面妖な顔つきを持って生まれ、親に捨てられ、寺で育てられた音丸。
住職がこの世を去り、天涯孤独となった彼は、村人と交流することもなく、その奇っ怪の顔つき故、村人からは幻妖丸と渾名され忌み嫌われ疎外される。
人里から離れひっそりと暮らす音丸は、
鳥獣達と仲良く繰らす。
ある年の春、村を嵐が襲う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-20 03:00:08
4156文字
会話率:0%
本作は、拙作「肥前のクマー(並盛)」の改訂版です。
時は戦国、世は乱世。
九州は肥前の国に在った戦国大名・龍造寺隆信の幼少期に、現代人が憑依したところから物語は始まります。隆信は、勇猛果敢かつ冷酷無比で「肥前の熊」と渾名され、九州北部を席
巻しますが最後は敢え無く討死。その死後、龍造寺家は衰退しました。
このような結末を迎えぬ様、そしてあわよくば……を目指して頑張ります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-04 23:00:00
208224文字
会話率:21%
ロップイヤー族の精霊のミミは、かつての約束のため精霊界を捨て危険に満ちた人間界に赴く。
そこで彼女を待ち受けていたのは、最凶魔導士と渾名される黒髪のレギウスだった。
傍若無人なレギウスに、怯えながらもなぜか嫌いになりきれないミミ。
そんなレ
ギウスには、実は誰にも言えない秘密があって―――……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-06 23:06:58
4134文字
会話率:17%
恋愛、部活、学園、超能力、宇宙人、未来人etc……
とりあえず高校生の間に一度くらいは味わいたい要素として親しまれる要素というのは、つまり現状の俺にとっては、厄介事を運び込みかねないものに違いなかった。
――どういうことかと言えば、『天は人
の上に人を造らず人の下に人を造らず』という有り難いお言葉は、俺が見知り合うことになってしまったある女の所為で完全否定されるということだ。
『神様は人らしいし、人の上に居る神様なんだから人は上下が有ったりする』
そういう感じのことを、メチャクチャ回りくどく説明しようという訳だ。
これは通称「ジョン・スミス」という高校生らしくない渾名の世界有数の平凡な高校生が、トンデモナイ女子高生とともに恋愛コメディ日常SF青春その他エトセトラを遍く味わい、行き逢う上、このジョン・スミスによって書かれたあらすじから始まってしまう、酷く荒唐無稽で適当に繰り広げられる超次元高校生活の話である。
※「ハーメルン - SS・小説投稿サイト-」ともマルチ投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-24 23:57:15
4944文字
会話率:45%
「この国はいずれ、内部から滅びる」
ミレイユは、大陸最古の歴史を誇るファドナ王国の第一王女。
王位継承問題に心を痛め、国家の弱体化に祖国を憂う、正義感の強い真面目な王女である。
だが、数年前から父との不仲が原因で、公務という公務を全て放
棄。
おかげで今や、街での渾名は[国家の至宝]から[不良王女]へ。
王宮内では[不良債権]やら[国家の面汚し]などと呼ばれ、蔑まれていた。
と、そんなある日。
腐敗国家ファドナに不穏な噂が流れ始める。
隣国[グランシール帝国]が、ファドナ侵略に乗り出すかもしれないというのだ。
金と地位を守るため、右往左往する貴族たち。
恒久平和を信じて疑わない、平和ボケした国民たち。
国家のお飾りと化した、張りぼての騎士団と魔術師団。
そして、王位継承問題で割れる国内勢力。
そんな、全てが腐りきった国家の中に、着々と張巡らされる国家滅亡という名の陰謀。
何の取り柄もない、真面目で偏屈なだけの王女ミレイユ。
果たして故国を、国民を、最後まで守り抜く事はできるのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-03 04:42:13
370574文字
会話率:31%
大学生の青春。
ぐだぐだと、飲む夜に聞いたある恋愛話。
後に「学食探偵」の渾名で呼ばれる事になる真の、くだらない日常の第一話…。
最終更新:2016-09-30 05:45:32
2980文字
会話率:58%
神奈川県某山は嘘つき山という不名誉な渾名があった。
その山に一人、男がいた。
男は足を縺れさせながらも走る、走る。
そして走った先に見つけたのは――
※この小説はフィクションです。神奈川県にも神様はいます。
※不定期連載です。
キーワード:
最終更新:2016-09-02 19:00:00
2403文字
会話率:18%
あらゆる理想は、現実に疎外される。
二○一○年八月。
