現世で病死したアリエスは、気付けば聖女として異世界のとある王国に召喚されていた。
だが、待ち受けていたのは、王位継承権を得るために自分を兵器として利用しようとする第二王子に、それを阻止しようと暗殺者を送りこんでくる第一王子だった。
たまら
ずに囲われていた神殿から脱出したアリエスは旅の魔女と出会う。
その養女となって王国からの逃亡に成功した。
やがて時は流れ、聖女を失った王国は魔獣の群れに飲まれて滅亡。
一方で十一歳になっていたアリエスは、かつてのトラウマから王子恐怖症を抱えつつも魔女(聖女スペック)として旅に出ることに。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 01:15:45
7345文字
会話率:22%
不定期更新になりました。
少年好きが好きを爆発させて、少年だらけの正当派中世異世界ファンタジー書けばこうなる。
少年だらけのファンタジー!世の中半分いるはずの女の子の存在は、……ほぼ忘れてます。
赤い髪と色違いの目を持つリリスは、奇異な外
見から親に捨てられ孤児として風の精霊女王セフィーリアの元で使用人として、魔導師として育つ。
だが、精霊王達に王位継承の承認を得る世継ぎの王子キアナルーサの旅に同行したことから自分が王子の兄であることを知った。
国を乱すことを恐れ、変わらず使用人生活を送ろうとする彼だが、隣国トランの脅威が高まりアトラーナの危機が迫る。
暗躍する隣国の魔導師リューズに対抗するすべはあるのか、彼は何者なのか、そしてリリス自身の隠された秘密も明らかになって行く。
長編。
更新は不定期、月水金。土日はPV少ないので休みです。
のんびり更新していきます。気長にお付き合いしてやるぜって方、よろしくお願いします。
**単独で楽しめますが、背景を知るため人物紹介を先にお読み下さい。
旧作あらすじをプロローグに付け加えました。
「赤い髪のリリス」は、私のかなり初期の小説です。
お読みになる剛気なお方は、人物紹介はネタバレになりますのでご注意下さい。
他に登場人物にスポットを当てた短編集があります。
https://ncode.syosetu.com/n9252fo/
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各話感想一言でもオッケーです、よろしくお願いします。
お気に召しましたら、ポイント頂けると励みになります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 00:52:34
1281127文字
会話率:29%
新居の薄暗い玄関で、恵水は下駄箱の奥にひっそりと隠された「継承水」という謎めいた化粧水を見つけ、乾燥でひび割れた肌に悩む彼女は、好奇心に駆られ、そのボトルを開けるのだった。
甘く妖しい香りが漂い、肌に触れた瞬間、冷たく吸い込まれるような
感触に心を奪われる。だが、その夜から異変が始まる。鏡に映る自分の顔が一瞬揺らぎ、暗闇の中でボトルが不気味に光る。耳元で囁くような水音、鏡の奥からじっと見つめる影。恐怖に震え、化粧水を捨てようとするが、ボトルはまるで意志を持つように彼女の元へ戻ってくる。響く湿った声が、「私の水を……返せ……」と這うように迫る。
一度使ったら最後、ソイツは恵水を追い続けるだろつ――お前の水を求めて、決して逃れられぬ呪いのように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 22:26:52
2798文字
会話率:35%
世界は、七つの理(ことわり)によって支えられていた。
炎・氷・光・闇・風・雷・大地──それぞれを象徴する龍たちは、創星の女神セレナの意志を継ぎ、静かに世界を見守っている。
グランディス帝国。
その南端の火山領に生まれた少女アグニス・ヴェル
ディアは、「炎」を受け継ぐ家系の次代として、帝国の秩序を守るために剣を取る。
──仲間を導き、民を守り、自らの命すら賭けて。
だが、その背には刻まれた運命がある。
彼女は、“世界が忘れたはずの存在”だった。
炎の継承者としての宿命と、消えゆく記憶。
少女が信じた理(ことわり)は、戦火の中で試されていく。
これは、理の世界で“在る”と選ばれた者たちの物語──
そして、やがてすべてを照らす星の律動《セレナ》の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 19:45:19
71033文字
会話率:13%
※本作は『七律詩篇』(本編)をもとに、AIが再構成したスピンオフです。
テンプレ風の世界観・構成で再解釈された物語をお楽しみください。
■本編はこちら(小説家になろう)
https://ncode.syosetu.com/n1234abc
d/ ← あなたの本編URLを記入
灰より目覚めし皇女アグニス。
政務と精霊と陰謀に翻弄されながらも、まだ“世界の理”には気づいていない。
皇家の使命、精霊との契約、そして……仲間たちとの誓い。
今、彼女が歩むのは、火の継承者としての道──
「AIがなろう風に再構成したらこうなった」を、どうぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-29 12:07:41
5344文字
会話率:27%
物語はアグレス世界を舞台に、冒険者編、神話時代、建国時代の三つの時代を織り交ぜながら進行します。冒険編では、主人公たちが冒険者学校で学び、大陸を駆け巡りながら過去の出来事を発見していきます。神話編では、魔王と勇者の戦いを描き、混沌とした世界
が滅びの道へと進んでいく過程を追います。建国編では、主人公たちが継承問題や戦争に立ち向かい、新しい国を築くために戦うストーリーが展開されます。物語を見守るのは、星、月、太陽、そして龍の存在です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 10:19:57
5926文字
会話率:11%
スーパーで見つけた最高級の桃――「清水白桃」を追っていた俺、葵(あおい)は、
目の前で光を放ったその桃に吸い込まれてしまった!?
