数百年前――
法王より代々命ぜられ、『文章』と称される謎の古文書を守り、何世代も掛けて解読を試み続けて来た僧侶の家系。ついに解読に成功した名も無き当主は、その恐ろしき内容を危惧し、彼の家系に代々仕える側近を連れ、法王を裏切り、『文章』諸
共失踪する。
そして、現在――
その子孫〝ケニー・ニコル〟は身をくらます為、北欧の空軍の軍籍を習得。しかし代々仕える側近に告発され、ついには囚われの身となる。そして軍用機での搬送中、偶然の事故で立ち寄った米軍横田基地にてニコルは脱走。基地に唯一残された『文章』――正体は、有史以来の全人類の過去と未来が書かれた〝究極の予言書〟だった。独裁的な考えを持つ国家が手に入れれば、とんでもない事態になりかねない、危険極まりない代物。しかし、解読出来るのは僧侶の家系の唯一の生き残り、ニコルだけ。大統領命令を受けたエージェントは必死で彼を追う。
一方、逃げ出したニコルは、パイロットを夢見るも、夢を追って死んだ登山家の父親のトラウマで高所恐怖症となった、三太という名の少年と知り合う。
——それは、クリスマスが近い、真冬の出来事であった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-03 05:54:28
128092文字
会話率:38%
2010年。併合から100年が経った朝鮮半島の京城。京城憲兵隊に所属する近江一宇は近年に活動を再開した朝鮮光復軍の捜査に当たっていた。その矢先に起こった朝鮮光復軍の連続テロ事件を契機に、近江は過去に関わった未解決事件に再び触れることになる。
近江が捜査を進めていく内に、東亜地域を巻き込んだ陰謀が明らかになっていく―――日本を盟主とした東亜連合が存在する世界で、一人の憲兵が征途を往く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-23 12:00:00
164496文字
会話率:41%
41度線―――本州と北海道を隔てる津軽海峡に定められた、南日本と北日本を隔てる軍事境界線。南北を隔てる海峡の代名詞。大戦後、南北に分断された日本は半世紀もの間、二つの国家として対立していた。北日本軍の八雲浩上尉は負の過去を抱えながら、ある任
務へと向かう。その先に、彼の過去に深く関わる運命が待っていると知らず―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-18 20:46:19
290172文字
会話率:37%
南北に分断された日本。本州以南を国土とする南日本と、北海道を国土とする北日本の半世紀に渡る対立の始まり。大戦終結から5年後、南北日本の間で戦争が始まった。北海道を舞台に、激しく衝突する二つの日本。その戦場で、一人の少年兵が異国の少女と出会う
―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-25 19:45:34
26227文字
会話率:23%
※Dという名の悪ふざけ※Dの意志とは関係御座いません。ピー
最終更新:2014-08-14 18:57:12
1488文字
会話率:0%
異界から現れる、『ノワール』と呼ばれる漆黒の化物。
奴等は、有史以来、その醜悪な姿を歴史の端々に見せて来た。
何もない空間から突如現れ、その目的も、出現の原因も不明。
ただ、分かっていることは一つ。
奴等は敵。
無差別な殺戮を繰り返す、漆黒
の悪魔。人類に仇なす、憎き敵。
さあ―
倒せ、殺せ。化物を。
全ては、人類を守るために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-09 21:38:34
84947文字
会話率:23%
18になったばかりの王子エルシアンを、突然異母兄アスファーンが陵辱する。何故。疑問と恐怖に囚われて、身動きの出来ないエルシアン。愛していると嘘をつきながら彼を翻弄する兄アスファーン。
いずれこの国の歴史を動かすことになる二人の確執。大切
だった友人との別れ。
──愛したい。愛されたい。なんのためらいも、しがらみもなく、それだけが欲しいのに。
完結済です。BL要素がありますが、メインではありません。本編への導入用に書いたものなので、初読の方でも設定や状況は頭に入るようになっています。本編は同人誌発行の有償版です。自サイトより転載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-08 04:20:56
84241文字
会話率:20%
共和暦25年、春。首都ザクリアの高等修学院で教鞭を執るエリンの元に、1冊の写影が持ち込まれる。
「難敵だよ、心したまえエリン教授」
恩師に言われて引き受けた古書の解読を進める内に、エリンはそれが不敗将軍として名高いイダルガーン大公の手蹟
ではないかと気付き始める。謎の多い時代とされる帝暦20年代頃の記録には今までエリンが知っていた歴史とは全く異なる事が綴られていた──
「私たちは、巨大な嘘を見ていた」
「それはあまりに巨大に過ぎて、嘘だとさえ、思わなかった」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-03 19:07:37
91526文字
会話率:23%
この世界とは異なる世界。そこにはこの世界では空想上の生き物のはずの竜も、真偽が定かではない魔法、世界では魔術と呼ばれるものも、進行に基づく奇跡のような神秘が存在し、人々からそれが当たり前のことして受け入れられている。
これはその様な世界
で起こった歴史に埋もれ忘れ去られるかもしれない物語たちである……
