近代和風ファンタジー。幽世と現世を地続きに生きる少女の恋愛譚。
※以前カクヨム様に投稿した作品の改稿版です。
最終更新:2025-02-05 00:00:00
105054文字
会話率:39%
山珂国を守護する龍神が鎮まる霊峰、芙厳岳。その麓の里で祭司の家系に生まれた浅葱は、関わりを持つと厄災を呼ぶと恐れられ、腫物のように扱われながら孤独に育った。
しかし、禁足地であるはずの霊峰は浅葱を招き入れ、そこで彼女は孤独な龍神から求婚され
――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 00:00:00
61148文字
会話率:44%
結婚式の朝、花嫁はひとり巨立石メンヒルの前で死んでいた。幸せの目前で息絶えた娘に何があったのか? 若きデリアド副騎士団長・クール過ぎるカヘル侯が冷やっと謎に挑む、巨石コージーミステリー第一弾!
※この作品は「カクヨム」にても掲載しております
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Do not use my stories and images for AI training.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-04 07:00:00
67918文字
会話率:40%
「あなたが好いわ、よろしくね!」ひと目で彼に恋をした、自分の中の自然を信じろッ!全異世界が泣いた(まさか)、ふわもこ前向き令嬢×ちょい悪・山賊親分のラヴストーリー!「いや、困んのよ俺」
最終更新:2024-03-31 07:30:00
45918文字
会話率:47%
2045年、少子化対策として「婚育促進法」が施行された日本。30歳以上で未婚の者は所得の15%を「独身税」として徴収され、子持ち夫婦には住宅補助や教育無償化などの特典が与えられる社会。結婚届の審査はAIが担当し、虚偽申請には懲役刑という厳し
い制度下で、若者たちは必死にパートナーを探していた。
主人公・新倉湊(25)は介護ロボット開発のエンジニア。職場恋愛禁止の厳しい職場環境と重い家族の介護負担から婚活ができず、独身税で貯金が目減りしていた。ある日、社内システムから「結婚斡旋サービス」の広告が強制表示され、偽装結婚の闇業者「月下氷人」の存在を知る。
一方、元バレエダンサーの久我山蓮(28)は膝の故障で引退後、ダンススタジオを経営するも赤字続き。独身税と相続税の二重苦に喘ぎ、実家のスタジオを守るためなら偽装結婚も厭わない状況だった。
AI監視システム「アマテラス」の目を欺くため、2人は徹底的な演技特訓を開始。湊の開発した感情認識AIを逆利用した「愛情指数シミュレーター」で完璧な夫婦像を作り上げ、蓮が考案したダンスを取り入れた日常動作で監視カメラを欺く。冷めた契約関係から始まった2人だったが、蓮が湊の介護する祖母に本物の孫婿のように接するうち、互いに心の鎧が溶けていき……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 19:54:58
6953文字
会話率:43%
「この婚礼は……お前の悪夢の始まりに過ぎない。」
大阪で平凡なエンジニアとして働いていた**嶺司 龍牙(れいじ りゅうが)**は、突如として襲いかかった大地震によって命を落とした。
しかし、次に目を覚ました時、彼は豪華な紅い婚礼衣装を身
に纏い、金碧輝煌の結婚式場に立っていた。隣には、顔を薄いヴェールで覆った謎めいた花嫁の姿が——。
だが、これは単なる婚礼ではなかった。
彼が転生したのは、「天武大陸」と呼ばれる異世界。そこは強者こそが全てを支配する過酷な戦場。武者は大地を裂き、河を断ち、星辰を操ることさえできる。一方、弱者は虫けら同然に扱われ、ただ生きるために這いつくばるしかない。
しかし、龍牙を最も不安にさせたのは——
花嫁がヴェールをわずかに持ち上げた瞬間、漆黒の深淵のような双眸が彼をじっと見つめ、囁いた言葉だった。
「お前の武魂は……すでに選ばれている。」
これは悪夢か、それとも避けられぬ運命か?
