下り坂は楽だけど、その分、あとでしんどいことになる。坂道の下のコンビニに、わざわざ行きたくはなくて。上り坂をのぽれば、何が見えるだろうと、子供みたいに眠れなくなりたい。生きている間。
最終更新:2021-06-24 08:05:51
539文字
会話率:0%
ふと考えた友達のこと。不要不急。友達って、不要不急の先にあるらしい。
若葉が見えてくる坂道で、風だけは、ずっと滑っていた。
最終更新:2020-04-19 08:18:22
267文字
会話率:0%
底冷えのする坂道をのぼっていると、ひたすら追い越してゆく人を見た。寒いから、早く帰りたいよな気配だった。そして、ふと、鍋に集う姿が見えた。幸せの形が見えた。
最終更新:2020-02-18 23:57:40
285文字
会話率:0%
重定家からひとり、荷車を引いた平佐田は、坂を駆け上がってきた滋子に手を引かれる。驚いたあまり、坂を転げ落ちた平佐田はまたまた腰を痛める。滋子の頼みを断った平佐田に、島の医者が声を掛ける。
最終更新:2021-06-03 16:27:00
5809文字
会話率:27%
日露戦争。
それは明治日本における近代化の集大成であり、日本史においても煌びやかな時代の一つである明治時代の終着点である。
だが、太陽はいつか沈み、満月もゆっくりと欠けていく。
事実、日露戦争が終わると日本はまるで坂道を転げ落ちるかのように
迷走し、遂には8月15日を迎えてしまった。
本書は日本史において重要な物語である日露戦争が生じなかった世界線である。
歴史のifが生じた世界線を見に行こう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-23 20:00:00
23457文字
会話率:23%
田舎町に暮す高校生の有賀道行(16)は、夏期講習の帰りに、坂道で行き倒れている同年代の少女と遭遇する。快晴にも関わらず、少女の体はなぜかびしょ濡れで冷え切っており、氷のように冷たい。事情を聞き出そうとするも、意識がもうろうとしていてかなわ
ない。しかし助けが必要なのはあきらか。道行は少女を背負って坂道を下り、バス停まで辿り着く。そこで彼女の体に異変が起こっていることに気づいた。「……体が縮んでませんか?」
落ちもの系シチュエーション怪奇コメディ作品です。かなり昔々に書いていた作品なので文体が安定しません、あしからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 22:17:50
43419文字
会話率:35%
高校2年の夏、御守 友は友人の伏見 吹季に言われて去年は行かなかった清掃ボランティアに誘われた。班分けによって友人とは別れてしまい別の班へ。そこで一年先輩である東谷 朔とその友人である名良橋 皐月との班になり一緒に清掃ボランティアが開始
される。
そのボランティアを境に御守は学校で出会ったりすると挨拶をするようになって、そのことについて伏見に根掘り葉掘り聞かれたが彼女はその経緯について話した。段々と学校で出会う頻度も増えていき、勉強を教えてもらったり昼食を一緒に食べたりと学校生活を楽しんでいたのだがある会話がきっかけで御守は行動を起こす。
ーー彼女は夏の終わり、坂道を登って彼に会いに行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-15 18:00:00
13280文字
会話率:38%
ある日の帰り道、一緒にいた男女が自転車に乗って帰るというお話。しかし道中には坂があって……。
最終更新:2017-09-25 12:00:00
1494文字
会話率:20%
〜非モテはモテ男になれるのか〜
最終更新:2021-05-04 08:00:00
7425文字
会話率:23%
いつからあるのか誰が作ったのか知らないが路地を曲がったその先の長い坂道を上がるとクチナシの木が見える。そこに小さな地蔵堂があり人々は地蔵に悩みを話すとか。地蔵堂に足を向ける人が今日もまた一人。
最終更新:2021-04-16 22:15:17
2076文字
会話率:63%
灯台の坂道を下ると、そこにはコバルトの海
キーワード:
最終更新:2021-04-12 16:06:23
1466文字
会話率:6%
ユイは、鬼の形相で、人里離れた山の地でただひとり、目からあふれでる涙をこらえ、今にも泣き叫びそうな顔で、ひたすらに弓をいっている。
涙で的をまともに見ることができないが、それでも一心に、亡くなった我が子達の思いを矢に込め、心技体、心乱れ
る事なく、鬼の的は、子のかたき、ブゴルス提督(人を喰らう狂鬼の知的生命体)の心臓の的を、射抜いている。
ユイには、苦しくて、辛くて、悲しくて、忘れたくても、忘れることのできない、あの日の出来事がある。
ユイの子セイは現在一人っ子であるが、戸籍上では、次男と記され、実際には兄カイ弟レイと共に三つ子の次男として東京で生まれた(西暦2030年)
東京の小寒い、ある日の夕暮れ時に、セイの母ユイが、セイは腹に抱き、カイとレイは、乳母車で三人を連れて散歩中、ひと気の無い下り坂で、突然何者かに背後から背中を押されて、倒れてしまったユイは、とっさに振り向いたが誰もいなかった。
しかし、赤子のセイだけが、はっきりと犯人を見ていた?
