災厄と戦の女神メアリーに、死ぬまで戦い続けるという呪いをかけられたコンの生活は、争いだらけだった。
「拳のコン」という渾名の拳法使い、コン・ドラグードは、山では山賊に、町ではやくざ者に、寝る時でさえどこかの御曹司を狙った刺客に間違えられて
命を狙われる。
そんなある時、ひょんなことから熊退治をするはめになったコンは、昼も夜も山を歩く猟師アルージにつれられ、ガルトン山に入る。
そこで人を襲う凶暴な巨熊(イグナロ)と戦い、初めて会う野生の獣にも関わらず、懐かしい面差しをコンは見た。
巨熊(イグナロ)の正体を見破った彼は、猟師たちよりも先に巨熊(イグナロ)に会うために、メアリーを連れて山に入る。「凶暴な野生の熊に遭遇する」という災厄を受けるためにメアリーが能力を使役すると、コンは巨熊(イグナロ)と対峙した。
巨熊(イグナロ)を、かつて同じ道場で技を競ったリエルだと断定する彼は、必死に呼びかけ、問いかけた。すると正気を取り戻したリエルは、相手がコンであることを知る。
しかし運悪く、猟師のアルージが巨熊(イグナロ)のリエルを撃ってしまい、彼は鮮血をふりまき倒れてしまう。
最後に、本来の姿に戻ったリエルを前にしてコンは意識を失った。
リエルが話しかける夢を見たコンは再び彼と会えることを信じて、メアリーとともに町を出て、武者修行の旅を続ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-24 17:17:47
22420文字
会話率:38%
八代 時雨(やしろ しぐれ)は、飛行機事故で両親を失い、自身も生き延びる為に、人喰いをしたためにマンイーターという不名誉な渾名がついた。事故により、醜い傷跡と、重度の精神疾患を自身に刻むこととなった時雨だが、中学卒業を機に、自分の事を知らな
い人達の元で新たな生活を営もうと決心、少し離れた高校に通い、新たな友人をつくり、平々凡々な生活を送るはずだった。
しかし、運命の悪戯が、彼を非凡の戦いへと駆り立てる。
家にある開かずの扉から出てきた美少女(?)は、時雨に、異世界からの侵略が始まる事を告げる。
世界が常識を縛り、非常識を許さない。異世界の知識を認めない。特殊能力者だけの戦場。それが、既知の概念を超えた、世界法則<リアリティ>のぶつかりあう戦いの幕開けだった。
金のため。愛のため。幸せになりたいから。神の仰せに従って。何となく。
土地買収。政権奪取。麻薬密売。宗教洗脳。軍事行動。
侵略目的も侵略方法も千差万別の敵に、時雨は仲間とともに立ち向かう。
:話の展開が、かなり遅いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-29 00:00:00
1843987文字
会話率:30%
とある世界に「月光姫」と呼ばれる幼くも美しい……中身おっさんのセレネという純白のお姫様がおりました。それとはまた別の世界に「無欲の聖女」と渾名される、清廉で麗しき……中身がめつい少年の漆黒の侯爵令嬢がおりました。とある事件をきっかけに、違う
世界の(外見上は)美しい淑女たちは出会うことになる。
※ヒーロー文庫様より書籍化された、中村颯希先生の「無欲の聖女」と、TOブックス様より書籍化されている拙作「夜伽の国の月光姫」のコラボ小説となります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 12:00:00
51807文字
会話率:34%
面妖な顔つきを持って生まれ、親に捨てられ、寺で育てられた音丸。
住職がこの世を去り、天涯孤独となった彼は、村人と交流することもなく、その奇っ怪の顔つき故、村人からは幻妖丸と渾名され忌み嫌われ疎外される。
人里から離れひっそりと暮らす音丸は、
鳥獣達と仲良く繰らす。
ある年の春、村を嵐が襲う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-20 03:00:08
4156文字
会話率:0%
本作は、拙作「肥前のクマー(並盛)」の改訂版です。
時は戦国、世は乱世。
九州は肥前の国に在った戦国大名・龍造寺隆信の幼少期に、現代人が憑依したところから物語は始まります。隆信は、勇猛果敢かつ冷酷無比で「肥前の熊」と渾名され、九州北部を席
巻しますが最後は敢え無く討死。その死後、龍造寺家は衰退しました。
このような結末を迎えぬ様、そしてあわよくば……を目指して頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-04 23:00:00
208224文字
会話率:21%
ロップイヤー族の精霊のミミは、かつての約束のため精霊界を捨て危険に満ちた人間界に赴く。
そこで彼女を待ち受けていたのは、最凶魔導士と渾名される黒髪のレギウスだった。
傍若無人なレギウスに、怯えながらもなぜか嫌いになりきれないミミ。
そんなレ
ギウスには、実は誰にも言えない秘密があって―――……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-06 23:06:58
4134文字
会話率:17%
