「皆には30日後にこの人間を殺して食べてもらいます。先生はね、みんなに命の大切さを知ってもらいたいんです」仲間に騙されて売り飛ばされたオレは魔物の学校で飼われることになる。絶望するオレだったが、やがて魔物たちのスキルを奪って逃げ出す計画を立
て始める。全てはオレを売った仲間達に復讐するために──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-01 18:41:23
281473文字
会話率:39%
この世界は、偽りに満ちている。
例えお前の見るものが美しく見えようと、
お前の聞くものが水の流れの様に穏やかであろうと、
愛しい人が語る物語が誰にでも優しい世界であろうと、
それは全て、造られたものでしかないのだ。
私の知る世界は、見
てきた世界は、感じた世界は、
お前の思う世界とは酷くかけ離れ、悪意に満ちていた。
人が人を騙し、力あるものが真実を隠し、力なきものを容赦なく踏み潰す。
どんなにお前が否定しようと、どんなにお前が望みを持とうとしても、
この世界が変わる事は無い。
だが、私はこの世界を救う唯一の方法を―
お前たちの望む世界を手に入れる術を知ることが出来た。
後はただ、時を待つだけ。
お前を滅ぼし、私は先へ行く。
そこに多くの死体が転がっていたとしても。
愛したお前の躯が横たわっていようと。
さぁ、力なきものよ、私を見よ。
私はこれよりお前達の王となり、正義と幸福、そしてこの世界の真実を―
その目に焼き付けさせてやろう。
どんな苦しみが待っていようと、逃げる事の出来ない本当の世界へ。
天空の玉座を賭けた戦いへ。
だから月、僕は・・・君を殺してみせるよ。
『グラズヘイム』
それがこの世界の総称。6つに分断されるこの世界には最初“王”が5人居た。
それぞれが光・風・焔・海・闇を使役し、平和を保っていた。
だがある日、闇の王の言葉でソレは無残にも崩れ果てた。
「僕はこの世界を知りたい。例えソコにどんな結果が待ち受けていようとも。」
この一言で、世界は大きく鼓動した。
もう何千年と主の居ない”天空の王国”の玉座が解放され、王位を巡る争いが始まった。
激しくなる争いの中、果たして闇の王は何を求めたのか。
明かされるこの世界の全てとは-
今、運命の糸が紡がれた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-14 17:39:41
362283文字
会話率:47%
義姉に婚約者を奪われ、婚約者と継母に騙された挙句、殺されたカロリーナ。
霊体になり、元婚約者を殺した事がきっかけで悪霊の仲間入りに。
悪霊になった事で好き勝手していたが、ある日、神様を名乗る丸々太った白スズメに出会い渋々転生。
転生先で
出会ったのは、まさか元婚約者の子供の子供(孫)。
そして、何故かこの孫が私に執着しだして……
過去に囚われ中々正直になれない令嬢と、どこか怪しげな雰囲気が漂う令嬢が気になって仕方ない令息とのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-18 18:00:00
32460文字
会話率:29%
何故、この世に生まれてきたのだろう……
こんなくだらない世界、生きていても仕方がない……
幼い頃から虐められ、社会に出たら横領に加担したと会社をクビになり、彼氏には騙され、最低最悪な人生を私は、自ら終わらせる為に命を絶った。
──はずだ
ったが、目を覚ましたら小説『地獄の薔薇は天上の薔薇を愛す』の悪役令嬢イレーナ・クラウゼに転生した事に気がついた。
このクラウゼ伯爵一家は全員が性格破綻者。
使用人達を虐め、蔑み、人を人だと思わないような人達だった。
そんなある日、イレーナは騎士団長に一目惚れをするが、騎士団長には既に好きな人がいた。それがこの小説のヒロイン。
イレーナはそのヒロインに嫉妬し、殺害の企てた。
当然上手くいくはずがなく、イレーナとその家族クラウゼ一家は公開処刑となる。
まさか自分が加害者側になるとは夢にも思わなかった私は、この家族の性格を矯正しつつ、公開処刑回避の為に奮闘する事になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-06 16:30:07
24388文字
会話率:21%
人殺しを正当化出来るなら私はその場所に身を置く。
騙され、政府の犬に堕ちた私が、法治国家日本での暗躍をさせられ、ガラス細工の平和を維持する事になる。
最終更新:2022-09-15 19:31:55
2791文字
会話率:28%
二億円の蓄財を目指しながらも、勤めていた会社が倒産し失業した主人公(岡本)は、ハローワークから芸能事業を営む小さな会社を紹介される。面接の日に会社の女性部長(良美)から性交を求められ、応じて採用された岡本は、大食いコンテストでデビューした資