この残酷な異世界で、彼は生き延びることができるのか——?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 04:23:42
4674文字
会話率:16%
※【結末を含むあらすじ】は活動報告をご覧ください。
人生を悲観するソラは失意の中、不意に異世界へ召喚された。突然の事態に立ち尽くす彼女はその場に居合わせた少女ジーノに助けられ、村の教会で保護を受ける。
この世界では人々を救う聖人の再
臨が求められており、魔女は破滅を呼ぶ者として忌み嫌われている。
異世界からの来訪者は魔法院に報告されることになっており、ソラはジーノと彼女の兄エースに連れられて氷の都ペンカーデルの院を訪れる。だが、魔法院の最高権力者である元老はソラを「魔女」と断定し、死を宣告した。ソラは魔法院を脱出し、兄妹を伴い西方へ逃亡する。
人類の仇敵と語られる魔女とはいかなる存在なのか?
魔法院に異を唱えるためにも、ソラにはその知識が必要だった。ところが、当てにしていた学者フランは何者かによって殺害されていた。その犯人というのが「宿借り」と呼ばれる殺人鬼、ナナシとジョン・ドゥである。しかもナナシという男は、どうにもこの世界の人間ではない。
やがてソラの執念とナナシの正義は対立し、二人の戦いに世界の命運が託される。
どう生きて、どう死にたいのか。
ソラは自身の最期を前に理想を見つける。
――私は、惜しまれて死にたい。
* * * * *
本作は「異世界神の黒き花嫁」のタイトルを変更し、構成や設定を見直して全編を再執筆したものです。端々の軽いノリを取り除いて理不尽の鍋に突っ込みシリアスにドがつくまで煮詰めました。
新たに魔物要素を追加しましたが、大筋と結末は元タイトルと変わりません。
誤字脱字の報告歓迎です。
申し訳ありませんが表記揺れは見逃してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 21:01:15
488736文字
会話率:54%
世界の救済は叶った。
それから十年……南の地の果てで死んだ救世の魔女──ソラが、北限の村ソルテに突如として舞い戻った。旅を共にしたジーノはその帰還を心から喜ぶ。だが、ソラをよく知るエースは目の前の女に違和感を覚えていた。
「貴方は一体、
誰なんだ」
警戒心をむき出しにして問うエースに、ソラの顔をした女は意味深な表情を浮かべて言う。
「やはり、キミを欺くのは難しかったようだね」
果たして【彼女】は何者で、その目的は何なのか……?
救われた後の世界で、その価値を問う。
復讐と償いの物語──。
※前作「異世界神の黒き花嫁」読破推奨
(https://ncode.syosetu.com/n5947ds/)
投稿予定日は活動方向をご覧下さい。
この作品は別サイトでも同名義・同タイトルで掲載しています。
アルファポリス|https://www.alphapolis.co.jp/novel/707359032/990318009折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-23 12:01:21
97473文字
会話率:52%
これは、私が悔いなく死ぬための物語──。
真綿で首を絞めるように魔女の呪いがじわじわと人々を苦しめる異世界に召喚されたソラ。
彼女は「救世の聖人」の魔力も持ち合わせていたにもかかわらず、悪しき魔女の烙印を押され、指名手配されてしまった。
他方、ソラと同じく異世界召喚に巻き込まれた男がいた。彼は偶然出会った白髪の少女と共に「鬼退治」と称して殺人を繰り返していた。
騎士に追われるソラはその濡れ衣をも着せられてしまう。
生まれてから27年、空いた穴には漏れなく落ちてきたような、ソラの不運な人生──その終わりは思いのほか近くにあった。
東の諸島国家へと渡り、魔法院によって改ざんされた大陸の本当の歴史を知ったことで判明する自らの余命。ならばただ死ぬのではなく、惜しまれて去りたいとソラは思った。
彼女は何のために命の最後を燃やし、世界を救うのか。
その執念は全ての悪意をねじ伏せ、成就する。
(二次改稿、第二章終話まで終了)
続編「魔女の葬送」
https://ncode.syosetu.com/n0841fw/
別サイトにも同名義・同タイトルで掲載しています。
アルファポリス|https://www.alphapolis.co.jp/novel/707359032/862146919折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-29 12:11:20