気がつけば、そこは空も大地も果実の香り漂う、異世界〈桃界(とうかい)〉。
目の前に現れたのは、優雅で上品な桃
姫──清水白桃。
「ようこそ、桃魂(とうこん)の継承者様」って……え? 俺が選ばれし者!? なにそれ聞いてない!!
しかも桃界には、個性も果汁も強すぎる十二の姫君たちが存在していた!
・筋肉と火力で焼き上げるアホかわ武闘派:川中島白桃
・BBQと爆発タレの陽キャ元気娘:なつっこ姫
・優雅で氷のように清楚な毒舌姫:黄貴妃
・あざとさマシマシの恋愛小悪魔:さくら白桃
・そして、眠れる始祖の魂“夢みずき”──その正体は……まさか俺!?
バーベキュー試練、恋のきゅんセリフ対決、ドレス社交界、桃グモ討伐!?
“食べて・笑って・バトって・たまに世界を救う”
異世界〈桃界〉で、果実(じぶん)を磨け! 魂(もも)を燃やせ!!
だが楽しいだけでは終わらない。
葵の中に眠っていた“始祖の記憶”が目覚めるとき、桃界の真実が暴かれ始める──。
かつて桃界には、甘さを奪い尽くす黒き果実が存在した。
その名は《黒桃王アモルグレア》。
再び現れたその影は、姫たちの果汁と愛を狙って迫る!!
葵よ、おまえは“夢みずき”か、それとも……?
全力桃魂ファンタジー、ここに開宴!!
恋も戦いも試練も全部モモ盛りッッ!!
いざ叫べ――
「いってみょょょぉぉおおおおお!!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 09:24:41
17964文字
会話率:44%
王位継承の座を投げうって、愛する人とカレーを選んだ王子様のお話です。
「カレーの王様」ってご存知でしょうか……
最終更新:2025-07-21 07:00:00
2434文字
会話率:24%
ブランセン王国に住んでいる鍛冶屋の見習い「シュバルツ」は冒険者を目指す平凡な少年だった。
彼には人生の恩人でもあり、姉のような存在でもある「リーナ」という少女がいたが、ある日突然街を襲撃しに来た闇の神の継承者「ベーゼ」にリーナを殺されてしま
う。
復讐を誓ったシュバルツは剣をとり、ベーゼを倒すための修行を続けていた。
そんなシュバルツの元に光の神「ヴァイザー」がやってきて協力を申し出る。ヴァイザーはシュバルツを魔法で特殊な力を与えるなど間接的に支援し、遂にシュバルツはリーナの仇、ベーゼを激闘の末に倒すことに成功した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 00:57:22
18896文字
会話率:47%
公爵令嬢のアイリスは、婚約者の第二皇子、ウィリアムとの結婚披露パーティーで婚約破棄を言い渡される、はずだった。事前にその情報を得ていたアイリスは、パーティーの場でウィリアムが妹のリリーと浮気をしていることを暴露し、自ら婚約破棄を申し出た。
そもそもウィリアムの浮気はアイリスの計画だった。バカで自己中のウィリアムとの婚約に不服だったアイリスは、婚約者の座を狙っていた妹のリリーを利用して、ウィリアムに浮気をさせたのだった。
アイリスは浮気を暴露するだけでなく、以前からアイリスを慕っていたという貴族男性がその場でプロポーズをし、新たな婚約者となって颯爽と会場を去って行く計画を立てる。ギルドに婚約者役を探して欲しいと依頼をしたところ、ギルドマスターのヒースが自ら志願し、偽の婚約者になる契約を交わした。
婚約披露パーティーではアイリスの思惑通りに運び、ヒースとそのまま会場を後にしようとした時、ヒースは自分は昔王宮を追放された第3王妃の息子、ヒースベルク・ハインリッヒだと語る。王妃から身分が低いという理由で蔑まされ追放されてから、幼い自分をひとりで育てていた母は体を壊して亡くなった、全て王族のせいだと非難して会場を後にする。何も聞かされていなかったアイリスが詰めよると、ヒースは第三皇子として王位継承権を取り戻し、国王の首をとって自ら国王となり、復讐を果たすという。婚約者役はこれでおわりにするとアイリスが言うが、契約書に小さくヒースの計画が終るまで契約を続けることと書いてある。