更新は不定期となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-03 00:18:20
50958文字
会話率:33%
「わたしはあのとき死んでいた。あなたと過ごしたわたしは、もうずっと昔の懐かしい思い出」
混乱のなかで、士官候補生が助けたのは、記憶をなくした少女だった。ともに暮らし、ともに戦った。しかし、少女の記憶が蘇るとき、二人の愛国者は、祖国に捧ぐ忠
誠と、互いを思う心に悶える。
二国間の歴史に刻まれた憎しみが、彼らに選ぶことのできない決断を迫る。
重複投稿であることの記載
本作品はA.T.BooksよりAPPストアにて発表しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-06-30 12:14:13
106319文字
会話率:47%
人の歴史は戦いの歴史。互いに利益を求め、民族間、国家間でさまざまな戦いが繰り広げられた。その中には人智を超えた異形との戦いもふくまれる。かつての英雄は剣と勇気を携え幾多の魔物と戦いそれを駆逐し、大陸を救った。人々の平穏を守った彼を時の王は剣
舞に優れた英雄として剣王と讃え栄誉を授けた。
それから後、戦が続く国家を身を挺して守りぬき、自ら善戦で獅子奮迅の活躍をした王宮の騎士団長をかつての英雄にあやかり剣王2世とし労を労った。
さらに数年後3代目の剣王が現れるとその称号は稀代の英雄から大陸一の強者へと意味を変え。国における通例になりつつあった。次第に自分も次の剣王に続けと武を誇り競う者が現れ国は4年に一度、舞踏祭を開かれることに。そしてその覇者に剣王の永光と、宝石で装飾された大剣が授けられることとなった。その歴史は長く続き。まもなく第52代剣王の座を巡る剣舞大会が開かれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-25 22:19:31
8178文字
会話率:68%
歴史好きの人が手軽に読める小話集です。
中世の色々なことをまとめていきます。
活動報告などで交流したスレをアップすることもあります。
感想、コメントで質問すれば全力で返答します。
間違い、疑問などがあればお気軽に。
ファンタジー小説を
書く上で、中世の出来事はとても参考になります。
オリジナル小説「神速果断のシャープネス」も、実際の中世の歴史や習慣から世界を作りました。
世界観の紹介と、自分の考察のまとめ、同じ中世好きの人との交流ができたらいいなあ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-20 18:03:02
39445文字
会話率:1%
ある民族のお話。
彼らは蔑まれ、不思議に思い、そして消えました。
最終更新:2014-05-15 16:00:00
601文字
会話率:0%
目の前に突き付けられるものは絶望……――。
それでも彼らは決してあきらめない。
これはまさしく「奇跡」と呼ばれる戦いの物語。
1939年冬――ソ連軍の一方的な侵攻によって北欧フィンランド共和国は存亡の危機に晒されていた。
最終更新:2014-03-13 21:28:46
221493文字
会話率:34%
――西暦201X年、日本は危機的状況にあった。三連動大地震の発生、南西諸島での軍事衝突、そして、日本本土侵攻。攻める側にも守る側にも予想外の日本本土決戦は、また残暑の厳しい中はじまった―――
「なぜこんなことに?」
勝利の熱狂の中で一人呟く
ものがいれば、苦難の国の最前線でそう呟くものもいる。
なぜなら、人生同様、歴史はそういった錯誤で形成されているのだから。
これは、そんな21世紀最初の大国同士の「戦争」の断面を切り取った物語である・・・
※――本作はフィクションです。実在の人物・団体・国家などとは一切関係ありません。作中の描写はいかなる差別的な事柄をも許容するものではありません。
※――「事実は小説より奇なり」と云うように、現下の情勢下では更新の継続は困難と判断し、一応のあらすじを終章として投稿したあとで更新を凍結いたします。
変事があれば削除も検討いたします。
読者の皆様におかれましてはご了承願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-02 00:00:00
52297文字
会話率:12%
異世界転生物語りです、転生、魔法、獣人、魔物、神様? 全部ありますけど、全部きちんと説明しようと始めました。頑張ってみます。 世界を席巻した「7日咳」から11年。TheLa
stHopeSeven(TLHS)となり世界を救った自分。しかし生きるの許されたのは牢獄(病室)の中だけのRealWorld・・・・。だがある日走馬灯の様な夢を観る。そして気がつくと、そこは剣と魔法のAnother Worldだった。新しい自分に新しい家族、そして仲間達、戸惑いながらも、このAnother Worldで生きて行く事を決心する自分。だが気がつけばAnother Worldも矛盾だらけのRealな世界だった。そして何時の間にか、否応なしにそのReal世界の矛盾に巻き込まれていく。家族と仲間達と共に、そんな矛盾へと立ち向かって行く事を決心する。だがそんな中で感じる転生への疑問、そもそも転生とはなんなのか? この転生にはなにか目的があるのか? 問い続ける自分。諸族と云われる人間以外の知的種族、現実に存在する魔法、魔獣・魔人と呼ばれる人外の存在、Another World数千年の歴史に隠された謎、それらの秘密が徐々に正体を表す。更には賢者、見守る者、始まりの人、先達者・・・・。そして自分自身に秘められた謎。その全ての謎が解き明かされる時、世界も種も命も死も総てを飲み込む驚くべき物語が見えてくる。最後にその先にあったものとは・・・・。長い長い長い、ほんとに長い物語の始まりです。胎動編はプロローグに過ぎません。もの凄く気長にお付き合いください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-27 16:39:07
