日頃虐待されていた主人公、多摩川悠は、ある日火事で死んでしまう。異世界でドラゴンとして産まれようとしている最中、女神は語りかける。「我が異世界を壊し、五千年止まったままの時計の針を動かせ」と。
産まれた場所は邪教のカルト。生け贄の少女
を連れて逃げ出すものの、今度は魔王の幼体として、魔王の芽を狩ることを生業とする黒騎士に目をつけられる。
社会に出たら出たで、「強大な力を持つ存在」、「極上の素材」、「研究資料」など、さまざまな理由で命やら身柄やら体の一部やらを狙われる悠。撃退するにも本気を出せば過剰防衛、軽く当たれば負け確定という、なんとも上手くいかない性能の赤ちゃんドラゴンが、生け贄の少女や黒騎士の手を借りながら、何とか潜り抜け、しぶとく生きていく。
女神のオーダーなんて出来る訳がないと我が道を行く悠。
目指せ、普通のスローライフ。脅威度ゼロの優しいドラゴンへ。
しかし、現世では肉体が絶えず燃え続けている。死ぬ間際に溢れ出た呪詛は、そうしている間にも増幅し続け、焼き滅ぼす贄を求めている。転生は、決して女神の気まぐれではなく、仕組まれた憎悪の陰謀である。
現世の肉体とまだ繋がりが切れていない悠は、過去のトラウマや激しい怒りによって、肉体の持つ呪詛に引っ張られてしまう。滅びの炎を吐き、見境なく全てを呪う、正に魔王とも言える邪竜へと変貌してしまう。
人を傷つけたいわけじゃない。全てを壊したいわけじゃない。そんな悠は、果たして優しいドラゴンとして、人を守り、自分を守る力を手に入れる事が出来るか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-08 18:45:36
18339文字
会話率:38%
名前の無い二人の殺し合い。痛みを過敏に感じるが、それを理由に他人を傷つけなかった者と他人を傷つけた者の末路。
最終更新:2022-03-18 08:08:06
3042文字
会話率:22%
全身を鎧に包んでいることで有名なナタリア・リーンの周りには、流れ星が落ちる。女神の恩寵であろうそれらは、ときに人を助けたが、ときに人を傷つけた。流れ星を怖がらない限られた人々と過ごす日常。ナタリアの小さな世界は、赤竜を討伐した英雄であるシュ
テルと出会った日から少しずつ広がっていく。
最後まで書き上がっているので、見直ししながら毎日更新できたらいいなと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 11:04:40
112975文字
会話率:44%
夜時汀(よときみぎわ)は一世を風靡した大人気ミュージシャンとして活動していたが、音楽を聴くと嘔吐する身体になってしまう。音楽から自分を遠ざけるためミュージシャンを辞め、汀は地元の高校に進学した。
音楽と離れた汀は穏やかな生活を送ると思って
いたが、しかし心は晴れない。そこでファンを名乗る泉李(せんり)と出会い、再び音楽に身を投じ始める。
自分を傷つけたのも音楽、しかし自分を癒すのも音楽。自ら進むべき道を迷いながら、汀はギターをかき鳴らす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-12 23:50:51
73691文字
会話率:64%
——僕はただ、居場所を守りたかっただけだった。大切な人たちを守りたかっただけだった。誰も傷つけたくなんてなかったんだ。
僕はスラムで暮らしていた。ライアンとトレバーと一緒に、便利屋として日銭を稼いだ。傭兵みたいなことをしたり、暗殺や
ら強奪やら、世間的に悪とされることも請け負った。それが僕らの生きる術だったからだ。
そんな毎日を支えてくれたのはクロエだった。彼女はいつだって、僕らの拠り所になってくれていた。どれだけ僕らの手が汚れてしまっても、彼女の待つ家へ帰ることで、僕らは僕らでいられた。
そうやって、僕らは生きていた。決して綺麗な生き方ではないだろう。褒められた生き方ではないだろう。けれど、僕らはそんな方法でしか、生きることができなかった。そして、そうしてでも生きなければならなかった。僕は、僕らは彼女を守ると誓ったのだから。
けれど、幸福の名を持つ少女の来訪によって、それは終わりを迎えてしまった。少女がもたらしたものは、ちっとも幸福なんかじゃなかった。僕らにとってはただの厄災で、終焉を告げる不幸の使者だった。
僕らは変わりたくなんてなかった。ゴミ溜めのようなところだけれど、ずっとあの場所で、クロエの笑顔を守っていけたらそれでよかったんだ。それなのに……。
※この作品は「カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054894542598)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 04:53:40
106862文字
会話率:45%
幼い頃に去勢され、声変わりをしないまま成長した男性ソプラノ「カストラート」の登場で熱狂的な音楽の流行が起こった時代。一人の「カストラートの道を蹴った吟遊詩人」が、その長い人生の中で様々な人々に出会い、成長した、手記形式の短編連作。
時に
人に傷つけられ、時に人を傷つけた。
暗黒時代の中世ヨーロッパをモチーフにした、美しい声で鳴く一人の鳥をめぐる群像劇。
誰もが彼の歌声と穏やかな美貌に魅了される。
(一部グロテスクな表現、暴力的な表現、同性愛的な表現、性的な表現があります。)
※中世ヨーロッパに実在したモチーフが出てきますがあくまでもファンタジーです。実在の吟遊詩人やオペラの歴史とは全く関係ありません。
※この作品はカクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16816452220936020996)、ノベルアップ+(https://novelup.plus/story/360026312)、個人サイト(https://plus.fm-p.jp/u/ankokunogrove/book?id=4)にも掲載しています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-27 09:36:41
40531文字
会話率:41%
風紀委員長、水星ヒミコは、大親友を傷つけた生徒会長のオトコに果たし状を突きつけた。自分が勝てば、生徒会長の座を奪い取る。奴が勝てば、自分を好きにしてもよい。「女子とは完璧な生き物じゃ! 粗暴なだけのオトコなどに負けるわけがないわ!w」秋風の
吹きすさぶ校庭で、全校生徒に囲まれながら、2人は対峙し、必殺技を繰り出し合うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-20 16:23:44
3155文字
会話率:39%
「自分を傷つけた人間の死を許せるのか?」「愛した人は何者だったのか?」あなたは答えられますか?
