ランザキ・ケイは弓を使う勇者である。ただし人間側の勇者ではない。
デルピューネと名乗る女神(美人! )(ランザキにとっては重要! )によって半ば強引に転生したランザキを待っていたのは、魔法と剣の時代がすでに終わりつつある世界だった。待受け
るのはスライムでもなくゴーレムでもなく、人間の、それも銃列歩兵にカービン騎兵。
ドラゴン、オーク、フェアリー。それらは彼らに蹂躙されていた。
彼らを救うべくランザキがデルピューネの掲示された道具の中で選んだのは三つ。
弾数無限の弓、ブレイブアロー
無限ポーション(ただし時限付きで連続5回まで)
遠くの人と話すことができる、テレパスクリスタル
(現在デルピューネとの定期報告にしか使っていない)
鎧をまとい、銃をぶっぱなしてくる相手に、真正面から弓で勝てる訳がない!
危うしランザキ。ならばどうする!
闇討ち! 不意討ち! だまし討ち! 敵に情けも容赦も加減も無用!
そこまでしてでも勝ち取りたいのはただ一つ!
魔族を救う事? 否! デルピューネのまぶしい笑顔!
ああこの身、かの信じる女神のためならば、切れる手札はなんでも切る!
これはその短いながらも命を燃やした、まごうことなき勇者の話である
なお、死んでも女神が蘇らせてくれる親切(?)仕様である模様。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 08:00:00
139602文字
会話率:69%
アウズの空はいつも暗い。
曇っているわけじゃない。
日の光は、この深い街まで届かない。
最終更新:2025-02-02 02:07:28
43611文字
会話率:29%
舞台は天族、人間、魔族の三種族が生きており、様々な伝説が残る歴史の古い世界、キャメリア。昔から争いの多かった三種族は、神によって三つの領界に別れて暮らすように命じられた。神は天族の住む空の上の領界を天界、人間が住む地上にある領界を人間界、魔
族の住む大地の下にある領界を魔界とし、それぞれの種族でその種族が保有する領界を治めるように、とも命じた。
長い時が流れ、天族は時間の波にのまれて人間の記憶からその姿を消したが、たまに魔界から迷い込んでしまう魔族は人間に差別されひどい目にあっていた。時の流れの中で人間の魔族への差別はある程度おさまっており、今では共存も可能となったが、やはり魔族の人間界での地位は低かった。
そんな人間界の中にあるブロウ村という名の小さな村の村長の娘であるカレンには、ツバサという名の親友がいた。その子は魔界から迷い込んでしまった魔族の男の子でカレンと同い年、カレンが村の子達と打ち解けるきっかけを作った、カレンの大切な人だ。村の人々も普段は温厚で、カレンはツバサや村の同年代の子供達と平和に暮らしていたのだが、ある日、とある事件をきっかけにカレンとツバサは引き離されてしまう。しばらく月日が経って成長したカレンが、ツバサと再会するために村の外へ飛び出したことで始まる、王道冒険ファンタジー。
メインではありませんが、恋愛要素があるので恋愛のタグをつけさせていただいております。恋愛要素のある組み合わせはすべてNLです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 22:00:00
113584文字
会話率:51%
『お久しぶりですわ、バッカス王太子。ルイーゼの名は捨てて今は洗礼名のセシリアで暮らしております。そちらには聖女ミカエラさんがいるのだから、私がいなくても安心ね。ご機嫌よう……』
悪役令嬢ルイーゼは聖女ミカエラへの嫌がらせという濡れ衣を着せら
れて、辺境の修道院へ追放されてしまう。2年後、魔族の襲撃により王都はピンチに陥り、真の聖女はミカエラではなくルイーゼだったことが判明する。
地母神との誓いにより祖国の土地だけは踏めないルイーゼに、今更助けを求めることは不可能。さらに、ルイーゼには別の国の王子から求婚話が来ていて……?
