青い全てを包み込む大きな空があり、全てを支える深い緑の大地。
そこにはたくさんの植物や動物、魚や昆虫がそこかしこにいる。
そんな光景が、今よりも遥か昔の時代当たり前のように見られたという。
だが、今現在である2045年ではどうだろうか。
青
く全てを包み込んでいた空は赤く染まり、大気は吸うだけで死に至る猛毒なり果てた。
全てを支えていた大地は、緑を失い荒廃しただそこにあるというだけという愚物となった。
そんな世界で人類は覇権を求めて争い続けていた。
その国の一つクレイディオ帝国は、この世界における覇権に一番近いと言われている。
その根幹には、稀に生まれてくる<異能者>と呼ばれる存在があった。
異能者は、何もない虚空から水を出したり、身体能力が常人の何十倍あったりと普通では不可能なことを可能にすることができる。
クレイディオ帝国は、その異能者達を多数輩出しているという事だ。
その国には、異能者を育成する国家機関<クレイディオ帝国異能学院>がある。
その学院に、落第すれすれの学生がいた。
その学生がある日、呪われた箱を開けてしまい――――――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-25 23:46:56
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