※この作品は「pixiv」「アルファポリス」にも掲載しています。
最終更新:2021-11-12 12:01:51
12253文字
会話率:38%
遺伝子研究の実験体として遺伝子研究特化型サンプルにされた宗方ひなたは、自身の能力を持て余しながら、他者を避ける日々を送っていた。自分の能力が誰かを傷つける、それが怖くてただコワくて。繰り返えされる転校の日々。その転校先で出会ったのは、【実験
室】で暴走し、発火能力(パイロキネシス)で傷つけた少年だった────オトナの思惑に翻弄され、サイキック能力を押し付けられた少女達が戦い続ける理由は、この街と目の前の大切な人を守りたい一心それだけで。原案協力・水原緋色様。更新不定期遅筆を陳謝。生暖かく見守って頂けたら、と。高校生は恋にサイキックに忙しい?!
※改稿版Revise Editionです。改稿前と物語展開はほとんど変わりません。
※ノベルアップ+ カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 19:41:03
152447文字
会話率:33%
幼い頃、守りたいと思っていた幼馴染の少女に逆に助けられ、差し伸べられた手を払って
しまったカミシロ=アクトは、自分の弱さが彼女を傷つけた事を後悔し、憧れであり強さの象徴であるアーマナイトになる事を決意する。
――時は流れ、俳優となってアー
マナイト・ブレイヴに主役として出演していたアクトは、共
演者であり幼馴染のイナミ=マナトの義理の妹にして不登校の引きこもり少女、シラト=
シュナと偶然遭遇し、何故か恐慌状態にあった彼女と共に異世界へ召喚されてしまう。
そこはアーマナイトが勇者と魔王として太古の神話に登場し、ブレイヴを演じているだ
けのアクトが『感情の力』により発動する魔法によって、本物のアーマナイトへと変身出来てしまうファンタジー世界だった。
アクトはシュナを元の世界に連れ帰る為。そして、アーマナイトとしての責務を果たす為に、魔王を名乗る謎のアーマナイトを倒す旅に出る。
――これは、ヒーローに憧れるだけの少年が本物のヒーローに変身するまでの英雄譚。誰の身にも起こりうる、誰でもない誰かの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-18 00:00:00
172036文字
会話率:34%
閲覧注意。R15。残酷な描写あり。
R15にしたのは、影響されやすい年代や思春期の子どもたちは読まないほうが良いと考えたからです。
あらすじとしては、わたしがときどき書く、毒々しい怒りと闇の詩です。……とりあえず、なんか激ギレしてたのは
覚えてる。
愛についての文がありますが、誰かを傷つけたい意図で書いたものではありません。誰かの考えを否定するものでもありません。どうしようか迷ったのですが、消したくはなかったのでそのまま投稿します。不快に感じられた方がいたら申し訳ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 13:43:37
588文字
会話率:0%
ひとりの男の長くて短い精神世界の話です。全21話。
自分の中にいる“もうひとりの僕”とともに、かつて傷つけた“彼女”を探し続ける僕。
<僕はやまない雨のなか、夜更けの公園を歩いている。池に架かる橋の上、紫陽花の植え込み、植物園の看板、
古びた民家のような茶屋、池に浮かぶ神社の鳥居……どの場所にいても彼女の影が亡霊のようにつきまとう…>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 14:00:00
24693文字
会話率:59%
「私、死んだの」
そう言った少女に色彩はなかった。
15歳の誕生日の前日。アウラは城から逃げ出した。生きるために。
「俺の経歴を傷つけたやつは、一発殴ってやらなくちゃな」
お人好しのソリドゥムと、指名手配犯のアウラは、城を目指して旅をする。
しかしアウラにはどうしても言えない秘密があった──
この作品は「https://kakuyomu.jp/」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-25 15:00:00
111728文字
会話率:29%
『タイトル変えました』
これは、1人の少女の物語
少女は仲間に裏切られ、復讐を決意する
その裏では、様々な思惑が交差し、ほの暗く狂おしい愛情と、果てのない憎しみ、その全てが、少女1人へと襲いかかる
さあ、手を伸ばして 誰の手をとる? 少女
が選ぶのはーー
「俺のことだけを考えてろ。俺だけを見てろ………いっそこのまま、閉じ込めてしまおうか。そうすればお前は、俺だけのものだ」