* この作品は、小説家になろうさんとアルファポリスさんに投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 18:12:19
47864文字
会話率:50%
突如として世界の各地で魔界と人間界を繋ぐゲートが出現した。
魔族の襲撃で人類はたちまち生存圏を奪われ、ゲート発生源から後退することに。
故郷を踏み荒らされ、悲観する人々。その中にも希望の存在が現れる。
『魔族狩人《イビルハンター》』。
神か
ら授かった奇跡・神能と呼ばれる異能を宿した存在だ。
戦闘能力の優れた10人を『神能十傑』と呼称し、奪われた土地を取り戻す作戦が計画される。
ゲート発生から2年。
故郷を取り返し、ゲートを封鎖することを目的とした第一次魔族大戦が幕を開ける。
甚大な被害を出しながらゲート目前まで迫るも魔族軍の猛追を受け敗走に終わった。
それからさらに月日が流れ、魔族を討ち滅ぼす可能性を秘めた英雄候補生が集められた。
英雄候補生特殊訓練施設。
不安や期待に満ちた英雄候補生の前に現れたのは地味な風貌の冴えない青年だった。
名は三刀屋奈津(みとやなつ)。
彼こそが魔族と最前線で戦い、その実力から魔族にも恐れられる魔族討伐部隊の秘密兵器だった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-01 00:19:48
107901文字
会話率:28%
昔の地球と瓜二つの世界セテルニウス。
だがその地形と法則は、天魔大戦と呼ばれる天使と魔族の戦いによって大きく変わっていた。
ある秘密を体に宿すクレイは天使へと転生し、神や龍すらその身に宿す偉大な力を得て、衰退する世界を救う至高の存在へ昇り詰
めていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 20:02:32
1226502文字
会話率:44%
「貴方には神となっていただきます」
ある地方領主の息子アルバトールは、任務中の不幸な事故によって命を落とす。
だがそこに居合わせた美しい天使の手によって、同じ天使へと生まれ変わった彼は、この地にたびたび勃発する天使と魔族の争い、時に世
界の法則すら捻じ曲げる、天魔大戦と呼ばれる戦いを動かすカギとなっていく。
周囲の手助けや助言、敵との戦いや交流を通じ、人、神、魔のそれぞれの思いを知っていく内に、いつしか神と呼ばれる存在に近づいた彼は、天魔大戦を終わらせるべく動き始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-09 22:00:00
1470093文字
会話率:38%
かつて世界に災厄をもたらした魔王・イヴ。
歴代の英雄たちが叡智を出し合い何度も封印していたその効果が期限を迎えようとしていた。
最後に封印されたのはいまから約100年前。北山脈を超えて魔族と呼ばれるモンスターが出現し始めている。
国家魔術師
である少女モニカは国王及び魔術師協会から、封印されるたびに力を増幅させる魔王の再封印の方法とそれが可能な仲間たちの招集の特命を受け、城下町での最初の調査を始めた。
しかしこの時はまだ誰も知らなかった。すぐそこまで“闇”が忍び迫っているという事を……。
正しく回っていた歯車が少しずつ狂い始めていた。
けれど、その引き金を引いたのは……、――モニカ自身だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 14:56:32
32331文字
会話率:40%
クラスメイトと共に異世界に召喚された主人公、清田京助。これから冒険譚が始まる――と思った矢先、とある失言により城から追い出されてしまった。
何も持たず外へ放り出された彼に待ち受けていたのは、「人族」「亜人族」「魔族」の三種族が入り乱れる
三種族戦争だった――。
唯一持つ力は「槍を上手く扱える」という能力とほんの少しの心の強さのみ。これは「槍使い」として召喚された主人公が、異世界を舞台にありとあらゆる暴力から自由を得るために戦う物語。
*なるべく、毎週月曜日に更新です。
*いつの間にやら200万PVを越えていました。これからもよろしくお願いします。
*この作品は未成年者の喫煙を推奨するモノではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-28 12:00:00
2791116文字
会話率:48%
人間が長く魔族と争い、追いつめられた人間が起死回生を賭けて最後の戦いを仕掛けた世界があった。
