青い全てを包み込む大きな空があり、全てを支える深い緑の大地。
そこにはたくさんの植物や動物、魚や昆虫がそこかしこにいる。
そんな光景が、今よりも遥か昔の時代当たり前のように見られたという。
だが、今現在である2045年ではどうだろうか。
青
く全てを包み込んでいた空は赤く染まり、大気は吸うだけで死に至る猛毒なり果てた。
全てを支えていた大地は、緑を失い荒廃しただそこにあるというだけという愚物となった。
そんな世界で人類は覇権を求めて争い続けていた。
その国の一つクレイディオ帝国は、この世界における覇権に一番近いと言われている。
その根幹には、稀に生まれてくる<異能者>と呼ばれる存在があった。
異能者は、何もない虚空から水を出したり、身体能力が常人の何十倍あったりと普通では不可能なことを可能にすることができる。
クレイディオ帝国は、その異能者達を多数輩出しているという事だ。
その国には、異能者を育成する国家機関<クレイディオ帝国異能学院>がある。
その学院に、落第すれすれの学生がいた。
その学生がある日、呪われた箱を開けてしまい――――――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-25 23:46:56
12476文字
会話率:30%
―何か特別で美しいオーラを放ち全てを包み込むような存在だったその女性の瞳は、どこか空っぽのようだった。-
出会った人々は心のどこかでそう感じた。
移動販売の花屋を営むその女性は、今日もどこかの地で言葉を書き続ける。
最終更新:2019-08-08 10:15:26
5396文字
会話率:16%
湖畔の波打ち際、真夏はすでにコントラストを失い、さざ波のブルーグレーが辺りを包み込む。その頬がほんのり紅かったのは、日焼けのせいでも、鉄板の熱気のせいでもなかった。そんなお話です。
最終更新:2019-07-27 19:10:53
499文字
会話率:0%
200年後の地球。
そこは新たなる原理・原則が支配する世界。
携帯情報デバイス《PDA》。
異次元の仮想現実《P-ネット》 次元移動を可能にするポータル《D-ゲート》 全身を包み込む《A-スーツ》
これらを併せて《PDA》と呼んだ。
人々
は仮想現実《P-ネット》へとダイブすることにより、不老不死と目眩く享楽の日々を謳歌していた。
棄て去った現実世界の地球が、今や存亡の危機に瀕していることを知らずに……。
世界企業《PDAコーポレーション》の陰謀。戦術核兵器の応酬。
崩壊した東京の廃墟で、ロシアの黒々とした原野で、次々と襲い来る殺し屋たち。
それぞれが生きた百年。交錯する想いと想い。
そして、世界の裏に秘められた真実。
現実世界と仮想現実、二つの世界をめぐる冒険が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-15 14:35:10
215627文字
会話率:47%
街の鍛冶屋で働くダイシジは、誰にも知られることのない特技があった。
それは、小さな戸棚や置物を作ることができる器用な手先を持っていること。
妻のリディ以外、誰にも知られることなく、ほそぼそと続けられていたダイシジの手仕事は、
ある不思議な出
来事で一変する。
ある晩、夢に現れた女神によって妖精の国へ進呈する戸棚を1000個作るように命じられる。
戸惑うダイシジだったが、妻リディと共に戸棚の製作にとりかかることに・・・。
少しづつ街の人たちにも支えられながら、一つ一つできあがってゆく作品。
しかし、順調そうに見えた戸棚製作の途中で妻のリディが倒れてしまう。
ダイシジを身近に支えてきた唯一の伴侶を失うとき、彼の中で何かが目覚める。
大切なことに気づいてゆくダイシジ。
そして、彼の心の中にあった氷が、作品を作ること、街の人たちとの交流、リディの愛によって、ゆっくりと解けてゆくとき、自分自身の愛と喜びが、すべての調和へとつながってゆくことに目覚めてゆく。
そして、夕暮れ時。
雪解けのあとに来る温かい春の風のような、さわやかな奇跡が、ダイシジと街の人たちを優しく包み込む・・・。
