下っ端聖女の孤児院上がりのシルフィ・エルネスカは、昼の業務中は寝てしまい上司から問題児扱いされていた。その理由は彼女が精霊の赤ちゃんのお世話を任されていたからで、深夜のワンオペのせいだった。
精霊のお世話係は王国の重要な役職で王太子と婚約
していたが、身勝手な王太子は別の女性を連れてきたうえに、たかだか赤ちゃんのワンオペなど簡単な仕事だとシルフィを無能と罵って追放してしまう。
しかし、自分よりも優秀な聖女ならばと、赤ちゃんたちと別れるシルフィは城を出る。彼女はそこでかつての幼馴染に再会するが、なんと彼は辺境伯になっていた。彼に付いて行った彼女の運命は大きく変わることになる。
※基本設定は緩めですのでご容赦下さい。
※4話完結と物語となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 08:00:00
12039文字
会話率:39%
騎士団長ダニエルは退屈していた。武功を上げて出世をしすぎたら、敵が居なくなっていた。というか戦場に立てなくなっていた。
書類処理に追われる日々の中、ダニエルは騎士団から出奔する。
下っ端騎士からやり直し、再び戦場を駆け抜ける。そんな夢を抱い
てダニエルはダンと名を変え、騎士試験に挑む。
同じ頃、国王の愛娘、ローザ姫は王宮から家出をしていた。
彼女が目指すのもまた騎士試験会場。
騎士となり、自分が戦えることを過保護気味な父に見せつける、そんな思いで騎士試験に参加したローザはダンの実力を目撃して呆然とする。
ダンはごまかそうとしていたが、王宮の精鋭騎士たちを見てきた彼女にはその実力がよく分かった。ただ者ではない。もしかしたら他国のスパイが騎士として忍び込んでいるのかもしれない。そう警戒を強めるローザ。
一方、騎士団長としての任についていたときにローザを見かけたことのあったダンもまたローザが姫であることに気付いてしまった。
騎士団長を疑うローザと、姫の存在に気付いたダン。
騎士団長と家出姫の誤解と苦難に満ちた見習い騎士生活が今始まる。
カクヨムにも掲載中です。
毎日更新。1章10万字分書き上げてます。
本作は出版予定のものを許可を取ってウェブ用に調整して掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-15 12:00:00
103666文字
会話率:50%
翼ある女神を信奉する宗教が息づく世界。
幼い頃の事情により、男性のみが過ごす神殿で育てられ、そのまま下っ端の神官となり奉仕活動に日々勤しむファナ。実は女性であることを隠しているが、先輩であるアルベルトにはその事実を知られている。
アルベルトはファナより十歳年長、弁舌さわやかで優秀な美貌の神官。普段は誰に対しても礼儀正しく厳格。
しかし、ファナの身に何かあると激情家の側面を見せる過保護先輩。
今日も、何かと巻き込まれ体質のファナが面倒事を持ち込んで……。
※タグ等確認の上、苦手な要素のある方はご注意ください。宗教や薬の効用はフィクションです。
※連作短編形式。十章以内で終わる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 19:10:10
51498文字
会話率:30%
ある日突然死んでしまった女子高生「倉橋 綾(くらはし・あや)」は、ライトノベルで今流行りの異世界転生へ。
しかし、その転生は不完全で寿命が足りないと申告されてしまった後に、中途半端に世界に放り出されてしまう。
気付けばそこは「怪異」と呼ば
れる異形達が住まう、あの世とこの世の狭間の「イセカイ」に来てしまっていた。
このままでは「怪異」によって食われてしまい、転生もする事が出来ない。
――そんな困り果てた綾の元に、一人の男が現れた。
『困っている様子だね。ウチで働いてみない?』
そう告げた男性は「イセカイ」に住まうちょっと特殊で不思議な人間。名を「シン」と名乗る。
怪異分野を専門とした「怪奇探偵事務所」なるものを経営している所長だった。
この事務所で働けば、対価として給料を寿命に変換してくれるらしい。
どちらにせよこの「イセカイ」に留まるか、転生を再び行うか。
この2つの選択肢しか無かった彼女は、新しく生きるために、下っ端探偵として怪奇を解決する為に働く事となる。
これは倉橋 綾という人間が、再び転生を行う為に怪異探偵として奮闘する怪奇譚。
彼女は一体何を選び、何を知り、どこにかえる事となるだろうか―――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-11 01:46:24
2426文字
会話率:10%
男の職業は、骨拾い。鬼の骨を、夕方まで拾う。彼はどんな生活を送っているのでしょうか?