こんなの詐欺よ! 王妃なんて絶対にならないんだから! ヒースの復讐劇に巻き込まれ、想像もしていない上に、望んでもいない王妃への道に足を踏み入れてしまったアイリス。王妃になる未来は回避できるのか?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 21:56:31
12004文字
会話率:70%
天空世界ムーカイラムラーヴァリー。
それは、天空に島々が浮かぶ異世界。
その天空世界の最上部に浮かぶ帝島。その神殿の中では、1人の少女が懸命に駈けていた。
その彼女を妨害しようと邪魔するものがあらわれるが、少女は突然光に包まれ『夢』
の中へ飛び込む……。
さやかの子どもであるヒカルは、15歳の高校一年生になっていた。
ヒカルに父親はおらず、母親であるさやかと2人で生活している。そんなヒカルはあと数日で16歳になり高校二年生になるまじかだったが、突然彼の目の前に金髪の少女が現れる。
その少女の左手は燃えるように赤く、そのせいで苦しんでいた。彼女を救うために、ヒカルはその指輪を強引に引き抜く……。
前作からの物語を継承するストーリーは、ヒカルを変えるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 11:12:20
34117文字
会話率:34%
創世記時代。人類の始祖となる運命を背負った少年は、アダムの継承者として家族と穏やかに暮らしていた。しかし、ある晩、突如現れた正体不明の道化師の襲撃により、すべてが一瞬で壊される。
『お前は、世界にいてはいけない存在だ』
道
化師から言い渡される身に覚えのない罪により殺され掛けるも、母エバが身を挺して庇い命を落とす。そこで発生した謎の時空の歪みに巻き込まれた少年が転生した先は、なんと数千年後の世界──現代だった!
道化師の言葉。母の死。そして時空の歪み。
すべてが絡み合い、少年は一体何を求め、何を解き明かすべきなのか。目の前に広がる未知なる世界で、彼が探し求めた真実の先にあるのは、果たして『希望』なのか。
──それは、神のみぞ知る。
───────────────────
※形式上は『序芝居』の続編にはなっておりますので、まず最初にそちらから読むことを推奨します。
なお、挿絵のある話には★マークがついてま
す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 09:18:33
28777文字
会話率:30%
Reprobate Online ~神去りし世界~
剣と魔法の世界観を売りに20年前流行したゲームで、通称Roと呼ばれる。
1アカウントにつき1キャラクター制で、一度決めたステータスと職業のリセットはできない。
職業を3つ選択して各
職のスキルを組み合わせながら攻略していくシステムで、プレイヤーの個性と趣味がより反映されるキャラ作成が人気なゲームだ。
前作の世界観を継承しつつ、剣と魔法の世界をVRMMOで限りなくリアリティに体験できる事を売りにして今回再び注目を集めている。
「とまぁ、こんな感じなんだけど、久しぶりにやらないか?」
SNSのグループチャットで誘ってくるのは梅梅うめうめ(40歳男)、確か20年前も梅梅が誘ってきたっけ。
「確かに興味深いが…時間がないな」
梅梅の提案をバッサリ断るのは神丸ごっどまる(40歳男)、確かに学生ではない今は時間が溶けるこの手のゲームは手が出しにくい。
「いやぁ、すごく面白そうではあるよね」
そして二人の間を持つ俺は鈴星べるすた(40歳男)、二人とは高校時代からの腐れ縁だ。
「最初の1カ月は俺が金出すから、護衛すると思って!昔みたいな廃人生活はしなくて良いから!」
「金の問題じゃない、それにやるなら自分で金を出す」
「まぁまぁ、最初の1回だけでも!」
「俺は奢ってもらえるならいつでもOKだよ」
「おいおい」
続けて何か言いたげな神丸をよそに、そのまま話を続ける。
「てかSNSでの連絡とか久しぶりじゃない?」
「まぁ、そうだな」
「仕事仕事で休みも合わないからなぁ」
「Roで同窓会するってのはどう?折角だからこの機会に旧交を温めようよ」
「いいねいいね、それじゃ集合時間は発売日のオープニングセレモニーがある12時前あたりからで良いかい?」
「あー…まぁ…そうだな、良い機会か。なんとかしよう」