恋愛、部活、学園、超能力、宇宙人、未来人etc……
とりあえず高校生の間に一度くらいは味わいたい要素として親しまれる要素というのは、つまり現状の俺にとっては、厄介事を運び込みかねないものに違いなかった。
――どういうことかと言えば、『天は人
の上に人を造らず人の下に人を造らず』という有り難いお言葉は、俺が見知り合うことになってしまったある女の所為で完全否定されるということだ。
『神様は人らしいし、人の上に居る神様なんだから人は上下が有ったりする』
そういう感じのことを、メチャクチャ回りくどく説明しようという訳だ。
これは通称「ジョン・スミス」という高校生らしくない渾名の世界有数の平凡な高校生が、トンデモナイ女子高生とともに恋愛コメディ日常SF青春その他エトセトラを遍く味わい、行き逢う上、このジョン・スミスによって書かれたあらすじから始まってしまう、酷く荒唐無稽で適当に繰り広げられる超次元高校生活の話である。
※「ハーメルン - SS・小説投稿サイト-」ともマルチ投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-24 23:57:15
4944文字
会話率:45%
大学生の青春。
ぐだぐだと、飲む夜に聞いたある恋愛話。
後に「学食探偵」の渾名で呼ばれる事になる真の、くだらない日常の第一話…。
最終更新:2016-09-30 05:45:32
2980文字
会話率:58%
神奈川県某山は嘘つき山という不名誉な渾名があった。
その山に一人、男がいた。
男は足を縺れさせながらも走る、走る。
そして走った先に見つけたのは――
※この小説はフィクションです。神奈川県にも神様はいます。
※不定期連載です。
キーワード:
最終更新:2016-09-02 19:00:00
2403文字
会話率:18%
あらゆる理想は、現実に疎外される。
二○一○年八月。
上宮家の跡取り候補――作り手主義の追求者たちは、盆休みに現当主である富之によって集められた。富之が贔屓にしていた跡取り候補、斉明が事故に見せかけて殺されかけたため、その犯人探しを
するためだった。
当主、斉明、跡取り候補たちの策謀が巡り合う中、裏で暗躍する影が見え隠れする……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-19 22:00:00
148239文字
会話率:37%
薔薇の渾名を持つ六人。
赤、白、青、黄、紫――黒。
六人はそれぞれ国を持っていて、とても仲が良かった。
ある日のお茶会で、赤薔薇と呼ばれる公爵令嬢・エミリが毒殺されてしまい、
困惑する五人はエミリを失いたくないあまりに、黒薔薇のオルカに全て
を託す。
オルカの国は、死の国――死者を留まらせることが可能であるから。
これは、エミリを天国へ行かせたくない五人の、言い訳。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-15 18:00:08
14908文字
会話率:19%
「破壊の神」と渾名されるリプエは前の戦いでもやりすぎて、神々の非難から逃れるべく今日も結界のなかにひきこもっていた。そんなある日、一柱の見かけない神が神々の使いとしてやってくる。神とも思えぬひ弱な様子に放っておくこともできず、リプエはその
神を彼の守護する泉の畔へと連れて行く。男神だと思ったその神は、実は両性具有だった。そうとも知らずとった彼の行動が、二柱の神を運命の『枷』で繋いでいく。 たわいなくじゃれている(?)二柱の神の、なれそめから心が通いあうまでのお話です。 ノーマルとは言い難いし……そのあたり、どうぞゆる~くお読みください。 本編の裏話を追加しました。よろしければそちらもお読みいただけたら嬉しいです。 ※裏話追加でタイトルと内容のずれがより広がってしまいましたので、タイトルを変更いたしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-29 05:00:52
50768文字
会話率:12%
技術大国ヌネイルで、『発条王』と渾名される恐妻家のエヴァンスランスは、今日も今日とて悪妻アンリシャンテにどやされる日々。
王后の怒声が響き渡るヌネイルの宮廷は、妾腹のエヴァンスランスを王に担ぎ上げた『宰相派』と、その甥グロウワットを擁する『
大公派』とに割れていた。
王の器ではないと自覚し、趣味の機械いじりに没頭していたいエヴァンスランスは、国政を宰相に牛耳られているのを良いことに、その娘であるアンリシャンテに操縦されるままになってきたのだが――。
ままなならぬ人生が生む宮廷事変。
※自サイトにて掲載中の作品を転載しています。カクヨムにも転載有り。
※若干の残酷描写を含みます。R15は念のため。自サイトではPG12指定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-26 17:05:47
27633文字
会話率:50%
柊 大和(20)は女である。
身長約180だが女である。
特技は子供の頃から銃剣道をやっていて時々自衛官に稽古をつけてもらってるでも女だ!!