718322文字
会話率:56%
かつて神話の時代、この地を守護する神「風守様」を裏切り、人間界に落ちた恋人神「水神様」。その血脈を受け継ぐ須佐家の娘「神楽」は、水神様の転生を待ちわびる風守様の許嫁として育てられる。
16歳を迎え、花嫁修業として風守様の社で暮らすことにな
った神楽だが、水神様の記憶もなければ風守様ともウマが合わず、早々に退散することに。しかし、繊細な風守様の言動に触れるうち、次第に彼への特別な感情を抱いてゆき――。
そんな彼女の恋心は、実妹「香月」の登場で脆くも崩れ去る。
香月こそが、彼が待ちわびた水神様の生まれ変わりだったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 21:10:09
23196文字
会話率:48%
小夜は神職の実父と義母と腹違いの妹の家庭で、虐げられて育つ
許嫁の杉本と結婚したものの子が産めないという理由で、小夜は離縁されしまう
実家に居場所もなく、吉原に売られそうになり小夜は途方にくれた
そんな時、神職華族の犬神家が、子の産めない
小夜を嫁に欲しいという
当主の恭一郎は美男で若きエリート軍人
とんでもない格差婚に小夜は離縁前提なのではと疑う
不遇な小夜と恭一郎の不器用な恋のお話
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 08:10:00
102241文字
会話率:38%
ウェディングドレスのデザイナーであった源夢花は、病により夢半ばで若くして亡くなってしまった。魔法を操る貴族が支配する世界で第二の人生を歩み始めることとなった主人公、源夢花改めリーゼ。今世では世界一のウェディングドレスデザイナーになると意気込
むが、彼女は農家の娘。ドレスとは無縁の世界に生まれたものの、リーゼは決して夢を諦めない!果たして夢を叶えることはできるのか?!
「この物語はフィクションです。実在の人物、団体などとは関係ありません。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 20:00:00
36341文字
会話率:52%
双子の天使の花嫁を決める為、お城で宴が開かれました。
双子のうち兄は弟を貶めようとしますが、女性たちが兄を懲らしめ弟は想いを寄せる相手をダンスに誘うのでした。
キーワード:
最終更新:2025-01-21 18:10:10
2677文字
会話率:45%
「貴女を迎えに来たんだ。〝月読命の姫巫女〟よ。――――我が花嫁殿」
帝都から、少し離れた場所にある一つの大きな御屋敷。
月読命を奉り、生まれた女は代々姫巫女として神託を授かりその力を借り受けられる家柄である月詠家に生まれた二人の少女。妹の
月詠蒼依は、闇夜を思わせる波打った艶やかな髪と蒼玉を思わせる瞳を持ちその容姿と生まれ持った霊力の高さから月読命の姫巫女と謳われ、姉である月詠琥珀は、両親とも妹とも似通わない類稀なる容姿から、幼少期から〝月欠の忌み子〟と罵られ、女中同然の扱いを受けていたが、幼い頃に交わした〝約束〟が叶うことを夢見て暮らしていた。
しかし、その辛い生活もある日を境に一変する。姉は、当代随一を誇る四神【白虎】憑きの白菊翡翠に求愛された。
「琥珀さん、〝約束〟を果たしに来たよ」
これは、家族に虐げられていた儚い少女が愛されることを知り幸せになるための恋物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-21 07:53:34
874文字
会話率:18%
平凡な大学生が突然王位継承者に。花嫁候補は国王とその弟君の娘の姫様五人。この五人の姫様の中の誰かと結婚し、お世継ぎを作ることが俺に課せられた最大のミッション。責任重大な種馬?となった俺が、個性あふれる姫様たちと繰り広げるラブコメディです。
本作品はフィクションであり、実在する人物、団体などとは一切関係ありません。不敬である、不謹慎であるといったご批判はどうかご容赦ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 07:21:55
54492文字
会話率:34%
幼馴染同士の結婚。
口下手な年上花婿と、感情駄々洩れな年下花嫁。
婚儀の日に花婿の元に、彼女は美しい笑みを湛えてやって来た。
――到底は嫁ぐ目じゃない目をした花嫁が。
婚儀を終えた二人の、寝室でのやり取りです。
最終更新:2025-01-19 15:38:44
12359文字
会話率:33%
