私はいま恋をしている。
それも、このあいだ生まれたばかりの恋だ。
お互いを好きなのかどうかを確認する作業もなく、デートをするわけでもない。ただ週一度のこの面会だけが、私たちの関係をつなぎ止めていた。
哲也がここに通いだしたのは大学四年の春だ
った。
「はい、これ」
いつものように面会室で向かい合って座ったとたん、哲也はテーブルの上に分厚い茶封筒を置いた。
「なに?」
「来年のカレンダーのレイアウト。頼まれてたでしょ? 原案ができたから渡しておくね」
そう言って彼は中身を見せた。
紙束の中には六畳間とキッチンとユニットバスの写真があった。
「これ、この部屋?」
「そう。今年の写真も使いまわしなんだ」
来年は私の二十歳の誕生日だ。このあいだの誕生日には、彼がフォトフレームに写真を入れ替えてくれた。
そしてカレンダーにも写真を貼ろうと提案してくれたのだ。
「ありがとう」
私はそれを受け取った。
哲也は茶封筒をまたテーブルの上に置くと、私の方を見てにこっと笑った。
「あとさ、『星々のため息』読んだよ」
「え?」
私はどきりとした。
あれはまだ書きかけの短編小説だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 20:44:34
8379文字
会話率:30%
現役キャピキャピ高校の桜実瑠が学校一のイケメンの体と入れ替わってすることはただ一つ
そう➖➖➖➖することだ!
最終更新:2023-10-22 22:09:17
1526文字
会話率:39%
ポーレリア王国レクストン公爵家の令嬢であり、王太子の婚約者であるエミリア・レクストンは学園の卒業パーティーで王太子から婚約破棄をされる。しかも王太子からエミリアの両親が隣国と共謀して国を乗っ取る計画をしていたと言われ反発するが、すでに処刑さ
れたと告げられ絶望の底に叩き落とされる。一方その頃、ガージル王国第二王女、ユリアーナ・ガージルは学園の創立記念日に婚約者候補の令息から的外れな婚約破棄を宣言される。しかも平民の聖女候補をいじめたという身に覚えのない罪で処罰され、暗い森に連れて行かれて騎士に切り捨てられ絶望の号哭を上げる。絶望に落とされた二人が次に目覚めると、そこは創成の女神のいる空間だった。女神が言うには悪魔が二人の魂を狙って起きた悲劇であり、二人ともすでに悪魔によって肉体と魂を切り離されて二度と元の身体に戻ることができなくなっていた。戸惑う二人に女神は二つの選択肢を提示する。このまま輪廻に魂を返して生まれ変わるか、それとも二人の身体を入れ替えて生きるのか。―――これは、悪役にされた少女たちが身体を入れ替えて悪魔に立ち向かい、未来を取り戻す物語。
〇初投稿。一度は書いてみたかったなんちゃって悪役令嬢もの。恋愛要素は薄めです。〇主人公は二人です。作品の都合上、話の入れ替わりがあるのでどちらサイドの話なのかを注意してください。〇細かい部分は気にせず読んでください。〇誤字脱字あったらすいません。〇頑張って連載していきますが執筆の都合上、投降の間隔が空く場合があります。〇よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-28 23:00:00
111086文字
会話率:66%
秋の衣替えのシーズン、服の入れ替えをするに当たって捨てるか残すか、むむむむと悩み始めております。ヨレヨレで色落ちしたこのTシャツ…捨てがたいです。こういうシャツこそ着心地がいいのです。
というような話を書きました。
月に一度のエッセイ修行、
9月編です。よろしければぜひ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 19:33:26
2642文字
会話率:10%
王族の腹違いで見目麗しい三姉弟のレイディア、アレク、ノア。
天使のような見た目の弟に劣等感を抱く長女レイディアは死に戻り前の過ちを認めて、自分のできることを誠実に、心を入れ替える。
最終更新:2023-09-19 09:25:57
6038文字
会話率:18%
とある30歳童貞、男は、過去のトラウマと後悔から、人生を諦め、自堕落な生活を送って居た。そんなある日、楽しみにしていた、ゲームの発売日にゲームを買いに出かけた帰り、車に轢かれそうになっている、少女を見つける。過去の後悔と自分への諦めから男
は、少女を庇い死亡する。その後、異世界貴族、魔術の神童ノア・ラングフォードへと転生する。ゲームやアニメで見て来た、ファンタジー世界に、浮かれている男だったが、次第に、ゲームやアニメでは、観る事の無い、異世界の厳しさを痛感する。男は、心を入れ替え、この世界とそしてもう一度与えられた、人生と真面目に向き合って行くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 02:38:06
52159文字
会話率:38%
「攻撃力24?低すぎだろ使えねぇ。マジでいらねぇわこいつ」
ダンジョン内でもいじめられていた俺。
ついに
「ダンジョンで死ぬか?」
とまで言われてしまい、我慢の限界を超えた。
隠していたスキル【ステータススワップ】を駆使して、自分の攻
撃力24といじめっ子の攻撃力455を入れ替える。
その結果を見て呆然としているいじめっ子に俺は聞いた。
「なぁ、おい。攻撃力24の気持ち教えてくれよ。ここで死ぬか?」
一瞬で完全に俺といじめっ子の立場は逆転することになった。
その後俺は同じクラスの美少女3人組のパーティと合流して「時雨くん(俺の名前)を虐めるようなクズのパーティに置いていけない」と言ってくれて俺は美少女3人組と行動を共にすることになる。
そして命綱だった【攻撃力】を俺に奪われたいじめっ子たちはダンジョン内で……
その後もいろんな奴とステータスを交換していく時雨は世界中から見直されていく。
そして世界最強の冒険者と成り上がっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 23:10:54
9660文字
会話率:29%
形だけの王様となって悠々自適にスローライフ!!