最終更新:2022-03-08 17:09:42
1123文字
会話率:10%
日本の約9割の人が特殊の力を持っている社会で、無能力者は差別や偏見により虐げられる。
特殊な力といっても、せいぜい暗いところが他人より見えたり、1mくらい浮くことが出来る程度で、普通の人(無能力者)よりも少し秀でてる人が8割くらいである(
残りの1割は火を吹いたり、岩を砕く力を能力者を有している)。
能力者間でもヒエラルキーが存在する。
能力値の低いものは無能力者同様、下に見られ、他人よりも上に立ちたいという欲求は、人の性(さが)である。
2029年、東京に住む、高校1年生の江嶋 瑠偉(エシマ・ルイ)は、能力者しか入れない、私立岸ヶ谷高等学校の下校途中に不慮の事故で1人の男を死なせてしまう。
男は一般人ではない、差別と偏見で混沌とした日本では、能力を悪行に使う人は少なくない。
差別や偏見により、不良になった非行を行う暴力集団の下っ端に男はいた。
ー男の所属していた暴力集団から命を狙われるルイは、生きるためにある決断をする...!!ー
ーこれは序章だ、ルイが仲間と共に成長し前に進む物語ー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 08:19:27
22869文字
会話率:33%
神からチート能力を授かったという英雄様により、魔王は倒され、私たちの世界は平和になりました。
しかし、英雄様がバカみたいに凄い魔法をポンポン使いまくったせいでその後の復興がもう大変!!
しかもその英雄様はといえば、あちこちからの苦情が
来る前に元の世界に帰ってしまったのです!
そんな英雄様の尻拭いをするため、日々孤軍奮闘している一ギルド役員の私(下っ端)なのですが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-12 19:13:39
2082文字
会話率:31%
日本の田舎で実家の畑の仕事を手伝いながら、だらだらと毎日を過ごしていた主人公。
ひょんなことから神様から自分が死んだことを告げられ、記憶を消し、転生して日本で新たな人生を歩むことを言い渡される。
しかし主人公は気づいたときには女の子で
、前世の記憶が残ってて、どこか知らない異世界だった。
話が違うよ神様!!
農民の娘として転生した主人公は、前世の知識を利用して無双しまくる……には知識が足りず、勇者として巨悪をやっつける……には能力がピーキーすぎて、あきらめて穏やかに畑を耕して生活しようと志すが……。
この物語は、普通だと勘違いした巻き込まれ体質の主人公と、へっぽこ下っ端農耕神が紡ぐ、ちょっと不可思議で波乱万丈の冒険奇譚である……たぶん。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 17:00:00
507677文字
会話率:39%
一見すると全く使い道のない[遺伝子スキル]を持っているダンテ・シュタインは未だどうしようもないそのスキル故に、ギルドの下っ端として燻る日々を過ごしていた。
しかしある日ギルド長に期待外れと言われ、持っていた財産全てを毟り取られて投げ出され、
困窮の末死に掛ける。
だがある日自身の[遺伝子スキル]の真髄に気が付き──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-28 17:00:00
22430文字
会話率:40%
宣国下っ端武官の姜飛はある日、上司から仙人を呼んでくるよう命じられる。
しかも皇帝陛下直々の命だと知り、びっくり仰天!
さらに辿り着いた桃源郷にいた仙人は美女ばかりで――
一体彼は何をさせられようとしているのか?
宣国を襲う異変とは?
最終更新:2022-01-12 23:00:00
71210文字
会話率:52%
後宮の住まう王蘭(オウラン)は後宮でも下っ端の存在、一度も皇帝陛下を見た事がなかった…
後宮内で自分の居場所を見いだせずに絶望して身を投げた…が!水の中に沈みながら王蘭は前世の記憶を思い出した!