創作することへの怖れや、心の葛藤と正面から向き合いながら、一つ一つ作られてゆく1000個への道のりの中で、自分のやろうとしてることが、大いなるものからなるギフトであることに気づいてゆく。
大切なことは、見えない中で自分自身を信じつづけること、愛すること。
なぜ、1000個だったのか。
ダイシジが本当の自分の喜びを知るための長い旅が終わりを告げるとき、温かい感動と共に彼を待っている奇跡とは。
今、あなたがやろうとしてることへの本質に触れる愛のメッセージ。
生きづらさや孤独を抱えて生きるすべての優しきライトワーカーたちへ贈る、愛の至宝。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 14:17:06
35755文字
会話率:14%
街の鍛冶屋で働くダイシジは、誰にも知られることのない特技があった。
それは、小さな戸棚や置物を作ることができる器用な手先を持っていること。
妻のリディ以外、誰にも知られることなく、ほそぼそと続けられていたダイシジの手仕事は、
ある不思議な出
来事で一変する。
ある晩、夢に現れた女神によって妖精の国へ進呈する戸棚を1000個作るように命じられる。
戸惑うダイシジだったが、妻リディと共に戸棚の製作にとりかかることに・・・。
少しづつ街の人たちにも支えられながら、一つ一つできあがってゆく作品。
しかし、順調そうに見えた戸棚製作の途中で妻のリディが倒れてしまう。
ダイシジを身近に支えてきた唯一の伴侶を失うとき、彼の中で何かが目覚める。
大切なことに気づいてゆくダイシジ。
そして、彼の心の中にあった氷が、作品を作ること、街の人たちとの交流、リディの愛によって、ゆっくりと解けてゆくとき、自分自身の愛と喜びが、すべての調和へとつながってゆくことに目覚めてゆく。
そして、夕暮れ時。
雪解けのあとに来る温かい春の風のような、さわやかな奇跡が、ダイシジと街の人たちを優しく包み込む・・・。
創作することへの怖れや、心の葛藤と正面から向き合いながら、一つ一つ作られてゆく1000個への道のりの中で、自分のやろうとしてることが、大いなるものからなるギフトであることに気づいてゆく。
大切なことは、見えない中で自分自身を信じつづけること、愛すること。
なぜ、1000個だったのか。
ダイシジが本当の自分の喜びを知るための長い旅が終わりを告げるとき、温かい感動と共に彼を待っている奇跡とは。
今、あなたがやろうとしてることへの本質に触れる愛のメッセージ。
生きづらさや孤独を抱えて生きるすべての優しきライトワーカーたちへ贈る、愛の至宝。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-14 12:09:29
35755文字
会話率:14%
保健室の扉を開いた先には、まるで彫刻のような少女がいた。
純白の肌に流れる金色の髪の毛。
こちらをにらみつける十字に割れた瞳は金色に輝き、思わず見とれそうになり――背を向け扉を締める。
ふぅ、いいものを見た。
これも俺の日頃の行
いがいいからだろう。
ありがとう神様。
あとから考えれば、この時俺は先程の光景を反芻するのではなく、脱兎のごとく逃げ出すべきだったのだろう。
ガシャン!
すぐ後ろで扉が勢いよく開く音が聞こえ、振り向けば顔を真赤にして震える少女の姿。
「貴方に決闘を申し込むわ」
問答無用で発動された魔法は、俺を暗闇に包み込む。
「やあ少年、こんなところに何用かな?」
暗闇の中、石の柱が円形に立ち並ぶ荘厳な建物、神殿と呼ぶのがふさわしい場所で彼は俺に問いかける。
彼の正体はカオス、かつてすべての神の元になった存在だった。
カオスさんからの祝福を得て、俺は冒険者としての第一歩を踏み出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-30 21:00:00
99752文字
会話率:36%
疲れたときに読んで欲しい
あなたの”こころ”は疲れていませんか?