……というのは、見通しが甘過ぎた。
思うがままの生活を目論むおっさん勇者のギントは、大臣たちの操り人形と化していた無能の王様を騙し、その肉体を入れ替えることに成功した。
金も権力も財
宝も若さも手に入れたギントだが、ヨッシャー!と喜ぶヒマもなく王様が実は、女の子だったりアサシンに常日頃から命を狙われていたりと、艱難辛苦に見舞われる。
果たしてギントは望み通りのスローライフを送れるのだろうか?
そして男になってしまった王様はどのように生きていくのだろうか?
これは犠牲の物語。
勇者と王様の入れ替わり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 18:00:00
192882文字
会話率:52%
とある王国に生まれた双子の王子と王女。見た目はそっくりだが、2人の性格は正反対!活発で運動が大好きな姉と読書家の大人しい弟。彼らに王国の古いしきたりを守らせるのは至難の業で…困り果てた国王は、彼らの性別を入れ替えて育てる事を決意する。
そん
なこんなで16歳になった彼らは、性別を偽って生きることに限界を感じ始める。そんな中、入れ替わりの真実が露見し大変な事態に!
王子と王女は『自分が自分らしくいられるようにするために』そして『古いしきたりに縛られている人たちを助けるために』抗い始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-14 21:25:55
44452文字
会話率:56%
暴君王子に振り回される慎ましい令嬢が前世を思い出してしまいあまりの理不尽にブチ切れて王子様にマジレスしてしまうお話です。若干のざまあ表現あり。
※主人公の口が悪いのでご注意下さい。
最終更新:2023-08-13 23:10:46
8077文字
会話率:61%
閉鎖的で排他的な島国に生まれたアマリリス。
幼い頃は家族や許嫁に愛されて、幸せに生きてきた。
それが一転したのは十二歳の時。アマリリスの肌に竜の鱗が現れたのだ。
竜を忌む国であるがため、アマリリスは途端に忌み子として地下牢に繋がれ、
口にするのも悍ましい程の暴力を受けた。
いっそ殺して――
希望をなくしてそう願っていたある日、アマリリスの元に現れたのは帝国の竜王陛下であった。
彼は竜人の先祖返りであるアマリリスを迎えに来たという。尊き存在であるアマリリスを虐げてきた家族と元許嫁も捕らえられ、一同は帝国へと連れて行かれる。
アマリリスが厚遇を受ける中、彼女の家族は、帝国の秘薬『反転の再現薬』を飲まされることとなる。その薬の効能は、これまで犯した罪がその者の身に跳ね返り、再現されるというもの――アマリリスの家族がこれまで彼女を傷付けてきた行為が、彼らの身に降り掛かる。
◇1万字弱の短編です
◇残虐な表現がありますのでご注意ください
◇タイトルとサブタイ入れ替えたものをアルファポリス様にも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 16:32:35
9176文字
会話率:32%
モブなウェディングプランナーが頑張っているお話。遠くに古典的ざまぁ。さらに結婚式ごたごたを遠くから見るモブが主役となっております。我儘なご令嬢の結婚式の担当になったわけだが、なんと学園の卒業式で花嫁入れ替えが決定し……!?といった背景です!
