ある日の放課後、普通の男子高校生である鈴木誠(すずきまこと)はたった一人の友人、勇峰光輝(いさみねこうき)と帰り支度をしている途中で異世界エルドラに魔王を討伐するため召喚される。本を読んでいて放課後になったことに気が付いていなかった知識智
恵美(ちしきちえみ)と、日直であったため黒板を消していた天導聖(てんどうひじり)も誠たちと同じクラスだったため召喚に巻き込まれてしまう。
召喚した者たちの説明によれば、魔王が侵攻してくるのは二年後だ。そして、それを食い止めてほしいと召喚した者たちは言う。
最初は受け入れることの出来なかった者もいたが、自分達に勇者として魔王と戦う力が備わっていることを知ると、前向きに考え始める。
しかし、その中で一人だけ勇者の力を持たない者がいた。そう、当然だが主人公の鈴木誠だ。彼が手にした力の名は「雷操作」だった。各々が特徴的な勇者の力を持つ中、誠だけが勇者の力が使えない。それは人々の目線を厳しくすると共に誠自身も劣等感を抱く。
それでも彼は対等でありたいと願う。勇者である友人と対等でありたいと……。
これは魔王と勇者による戦い。どこにでもあるようなありふれた戦い。
そこに行き着くまでに彼が様々な人々と関わり、強くなっていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-21 21:00:00
412185文字
会話率:45%
《結婚しよう》
そんな言葉とともに、クロシェットは恋人であるザックから魔物の湧き出る泉に置き去りにされた。魔王を倒したら迎えに来る――――そんな約束を胸に、クロシェットは泉を浄化し続ける。
それから二年、ザックが魔王を倒したという
報がもたらされた。
彼との再会に胸を膨らませるクロシェット。けれど、待てど暮らせどザックは来ない。
半年もの間、泉でじっと待ち続けた挙げ句、クロシェットはザックを迎えに行くことを決意。
しかし、そこで彼女が知ったのは、ザックが姫君と結婚するということ、そして泉を浄化し街を守ったのも全てザックの功績とされているという事実だった。
(嘘だよね……?)
愕然としつつ、クロシェットは王都で行われた婚約披露パレードへと向かう。けれど、ザックはまるでクロシェットを知らぬかのように振る舞い、無慈悲に彼女を捨ててしまう。
失意の中、隣国へと向かったクロシェット。
彼女はそこで、国境の森を護る若き侯爵、セデル・アンファングと出会う。
「……貴女はご自分が聖女だとご存じなかったのですか?」
セデルに言われ、己の持つ力が特別だと知ったクロシェット。彼と過ごしていく中で、クロシェットは己の価値を見出していく。
それから二年後。
クロシェットの祖国にはとある異変が生じていて――――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-29 23:28:40
11152文字
会話率:21%
若き侯爵フェリクスは、母から妻の不貞を知らされる。翌日、最愛の妻エヴァンジェリーナは署名した離縁状を残して姿を消した。だが不貞は母の真っ赤な嘘だった。どうして妻は家を出たのか? 探し続けて二年後、辺境の地でフェリクスはエヴァンジェリーナと再
会を果たす。そして彼女の口から、己の長年に渡る過ちについて聞かされることになった。
前半(1~12話)夫ざまぁ。後半(13話~)ヒーロー視点。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 06:00:00
26565文字
会話率:38%
新社会人になる年は、これまでの学生生活から環境ががらりと変わり、社会の波にもまれるためか、人生の中で最も変化や戸惑いが多く、誰もが多忙で疲弊する一年である。そんなめまぐるしいこの一年に、運命のいたずらで、人生で最も過酷な試練が与えられた
ら、どうなるか。運命は、ある青年にあらゆる病気を治す魔法の果実を与えたのであった。
この魔法の果実の存在は、浅水貴之(あさみず たかゆき)という青年の人生の輪を大きく動かす。彼が小学生の時、同級生の女子である遥(はるか)を病気から救うべく魔法の果実を探すが、果実を探している間に遥が息を引き取った暗い過去があった。彼女の死が、貴之の心の傷であった。
一二年後、貴之は何事もなかったかのように、大学生活を満喫していた。貴之は意中の存在である、大学の同級生である有希子(ゆきこ)と付き合いたいと友人たちに相談するも、大学付き合うことは叶わなかったことが、唯一の心残りであった。
社会人となった貴之であったが、社会の闇が彼に襲い掛かる。会社はパワハラ体質が蔓延しており、徐々に貴之の精神をむしばんでいった。
人生に絶望する中、有希子も社会の闇の餌食になっていたことを知り、二人は傷をなめ合いながら、やがて交際を始める。心の支えが出来た貴之は、人生の支えを見つけたことで、わずかな希望を見出す。
だが、運命は貴之にさらなる追い打ちをかける。
有希子の病気の事実を知った貴之は、今度は恋人の有希子を病気から救うべく、魔法の果実を探す旅に出る。だが、一二年前の自分と重なる自分がいた。遥の時のように、またしても恋した人を失うのではないかと恐れていた。
果たして貴之は魔法の果実を見つけることが出来るのか?