そしてユイが倒れた瞬間、乳母車の握る手を離してしまったのだ、カイとレイを乗せた乳母車はいきよいよく、坂道をくだってしまい、ユイが『アッ』と大声て叫んだ瞬間、交差点の道を横切るトラックに、跳ねられてしまった。
トラックはその場に止まったが、しばらくして現場を逃げるように、立ち去ってしまった。
そしてその跳ね飛ばされた現場には、カイとレイの首のない、胴体だけが残されていた?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-05 12:13:04
2646文字
会話率:12%
望月かなた。性別は女性。社会人兼ニート。
彼女は今日も推し事に余念がない。
彼女の推しは、今をときめくVtuberである『斜向翠』。美少年ダウナー系の彼の魅力に、かなたはメロメロであった。
ある日、日課の配信&動画漁りをしていた
ところ、不意にその募集を目にする。
『斜向翠』も所属する大手Vtuber事務所──『しなぷす』の4期生の募集。
「私でも、できるかな?」
なんの気なしに応募して見た瞬間、彼女のVtuberとしての生活は幕を開ける。
望月かなたではなく──『フィーナ・アストライア』として、彼女の美少女を目指すVtuber生活が始まった。
「美少女ですが!? 今、『美少女(笑)』とか言ったやつ前出ろ!!」
*Vtuber・アニメネタが多めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-01 06:00:00
229579文字
会話率:49%
ブチ模様が自慢の猫、ブチ助は毎日お母さんを探して坂道を歩いていました。
そこに、一匹のおばあさん猫が話しかけました。
「あたしゃね、人間がめんどくさくて逃げてきたんだ。お前さん、どこか良い住処を知らないかい?」
そうして二匹は一緒に歩き
始めました。
色んな場所へ行っては、茶々ばあさんはめんどくさいと言いました。
坂道を登って二匹が見つけたものとは…?
冬童話2021応募作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-31 00:00:00
5681文字
会話率:39%
満を持して迎えた大学受験当日の朝、受験会場へと向かう嶋次郎。
右へ左へと曲がりくねりながら、延々と続く坂道の果てに待つものとは一体……?