産家の女性タレント(ミキ)のマネージャーになる。間もなく岡本は、会社の会計処理が不正で、ミキが傲慢な性格であるが故に、芸能界から干されていることを知る。しかし、良美の色香にとり憑かれた岡本はミキの売り出しに奔走する。ある日岡本は不倫相手の夫から慰謝料を請求される。多額の資産があるが、岡本は取り崩したくない。窮地を知った良美が、話題づくりのためにミキとの入籍を提案してくる。応じた岡本は、披露宴でミキが低血糖症の発作で昏睡する場面に遭遇する。ミキと岡本の結婚は話題にはならず、芸能週刊誌が岡本の女性遍歴を暴露し、スキャンダルとなる。良美の狙いは岡本を貶め、ミキに世間の同情を集めることだった。騙されたと知りつつも岡本はミキとの偽装婚姻を続ける。ある日、岡本はミキと良美が同性愛で、岡本を大麻の常習者に仕立てて、さらなる醜聞ねつ造の企てを知る。怒りにかられた岡本は、ミキが低血糖症の発作時に服用するブドウ糖液を水に替え、死に導くことを思いつくが、大食漢のミキでは不可能だと悟る。ところがミキが撮影中に低血糖症を発症し、良美がブドウ糖液と誤認した水を飲ませる。当然、効果がない。犯罪者になることを恐れた岡本は、機転を利かし、ソフトクリームをミキに与えて回復させる。うしろめたい主人公は辞表と離婚届けを会社に郵送し、求職活動を再開するが、良美からミキが変死した。離婚は成立してないとの連絡を受ける。解剖の結果、ミキの死因は心筋梗塞とわかり、岡本は安堵する。ミキの遺産を相続した岡本は、赤字続きの会社を清算しようとするが、良美は岡本がブドウ糖液を水に替えたと脅迫、遺産相続の放棄を求めてくる。岡本はやむなく同意。良美は和解の証として性交を求めてくる。岡本が応じた直前、暴漢に刺される。かろうじて一命を取り留めた岡本は警察官から、良美が岡本の資産を収奪するための殺人教唆での告発を勧められる。だが、ミキに殺意を抱き、証拠を握られている岡本は、良美を訴えることでの訴追を恐れる。岡本は良美を庇い、ミキの遺産相続を放棄する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-19 09:00:00
60703文字
会話率:42%
見知らぬホテルに集められた老若男女の十五人。そこで始められた生き残りデスゲーム。人を信じて脱出を挑む者。人を騙して裏切る者。理解が追いつかず、思考停止する者。人を疑って恐怖に支配される者。様々な思惑が渦巻く中、運営に与えられた勝利条件は〝誰
にもバレないで人を殺す事〟だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 20:08:25
8616文字
会話率:30%
人生から逃げ続けてきた。なんだかんだ働いて、なんだかんだ結婚して、なんだかんだ死んでいくと思ってたが人生はそんな甘くはなかった。
騙される、世界中でありふれていることだ。そう、ありふれていること。あのことだって……。
そして交通事故で死
に至る、ありふれていることだ。
そう、ありふれている。
ふざけるな、どうして俺が。
「もし次があるのなら、加害者になってやる、俺を殺すことが出来るのは俺だけだ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-14 22:07:31
926文字
会話率:9%
神に騙され、裏切られた男が、
ついに神を亡き者にし、幸せになる話。
最終更新:2022-06-01 01:49:17
853文字
会話率:21%
【葬儀】と呼ばれる【ハズレスキル】を持ちながら冒険者にあこがれるシェリーはある日
冒険者に騙され、大切な家族を殺されてしまう。悲しみに暮れるシェリーは、彼らへの復讐を誓う。
「全員殺す。殺してやる」
今ここに『葬儀』の真の力が覚醒する。
邪魔する奴は全員殺す。そして、安らぎを祈る。
今ここにたった一人の戦いの幕が上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 10:00:00
32237文字
会話率:25%
世界は情報で溢れかえっている。
そんな情報も結局は無価値と同値である。
だがそんな情報の中でも都市伝説として語られるものがある。
それは、その情報はいのちを狩ると。
世界で五本の指に入る存在イマインドプレデター。
彼はハッカーであり、情報屋
でもあった。
そんな彼は[ジョーカーベッド]というトランプゲームでプレイヤーと勝負する。
最強の情報屋による頭脳戦が始まる。
想像は空虚で儚いものだ
最強の殺し屋引退した後ゲーム廃人になるらしいですの外伝
マインドのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-27 05:00:00
3948文字
会話率:28%
※ タイトルに騙されないでください。剣の戦いはありますが、恋愛ものです。
ヴォルテーヌ伯爵家の一人娘ラシェルは、18歳になり、婚約者を募ることになった。
剣の強い者を好むラシェルのため、聖剣祭で開催される闘剣会へ参加することが婚約者
候補の必須条件となり、四人の候補者は上位の者から順に申し込むことになっていた。
しかし最も上位だった者からの申し込みはなく、期限は一週間とされ…
セミハッピーエンドな恋愛もの
ぶっ刺す表現あり
死人あり 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 17:00:00
9340文字
会話率:27%
ていざだっかい がっどおぶがっず
諸天之天奪回天帝座経
しょてんのてんだっかいてんていざきょう
注意:この作品には残酷描写の他にも、暴言や
嘔吐表現など不快に感じると思われる描写が多くあります。
これはまだ世界が、天に浮かぶ神々の国『天帝国(てんてい)』と人間たちが蹂躙する地上界『下界(げかい)』の2つに分かれていたころの話。
神々の1柱、人と呼ばれている“中津邦 安世(なかつくに あんじぇ)”は地獄の中を生きていた。
目の前で母親を殺され、くる日もくる日もおばからの暴力、学校でのイジメにさいなまれていた。
あるとき、安世の前にみずからを幽霊と称する少女“レイ”が現れる。
レイが言うには、天帝国の君主『天帝(てんてい)』の座についている“御修羅(みしゅら)”は先代天帝の子どもを騙る偽物であり、本当の子どもは安世なのだと。
その日から安世の神生(じんせい)は一変。
天帝の座をめぐる激烈な戦いに導かれてゆく。
これは天地をも巻き込んだ、帝座奪回の神話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 12:00:00
97880文字
会話率:32%
「なぜ。何度も繰り返すのか。」
「殺すも…生かすも…」
「哀れな生き物…」
「死とは何か…生とは…」
「…なぜ死ぬ為に生きるのか…」
「生きる為に死ぬのか…」
「死ねば生きた証になるのか…」
「哀愁さえ感じる生き物…」
「
知りたい。」
「生きるという意味を」
ーあなたが居なきゃ。僕は死んでるよ…
「辛い時は二人で過ごそう」
「笑顔の時は冒険してきて良いんだよ」
「空を自由に飛び回れる鳥のように。飛んで良いんだよ。疲れたら君がゆっくり休めるようにどっしり構えといてあげる。だから安心して良いんだよ。」
騙されたこともない。
虐められたこともない。
軽蔑されたこともない。
大森林の村で大切に育てられた赤い髪の少年が一人。『アクラ.メクラ』の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-10 20:08:24
1447文字
会話率:44%
ツインホテル事件以降、御神達は暫し平穏の時を過ごしていた。
しかし、ある日の放課後、ファミレスで食事をしていた御神達に南野浩平という大学生が御神の元を訪ねてきた。
主催者Xから南野に届いたのは殺人ダウト、通称「MD」の招待状。南野は自分
の代わりに御神にMDの参加を依頼してきたのだ。
MDの参加プレイヤーは八人でプレイヤー全員は主催者X側が用意した自分自身のこれまでの人生に関する質問項目24個に事前に回答し、ゲーム最中に質問をプレイヤーがその中から一つ選び、八人全員が回答を発表しなければならない。
MDは一週間おきに合計三回行われ一ゲームに付き、質問は八回で各プレイヤーが順番に必ず一回ずつ質問を選ぶ。
プレイヤーは一回のゲームに付き、必ず嘘を二回付かなければならず、嘘の回答をしたプレイヤーをその任意に嘘を付いたプレイヤーも含め、プレイヤー同士が任意に「ダウト宣言」をし、その者を探り合うゲーム。
ライフポイントは予めプレイヤー全員に3ポイント配布され、プレイヤー同士は回答を読み合い、仮に嘘を見破ったら、ライフポイントが加算され、嘘を見破られたプレイヤーはライフポイントが減算され、プレイイヤー八人が騙した、騙されたで合計24ポイントの奪い合いだ。
ゲーム終了の時点でプレイヤーが持っているライフポイントが一番高い者が優勝、ゲーム最中やゲーム終了時点でライフポイントが0になった時点で、そのプレイヤーは敗者となり、プレイヤー八人の中に潜んでいる「フクマデン」によって殺害される。
御神は南野の要求を受け入れ、代わりにID名、「DAI」で参加する事になり、後日、第一回目のMDが開催された。
果たして、御神はMDを無事潜り抜けられるのだろうか?