そんな凛々しい彼女の渾名は、終始一貫『王子』である。
もう一度言っておこう!柊 大和は女だ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-11 23:42:24
14030文字
会話率:45%
『王女など、美しいドレスを着て、にこにこと笑顔を振りまくお飾りでいい』
そんな言葉を耳にして、
―― みそっかす姫と渾名されるウェラディアは、
自分の汚名を返上するために、漆黒の騎士を新たに選ぶ大祭に 男装して出ることに。
そこで出会
った剣士たち
――ひとりは灼熱の陽光の濃い影を思わせる黒髪の青年。
――ひとりは夜闇に儚く光を放つ月光の白金色の髪の青年。
ふたりの整った相貌にときめきながら、
―― 奇跡も魔法も消え去った王国で、
たったひとつの願いを叶えるために
男装とドレスの二重生活を送る日々――。
多少、ラブコメありのやや逆ハーレムっぽい女性向けシリアス・ファンタジー。
過去に一度書いた話の焼き直しですが、Web上の転載などはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-07 21:00:00
145187文字
会話率:27%
「忍びとは、魍魎が如き、非ず人の畜生なり」
二朝が並び立つ時代。九州は北都帝と足利将軍を奉ずる探題方と、南都帝奉ずる宮方とで二分され、激しい対立の最中にあった。だが、時は宮方有利に運び、存亡の危機に立った探題方は、浮羽国の忍び〔名人〕と
渾名される柏原三無に起死回生の一策を託す。無息・無音・無臭という、完全に氣を消滅する術を駆使し、三無は闇を駆ける!
<本作は、カクヨムでも掲載しています>
※この物語は、「巷説江戸演義」と題した筑前筑後オリジナル作品企画の作品群です。史実を土台にしていますが、フィクションですので「異世界ファンタジー」として読んでいただければ幸いです。また、作中には実際の地名が登場しますが、実在のものとは違いますので、予めご注意ください。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-05 15:31:39
21672文字
会話率:38%
白い武具を纏い白騎士と渾名される女傭兵と、黒い甲冑を纏い実力も抜きん出ている黒騎士と渾名される傭兵が戦場で出会った。
黒騎士の剣に倒され、傭兵として生きる事ができなくなった彼女を黒騎士が追い、求める――
※『従者のお仕事』と同じ世界
の少し先の物語、共通の人物が出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-15 23:38:46
44455文字
会話率:29%
今頃の季節になると思い出す事がある。ミシュラン。それは奴のあだ名だったのだが…
最終更新:2015-04-17 06:00:00
2261文字
会話率:16%
『蜘蛛』と渾名される少女が織り成す『惨殺系ダンジョンストーリー』
笑いありシリアスあり・・・時折、尻assアッー!すありでお送りします。
涙?・・・出るといいね。
長文練習を兼ねた試作品ですので更新速度はお察しください
最終更新:2015-04-16 04:37:20
6695文字
会話率:41%
お菓子が好きで好きで仕方がない青年ユウジ。彼は、美味しいお菓子を作って自分で食べたいという想いでパティシエ専門学校に通っている。勿論スナック菓子や煎餅なども大好物で、馴染みのスーパーでよくお菓子を買っている。そんなユウジは、店員から”お菓子
大魔王”と渾名をつけられていた。そして、それは異世界でも変わらない。彼は大魔王として召喚されるが、異世界に美味しいお菓子がないことを知ると絶望してしまう。だから彼はお菓子を作る。たとえ世界を征服してでも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-11 15:18:48
8112文字
会話率:54%