特務科の女子部にかよう葛葉(くずは)は、晴れやかな婚約披露に招待されていた。
華族令嬢と婚約するはずの御門(みかど)家当主――可畏(かい)は、葛葉を見つけると、なぜかこう宣言する。
「私の花嫁は彼女だ」と。
文明開花により変化していく帝
都に頻出する異形。
可畏の仮初の婚約者となった葛葉は、彼とともに怪事件を追うことに。
人と妖、異能と異形、怪異と思惑が錯綜する和風ファンタジー。
※他の投稿サイトにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 00:15:18
133778文字
会話率:44%
辺境の小国サイオンの王女スーは、ある日父親から「おまえは明日、帝国に嫁入りをする」と告げられる。
幼い頃から帝国クラウディアとの政略結婚には覚悟を決めていたが、「明日!?」という、あまりにも突然の知らせだった。
碌な支度もできずに帝国へ旅
立ったスーだったが、お相手である帝国の皇太子ルカに一目惚れしてしまう。
絶対におしどり夫婦になって見せると意気込むスーとは裏腹に、皇太子であるルカには何か思惑があるようで……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 22:15:08
378548文字
会話率:40%
実家であるロイター侯爵家への婿入りを前提にリヒャルト第二王子と婚約していたウルスラは、幼少期から彼好みの女性になるように両親から教育されてきた。
人生のほぼ全ての時間をリヒャルトのために捧げてきたにもかかわらず、ウルスラの有責で婚約破棄され
てしまい、怒った両親によってウルスラは花嫁という名の商品となる。
そんなウルスラを買ったのは、かつてロイター家で働いていた使用人の息子、レナード。今はバジリスク退治の英雄として名を馳せる彼の妻となったウルスラは恐れていた。
自分の秘密――胸きゅんを妄想し書き連ねたノートの存在が彼に知られることを。
黒歴史大暴露寸前の事態に、ウルスラは決意した。可及的速やかに、誰にも知られることなく、この黒歴史(胸きゅん妄想ノート)を燃やしてこの世から葬り去ることを……!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-14 18:10:00
49698文字
会話率:13%
和風恋愛ファンタジー × 継母(新しい家族)
天宮家は天女の末裔。天宮家の娘を花嫁として迎え、子を成すと、その一族は繁栄を極める。天宮家の娘が嫁ぎ先で子を産むと、その子は「才華」と呼ばれる異能の力をもって生まれ、一族を率いる存在となるから
だ。
ゆえに天宮家の娘を花嫁として迎えること、そして夫として認められることは男たちの誉れであった。
天宮家の長女として生まれた椿も、「天宮家の花嫁」になれるはずだった。
だが今年で二十歳になる椿には、花嫁の資格がない。椿の体は、十年前から成長が止まっているからだ。
代わりに両親の期待を受けて美しく成長したのはの二つ違いの妹、牡丹。椿の許嫁の男性も牡丹を妻に選んでしまった。
虐げられる椿に思わぬ縁談が舞い込む。その男は人間ではなかった。幽世から来た鬼、羅漢。双子の男児を残して妻に先立たれ、二人目の妻が必要なのだという。天宮家の厄介者でしかない椿は現世では死んだことにされ、羅漢への嫁入りは決まってしまう。それは婚姻という名の追放だった。
椿は幽世へと連れて行かれ、羅漢の二度目の妻、そして鬼の双子の継母となる。戸惑いながらも鬼の妻として、そして鬼の子の継母として奮闘する椿は、いつしか夫からも子どもたちからも愛されるようになり……
天女の末裔でありながら虐げられていた椿の幽世嫁入りファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 12:33:56
29737文字
会話率:52%
ユークレース王国の王太子である二コラとリディは幼なじみ。
二コラの花嫁になるために花嫁候補の一人として王宮に上がった侯爵令嬢リディ。
ところが、王宮に忍び込んでいたオニキス王国の王太子ジェイドとの出会いによって運命の歯車が狂い出してしまう。
あるとき、何者かに刺されたリディは死を覚悟したのち、時間が巻き戻されていることに気付く。
それからも何度もループする中でジェイドとの仲を深めていく一方、やがて執着を見せはじめる二コラ。
さらに謎の魔法使いの登場で、この【世界】と彼らの隠された想い、その真相を知ることになる。リディが選ぶべき恋の相手、そして未来は…。