病気の有希子を救い出すことが出来るのか?
新社会人は、人生の中で最も多感な一年である中、貴之は宿命に睨まれた餌食として、さらに過酷な一年を送ることになる。
二〇二×年の一月一日から一二月三一日までの時系列で彼らを追った、恋愛・友情・冒険・哲学・社会問題・コメディ・ミステリー・ファンタジー・オカルト・野球? など、あらゆるジャンルが詰まった、まったく新しい総合小説が、ついに誕生!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 19:19:16
153532文字
会話率:37%
魔力がある孤児のスノウは神殿で育てられ、若くして治癒の才能が開花。大勢の人々を癒し、治癒の聖女の称号を得た。
十六歳の時、戦争が起き、負傷者を癒し続けた。
二年後に戦争は終わったが、スノウは過労で倒れ、治癒魔法を使えなくなった。
こ
れまでの功績を考えて第二王子と婚約することになるが、大勢の前で婚約拒否をされ、治癒魔法が使えなくなったことも暴露されてしまう。
治癒の聖女だったのはすでに過去。今は魔力が一しかない役立たず。第二王子に婚約拒否された不名誉な経歴持ち。
スノウは責任を取る形で聖女の称号を返上させられた。
新たに与えられたのはド田舎にある修道院の院長の役職。
左遷。厄介払い。事実上の追放だった。
*五話完結(予定)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 20:48:19
974197文字
会話率:46%
恋人に裏切られて契約を打ち切られ、恋人の妻からも法外な慰謝料を請求された、二十七歳の派遣社員、雨井桜子。
世界に絶望した彼女は、むかし読んだ少女漫画の悪役女王アウラと魂が入れ替わる。
アウラは贅沢のために民を苦しめつづけて、二年後には
聖女に倒されて処刑されるキャラ。
桜子は処刑を回避して、今度こそ幸せになろうと奮闘するも、その時は迫りーーーー
※こちらは『悪役女王アウラの休日 ~処刑した女王が名君だったかもなんて、もう遅い~』のifストーリーです。
キャラクターはほぼそのままですが、後半以降はだいぶ展開が変わっています(全体に、こちらのほうがハッピーエンド要素が多めです)。
前作のイメージを壊したくない方は、ご注意ください。
※死亡表現があるため、一応R15としておきます。
※アルファポリスで先行投稿中。エブリスタにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 19:00:00
71483文字
会話率:33%
恋人に裏切られ、嘘の噂を立てられ、契約も打ち切られた二十七歳の派遣社員、雨井桜子。
世界に絶望した彼女は、むかし読んだ少女漫画『聖なる乙女の祈りの伝説』の悪役女王アウラと魂が入れ替わる。
アウラは二年後に処刑されるキャラ。
桜子は処
刑を回避して、今度こそ幸せになろうと奮闘するが、その時は迫りーーーー
※バッドというほどではないですが、ハッピーとも言いきれないエンドです。
※死亡表現があるため、一応R15としておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-18 09:00:00
57146文字
会話率:25%
「オレが愛しているのは美優だ。お前とは結婚しない」
突然、婚約破棄された三十一歳の藤原花織は、偶然、入ったアクセサリーショップで「最長二年、時間を巻き戻せる」という魔法の砂時計を購入する。
二年後、花織は美優と結婚した元婚約者、裕貴と再会す
るが、彼女が知った真実は…………。
※R15は保険です。一応、暴言や死亡表現が出てくるので。
※アルファポリスにも載せています。
※20年9月20日に、裕貴視点の続編を追加しました。
※20年9月30日に『ある婚約破棄の秘密』とコラボした続編を追加しました。
※21年3月3日に『ある婚約破棄のその後』とコラボした続編を追加しました。
※8月18日~21日『ヒューマンドラマ(文芸)』日間ランキング1位!!