上宮家の跡取り候補――作り手主義の追求者たちは、盆休みに現当主である富之によって集められた。富之が贔屓にしていた跡取り候補、斉明が事故に見せかけて殺されかけたため、その犯人探しを
するためだった。
当主、斉明、跡取り候補たちの策謀が巡り合う中、裏で暗躍する影が見え隠れする……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-19 22:00:00
148239文字
会話率:37%
薔薇の渾名を持つ六人。
赤、白、青、黄、紫――黒。
六人はそれぞれ国を持っていて、とても仲が良かった。
ある日のお茶会で、赤薔薇と呼ばれる公爵令嬢・エミリが毒殺されてしまい、
困惑する五人はエミリを失いたくないあまりに、黒薔薇のオルカに全て
を託す。
オルカの国は、死の国――死者を留まらせることが可能であるから。
これは、エミリを天国へ行かせたくない五人の、言い訳。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-15 18:00:08
14908文字
会話率:19%
「破壊の神」と渾名されるリプエは前の戦いでもやりすぎて、神々の非難から逃れるべく今日も結界のなかにひきこもっていた。そんなある日、一柱の見かけない神が神々の使いとしてやってくる。神とも思えぬひ弱な様子に放っておくこともできず、リプエはその
神を彼の守護する泉の畔へと連れて行く。男神だと思ったその神は、実は両性具有だった。そうとも知らずとった彼の行動が、二柱の神を運命の『枷』で繋いでいく。 たわいなくじゃれている(?)二柱の神の、なれそめから心が通いあうまでのお話です。 ノーマルとは言い難いし……そのあたり、どうぞゆる~くお読みください。 本編の裏話を追加しました。よろしければそちらもお読みいただけたら嬉しいです。 ※裏話追加でタイトルと内容のずれがより広がってしまいましたので、タイトルを変更いたしました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-29 05:00:52
50768文字
会話率:12%
技術大国ヌネイルで、『発条王』と渾名される恐妻家のエヴァンスランスは、今日も今日とて悪妻アンリシャンテにどやされる日々。
王后の怒声が響き渡るヌネイルの宮廷は、妾腹のエヴァンスランスを王に担ぎ上げた『宰相派』と、その甥グロウワットを擁する『
大公派』とに割れていた。
王の器ではないと自覚し、趣味の機械いじりに没頭していたいエヴァンスランスは、国政を宰相に牛耳られているのを良いことに、その娘であるアンリシャンテに操縦されるままになってきたのだが――。
ままなならぬ人生が生む宮廷事変。
※自サイトにて掲載中の作品を転載しています。カクヨムにも転載有り。
※若干の残酷描写を含みます。R15は念のため。自サイトではPG12指定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-26 17:05:47
27633文字
会話率:50%
柊 大和(20)は女である。
身長約180だが女である。
特技は子供の頃から銃剣道をやっていて時々自衛官に稽古をつけてもらってるでも女だ!!
そんな凛々しい彼女の渾名は、終始一貫『王子』である。
もう一度言っておこう!柊 大和は女だ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-11 23:42:24
14030文字
会話率:45%
『王女など、美しいドレスを着て、にこにこと笑顔を振りまくお飾りでいい』
そんな言葉を耳にして、
―― みそっかす姫と渾名されるウェラディアは、
自分の汚名を返上するために、漆黒の騎士を新たに選ぶ大祭に 男装して出ることに。
そこで出会
った剣士たち
――ひとりは灼熱の陽光の濃い影を思わせる黒髪の青年。
――ひとりは夜闇に儚く光を放つ月光の白金色の髪の青年。
ふたりの整った相貌にときめきながら、
―― 奇跡も魔法も消え去った王国で、
たったひとつの願いを叶えるために
男装とドレスの二重生活を送る日々――。
多少、ラブコメありのやや逆ハーレムっぽい女性向けシリアス・ファンタジー。
過去に一度書いた話の焼き直しですが、Web上の転載などはありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-07 21:00:00
145187文字
会話率:27%
「忍びとは、魍魎が如き、非ず人の畜生なり」
二朝が並び立つ時代。九州は北都帝と足利将軍を奉ずる探題方と、南都帝奉ずる宮方とで二分され、激しい対立の最中にあった。だが、時は宮方有利に運び、存亡の危機に立った探題方は、浮羽国の忍び〔名人〕と
渾名される柏原三無に起死回生の一策を託す。無息・無音・無臭という、完全に氣を消滅する術を駆使し、三無は闇を駆ける!