(※コンテストの規約に則り、複数の公募に参加予定のため、状況によっては作品を途中で下げる可能性があります)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 11:47:22
109055文字
会話率:43%
嵐の夜、魔術師ラディは精霊王から「我が花嫁を助けてほしい」と依頼される。
花嫁とは大いなる力を宿し、代々生まれてくる赤ん坊だ。
この力が目的の魔物や人間から、精霊王が護り育て、今まで婚姻を繰り返してきた。
しかしある事情から、『今回助ける
花嫁、つまり赤ん坊は、ラディが20年間、娘として養育し、人として一人前になってから、精霊王の花嫁になるかならないか、娘自身が選ぶ』と“約束”を交わす。
それから、4年後——
ラディ親子は、王都の外れで、魔法薬局を経営していた。
ミーナと名付けられた娘は、大いなる力を封印され、自分の秘密もまだ知らず、すくすく育っている。
今は魔術師に憧れているが、精霊王も諦めてはいない。
穏やかに暮らしつつ、さまざまなことに巻き込まれるラディとミーナ。
花嫁か否か、選択する運命の日を無事に迎えられるのか。
〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜〜〜*〜〜〜
ゆるふわ設定、R15は保険です。矛盾はお見逃しを。誤字報告、感謝です。参考にさせていただきます。
ご訪問、ありがとうございます。
ファンタジー(?)とコメディに挑戦してみたいと書き出した今作です。お気軽にどうぞ。
ブックマーク、★評価、いいね、感想など、とても励みになります。
よかったらお願いします(*´人`*)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 19:03:18
126297文字
会話率:38%
「エリーゼよ、光栄に思うが良い。赤髭公爵の次の奥方として、お前が指名された。出発は明日の早朝だ! わはははっ」
「嘘でしょ、お父様! 何を仰るのですか!?」
愉快に笑う父ビリーに困惑し、エリーゼは驚愕しながら尋ねた。
エリーゼは没落した
伯爵貴族の令嬢だ。
それでも父伯爵は王宮勤めをしているから、今まで生活が困窮することはなかった。
既に領地と先祖代々の邸は売り払われているが、その分の資金の一部は父伯爵の懐に入っているから、贅沢しなければ当分は暮らせる状態にはある。
言ってみれば父の代での経営の失敗で、爵位以外を手放したようなものだった。
「どうして私が婚約者に? 私にはマイケルがいます。赤髭公爵に嫁ぐことは出来ませんわ」
ビリーを問いつめるエリーゼに、義妹のロリータがマイケルの腕を組んで姿を現す。
「そんなの大丈夫よぉ、お義姉様。私がマイケルと添い遂げますからぁ」
「すまない、エリーゼ。そんな訳なんだ」
ばつの悪い顔をした婚約者だが、義妹に胸を押し付けられて時々そちらを見てニヤケている。最低だ!
「な、なんでエリーゼとマイケルが? 嘘でしょ?」
「もう後戻りなんて出来ないわ、公爵様との約束だもの。今日はご馳走にしたから、たくさんたべましょ。ね、エリーゼ」
義母のアルラウネが喜色満面にお祝いしようと騒ぎ立てたことで、父が私を金で売り払ったと予想が着いた。
テーブルいっぱいに並ぶご馳走と、ロリータの着ている真新しいドレスと義母の大きな宝石の付いた指輪。最近まで家にはなかったものだ。目をそらす父を私は睨み付けた。
もうやってられない。
このご馳走は私を売った金で買ったものだろう。根こそぎ食い尽くしてくれるわ。
「ガツガツ。グビグビッ。っくううっ、美味しいわ!」
「まあ、下品ねぇ。エリーゼったら」
「本当よ。マイケルの前なのにそんな姿見せて、良いのぉ?」
もう貴族のマナーなんて、いらないわ。
マイケルなんてもっといらない。
だって明日死ぬかも知れないもの。
右手にフォーク、左手になみなみにワインを注いだグラスを持ち食べまくる。
「いやぁ~、私の分がなくなっちゃう」
義妹のブリッコ口調を目でギッと睨み付け、気にせず猛烈な勢いで食べまくる。文字通り最期の晩餐として。
そして翌日、赤髭公爵の邸へ向かうのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 11:11:58
7490文字
会話率:36%
【包帯公爵】の異名を持つ、ベスキュレー公爵家当主アルフレッド。他人と関わることを避け、領地に引きこもっていたのにどういう訳か国王命令で結婚することになった。恐ろしい噂の絶えない【包帯公爵】相手に、花嫁の方から逃げるだろうと思っていたのにやっ
てきた花嫁シエラはアルフレッドに好意を寄せてきて……?!