最終更新:2023-08-01 17:00:00
5735文字
会話率:37%
妖精たちは自由で気まま。
魔王になる子と勇者になる子、入れ替えたらどうなるだろう。
ただ、ただ単に面白そう。
そんな理由で赤子達は入れ替えられた。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。
最終更新:2023-07-30 17:00:00
556文字
会話率:44%
生き物大好きで、恒星間学術調査船では船医を務める俺は、母星から遠く離れた宙域で難破して、この星に辿り着いた。
この星で滅亡しかけた竜族を救い、その竜族と船のAIを友とした俺は、全ての魔法属性を極めた賢者として覚醒し、人族と魔族と獣人族の三
人の素晴らしい嫁達を娶った。
そしてこの星の守護者を手伝いながら、俺は今 仲間と合流するまでの遥か未来に向けて、何とか生き抜こうとしていた。
◇ ◇ ◇
生き物係ですが、の続編です。
私にとって処女作だった前作をとりあえずも書き上げた興奮から、この続編も2022年9月末から書き始めて、12月まで書き散らかしてしまいました。
半年が過ぎ、前作の誤字脱字と一部修正、章の整理等を機に、一度この続編を引き上げさせていただきました。ブックマークしていただいた方々、申し訳ありません。
自己満足に陥らず、人様にお見せするものだと心を入れ替えまして、ここに全面改稿させていただきます。 拝折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 11:00:00
136158文字
会話率:32%
義弟を突き飛ばした瞬間、プリシラ・マクウィントは璃羅という女子中学生として生きた前世の記憶を取り戻した。
「ヤダっ、私悪役令嬢になってる─────!?」
プリシラ・マクウィントと言えば、派手な水色のドリルと濃い化粧、熱帯魚のような色合い
のフリフリドレスがチャームポイント(笑)の性格最悪見た目ネタキャラ悪役令嬢・・・。
乙女ゲーム「この愛に囚われて」のヒロインラウラちゃんを死の間際にまで追い詰めるにっくき悪女!
最悪だ、このままだと没落して生死不明で終わる!
そのことに気がついた璃羅は、記憶喪失になってしまって全く覚えていない今世の自分の所業を猛烈に反省し、心を入れ替えついでに濃い化粧も落として質素に!目立たず!人生を送るつもりになった。
・・・数ある悪役令嬢ヒロインよろしく、婚約者となった王太子殿下(最推しでは無く最高難度の隠しキャラ)に溺愛され、ついでに攻略対象とヒロインにも溺愛されるルートを歩むことになった。
そうして見事断罪イベントを迎えることなく璃羅は卒業パーティーを終え・・・義弟に呼び出されるままにパーティー会場を抜けて、夜の東屋に向かった。
それが、璃羅にとっての間違いだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-15 09:46:55
9375文字
会話率:30%
☆「初恋相手の王女の心配ばかりしている婚約者と、スッキリさよならしました」の続編/3作目です。【これにておしまい☆】
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……なるほど、あなたはそういう心理で、自分を一途に想ってくれ
ていた婚約者を傷つけたのね?
「とんでもないことをやらかした人」にかける、適切な台詞って何かしら? ――「心を入れ替えて、頑張ろう、チャンスはまた来る」――……とか?
さぁ、それはどうかしら。
問題を起こした人に対して、世間はそんなに寛容ではないと思うけれど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 19:32:36
16735文字
会話率:36%
一人の男が事故で死んで転生したが、どうやらその転生した身体と記憶の中の人物がどうも違うらしい。
記憶を遡ると勇者と呼ばれる男の記憶があるが身体が全くの別人だった。
さらに記憶を遡るとどうやらこの身体の持ち主が『入れ替わり』というスキルを使っ
て入れ替えたようだ。
これは、本来勇者に転生するはずだった男が転生する前に入れ替わりのスキルで入れ替わった男に転生した何ともややこしい転生をしてしまった物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 12:17:53
7742文字
会話率:49%
あ、私このままだと悪魔崇拝一家の手先になって破滅して死ぬわ。
そう確信した私は、自身の破滅を防ぐため、兄と互いの立場を入れ替えて暗躍することに決めた。
ところが。
私の双子の兄に悪役令嬢をやらせてみたら、とんだ傾国の美女(男)になった件
。
※こちら、弊サークル所属の恵ノ島が「カクヨム」にて個人で掲載していた作品の転載となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 21:28:30
8836文字
会話率:18%
今日の終わりに。
詩集と中身を入れ替えました。
キーワード:
最終更新:2023-05-30 21:29:54
233文字
会話率:0%
婚約破棄を宣言された公爵令嬢、エミリア・カスターニャ。
待ってください!殿下!!その人………私です!!!
入れ替え前は淡々としていたのに、聖女になったら溺愛されるのは何故ですか??
素直になれない王子と、入れ替わってもめげない悪役令嬢の話
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 22:03:37
24604文字
会話率:72%