こうして3人のオッサンゲーマーは同窓会として発売初日に集う事を決めたのだった。
――――――――
――――――
―――
そして当日
―――
――――――
――――――――
「この世界で死ぬと現実世界での死に繋がります」
俺達はゲームクリアまでログアウトできなくなった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 07:10:00
86252文字
会話率:50%
二十二になる年、令嬢としてのメリアーヌは死んだ。
捨てられたティアラの代わりに、軍服を与えられて。
最終更新:2025-07-19 22:00:00
107985文字
会話率:48%
平凡な少女であった百軒凛は、ある日、禍の王を封じた聖女・有栖川理花の力を継承していることを伝えられる。大学進学とともに澄田築に誘われ、異能を持つものが暮らす東京都如月区――通称・如月国へ渡る。
訳も分からぬまま異国の地で暮らして行くうちに、
多くの人々と巡り合い、己の未熟さに気付き、求められている役割を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 19:30:00
123460文字
会話率:47%
戦中に加担した“記録者”である祖父の遺品から、一族に秘められた加害と沈黙の歴史が明らかになる。孫である主人公は、封印された「部屋」と、語られなかった祖母の過去を辿り、赦しの不可能性と倫理の境界に直面する。記録することは加害なのか。語られなか
った沈黙は赦されうるのか。世代を超えて継承される記憶と責任を、静かに、しかし激しく問うポストメモリー文学の到達点折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 12:19:38
8036文字
会話率:19%
2048年。人類は身体の喪失と再構築の分岐点にいる。
多くの芸術家は老い、身体は滅びゆく一方で、演技・動作・声・反応はAIとロボットによって記録・再現されるようになっていた。
政府文化庁は「国家芸術継承計画(NACP)」を設立。
すべて
の人間芸術は、死を迎える前に「意識と演技をAI化し、アーカイブ化すること」を義務づける。
しかし、そのプロセスの中で、「身体なき芸術には魂が宿らない」という声が、静かに広がっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 14:00:05
8424文字
会話率:9%
アナログとAI技術が程よく混在している現代社会。心労により休職していたAI開発部の下っ端だった前田茉歩は、パワハラ上司の命令により岐阜県に出張してとある技術者を連れ戻せと向かうことに。
いやいやだと思ったが、顔も知らない上司のひとりである
こと。技術者としての純粋な興味がきっかけで、退職前にとそれを受けた。岐阜県関市に赴くも、あまりにもAIが組み込まれていないアナログ環境に最初は辟易しかけたが。幼少期の過ごし方や、件の技術者『多知獺(たちかわ)柊司(しゅうじ)』の不器用ながらも心地の良い気遣いに癒され。かつ、彼が独自に開発していた『動物型AI端末』の『璐羽(ロウ)』との接点が増えていく。
柊司の祖父がAI技術者の中でも改革に携わったが、本来は『鍛治師』の家柄だったこと。継承者が身内に柊司しかおらず、本人はこれまでの仕事を投げてまで戻っていたこと。AIを導入は、反対意見が多くとも技術者継承のために試運転を始めていたことなど。
事実を知った茉歩は、パワハラ上司たちのことなど関係なく……それまでの進路などが瑣末なことだと自覚した。身改めようと将来をさらに考えていけば、柊司を取り巻く状況の深刻さにも関わってしまうことに。
これは恋なのか。友愛なのか。それとも親愛の先か。
結末は流れで変わっていくので、綴り手もわからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 20:01:35
18578文字
会話率:53%