多くの無理を重ねて、今にもこわれてしまいそうではありませんか?
苦しい時、悲しい時、痛い時、誰にも理解されなくて、ダメになってしまいたい時には、癒やしを求めてもいいんです
強がらなくていいんです
泣いていいんです
誰かの疲れたこころ、そっと優しく癒してあげられたら…。
そんな私の想いを文字に込めて、詩を書きます
誰かの心へと届きますように
疲れた誰かのこころを、
ふわっとベールで包み込むように、
癒やしを与えてあげられますように。
そんな願いを込めて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-18 22:14:31
4762文字
会話率:10%
人々の精神苦痛(ストレス)を数値化する力を持った高校生、倉砂剛士。身の回りで起きるドタバタを彼の優しさが包み込む!?
最終更新:2019-06-16 10:21:05
887文字
会話率:60%
1941年11月21日。大本営海軍部令第五号に伴い、世界で初めて編成されたハワイ作戦の艦隊。世界を先駆けた機動部隊構想。
同月、真珠湾に向けて、航海を始めると第一航空艦隊とその護衛艦らを何か力のようなものが包み込む。
第一航空艦隊に起こっ
た事件とは…
※この作品は、一部実在する人物がいます。ですが、その人の喋り方等は想像で書かれています。
無料小説投稿サイト「カクヨム」でも投稿させて頂いております。
↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889214025
そしてなんと!第七回ネット小説大賞の第一次選考を見事通過することが出来ました!
本当にありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-09 19:38:44
30513文字
会話率:37%
包み込むように。そして、反抗期のように。
最終更新:2019-05-23 04:00:00
342文字
会話率:0%
友人の他界を目の当たりにしたことをきっかけに、期待や愉(たの)しさ、所謂【明るさ】を自ら切り離してしまった優華。ある日突然現れた謎の少女セナに誘拐され共に不思議な世界へと入り込むが、そこは、優華が思いもしなかった、驚きの空間だった。全ての
謎が解けるとき、彼女を包み込むものとは一体_。
優華の生きる世界情景が明らかになったその時、あなたはきっと驚愕する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-15 00:28:51
30647文字
会話率:33%
四月一日。世界が幸せな嘘にまみれる日の、とある出来事。
日本の新元号を包み込むのは、人々の笑顔だった。
平成最後のエイプリルフール。新元号発表に合わせて、言葉の面白さを絡めて書きました。お楽しみ頂ければ幸いです。
※カクヨム様にも同じ物
を投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-01 08:54:22
1666文字
会話率:22%
「毎週金曜日ははやくカエルの日です。今日はスケルトン達を定時退社させます!」
嗚呼……どうしてこうなっちゃったの?
聖女と呼ばれていた私、ルーシア・プロミネンスは故郷を滅ぼされた日、勇者様に拾われた。
今まで勇者パーティの回復役と
して頑張っていたのに……。
あの日、勇者様は仲間だった魔法使いの女とひとつになり、捨てられた私は転移魔法で魔族の国へ落とされる。
これは勇者♂に捨てられ、魔王♀に拾われた私が聖女としてのスキルを駆使し、混沌とした《ブラックな》魔物社会を変え、世界に革命《働き方改革》を起こすまでのお語。
「困っている者が居たなら人間でも魔族でも助ける! それが私のポリシーです!」
そして、今日も私は聖女の双丘で魔物達を包み込むのです。なぜって? 私の胸は回復力が溢れていて、昔から聖なる果実《メロン》と呼ばれているから……。
「いやいや、どんな果実《メロン》だよ!」by魔王♀
※ 1話2000~3000字前後。コメディー仕様で読みやすくしております。
※ アルファポリス様でも同じ内容で連載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-08 21:11:01
75710文字
会話率:59%
僕の母さんは息子の僕の目から見ても美しい。月の光のように優しく輝く銀の髪、全てを包み込むような深緑の瞳、そのどれもが綺麗で優しくて・・・。
母さんはいつも僕らのために一生懸命畑を耕して狩で鳥や魚を採ってきて僕らに美味しい料理を作ってくれる。
おもしろい物語や教会で習うよりずっと詳しい勉強も教えてくれるし遊び道具やおもちゃを作ってくれる。
そんな母さんが僕も妹も大好きだった。
ただ・・・・・。
「イイェア!トゥタートゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥオートゥ!!トゥトゥトゥトゥ・・・っ!!・・・・お、おはようリオン。朝ごはん出来てるわよ☆」
どこか、残念だった。
銀髪美少女に憑依した厨二病(26歳♂)のえがくハチャメチャ子育てファンタジー・・・になるのだろうか?