<本作は、カクヨムでも掲載しています>
※この物語は、「巷説江戸演義」と題した筑前筑後オリジナル作品企画の作品群です。史実を土台にしていますが、フィクションですので「異世界ファンタジー」として読んでいただければ幸いです。また、作中には実際の地名が登場しますが、実在のものとは違いますので、予めご注意ください。
※この物語はフィクションです。実在の人物・団体・地名とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-05 15:31:39
21672文字
会話率:38%
白い武具を纏い白騎士と渾名される女傭兵と、黒い甲冑を纏い実力も抜きん出ている黒騎士と渾名される傭兵が戦場で出会った。
黒騎士の剣に倒され、傭兵として生きる事ができなくなった彼女を黒騎士が追い、求める――
※『従者のお仕事』と同じ世界
の少し先の物語、共通の人物が出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-15 23:38:46
44455文字
会話率:29%
今頃の季節になると思い出す事がある。ミシュラン。それは奴のあだ名だったのだが…
最終更新:2015-04-17 06:00:00
2261文字
会話率:16%
『蜘蛛』と渾名される少女が織り成す『惨殺系ダンジョンストーリー』
笑いありシリアスあり・・・時折、尻assアッー!すありでお送りします。
涙?・・・出るといいね。
長文練習を兼ねた試作品ですので更新速度はお察しください
最終更新:2015-04-16 04:37:20
6695文字
会話率:41%
お菓子が好きで好きで仕方がない青年ユウジ。彼は、美味しいお菓子を作って自分で食べたいという想いでパティシエ専門学校に通っている。勿論スナック菓子や煎餅なども大好物で、馴染みのスーパーでよくお菓子を買っている。そんなユウジは、店員から”お菓子
大魔王”と渾名をつけられていた。そして、それは異世界でも変わらない。彼は大魔王として召喚されるが、異世界に美味しいお菓子がないことを知ると絶望してしまう。だから彼はお菓子を作る。たとえ世界を征服してでも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-11 15:18:48
8112文字
会話率:54%
出会いは密室トリック。
㈱ひなびし商事の社長令嬢にして、同社の新人OLである雛菱陽凪(ひなびし・ひなぎ)は、社内で起こった密室殺人の最重要容疑者という窮地に立たされる。
その密室とは、貨物運搬用エレベータの地上搬出入口の踊り場であっ
た。
出入口のシャッターの鍵を保持していのは――陽凪のみ。エレベータは停止しており、扉は動いていない。起動用の鍵は根元から折れて、昇降機制御盤に挿さったままである。
真壁馨子(まかべ・かおるこ)警部補は、新しい相棒と共に、この密室殺人に挑む。かつて〈名探偵〉と渾名された相棒と別離して二年以上……。警察内で煙たがられていた彼女の新しい相棒は、警察官僚や政財界に太いパイプを持つ名家で世間知らずな超お嬢様・日比之奏音(ひびの・カノン)であった。体よく厄介事を押しつけられたのだ。
ブレーンを失った馨子は燻っていた。
窮地にたった陽凪を救おうとするのは、彼女を誰よりも大切に想う幼馴染み(恋人未満)で、㈱ひなびし商事をかつて倒産の危機から救った、公認会計士の青年・至峰解(いたみね・サトル)だ。
そして、馨子は解の推理力に目をつける。
果たして二人は密室トリックを破ることができるのか?
陽凪と解、馨子と奏音。二組のコンビが交わる時――事件が起こり、ミステリが始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-25 17:00:00
26720文字
会話率:41%
重複投稿 二作品目
2015年に別サイトで投稿した作品です。
スウジアツメ(別サイト:タイトル) ─→ テコゲー(小説家:タイトル)
朝起きたら、左手の甲に数字が書かれていた。
これは、何?
平々凡々な日常を送っていた学生達に贈られ
た突然のサプライズ。
これは、夢?
知らず知らずに〝なにか〟へ捲き込まれて行く学生達。
これは、現実?
学生達は平穏な生活に戻れるのか──。
消えない数字は何を意味する??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-08 08:18:25
17434文字
会話率:43%