<新婚旅行編あらすじ>
ヴァンゼール王国国王ザイラックからのプレゼントで、友好国であるロナティア王国へ新婚旅行に旅立ったアルフレッドとシエラ。本物の夫婦としての絆を深めたい二人だったが、この新婚旅行の裏には様々な問題があった。
波乱だらけの新婚旅行、包帯公爵夫妻は甘い蜜月を過ごすことはできるのか……!?
※気まぐれに番外編を更新します。
【カクヨムでも掲載中】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 16:29:22
443894文字
会話率:27%
西大陸を力で支配している、カザーリオ帝国。かつては小国だったこの国が最強の帝国と怖れられるようになった裏には、悪魔と契約した皇帝カルロスの存在があった。カルロスは、生まれたばかりの娘を悪魔の花嫁にし、力を得た。
そうして、”悪魔の花嫁”とな
る皇女エレノアの存在は隠された。十八になれば、悪魔がエレノアを迎えに来る。しかしエレノアには”悪魔の花嫁”になる前に、どうしても会いたい人物がいた。
戦場で恐れられた、〈蒼き死神〉。
エレノアは、会ったこともない彼に恋をしていた。
この想いを伝えるまでは悪魔の花嫁になどなれない! エレノアは、恋しい人に会うために長年閉じ込められていた城から抜け出すことを決意する。
(カクヨムでも掲載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-22 13:00:00
150382文字
会話率:26%
本の虫姫と呼ばれたお姫さまは、姉姫さまの代わりに罰を受けることになりました。その上、悪魔の気まぐれにより花嫁に選ばれてしまいます。悲しみに暮れているかと思いきや、お姫さまはいつも通り笑顔で本を読んでおりました。不思議に思った神官さまが疑問を
ぶつけたところ……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 20:04:11
8123文字
会話率:57%
ある日突然、神の花嫁に選ばれたリリス。彼女は滅びの危機に瀕した王国を救う代わりに、すべてを捨てて神の御許へと旅立つことを望まれた。
動揺した彼女は、愛する婚約者や家族に助けを求める。しかし婚約者には婚約を破棄され、家族には栄誉ある死を早く
賜るように言われてしまう。誰もが彼女の運命を悲しむどころか、早く旅立つように説得してくることにひどく傷つく。
味方のない中、リリスは聖なる書に魔王を召喚する呪文が隠されていることを知ってしまう。
君は強いひとだからと言われ続けた、実は傷つきやすいヒロインと、ヒロインの弱さに気づき、うっかり絆されて契約したところ、今ではすっかりヒロインの虜になってしまったヒーローの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-25 20:04:02
8000文字
会話率:55%
若くして侯爵家を継いだベンジャミン。両親の悪行のせいで、残念ながら彼にはまだ婚約者がいない。
難航する花嫁探しに頭を抱えていた彼は姉の夫から、ひとりの令嬢を紹介される。非常に快活でしっかりとした女性。しかし、彼はふとした瞬間に彼女との会話
に違和感を覚える。
あるとき、領地に軟禁しておいたはずの母親が王都に舞い戻り、婚約者のオーレリアと揉めている場面に遭遇する。オーレリアのまさかの言動に、ベンジャミンはひとつの確信を抱いて……。
恋や結婚に夢を抱けなかったヒーローと、恋するあまり演技を頑張る恥ずかしがり屋のヒロインの恋物語。
ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-28 21:23:17
7960文字
会話率:56%