前世の経験、記憶を頼りに後宮の暮らしを平
和に楽しもうとする王蘭。
しかしそんな後宮にいる女性とは違う一面をみた陛下は王蘭に興味を持ち始める。
焦れったく、すれ違う二人の思い。
中華恋愛ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-12 00:00:00
43599文字
会話率:50%
小林樹は、野球部でベンチ入りすらままならない、下っ端の1年坊主。
小川五十鈴は、校内一の美少女で、陸上部のエース。
そんな住む世界の違う二人にも、いくつか共通点があった。
負けず嫌い、人見知り、不器用、奥手、そして——。
これは似ていな
いようで似ている二人が紡ぐ、2年間の愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 12:28:58
11126文字
会話率:23%
オランダ船の下っ端乗組員ハンスは、ドクトルシーボルトの命を受け硫黄島へお使いに行く。
本来、出島のオランダ人は、島から出るのは御法度だ。もしも掟破りがばれれば〝サムライに斬られる〟とハンスは怯える。
約束の七日間の間に、平佐田たる人物から、
海底の皇子についての情報を貰って戻るというのがハンスに課せられた仕事である。お礼にドクトルはオランダに帰った折には、ハンスの病の母を診てくれると約束した。優秀な医者であるシーボルトに診てもらえればきっと、母ちゃんの病はなおると仕事を引き受けたハンスだが、ドクトルが言うように簡単にはいかない。おかしな子供に懐かれたハンスは、ドクトルとの約束を果たせずに迎えの舟に乗る。
一方、異国人ハンスを〝居王様〟と信じた智次は、ハンスにくっついて出島へと渡った。困ったのはシーボルトである。
内々に硫黄島へハンスを出しただけでも大事であるのに、島の子供まで連れてきてしまったのである。
ところがこの子供が、海底の皇子の話を知っていると知り、シーボルトは大いに興味を覚える。
神様に召されたと覚悟を決めた平佐田は御館家で目を覚ました。琉球国の密偵、那医とともに、神隠しの犯人捕獲に協力することになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-13 22:23:07
55631文字
会話率:19%
俺の名前はダフニア……その筋じゃ「からくり血煙殺すニア」なんていう、頭のネジが数本外れてそうな「二つ名」で、有名になってしまった哀れな男だ。
15歳で成人した俺に天が与えたスキルはレア中のレア、「幸運」だった。
これさえあれば農村から大都
会に出て行ってもなんとかなるよね、と思っていたら、気づけば兄に借金をなすりつけられ、食うに困って盗みに手を出したらそれが裏ギルド(つまるところチンピラの集まり)の息が掛かった店で、ヤバイやつらに捕まって、これは死ぬ、と思っていたらあれよあれよという間に下っ端構成員になっていた。
これが王都か。魔術と科学の渦巻くまさに魔都だわ。
じゃねーよ!「幸運」スキル、仕事しろよ!
「お前に与える最初の仕事だ」
ゴリラ男(誠に残念ながらこれが俺の上司だ)から手渡されたのは魔導爆薬「ダイナマイト」。火薬と魔術の相乗効果でクソほど殺傷力が上がっている代物だ。
「敵対してるギルドのボスにな、ちょいとぶち込んで来いや」
やらなかったらお前の口にぶち込むことになるからな、とゴリラ男ににっこり微笑まれれば、やるしかないってことになるでしょう?
「幸運」スキル、仕事しろよォ!?
さすがに人殺しは無理。ダイナマイトなんて捨てて、俺の身分も捨てて、王都も捨てて、田舎に帰ってやり直そう……とビルの屋上で決意した。見納めになる王都夏祭りの花火をひとりで見物していたら、落ちてきた燃えかすはダイナマイトに引火。
大急ぎでダイナマイトを上空にぶん投げたら飛んできたコウモリの大群がダイナマイトを持ち去って向かいのビルへ。その屋上で大爆発すると、コウモリの血の雨を降らせた。
折しもそこでは美女を侍らせた男が豪遊中(なんと麻薬パーティー。こちとら鉄砲玉に身をやつして世をはかなんでいたというのに!)。阿鼻叫喚の大騒ぎの中、男の手から放り出された麻薬が地上の通りにいた近衛騎士隊の手に落ちて、突入してきた騎士隊によって男はご用になった。
そう、この男こそ、俺の所属する裏ギルドを執拗に追っていた王都治安本部のお偉いさんだった。
敵対組織の組長を殺すよりもはるかに大きい功績だと褒められ、俺は裏ギルド内で出世したのである。
「幸運」スキル……そういう仕事は、俺、求めてなかったよ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-30 18:00:00
105226文字
会話率:37%
ネラー王国の始祖は異世界から召喚した勇者の一団と言われている。おかげで科学技術が発展し、工業立国として名をはせた。
そんな平和な国の大貴族の三男坊ラスティはネトゲ廃人のヒキニート。しかし、彼の放蕩ぶりに業を煮やした親に家を追い出され、地
方の田舎ベルベに飛ばされてしまう。領主のドラ息子バレリオは横暴を絵にかいたような男で、モヤシで冴えないラスティをことあるごとに貶す。しかし、図太い性格の彼はすぐに順応して気ままに生活する。そんな中、バレリオは父が王都から帰ってくることになった。父に悪事を知られたくないバレリオはラスティに罪を擦り付ける。ラスティは訳も分からぬまま鎖で縛られ裁判にかけられてしまい……?