「あなたは私が好き。あなたには私しかいない。わかりましたか?他の奴らなんてあなたの害になるだけ。あなたは私だけを見てれば良いんです」
「なあ。痛い?痛いだろ?全部お前が悪いんだぞ。お前が逃げようとするから………ああ、そうだ。この足がなくなれば、もう逃げられないよな」
「黙れ!うるさいうるさいうるさいうるさい!……ハハ。大丈夫。ちゃんとわかってるよ。あんたは、ぼくが好きなんだ。ねえ、ほら、恥ずかしがらないで」
「………嫌だ嫌だ、嫌われたくない。好き、愛してるんだ。でも、嫌われたくない。嫌だ。好き。嫌わないで。愛してる。離れないで。好きなんだ。好きだ好きだ好きだ好きだ……僕は、僕は………」
「あぁ、これで、危険を1つ、排除できたね………どうして、そんな顔をしてるの?これは、君を傷つけたんだよ。大切で大切で、愛おしい君を、傷つけた!君を傷つける奴なんて、いらないでしょ?」
※そのうち上のセリフ増やします
ただただヤンデレを書きたくて書きました
反乱については細かく書かない予定です
ルート分岐します。もし最初にこのルートをやってほしい、っていうのがあったらぜひ、ぜひぜひ教えてください。できるだけ最初に書けるようにします
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-20 21:00:00
109353文字
会話率:44%
子どもがいない優香と圭人は「児童養護施設 楓」に養子縁組の相談をする。
そこで出会った陸は双子の弟である空といつも一緒におり、周囲から孤立していた。
優香と圭人は陸たちとの縁組の話を進めていく。二人に懐く陸に反し、空は頑なに縁組を拒絶する。
「ボクはもう傷つきたくない。陸を傷つけたくない。ボクが陸を守るんだ」
そんな空には秘密があり……
※この物語は全年齢対象となっておりますが、一部暴力的なシーンがあります。苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-16 20:05:11
15114文字
会話率:56%
友人を傷つけた時あなたはどう謝罪しますか?
これは連絡の取れなくなった友人への謝罪。
そして確認。
最終更新:2021-06-09 06:00:00
2122文字
会話率:0%
傷つけたのは、私の方だった……。
伊藤朱里(いとう あかり)、28歳。
挫折感にさいなまれながら、社会の片隅で生活に追われる日々を過ごしていた私は、なかばあきらめの境地で10年振りの帰省をすると、思わぬ相手と再会することに……。
切な
い再会、けれどそれは幸せへの第一歩でした。
※ちょっぴりほろ苦いけど、胸キュン&甘い展開もいっぱい詰め込んだラブ・ストーリーのはずです!(全43話の予定)
※1話につき1500字〜2500字なのでサラッと読み進めやすいと思います(バックアップも兼ねてひとまず全部予約投稿しているので、全体の文字数が表示されています)
※完結まで毎日更新予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-08 19:08:28
94213文字
会話率:44%
歴史ある領地持ちの家に生まれた娘フロマンジェと、十年ほど前に領地持ちとなった家の息子アインズ。二人は、二ヶ月ほど前、婚約者同士となった。アインズの親の意向があってのことだった。だが、周りから相応しくないと笑われることになったアインズは傷つき
、やがて、浮気に走ってしまって……。
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。
※2021.6.3 執筆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 21:37:21
2433文字
会話率:22%
やさしい愛って何ですか?
人は人を傷つけたくないときに、優しいとか使うけど。
本当は、自分が傷つかないためではないですか。
私は自分に問いかけてみました。
「やさしい愛を ありがとう」と。
最終更新:2021-05-26 15:18:10
306文字
会話率:100%
物語は、家族に復讐するために暗殺者になり、旅の途中で素晴らしいチームメイトと出会い、「10人の暗殺者ベルト」のグループを形成する若い男Zについてです。そしてまたここから彼の家族と彼を再び傷つけたい人々の死についての真実。彼は仲間を守るために
何をしますか、そして次に何が起こりますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-22 08:08:01
5096文字
会話率:3%