※8月23日~27日週間ランキング1位!!
たくさんの評価ポイントとブックマーク、ありがとうございました!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-03 00:16:47
88093文字
会話率:35%
幼い頃に結婚の約束をしたマリアとルーカス。けれどマリアが王子の婚約者候補となり、ルーカスに何も伝えられず会えもしないまま妃教育を受けるために王都へと移った。正式な婚約者に選ばれなければまたルーカスの元に戻れると信じて辛い妃教育に耐えていたが
、二年後に今度はルーカスが王女の婚約者候補になってしまった。王城で偶然ルーカスが王女をエスコートしている姿を見て絶望し、感情を持たずに親の望む通りにただただ妃教育を受け続け……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-29 11:00:00
28076文字
会話率:37%
〈異能力〉が一般に知れ渡り、〈能力者〉が当たり前に認知される、そんな変化が突然に起きた世界。
それは、とある一つの大事件から始まった。
世に《狂気聖餐:首都異界化事件》と呼ばれる日本の首都である東京の異界化は、日本に停滞した破滅の領域を
刻んだ。
それはとある宗教団体が運営していた企業の研究部門より生み出された禁忌の命【ホムンクルス】の研究員の研究成果の異能力の発露によりなされた。 そして、現地から救い出された少女が一人。
彼女は黙して語らず、報道は彼女を追求したが遂には彼女はとある高貴な家柄の"お嬢様"に頼り、悉くを打ち払い、襲撃にはその異常な肉体能力ですべてを沈めた。
そのときは彼女の一生の中では余りある程に長く、然してたったの六ヶ月のことだった。
周りの何者にも決して正体を明かさない〈正体不明:アンノウン〉【咎女 禊】
外部の人間には理解が及ばない程に謎に包まれた《詩音家》の令嬢〈原理不明:トゥルー〉【詩音 糸冬】
ある日二人は出会い、そして禊は怪奇な感覚に魘われる。 それは、あるはずもない彼女...詩音 糸冬への既視感だった。
不思議に思う禊は接触を諮り、互いに初めての友柄となる。
一年後、知識を培ったその少女は与えられた名前を名乗り、中学教育のすべてを十日で学びとり異能力研究の中心である〈詩音高等学校〉へと進学し、唯一人の学生〈生徒監督委員会〉として活動し、恐れた者たちは次々に彼女から離れていった。 そして生徒会役員が彼女のみとなった、彼女が【異界】より現れたその二年後、彼女ら二人は地頭はいいのに言動が残念と評判のムードメーカー【詩樹 伽織】を加え
【詩音 糸冬】の学園支配を手伝うこととなる。
果たして、謎に包まれたお嬢さまの目的とは...?
そう不思議に思っていた二人に、なんとあのお嬢さまからとあるVRゲームの機材一式をプレゼントされる。
夏休み期間を利用してゲームの世界で繰り広げられる大冒険...!
かと思いきや、なんと其処は【機械】【人造人間】【混沌の眷族】が跳梁跋扈し人類の行く末を勝手に争奪する最悪の世界!