主人公リーゼ・エクステシア公爵令嬢は、人間を守護する女神を讃えた教会で、毎日お祈りを欠かさなかった。
ある日、リーゼの夢の中に、女神と思われる存在
が出て来た。
リーゼに告げたのは、魔族は疫病で110日後に全滅することだった。ただし、今のままでは、魔族が全滅する10日前に、人間は一人もいなくなる。
人間を一人でも多く残すために、リーゼは『悪役令嬢』にならなければならない。
リーゼの覚悟を試すかのように、平民の少女カレンがリーゼの婚約者である王子を誘惑し、聖女に認定される。
徐々に魔族の魔の手が迫る中、リーゼは『悪役令嬢』として、魔族に対抗しようとする。リーゼは、勇気を出して聖女虐めを決意する。
※公式企画、【小説家になろう Thanks 20th】 参加作品ですが、企画が終わってもしばらく続きます。企画終了後にタイトルは少し変えるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 22:58:20
264171文字
会話率:41%
「勇者」として黒野賢吾は異世界に召喚される。
ギフトとしてもらったスキルは「おもいだす」。
だがこのスキルはFランクというゴミと鑑定され、王宮を追放される。それどころか、生かしても仕方がないと囮役として、魔獣の巣窟へと放り込まれる。
黒野が
死を意識した最中、「おもいだす」スキルが発動し、現代世界に転生以前、異世界で最強と称賛された賢者であったことを思い出す。
最強と謳われた賢者として覚醒した主人公は、「隕石落とし」という魔法で、魔獣たちを殲滅。窮地を脱する。
一先ず、一介の冒険者となった黒野は、スキル「おもいだす」の力によって、過去に神獣であったことを思い出した奴隷の獣人、賢者のライバルだった剣神の血を引くエルフ、賢者の弟子の記憶を持つ幼女ドワーフを連れ、2度目の異世界を無双する。
まずは自分を殺そうとした国への復讐を始める黒野だったが、そこに1000年前に戦った魔族が暗躍していた……。
現代知識と異世界知識を合わせ持ち、1000年前の記憶を持つ仲間を連れた賢者の英雄譚!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 08:10:00
195349文字
会話率:40%
戦士、神官、拳闘士、魔法戦士、様々なジョブが生まれた異世界ハインザルド。
とりわけ「賢者」は大人気職業。
一方で、魔法使いは後衛のお荷物、負け犬扱い。
勝ち組「賢者」!?
仲間を作って、パーティを組みましょう!?
精霊魔法は魔族に効かない
?
「魔法使い」が底辺職なんて誰が言った!
すべてオレが覆す!!
オレの魔力は異世界最強!!
モンスターも、魔族も、魔王の子供もぶっ飛ばす!
唱えてやるぜ、オレの魔力の最強説!!
新作書いてます → http://ncode.syosetu.com/n7907dd/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-08 19:14:52
445666文字
会話率:32%
かつて人間と魔族が共生していたこの世界では、とある事件を切っ掛けに種族間の対立に発展してしまう。突如として病を患った妹を救うべく隣国へ向かった奇石野大輝は道中で命を落とし、自身に課せらえた使命を知る。契約して与えらえた「全現撤廻」と権能「神
の反逆」を駆使し、彼は世界をどう紐解くのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 01:38:49
855文字
会話率:48%
自分で言うのも何だが、俺、エスタは超優秀な魔族だ。
頭は滅茶苦茶よくて成績優秀。運動神経も抜群。
大人が徒党を組んで討伐するハイオークという強力な魔物を齢10歳で討伐するほどの戦闘センスを持ち合わせていて、武術も同年代とは頭3つ抜けて秀
でている。
そんな将来の魔王候補筆頭(自称)で、地元で神童とも言われた俺は、今年から国一番の教育機関であるオルエイ高等学園へと入学することになった。
胸を躍らせ、配属クラスを聞く俺。
オルエイのクラス分けは実力で決められるので、俺は当然上のクラスになれるだろうと信じてやまなかった。
しかし結果は残酷だった。
「配属先はFクラスです。」
「…え?」
なんと、一番実力が低いとされるFクラスへと振り分けられてしまったのだ。
そこで感じた学校全体で行われるFクラスの差別に、性格の悪い貴族や先生達。
俺は決意した。
絶対上のクラスに成り上がってやる!
