、彼女のもとへと向かう。
サヤという名の彼女は、盲目だった。
目が不自由な代わりに、心を読めてしまうという。
そんな彼女は、アズルの姿も見透かしていて……。
「私の命はもうすぐ尽きてしまいます。それまで見守っていてください」
死の天使と盲目の少女の、とある短い物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-26 22:40:16
2131文字
会話率:22%
「今日もスフォリア嬢が可愛くて尊い」
光竜を先祖に持つ、名門貴族ドラクロワ家の時期当主である我が義兄、シュトロム=ドラクロワは、麗しいかんばせを悩ましげに歪めて熱っぽく溜息を吐く。口にする言葉が残念なのは主に私の所為なのだけれど、これには深
い訳が――特になかった。いや、単なる不可抗力としか言いようがない。だってまさか、初対面で異世界からの転生者だと看破されるなんて思わないじゃん? 私の記憶から語彙を拾って学習されるとは思わないじゃん? 不可抗力にも程があるよね。故に私は、私に出来ることをするのである。
「それで、ロム兄様。今日のスフォリア義姉様はどのようなご様子でしたの? エルにお聞かせくださいまし」
「エル、普通に喋っていいから聞いてほしい。僕の推しが、とんでもなく、かわいいんだよ……」
「うん、それも知ってます」
――これは、剣も魔法も異種族も盛り沢山なファンタジー異世界で、ラスボスやっててもおかしくなさそうな我が義兄様が、愛しの推しを嫁に迎えるに至るまでを私的に記録したものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-06 14:58:07
7540文字
会話率:35%
誘いて…夜に咲く花の溜息
小さきものの
言葉のかけら
手のひらの中に集めてみれば
大きな想いになる…
最終更新:2019-09-08 19:47:48
231文字
会話率:0%
『溜息吐くなよ……俺、本気だから』
最終更新:2019-09-05 20:43:17
1008文字
会話率:41%
「人が死なないからといって人が傷つかないわけじゃない。探偵はどこにでも必要なんだよ」
滝のように流れ落ちる青春の中、転校生との邂逅から目を向ける事になった日常の謎たち。
「君の推理を聞かせてほしい」
彼女は笑い、俺は溜息を吐く。
「
これは推理じゃない」
本作は『カクヨム』様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-04 09:49:12
39857文字
会話率:42%
普通の高校2年生の久我山詠翔は、付き合っていた彼女に別れを告げた日から、そのことを忘れられず毎晩のように夜空に1人溜息をつく日々を送っていた。
最終更新:2019-08-28 18:00:00
2974文字
会話率:37%
いつもの仕事帰り。駅のホームで、大きな溜息を吐く女性を見かけた男。
何度も見かける内のに気になっていき、あることがきっかけで声をかける。
何度も会い、女性と連絡先を交換し、男の気持ちに大きな変化があったが、男は悲しい結末を迎えることにな
る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-24 09:24:33
3911文字
会話率:32%
+
ごく普通の女子高生 楠木兎和は、校内の池に沈んだ自身の教科書を見て溜息をついた。教科書を拾い上げようと、手を入れてみたところ、誰かに腕を引かれ、そのままドボンと池の中に。
朦朧する意識の中、彼女が辿り着いたのは異世界。四の王国と一
つの森で成り立つそこは、リスタリース大陸である。
互いに啀み合うこの世界で、魔力を弾く能力を持った兎和は、森の仲間たちと共に大陸を平和に導くことが出来るのか______
+折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-23 12:00:00
13696文字
会話率:39%
他人の夢の話ほどつまらないものはない、という言葉をその昔誰が言っていたのかは忘れたけれど.
その言葉が本当ならば、僕の今からする話は、とても退屈でつまらないものになるのだろう.
坂と階段で埋め尽くされた、斜めに傾いた住宅街.
そこで出
逢う、どこかで聞いた事があるような名前の住人達.
それは不思議で不気味で、危なくて優しくて.
…うん、正直に話そう.
溜息を吐かれても文句は言うまい.
これは僕が見る、夢の話だ.
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-21 08:18:31
3416文字
会話率:36%