【ガチサバイバル ✕ 魔法文明:ポスト・アポカリプスVR /Chaos → guilty】の舞台を少女たちは駆け回る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 22:40:59
51760文字
会話率:63%
ここ最近、ティント王国では「婚約破棄」前提の「格差婚約」が流行っている。
けれどサリアの家は伯爵家。爵位も高すぎず低すぎず。
背後で睨みをきかせる公爵家の伯父や、優しい父がいる自分には縁のないことだと思っていた。
まさか、我が家に格
差婚約を申し渡せるたった一つの家門が婚約を申し込んでくるなど、思いもしなかったのだ。
我が家に格差婚約を申し渡せるたった一つの家門――それは「王家」だった。
婚約破棄された令嬢の未来は明るくはない。けれどサリアは、絶望したりしていない。なぜなら婚約破棄後であれば、許されるかもしれないのだ。「結婚をしない」という選択肢が。
格差婚約において一番大切なことは「格差」を乗り越えるほどの熱烈な恋愛であると思わせること。
優しい王太子殿下のために、二年後の婚約破棄を見据えて、「お互いを想い合う婚約者」のお役目をはたすべく努力をするサリアだが、現実はそう甘くなくて――。
他のサイトでも公開してます。全12話です。(書き終わっているので1週間で投稿します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 09:08:09
39865文字
会話率:30%
小三の時、少年――涼風凛は誘拐された。
二年後――帰還したが連れ去られてからの記憶がなかった。
幼馴染みの少女――優椎世海(うすいよみ)は凛が誘拐されてから喪失感に苦しんできた。
戻ってきた凛を二度と失わないために、側から離れな
い。トイレ、更衣室、風呂、食事……、あらゆる場所へ付きまとう。
「凛がいなくなったら困る。誘拐されたら困る」
僕のために人生を犠牲にする世海がいたたまれない。だが、諭しても側から離れない。
それなら僕が世海の夢を叶えられる場所に、行くしかない。世海は着いてくるのだから――。
そうして少年は女子校に進学することになった――。
スカートを履いて……。
誘拐された少年と、歯車が狂った運命に翻弄される少女達の日常を描いた青春ハーレムラブコメディ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 00:00:00
33989文字
会話率:73%
中沢俊哉は死んだ。
愛する人を残して。
その愛は永遠だと信じて。
だが二年後、彼が訪れた現世で
彼の本当の愛を試す出来事が起こる。
最後に彼はどんな選択をするのか……
最終更新:2022-05-14 10:39:51
10967文字
会話率:28%
高校一年生の兄を事故で失った主人公は、二年後、兄が通っていた高校へ進学する。
高校には桜の木があった。
「お前、長尾の妹?」
主人公は、兄と同級生だった先輩から、兄と彼が事故の直前に交わした会話について教えてもらう。
自転車通学をし
ていたのに、歩きで家に帰ろうとして車にはねられた兄の事故は、なにが原因だったのか?
©2022 弓良 十矢
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-10 10:14:02
22777文字
会話率:37%
「私」ミュゼットは初潮が来た時に母から「唯一のこの家の女は自分」という理由で使用人の地位に落とされる。
そこで異母姉(と思っていた)アリサや他の使用人達から仕事を学びつつ、母への復讐を心に秘めることとなる。
二年後にアリサの乳母マルティーヌ
のもとに逃がされた彼女は、父の正体を知りたいアリサに応える形であちこち飛び回り、情報を渡していく。
やがて本当の父親もわかり、暖かい家庭を手に入れることもできる見込みも立つ。
そんな彼女にとっての母の最期は。
「この女を家に入れたことが父にとっての致命傷でした。」のミュゼットのスピンオフ。
番外編にするとまた本編より長くなったりややこしくなりそうなんでもう分けることに。
この作品はアルファポリス、カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 21:21:28
25722文字
会話率:32%
子爵令嬢エリーゼと王子アドリアンは『誓いの鐘の広場』で二年後の再開と結婚を約し、片や聖女教育課程へ、片や隣国へ留学と発ってゆく。
ところが二年後、二つの『誓いの鐘の広場』が誕生してしまい?
