2011年3月11日、業務上過失致死罪の容疑で留置されていた警察署が、東日本大震災の津波で全壊し、九死に一生を得た児玉軍司は、翌朝、同房の5人と共に釈放される。児玉は徒歩で避難する途中、大学進学を控えた城山香夜子をガレキの中から救助する。
香夜子と別れた児玉は事故を起こした原発に近づき、青い光を見る。
川崎に帰った児玉は、原発の作業員として売られ、再びフェリーで福島に向かう。しかし原発に行ったら命がないと知って相馬港から逃亡し、脇見組でガレキの不法投棄を始める。社長の脇田は大型免許のない児玉に、津波で行方不明になった堂本賢治の免許証を与える。
児玉は不法投棄に向かった産廃の処分場で、原発で見た光に似た青い輝きを放つロイヤルブルームーンストーンの指輪を拾い、指輪を着けていたと思しき女の死体を発見する。
児玉は堂本になりすまして義捐金を申請しようと、いわき市役所に向かい、市職員の涸沼公二に指輪をみとがめられる。それは行方不明になった恋人、佐々木美姫に彼が贈った指輪だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-14 17:41:22
204797文字
会話率:66%
侯爵令息ルカは幼馴染の令嬢ビビアナの「思い込み」と戦う毎日だった。
彼女は自分を『悪役令嬢』でだと、婚約者の王太子を『攻略対象』だと、やがて自分は婚約破棄されて父の宰相とともに死罪になるのだと信じて疑わない。
今日もビビアナに振り回されて、
外国の貿易船に一人乗り込もうとする彼女を止めに、港町まで来たのだが……。
「悪役令嬢が四つ子だなんて聞いてません!」と同じ世界観の話ですが、国が違うため魔法その他は出てきません。乙女ゲーム・婚約破棄ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-05 02:53:31
8957文字
会話率:48%
葬(はぶり)に入った多治見達は、『上様』からの勅命を受け仲間と共に遠征に出る。
その先で予定外の行動に出る下手人達に、多治見達『仕置き組』が急ぎ立てた采配で勅命を遂行させる。
多治見自身が仲間からの信頼を得て、『寺社奉行所』の中心人物にな
ってゆく。
ニューフェイスが加わり、多治見の移動なども有り、公私に渡り多治見の激動の第二部
尚この小説は第一部と同様すべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-29 09:00:00
120387文字
会話率:59%
戦国時代に発足したといわれる殺人集団があった。
発足当時は主の利益の為に暗殺をしていたと伝わるが
長い時代を引き継いできた集団は
人知れず犯罪者のみを葬る組織となっていた。
徳川の財宝が絡むとも噂される謎の暗殺組織
その組織の名は『葬』と書
いて『はぶり』と呼ぶ。
新宿南署生活安全課係長の多治見は
突如起きた事件をきっかけに『葬』の一員となり
表では信頼高い刑事として人の命と財産を守り
裏では殺人のリーダーとして人の命を奪う。
構想は三部作とかなり長い話しとなります。
また、発想と一部の書き出しが十年以上前なので
一部では多少の時代錯誤がありますがご容赦ください。
尚この小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-09 09:00:00
125276文字
会話率:62%
かの者、忌神の加護を受ける者。
悪逆非道の大殺戮を行なった神の加護を受けて、アインス=フリューゲルはこの世に生まれる。
忌神の加護を受けた者は、いつの時代でも見つかれば、死罪は免れない。
そんな世の中でアインスは、もう二度と目の前で誰かの死
を見たくないと、大切な人を守る力を欲し、魔法学院の扉を開いたのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-31 10:41:55
16254文字
会話率:28%
タールウは、双子の弟になり変わり、男として文官の任に就いていた。身の上を偽って務めていたことが見つかれば死罪はまぬがれないが、ある日、同僚の万象に女の姿を見られてしまい……。
※江本マシメサ様主催の『男装の麗人イラスト企画』で、コマ様(
@watagashi4)が描かれたイラストに、私なりのストーリーを付けさせていただいたお話です。コマ様、許可ありがとうございます!
併せて、『男装の麗人小説企画』に参加させていただきました。
素敵な企画に参加させていただき、ありがとうございます!
※話の舞台は中国風の架空の世界です。時代背景や文化(漢詩含む)には詰めが甘い部分が多々ありますが、ご容赦ください。雰囲気を楽しんで頂ければと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-22 09:25:53
9251文字
会話率:39%
罪を犯すと死罪になる国で彼はその死罪が適当であるかを判断する仕事をしていた。そんな彼の職務の1ページを切り取った話。
最終更新:2015-05-14 05:09:40
5443文字
会話率:27%
広大な領地と強大な軍事力を持ち、永い安泰を保ってきたとある王国。すべての軍を長きに渡りまとめあげてきた総司令官は頭を抱えていた。気の遠くなるような全軍の管理、繰り返される戦い、部下や戦友の死、死罪の宣告。国の要である人物は段々と鬱病と過労
に陥っていく。
豊かな生活を目指して軍に志願、入隊した青年ヴァルは、敵国からの思わぬ攻撃で総司令官の元へ向かうが、総司令官の鬱と体の限界を目の当たりにしてしまう。総司令官は考え、ヴァルに提案をする。
「お前に総司令を託したい。だから俺に死に場所をくれ。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-03 19:23:20
4504文字
会話率:55%
転びました。転んで恥ずかしくて恥ずかしくてホントにその時テンパってたんです。嘘じゃないです。ホントなんです。お願いです、お願いですから…死罪だけは許してくださいぃいぃぃぃぃぃぃいいいっ!!……って、あ、あれ?
最終更新:2011-09-24 00:56:29
5185文字
会話率:22%
「ぼくは、あにうえと一体になりたいのです」
建安文学で活躍した人物たちを中心に、曹丕と曹植が確執を生ずるまでに至る過程を描く、連作短篇集です。
※実験的に書いているので、頻繁に修正が入ります。
最終更新:2010-05-15 21:55:02
21611文字
会話率:25%