581457文字
会話率:51%
もしも、地球が住めない惑星になって、ほかの惑星に移り住むことになったらどうなるか?その惑星の中でも僕ら地球人は歴史を作って、そして、子孫に対して何をしようとするのかを自分なりに考えた物語です。悪筆でありますが、僕はこういう物語が何千年後かに
あってほしいと考えてここに書き記します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-02 00:14:19
28560文字
会話率:70%
サイト掲載作。
「その種の、完璧な形を作ってみない?」――花作りの少女・ミルカの旅は一人の少年のその言葉から始まった。その旅の途中、少女が出会ったのは『破壊屋』と呼ばれる「遺跡を発掘し歴史と思想を解き明かす」遺跡探索者の青年、クラウ・アーバ
ンルード。
花を作る少女と歴史を解き明かす青年。これはこの二人の、「汗と埃と土にまみれた、人の思いと歴史と世界をめぐる」冒険。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-11 01:25:06
51234文字
会話率:35%
異世界でも、MMORPGの世界でもなく、実際の世界に魔法使いが実在している。
その魔法使いたちは、歴史の裏側に立ちながら、世界史に影響を与えていた。
例えば、アイルランド共和軍――IRA――の首長であるショーン・アイルランドはアイルラ
ンド屈指の名門魔術師にして、オマー爆弾事件の主犯でもあった。
現代に潜む魔法使いを捕まえるべく、本来、存在しないはずの日本語魔法使いである嵯峨嶋彰介は、同じく日本人魔法使いの政陸祐子及び、二人の教官であるジェイ二―・スコットと三人で、ショーン・アイルランドが潜伏している、日本の東京へと来訪した。
なぜ、存在しないはずの日本語魔法使いが誕生したのか。なぜ、ショーン・アイルランドは長きに渡って国際指名手配から逃れ得たのか。
全ての謎を巻き込んで、嵯峨嶋たちはショーン・アイルランドを追い詰めて幾が……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-06 19:29:57
22559文字
会話率:49%
全世界が統一されることは起きりのか。起きた世界に待つものは。
世界を征服した帝国を少女と少年は駆け回る。
夢と希望を求めて。
最終更新:2013-08-21 07:00:00
1287文字
会話率:7%
パレスチナ問題とフィギュアスケートを混ぜ込んでみた。
物書きをしている「私」は、滞在していたスウェーデンで、パレスチナ系の男子スケーターと知り合い、その追っかけをはじめる。次第に才能を開花させていく彼の前に現れたのは、イスラエル出身のユ
ダヤ系天才女子スケーターだった。やがて二人は歴史的民族的対立を越え、平和を目指す同志として歩み始める……。
(資料収集もままならない長期入院生活の中、3日間で書き上げたやっつけ作品です。時系列的にはソチ五輪ぐらいを想定してありますので、パラレル世界ぐらいに思った方が良いかもです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-30 10:10:51
86341文字
会話率:20%
物語は核戦争後の時代から始まる。
人類は98%の人が死に残された人々は地下に生活の場所を求めた。 その都市は「テラ」と名づけられ他民族国家であり人種差別、権力、不正の問題が渦巻き閉鎖された社会はマフィアやテログループを生み出した。
科学
技術の発達で過去と未来を行き来できるタイムマシーンが発明されテラの政府の裏側に気がついたテログループは政府の転覆を画策した。 そしてそのテログループは日本人によるものだった。 それはなぜか。
タイムマシーンを手に入れた日本人テログループは過去に遡り時代変更を企て地下都市の存在自体を消し去ろうとする。 しかし政府は歴史変更のテロを防ぐ警察を構築し
それを阻止する。 手段を選ばない非常なテログループのリーダーはある計画を実行した。 それは人種差別を克服し時空警察官となった日本人二人を洗脳することだった。 時空警察で検挙率ナンバーワンの二人を使えば歴史を変えられると。 テログループのリーダーの洗脳術は思いもよらぬ方法だった。 その罠に陥る二人はもがき苦しみ抗う。 幼少期日本人孤児として家族のように育った二人だが二人の考えは次第に別の方向へと流れていく。 あざ笑うテログループのリーダーに近寄る者や保身を守る者の存在その全てが過去と未来に影響を与えループするときの流れを想像できない領域に導く 主人公の日本人は決断する。 自らの間違えた選択を後悔し最善の選択へと 愛する者のために 日本人の未来は、地球の未来は
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-07 01:21:00
65999文字
会話率:45%
その男はなぜ、地中海の覇者ローマへと挑んだのか。なにが、胸を掻き立てたのか。謎に包まれた史上最強の名将ハンニバル・バルカ。滅びゆく祖国カルタゴを背負い、その壮絶なる戦いが始まる。
最終更新:2013-02-24 11:59:51
178414文字
会話率:45%