※この作品は拙ブログ【机上の変~不条理短編小説工房~】にも掲載しております。
https://de
sktopincident.hateblo.jp/entry/2020/12/03/185052折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-13 17:20:53
1388文字
会話率:0%
ゾンビウイルスにより崩壊した東京。
壊滅した東京の街をキャンパスに、元引きこもり美術部の坂道抹茶が自由気ままに作品を作っていく。
最終更新:2020-12-10 18:47:20
3075文字
会話率:11%
9月10日
『現在、世界各国のあらゆる場所で…』
ピッ
『さあ、今日の星座占い!第一位は獅子座のあなた!』
僕はいつも見ている星座占いにチャンネルを変えた。
「ああ!お兄ちゃん!なんでチャンネルを変えたああ!」
「何でって。いつも
見ているからに決まってるじゃないか」
と、当たり前のように答えた。
現在は夏、午前7時を過ぎたぐらいである。
一戸建ての二階で妹とニュースを見ている。
「私はニュースを見て情勢を学ばなくちゃいけない年頃なんだよ!」
「何を言ってるんだ。お前は」
僕は藤山葵、18歳、このよくわからないことを言っているのが妹の葵京(キキョウ)16歳。
「リモコンを返せ!」
そう声を上げながら飛びついてきた葵京を一歩左に行き華麗に避ける。
避けられた葵京はそのまま身を翻し左腕を伸ばして取ろうとしてきた。
その腕を右手で払いのけてそのまま足を引っ掛け葵京を転ばした。
「くそっ、何でいつもいつもこうなるんだ!」
「それが僕の日常だからかな」
「お兄ちゃんの日常はおかしいんだよ!」
「そう朝から大きい声を出すなよ。近所迷惑だろ」
毎日このようなじゃれあいがこの家では行われている。
決して仲が悪いとかではなく、ただの兄妹喧嘩であり微笑ましい日常である。
葵は星座占いをしっかりと見たので、学校に出かける準備をし、家を出た。
学校に向かう途中に長い上り坂がある。ここの道は季節ごとに色々な顔を見せてくれる有名な坂道、夕日裏坂と呼ばれている。
「藤山〜おはよう」
「おお、音守。おはよう」
毎朝この夕日裏坂で会うこいつは音守潤。
こいつは普段から色眼鏡をして、それなりに顔もいいからなぜかモテる。
「あれ、葵京ちゃんは、おらんの」
そして関西人なのかはわからないが関西弁である。
「兄妹だからっていつも一緒にいるとは限らないんだよ」
「ええ、残念。あんなかわええのにな〜」
そうありふれた会話をしながら夕日裏坂を登っていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-08 19:00:00
62999文字
会話率:44%
僕は長い付き合いになりそうな子には絶対に言っておかないといけない秘密がある。その秘密の所以を主人公が語る物語です。
最終更新:2020-10-09 00:00:00
1314文字
会話率:0%
戦争中に妹を連れ隣国に亡命しようとしていた青年、王国騎士ジル・コンスタンスは、国境を目前にして狼の群れに馬車を襲われ、身を挺して妹が乗る馬車を守り、国境を越えさせるも自分自身は崖下へと転落する。
死を覚悟したジル・コンスタンスだが、木々が
緩衝材となりからくも一命を取り留める。
数日かけ、歩けるようになるまで回復したジル・コンスタンスだが、唯一崖上に上がれる一本坂を縄張りにしている巨狼により足止めを食らってしまう。
森の中で、巨狼を打倒すべく鍛錬を積み重ね、3年が過ぎた。
ようやく巨狼を倒すことに成功したジル・コンスタンスだが、念願の坂道を駆け上がると、時はすでに60年経過し、自分自身は老人と変わり果ててしまっていた。
しかし、年老いた見た目とは裏腹に、彼の体には漲る力が迸っていた。
生き別れた妹を探すべく、変わり果てた世界を旅する老人幻想譚ここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 15:09:26
11374文字
会話率:9%
ぼくはうら若きピチピチの乙女、兼、いまは古本屋の店主。いつものようにだらだらと店番をしていたら、へんなやつが来てしまったようだ。早く追い返したいと思うのだけれど……?
最終更新:2020-09-28 20:28:05
5009文字
会話率:40%
炎天下の登り坂で死にかけていた「私」は、坂道の途中にある骨董店の店主に助けられる。店内で涼んでいると、展示されていた古道具のアクアリウムにどうしようもなく心惹かれた。呼び起こされる遠い青春時代の記憶。アクアリウムをきっかけに、「私」は実らな
かった初恋の少女の想いに触れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-30 21:03:02
9579文字
会話率:28%
友達の家に遊びに行って帰ってきた僕は坂道を下る途中で海に浮かぶとんでもないものを目にする。突如として壊れる日常。
最終更新:2020-08-23 22:54:00
1535文字
会話率:3%
短編の怪談小説です。坂道は「僕」が小学生時代の思い出を元にして、不思議な体験を語るストーリーとなっています。なお、今後はこのような短い怪談話を集めて、短編集をつくっていく予定です。
最終更新:2020-08-13 06:56:28
1569文字
会話率:0%