初執筆作品です。正直雑なところが目立ったり設定など矛盾があったりしますが暇つぶしにでも読んでいただけたら幸いです。
挿絵は殆ど下書きのみにする予定ですが切りのいいところでは色有りも描きたいと思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-04 19:00:00
426726文字
会話率:39%
ある街に病気で両親を無くした小さな子供がいました。 その子供には親戚や拾ってくれる人などはおらず孤児院に入れられました。 しかし、その孤児院で子供はとても重い病にかかってしまいます。 その病は、両親と同じものでありました。 少年は病
により身体中に激痛が走ります。 両親もこんなに痛かったのだと思うと、何もしてあげられなかった自分がとても酷い人間に思えとても悲しい気持ちで心が占領されます。 そんな日々が続き、少年がもう死を覚悟したある日、あの人は現れました。 とても優しく、少年を包み込むように接し、自作の薬を少年に毎日与えました。 その薬を飲んでから少年はどんどんと元気に戻っていき、3週間で病を消し去りました。 少年はその人のように人を救える人間になろうと心に決めました。 この時、少年はまだ7歳でしたが、他の孤児達とは遊ばずに図書館に通い、薬学の勉強や薬を作るのに必要な魔法についても取得しました。 もう少年は薬師を目指す小さな子供とは思えない強さを持っていました。 そんな時に街の外れに大きな屋敷が建てられました。 初めは全く気にしてもいませんでしたが、その屋敷に住む人が伝説の薬師と呼ばれていることを知ります。 それから少年はその薬師について調べました。 曰く、20の村と3つの街、ひとつの国を救った英雄。 曰く、その薬師の作る薬で治らなかった病気はない。 曰く、小さな少年をも見捨てない優しさを持つ。 などと言われているとても素晴らしい薬師だということを知りました。 それを知った少年はすぐさま荷物をまとめて屋敷へ走っていった…。 そんな、薬師を本気で目指す少年の物語!
(コレ、あらすじ?)