※ネラー王国番外編。チャンネル形式ではないですが、箇条書きの分が多々あります。
※IT革命が起こった中世ヨーロッパ風の異世界ですが貴族があまり貴族らしくありません。シリーズものですので設定などは「【連載版】廃嫡されてまうから助けろ下さい」をご覧下さい。
※前半と後半とで温度差があります。暴力要素がありますのでお気を付けください。
ジャンルについてですが、異世界恋愛かファンタジーかで悩みました。問題がございましたら誘導お願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-29 13:46:18
16559文字
会話率:26%
アルカディナというMMORPGのプレイヤー、高校生の星図郷太は、ゲームプレイ後、微妙な霊能力が身につく。その縁で猿風雷華という仙術使いの少女と出合う。星図の親友、白野が不良グループとトラブルを起すが、星図たちはそれを解決する。トラブルの原因
がアルカディナの星図の仲間、サークと知り、星図はサークの残した言葉、上海を頼りに同地へ乗り込む。そこで雷華の妹、アイドルを目指す蘭花と出会うが、先輩アイドル黒姫、黒社会の組織スリー・ドラゴンズとトラブルとなる。それも星図たちは解決する。スリー・ドラゴンズが黒社会と繋がっているため、その総本山、特零区亜人街へ向かう。そこで雷華の姉、刀火と出会う。星図たちはスリー・ドラゴンズの龍姫を倒し円竜と出会う。意見の違いから闘いとなるが、円竜に敗れ、刀火と蘭花がさらわれる。アルカディナで星図は円龍と会う。円龍は龍尾という組織の下っ端。人質解放は組織を上回る力を示せたら、という条件で再戦を約束。雷華は新たな修行の場として猴仙界へ入る。修行後、雷華、円龍が再戦。アルカディナの星図の仲間アイナが闘いに割って入る。アイナも円龍も外異龍という異界の龍が人型化した幻龍属。外異龍や幻竜族の問題を解決するためにアイナはアルカディナを創造した。アイナのはからいで全てのトラブルが解決する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-17 19:46:01
159754文字
会話率:30%
定期テストの勉強と課題に年中追われている女子中学生、赤井文月は現実逃避に走っていた。ある日突如思ったのは「来世死神になって適当に魂獲りたい。気楽に生きたいー。かっこいい死神になりたい.....!」とのこと。
ある日悪い成績を叩き出した文月は
叱られた後、気晴らしに外に出ると足を滑らせ川に落ちてしまう。そのまま溺死してしまった。目が覚めると草むらに寝転んでいた文月。周りは見たこともない植物。暗い雰囲気の景色は何処か不気味だった。立ち上がると突如現れた男に大きな館へ連れてこられる。すると死神の面接を受けることとなりなんとか受かった文月はブラックな死神の会社で下っ端の社畜となった。憧れていた本来とは違う死神世界に落胆する文月。
死にかけた時の恐怖は一生モノだろう。それが実際に死んでいるのだ。死と同時に溺死したことによる水への恐怖心を抱くことになった。
水恐怖症と社畜生活から抜け出すために文月は昇格を試みる。
「目指すはエリート死神ライフ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 19:27:51
11455文字
会話率:58%
「これは貸しだ」
うだつの上がらない下っ端冒険者、ロイは活躍の機会を増やしつつある実力派冒険者であり、獣人でもあるルイゼの任務に同行していた。その最中、強大な魔物に遭遇した事でルイゼは重傷を負う。
普段の言動と高慢な性格から他の冒険者に
見捨てられそうになったルイゼに、治癒術だけが取り柄だったロイはただ恩を売る為だけに危険を冒し、手を差し伸べる事を決意する。
※全四話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-04 20:05:26
10036文字
会話率:45%
ブラック企業会社の下っ端の主人公は、1人だけ残業をさせられ、苦労していた。ある日、残業が終わって家に帰っている間……赤信号の横断歩道を渡ってしまい……!
最終更新:2021-08-11 16:20:23
408文字
会話率:12%
「おっさん本当無能だよな。」
辺境で長年下っ端低ランク冒険者として生活するおっさん冒険者キース。
スキル【身代】、それは自身を強化するでもなく、魔法を使えるわけでもない。ただ人が怪我したらそれを身代りに自分が傷を負う。ただそれだけのスキ
ル。そんなスキルしか持っていないキースは、冒険者として大成するはずもなく、長年下っ端冒険者として暮らしていた。
そんな辺境にある冒険者が現れる。彼女の名はソフィア。
ソフィアもまた、長年下っ端冒険者として生活していた日陰者である。そんな彼女もまったく使えないスキル所持者であった。彼女のスキルは、生涯で【たった一人しか回復することが出来ない】という、キー以上のハズレスキルであった。
ハズレスキル所有者として無能な両者であったが、しかしそんな二人が出会った時、それは神をも恐れぬ異能へと昇華するのであった。
キースがソフィアの怪我を身代りし、ソフィアがキースを無限に回復する。まさに不死身の冒険者となったのだ。
二人は底辺冒険者では決してたどり着けない、遥かなる高みへと上り詰めるのである……かも?
「あれ、ちょっとまって? いくら不死身でも、痛いのは痛いし、力も強くなったわけじゃなから、これってあんまり意味なくね? 雑魚が不死身とかなんの冗談ですか?」
*本作は複数のサイトにて掲載しています。*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 00:05:08
345954文字
会話率:50%