二人の恋の結末はいかに。
最終更新:2022-05-04 17:16:10
6337文字
会話率:44%
20XX年8月10日、パソコンに謎の男性が表示され、見た人が昏睡するテロが発生した。
それにより114万5140人が被害にあったが、一部は昏睡から目覚め普通の生活を送っていた。
しかし、二年後自らを”ゲェジ”と呼ぶ能力者たちが現れ始
める....。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-28 00:02:01
1125文字
会話率:46%
オテンバで活発な少女ナタリーには、内気でひ弱なエミールという幼馴染がいた。幼少期を共に楽しく過ごした二人。そして成長すると共にエミールは天才的な魔力を身につけていく。ある日、エミールは遠く離れた魔法学園に飛び級で入学し、ナタリーとは離れ離れ
になってしまう。二年後、ナタリーは久しぶりにエミールと魔法学園で再会するのだが、彼の隣には別の華やかな女性がいて……
原稿完成済みで、随時投稿していきます。設定緩めで読みやすさ重視で書いてます。もちろんハッピーエンドです。ナタリーとエミールの恋の行方をいっしょに応援して頂けると幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 10:25:48
45069文字
会話率:50%
中二のクリスマス、陽キャの罰ゲーム的な罠に嵌まり、まんまと思わせぶりな女子に告白してしまった小日向照は、〝二度と女なんか信じねえ!〟と心に固く誓った。
だがそれから二年後、そんな彼に姉の友人――白藤雪菜が言う。
「――だって私、あなた
のことが好きだもの」
「……えっ?」
当然、こんな綺麗な人が俺みたいな陰キャを好きになるわけねえだろと警戒心MAXの照だったが、「じゃあ、こうしたら信じてくれる?(しゅるしゅる)」「ちょ、何してんのー!?」と思わせぶりに誘惑してきた上、しかもそこに姉のひよりが「ただいまー!」「いや、タイミングー!?」と乱入してきたりで――。
そんなほのぼのにやにやできるハイテンションラブコメです。
※カクヨムさんでも連載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-29 18:00:00
103845文字
会話率:48%
ある日の昼下がり。 公園で昼食を食べていた「俺」は、色白の「美少年」と出会う。
ひょんなことから「スターレンジャー」という共通の話題を見つけた二人は意気投合し、「俺」は受験勉強のお守りとして少年に「スターレッド」のキーホルダーを手渡す。
そ
の二年後、仕事がうまくいかずに悩んでいた「俺」の足は、気がつくと少年と出会った公園へと向いていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-19 20:43:18
6068文字
会話率:44%
~ 雪の王子様と花のお姫様だったらよかった禁断の恋 ~
カムラ皇帝ハーケンベルクには、優れた皇子が六人。
ところが、皇帝にも民衆にも愛されたアーシャ皇妃を暗殺して皇妃の座についた、その美貌で冬女神と称賛されるゼルシアに、第一皇子アルディナ
ンに続いて第二皇子ザルマークまでもが暗殺されてしまう。
物語の主人公である第五皇子ゼルダは皇妃ゼルシアを糾弾するが、皇帝ハーケンベルクはゼルダの訴えを退けた。
そればかりか、次の皇太子は第三皇子クローヴィンスと第四皇子ヴァン・ガーディナに領地を与えて治めさせ、二年後、よく治めた方に定めると宣言したのだ。
あまつさえ、ゼルシアの皇子であるヴァン・ガーディナに仕えることを強いられたゼルダは強く反発するが――?
** * ** * **
叶わぬ願いを胸に、ひとりの皇子は、真実の記憶を永遠に忘却することを願った。
たとえ、辛く悲しい記憶でも、ひとりの皇子は、真実を決して忘れないことを、その魂に誓った。
対極の皇子たちが織り成す物語が、今、カムラ帝国を揺るがす――!
※ この物語は個人サイト(http://kazakiri.holy.jp/kaza/)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-02 20:10:56
115102文字
会話率:42%
はるかな未来。人類は超空間航行という画期的な宇宙航行原理を手にした。時代の副産物であるフリーの航宙士マート・アニンリヒは、病欠した親友の穴埋めのため、不本意ながらも急きょブライトン社の仕事を請ける事になる。そこで会社側が選出した若きエリート
航宙士ユリアン・ブレインと共にオーナー私有の新造船の試運転に飛び発つが、『希有の天才』と呼ばれながら不安定で未熟なユリアンの不可思議な魅力に惹かれ、次第に『相棒』として切望するようになる。しかし、ユリアンの未来を慮って別離したマートは、二年後、ユリアンが口性ない噂によって侮蔑されている事を知り、今度こそユリアンを『相棒』にする決意を固める。ユリアンの行方を追い、再びブライトンに降り立ったマートは手懸りを知るという男に出会うが、それは『ウラヌス』事件に端を発し、その功労者として一躍有名となった『超空間の貴公子』ことステイツだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 13:41:37
94032文字
会話率:36%