MDの敗者は殺されるのだろうか?
フクマデンの正体を見破る事は出来るのだろうか?
最後まで騙されるストーリー展開―「伏魔殿の闇」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-09 12:18:25
139756文字
会話率:35%
精霊王の娘エリーゼは双子を産んだが子供達の父親である領主ハンスに殺されそうになり精霊王に助けを求めて森へ逃げたが双子の一人エメラディアを取られてしまう。精霊王は怒り森を閉ざす。その森に入り込んで浄化をしたのはエリーゼの娘エメラディアだが、エ
メラディアは魔女ジェシカに名前を取られてジェシカの娘がエメラディアとなる。聖女の力を持つ名無しとなったエリーゼの娘をエメラディアは利用して殺す。5回目の今回は痛いのは嫌なので逃げます。
エリーゼの娘はその日から姿を消した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 23:38:10
106608文字
会話率:36%
騙された_____。眉間に銃口が当たって初めて図られたことを悟ったさくらは、何故か無実の罪をきせられ地獄に。
そこで冷徹無慈悲と恐れられる地獄の番人百鬼(ひゃっき)と出会い、さくらは虐げられることに…。
心に太陽をもち戦うさ
くらと、心を殺した番人百鬼の濃密な1ヶ月。
二人は自分の望みを叶えるため賭けをする。
最後に微笑むのは誰だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 21:13:53
224775文字
会話率:59%
【※書籍化が決まりました! BKブックス様より、2020年3月5日発売となります、皆様のご支援のおかげです、ありがとうございます。書籍化に伴い、作品タイトルを「農閑期の英雄~騙されてSクラス冒険者になった農家の青年、実は最強でした~」に改題
致しました。】
田舎から王都へと、収穫した農作物を売りに来た農家の青年ピッケル。
「冒険者ってのはまぁ、わかりやすく言えば旅人だな、旅人。旅をして、お金をもらう、そんな簡単な仕事だ」
「農作業なら、害虫とか退治するだろ? まぁ旅をしながら害虫もちょっと退治してもらうかも? って感じだな、簡単に言えば」
そんな口車に乗せられたピッケルは、農作物の売上を弱小冒険者ギルドの男に騙し取られ、Sクラス冒険者へと登録されてしまう。
Sクラスは以前は功績のある冒険者がやりがいや名誉を求めて志願するクラスだったが、今では割り振られるクエストが高難易度すぎてだれも成り手のいない、Suicide(自殺)クラスと言われていた。
だが、ふだん裏山からピッケルの畑に現れる「害虫」たちは、そんじょそこらの冒険者では退治できない、超強力モンスターだったのだ。
これは後に「農閑期の英雄」と呼ばれる男、ピッケルの物語。
※ハイファンタジー部門、日間最高二位
※全ジャンル総合、日間最高三位
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-09 11:31:47
308998文字
会話率:32%
最高神ティファ・ビシシェナエントにより、世界は、神、人間、魔族に分かたれた。
人の住む世界はマグノリア、メルカルス、ルドイルド、ラトリアナの四つの大陸に分かれ、人間は魔族、妖魔の影に怯えながら暮らしていた。
人間を
食料としか思っていない魔族とその下僕、妖魔から人々を守るために、魔導士、聖魔剣士という四大陸から称号を与えられた人々がいる。
魔導士は六階級。見習いが雫紋、初級が三日月紋、中級が半月紋、上級が望月紋、特級が五芒星紋、最上級が六芒星紋。それらの紋が額に現れる。
聖魔剣士は五階級。見習いが鉄、初級が銅、中級が銀、上級が金、最上級が白金。大陸ごとの印が押された指輪が贈られる。
しかし、鍛冶屋であった父が命を削って鍛えた聖剣「蒼真」を手に、父を殺されたシルヴェーラは蒼真と離れることなく聖魔剣士になるために、三年前旅に出た。シルヴェーラは唯一の六芒星紋の大魔導士デュマ・アルセウスに鍛えられ、金の聖魔剣士であり、望月紋の上級魔導士となった。