これは、魔力を持たずして生まれた秀才エスタが、オルエイ学園にて成り上がっていく物語。
※途中からシリアス多め。案外純愛。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 18:20:49
114114文字
会話率:38%
ここではないどこか──人と魔族が争う混沌の時代を経た世界。勇者一行に討たれた魔王の怨念は人の世から魔法を衰退させ、それに代わる形で科学が人類の発展を支える新たなパートナーとなった。
時は流れ現代──創立から800年で世界を席巻したエレノア
聖教会は、エレノア教の更なる布教を目指し世界最大の動画共有プラットフォーム・アレクサンドリアに一柱の偶像を創り上げた。それはかつて勇者と共に救世を成し遂げた聖女エレノアを名乗る配信者。この神への冒涜に等しい暴挙は世界各地で紛争をも巻き起こす未曾有の事態に発展するも、神秘の力を背景としたエレノアの活動は次第に人々の信仰を集め、世界中で聖女の再臨と歓迎されるまでに至る。
「だがそのエレノアは偽物だ」──幻想の聖女が君臨する仮想世界の片隅で、敵意の炎を身にまとい産声を上げたその背信者はアスティマと名乗った。それはエレノア聖教会にとって存在してはいけない男の名──
※当小説はカクヨムにて数話先行し投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 14:43:23
232290文字
会話率:66%
【イラストあり】
感覚をリアルタイムで共有するVRMMORPG『イレクシア•オンライン』。
効率至上主義者のランキング1位プレイヤー、通算PVP戦績無敗、無数のスキルと魔法を誇る氷室 亮はついに倒した。
攻略不可能とされていたゲームのラスボ
ス『魔神アシュタロス』を。
しかし、目を開けると自分が倒した魔神の身体になっていた。更に、ログアウトもできない状態で「お兄ちゃん」と呼んでくる謎の魔族の少女まで。
何らかの理由でこのイレクシアという広大な世界を統一しようと決めた氷室は、はたしてラスボスの魔神に神化し、魔族、人間族、亜人族、天使族、竜族を束ねる事ができるのだろうか。
【VRMMORPG】【ラスボスへの転生】【世界統一】イレクシアの広大な世界観が広まります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 19:26:19
64267文字
会話率:21%
『虹の彼方のダンテフォール ~堕ちる神と滅びる世界で、真実の愛が繋げる奇跡~』
1人のキャラ絵に惹かれて乙女ゲームにドはまりし、寝食を惜しんで推しの出現を目指す女子高生「羽角 玲於奈」。
彼女は推しの「最高神リュザス」ルートを見付けること
無く、気付けば異世界のド田舎・プペ村にただの村娘「レーナ」として転生していた。転生チートもなく、隣家の幼馴染の少年になつかれるだけの毎日――
かと思いきや、魔族と呼ばれる化け物に襲われたことで世界は一変してしまった!
幼馴染は転生直前までやっていたゲームの攻略対象で、彼女は、他の材料を使って人を治す「修復」の能力を秘めていたみたいで!?
けどゲームのヒロイン聖女が使っていた「治癒」とはちょっと違うみたい。
ならばレーナには推しである最高神リュザスに会う目標がある!
「リュザス様しか好きじゃないの!」と一途な思いを胸に突き進むレーナは、彼女に一途に思われたいリュザスとの邂逅をついに果たすけれど……何か違う。リュザスを求めたストーリー攻略も、攻略対象の気を惹くことになって恋愛がこんがらがった状態に!?
リュザスへの気持ちは2次元の壁を越えるのか!? モブだけど攻略対象との間に愛は生まれるのか?
レーナが気付く、一番大切な人とは!? 執着、溺愛、親愛入り乱れての、恋愛ゲーム開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 07:50:00
341117文字
会話率:37%
天気の優れないある日の事傷だらけの魔族が牧師に助けを求めました。本来ならば問答無用で騎士を呼ぶところを少し変わった、時代に取り残されていた牧師様は助けてしまいました。
世に言う禁忌であり、神の言う救済の始まりの瞬間でした。そんな二人の物語
最終更新:2025-01-18 20:10:00
17967文字
会話率:56%
会社での残業を終えた久我山英佑(くがやまえいすけ)が帰宅したところ、愛する妻と娘が殺害される現場を目撃する。
怒りに駆られた英佑は犯人に飛び掛かるも、返り討ちにあい、犯人によって無残に殺されてしまう。
薄れゆく意識の中、英佑が強く願ったのは
、犯人への復讐であった。
英佑が再び目覚めると、そこはエルメンスルと呼ばれる異世界だった。
エルメンスルは、天族の住まう豊穣と平和の国<天界ヴァナラード>
人や亜人の住まう大地と海の国<現世界アズガード>、
穢れと怨嗟に満ちた魔族の住まう瘴気の国<冥界ヘラベイン>からなる。
この世界の天族の一人、リッカによって英佑は神託を受けた。