この作品?は、不定期な更新となります。
誤字等の修正は時間があればやっていくつもりです。
この作品では、野菜ジュースをメイン(予定) とし、魔法や冒険などの要素もチョイチョイ挟んでいくつもりです! 下まで読んで下さりありがとうございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-01 20:31:12
2295文字
会話率:40%
これは、我が魂の
過去 現在 未来
を繋ぐ物語。
たったひとつの、究極の愛を求めてーーー。
これは、通常の輪廻転生や【異世界転生】と【異世界転移】をミックスした
私自身が
『何人もの私』
に出会う、物語である。
最終更新:2018-12-19 05:25:26
452文字
会話率:17%
【☆】……キス以下の胸きゅん要素有
【★】……キス以上のラブ要素有
弟にファーストキスを奪われ、そのまま異世界へと飛ばされる。そこは地球文明が築かれる前の“超古代世界”だった。
右も左もわからない世界で一人、世槞は弟を探す旅に出る。
出会うのは美形だけど鬼畜外道の総司令官やイケメン好きの女の子、弟の貞操を狙う変態メイドなど個性いっぱいの人々だ。
彼らに助けられて弟と再会し、新たに発覚する自分たちの前世の謎に困惑する。
弟から痛いくらい愛する気持ちを伝えられ、総司令官の青年からは大きく包み込む愛情を注がれる。まだ恋を知らない世槞はどうすればいいのかわからない。そんな矢先に現れるのは、前世の自分を愛し、監禁し、結婚を迫った海の王だった。
*頼りになる弟や年下が好きな方は是非。
*年上要素もあります。
*ほぼ毎日投稿です。
*双子姉弟が結ばれてゆく過程を描いた作品です。
*18禁ver.はムーンライトのほうに掲載しています。
*ベースは異世界ファンタジーです。具体的な描写はまだ先になります。じわじわ接近系です。
*異世界転移、能力持ち、逆ハーレムなどなど盛り沢山で。
*既存作品『影操師―惑星CROW―』のリメイク版です。大筋は同じですが、細かいところで全く違うお話になっていたり、登場キャラクターが増えたり、キュンキュン要素(w)を大量に投入しています。よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-02 05:00:00
136825文字
会話率:56%
ニットのワンピースが届いた。
ネットで見つけて一目惚れして買ったロングワンピース。
細身でちっパイな私をごっつく包み込むニットのワンピース。
ああ。ニットのワンピース(泣)
最終更新:2018-10-20 02:21:50
756文字
会話率:7%
『三大国家』が一つ、『帝国』には若人を兵士として訓練する『学園』がある。
五つに分けられたクラスに基づいた実力主義を至上とする学園。
だが中には、基準を外れる者も存在する。『神象具』という特殊能力を持つ彼らは、『Sクラス』と名付けられ
た学級に隔離され、学園の誰にもその全容を知られることなく、兵士ではなく『兵器』として育成されてきた。
しかし、Sクラスにやってきた一人の転校生によってその均衡は崩され、学園を波乱が包み込む。
──これは鉄の箱庭の中で繰り広げられる、戦士達の滑稽な人形劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-10 10:20:44
63622文字
会話率:44%
20XX年、少子高齢化が末期に達し、人口が爆発的に減少した一方で、何千万人に昇る難民受け入れにより、かつてない食糧難に陥ってしまった日本。そんな中、巨大隕石が地球に衝突し、東京の街が壊滅した。只でさえ国家転覆の危機に陥っていた日本に追い討ち
をかけるように、隕石が残した爪痕は大きく、復旧も儘ならない。さらに隕石の衝突から一週間後、突如地面から涌き出た液体がシャボン玉のように膨らみ、旧都市「トウキョウ」を包み込む謎の膜を形成した。膜のなかに取り残された人々の安否は不明。政府は隕石や膜の謎の究明を急ぎ、1億円の前報酬を餌に、千人の義勇調査隊を編成し、彼らを膜の中、通称「ユリカゴ」に送り出す計画を立てた。残念ながら、ユリカゴまで電波を届ける手段はない。そこで調査の期限を一ヶ月とし、一ヶ月後にゲートに帰還した者だけを膜の外に出すと決め、隕石の衝突から一年後、ようやく「第一回ユリカゴ調査」に乗り出した。一ヶ月後の再会を誓い合い、出発した調査隊も帰ってきたのは一名のみ。瀕死状態だった彼の最期の一週間に告げられた、ユリカゴ内部の情報を元に、第二回、第三回と調査は行われ、五十年後の21XX年。第十二回目のユリカゴ調査が決行された。前例通り多くの犠牲者を出したものの、今回帰還できたのは過去最多の十三名。なぜ彼らが帰還できたのか、そもそも膜の中、ユリカゴには何が潜んでいるのか。この物語は、調査隊に居たとある少年の日記を元に書いたものである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-08 19:51:01
7837文字
会話率:25%