シルヴェーラは旅の途中砂漠で次元流砂にのまれ、マグノリア大陸からメルカルス大陸のヴァーゴの地に転移し、運よく王子ガルディエルに救けられた。ガルディエルの依頼によって剣術を教えるために水晶宮に留まったシルヴェーラは、王宮を守護している特級魔導士ディアゴ・ヴァルシュに会う。シルヴェーラは王子の酒宴に護衛として付くが、騙し討ちにあい王子達を操られてしまう。黒幕はディアゴ・ヴァルシュ。魔族最高神官だった。
ディアゴ・ヴァルシュが優勢の戦いの中、彼女の持つ蒼真が蒼い閃光を放った。全ての力を無にしたのは、蒼真の柄にある蒼水晶。ガルディエルの王家の緋水晶と共鳴していたのだ。
それを見たディアゴ・ヴァルシュが、驚きの真実を口にした。シルヴェーラが八年前行方不明になったガルディエルの許婚であり、ヴァーゴの聖者と呼ばれたセレフォーリアだと。
動揺し傷つきながら、シルヴェーラは魔族の命、第三の目を蒼真で貫いた。シルヴェーラは生い立ちを知るが、聖魔剣士として生きると決めた。互いに惹かれあったガルディエルに別れを告げ、マグノリア大陸へ恩師デュマと共に旅立つ。
この作品は「ツギクル」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 03:47:49
56410文字
会話率:35%
ウェンディ・クレイトン伯爵令嬢は、地味だし、趣味は特殊だし、イケメンを前にすると挙動不審になるし、イケてない人生まっしぐら。
そんな折、なんと婚約者ができました! でもイケメン過ぎて、絶対何かおかしいと思う。
いやいや、そもそも私にイケ
メンは、ない!
なのに、お父様がこの婚約に超ご機嫌で、たいへん乗り気。デートは半分命令だしね……。
しかも婚約者に「なんで私?」って聞いてみたら、「港で噂を聞いたから」ですって。
港で噂? それちょっと噂になったらダメなヤツ……。
ちょっと勧善懲悪もありつつ、挙動不審令嬢ウェンディが、イケメン公爵令息を疑いつつも気になったり、彼に騙されたのかもって悩んだりする、恋愛(異世界)物語です。
40,000文字くらいの短め小説です。
短編にしては長くなってしまったので、分けました。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 06:53:42
54003文字
会話率:38%
かつて100年間君臨した魔王が暗殺されてから、三年後の王国辺境の街。
【第一の事件・王子毒殺未遂】
小柄で地味な少年セイシンは、ある日傭兵の仕事をクビになってしまう。生活費を稼ごうと武闘大会の賞金目的で訪れた街で、勇者の少女や魔王の
娘と偶然出逢った。同じく訪れていた王国の第一王子が、あろうことか毒殺未遂で倒れてしまい、セイシンは彼女達ともども毒殺の嫌疑をかけられてしまった。
真っ先に疑われたのは魔王の娘。セイシンは彼女が犯人ではないと確信するも、彼女を守るのはセイシンだけだった。
いつ、どこで、誰が、何を使い、どうやって王子に毒を飲ませたのか。すべてが謎のなか、魔族を憎む人々にセイシンたちは追い詰められてゆく……。
全員の疑心暗鬼を制さなければ、待っているのは冤罪の死。
騙されるのは、果たして誰だ。
【第二の事件・『悪霊』の棲む街】
とある暗殺組織を探るべく訪れた街で、会うはずだった領長がすでに死んでいると聞かされたセイシンたち。
街の人々は、領長を殺したのは街に棲む『悪霊』だと言っていた。
セイシンたちは領長が残した手記を探して彼の抱えていた秘密を暴いていく。
『悪霊』の正体は。
そして暗殺組織の手がかりはいかに……。
【第三の事件・燃える男】
暗殺組織の情報を頼りに旅を続けていたセイシンは、卑劣な王宮騎士と口論をしてしまう。彼に呼び出されて人気の少ない場所で待っていたセイシン。すると突然、近くで寝ていた浮浪者が全身から炎を上げて焼け死んでしまった。
近くには他に誰もおらず、放火殺人の嫌疑をかけられて拘束されてしまった。仲間と協力して暗殺組織を追いつつ、男が燃えたトリックを暴いてゆく。
果たして殺人の疑いを晴らすことができるのか。
そして暗殺組織を追いつめたとき、ある事実がセイシンを襲う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-19 18:16:00
338060文字
会話率:45%