一つ、暴虐を尽くしエルメンスルの秩序を乱す冥王を討つこと。
一つ、その助けとして、天族の力を限定的に授けること。
一つ、冥王を討った報酬に、英佑の望むままの元居た世界に返すこと。
神託の最後にリッカは、英佑に一つのことを誓わせる。
——何があろうとも、絶対に天族と人族を殺してはならない。
誓約を破ったとき、英佑の魂は冥界で永遠に彷徨うことになるという。
英佑は、人の子アルフォン・バルダーとして新たに生を受ける。
妻子が殺される前の世界に戻って彼女たちを救うため、異世界の旅を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 22:42:29
12518文字
会話率:21%
カルディア王国にある、6大都市のひとつ、交易都市エフィーラ。
かの地にあるラセコ洞窟に魔界の扉が開いたのは今より800年も昔のことだった。
魔族の使う魔術『マギア』は人類を蹂躙し、人々は成す術なく倒れて行く。
そんな中、人類は魔術を会得す
ることに執心し、ついに人類は魔術を根底とした神聖術『セーラス』を生み出すことに成功する。
これが、人類の反撃の狼煙であった。
人間と魔族との力は拮抗し、長き戦乱の世はその後数百年にわたって続く。
疲弊した両陣営は、ついに和平を結ぶこととなった。
こうしてこのエフィーラの地は、人類と魔族の文化・物資・技術が流動する世界で唯一の交易都市となって、早200年。
交易都市エフィーラには魔族が移り住み、人類と魔族が入り乱れ共存し、表面的には平和な世が訪れていた。
この地に魔族と人類が共に学ぶ学舎、アリティア学園が設けられ、魔術研究の拠点となったのもこうした歴史的背景があってのことである。
これは、そんなアリティア学園で繰り広げられるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-04 23:00:00
54825文字
会話率:47%
ーー剣、魔法、スキルなど何でもアリの「異世界」ーー
この世界には、人間、亜人、精霊、天使、そして魔族が存在し、魔族は殆どの種族から敵意を向けられていた。
人間との友好を望む第13代魔王「デリエブ・シクサル」は、人間国家からの不信感により
夢を果たせず、
第15代勇者「ハルト・タナカ」により討たれてしまう。
デリエブの一人息子で『無能力』「ライン・シクサル」は、デリエブが勇者に交渉した「1日」の間に魔王城から逃がされ、魔族と人間が暮らす村「アスタ村」へと足を進めるも、逃走時に追手に見つかりーーー
身体能力は人並み以下!武器の扱いも人並み!
精神力も人間並み!感情も大アリ!
そして何よりスキルを一つも【持っていない】。
魔族に生まれてしまっただけのほぼ人間な主人公が、
この厳しく残酷な世界でどう生き延びていくのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 21:21:24
527125文字
会話率:33%
魔族が闊歩し、魔王が支配する世界、人類は苦しい時を過ごしていた。
事態を打開するために、人の神はある存在を生み出した。
それは、覚醒または生まれながらに、特別な能力を持つもの…
『賢者』である。
数々の賢者が生まれ覚醒する中
、彼『クロイツ=シュバルツ=ローゼル=シュタイル』は、その人並み以下の身体能力と、全く無いスキル、魔力も闘気もないのに、賢者として覚醒する。
世界は彼をこう呼ぶ…
『無能の賢者』と…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 00:03:46
52845文字
会話率:54%
灰庭健人《ハイバ ケント》は、自分の右腕が砕かれていくのを見つめていた。ランスルート・グレイスは、烙印を押され名前と立場を奪われた。
五百年前に起きた災害により、記憶を失くした人類は、人間の国〈神聖アルカド皇国〉と、魔族の国〈ゼーバ〉
に別れた。両者を隔てるのは、未知の生物〈モンスター〉の巣《コロニー》。
奪われた故郷を取り戻そうとする健人。奪った全てに復讐を誓うランスルート。巻き込まれ少年と追放皇子。二人の出会いは偶然だった。偶然が因縁となり、宿命に変わった。
それぞれの道は歪み、やがて世界の記憶を目覚めさせる。それは世界にとっては重要だった。だけど結局、二人の戦いに関して言えば、最終的には私闘みたいなものだった。
「殺してやる、ハイバ」
「死ね、グレイス」
◆
魔族、魔王、勇者、姫、モンスター、七つの大罪。
巻き込まれ民間人少年主人公、撒き散らされる謎、徐々に積み重なるライバルとの因縁。整備士ヒロイン良いよね……。そんなロボットものです。
基本シリアス、たまに悪ふざけ。稀にミステリーを装います。修正は出来るだけ完結してからやるつもりです。百四十回くらいの更新を予定しています。
しばらくの間は毎日更新します。
楽しんで頂けたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 15:53:09
705975文字
会話率:55%