1968年、冷戦は最高潮に達し、核戦争の危機が現実味を帯びていた。アメリカ政府は、文明の崩壊を想定し、人類が消えた後にもアメリカという国家理念を継承させる手段を模索する。その中で極秘裏に立ち上げられたのが、非人間知性に文化を継がせる計画「P
roject ADAM(Advanced Descendant Adaptive Model)」だった。舞台はルイジアナ州アトチャファラヤ湿地帯。CIA心理部門の主導のもと、選ばれた種は人間に最も近い霊長類チンパンジー。社会性、模倣能力、秩序形成の本能を活かし、文化の模倣・吸収を促す特殊訓練が始まる。彼らは言語、象徴、制度、儀式を視覚的に学び、次第に自律的な秩序を形成し始める。人間の手によって創られたこの小さな社会は、やがて単なる模倣の域を超え、何か別の形に変容していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 15:44:57
2300文字
会話率:10%
「ねえ、じいや。これ、全部私のために?」 「……はい。サシャ様に楽しんでいただこうと」
この国サウザンドロの王の娘、サシャは王にも王妃にも似なかったため、愛されていなかった。
大切にされたのは、歳の離れて生まれた弟、王位継承者のルークだけ
。その弟にさえ会わせてもらうこともできず、ひとり寂しく毎日を過ごしていた。
ある夏、執事のセバスチャンが、孤独なサシャ王女を喜ばせよう、楽しませようと、夏祭りの準備をする。
お読みいただければ幸いです。エブリさんにも投稿です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 12:03:52
5245文字
会話率:35%
王家と神官団が統べる砂漠の国メラザイブ。奴隷を始祖とする王朝は内紛の最中にあったが、第一王位継承者となったバハールは争いを勝ち抜き、次代の王となる。彼女の治世を脅かす次なる敵は、王家に並ぶ権力・武力を持つ増長した神官たちだったが、その頂点に
立つのはバハールが弟のように可愛がっている神官長、ラウーフだった。
ラウーフがバハールを敬愛していることだけが、バハール支持派の安心材料だったが…
*てきとうなカタカナから分かるように、アラブ・ペルシア・トルコ・エジプト・モロッコその他砂漠じゃない地域をごちゃ混ぜにモデルにしているファンタジーです。実在の人物国家宗教団体とは一切関係がありません。史実とも関係ありません。ローファンタジー世界の話です。サイトでやってる漫画とは別の世界です。
*要旨は堅物おねえさん(イケメン)と愛が重い少年の話折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:31:14
18291文字
会話率:23%
伯爵令嬢のアリシアは半年後に結婚する予定だった。
公爵家次男の婚約者、ルーカスと両思いで一緒になれるのを楽しみにしていたのに。
ルーカスにとって腹違いの兄、ニコラオスの突然の死が全てを狂わせていく。
義母の願う血筋の継承。
ニコラオスの婚
約者、フォティアからの横槍。
公爵家を継ぐ義務に縛られるルーカス。
フォティアのお腹にはニコラオスの子供が宿っており、正統なる後継者を望む義母は
ルーカスとアリシアの婚約を破棄させ、フォティアと婚約させようとする。
そんな中アリシアのお腹にもまた小さな命が。
何があってもこの子を守らなければ。
大切なあなたとの未来を夢見たいのに許されない。
ならば私は去りましょう。
たとえあなたに選ばれなくても。
私は私の人生を歩んでいく。
これは普通の伯爵令嬢と訳あり公爵令息の、思いが報われるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 18:20:00
179417文字
会話率:29%
前世社畜の男は、乙女ゲームの世界にアレクサンダー王子として転生する。将来は国王になりたくない。ニートになりたいアレクサンダーは、弟か妹に王位を継承させることを考えつく。そして待つこと5年後、待望の弟が生まれることになったが……。
【この作
品はカクヨムにも投稿しています】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 15:38:05
2024文字
会話率:38%