一目惚れと聞いて皆は何を思うだろうか?
信じられない、あるわけないそう思う人もいるだろうし、それは仕方のないことだと思う。実際に体験してみないとこれはわからないものだ。
斯く言う私も今まで一目惚れの存在を信じていなかった。そう、今まで。
なぜ過去形かと聞かれればそれは今、まさに今その一目惚れをしているからだろう。
その黒い髪は肩より少し長いくらいで内巻にカーブしており、前髪は眉の少し下で切り揃えられている。全体的にまとまっていて非常に綺麗だ。またその顔は小顔で整っており、本に落ちる目線は正に美人そのもの。
たまたま入った部室にこんな美人がいるとは思っていなかった私は取り乱した。いや、取り乱したは取り乱したのだが、実際はその驚きに平静を失ってその場に立ち尽くした。
ふと彼女の目線が私の顔へと向いた。綺麗。その一言に尽きるその顔が私を向いた。
「おや、すまない、本に集中して居て気付かなかった、ようこそ文芸部へ、歓迎するよ」
柔らかく微笑む彼女の笑顔は私のこれからの人生を大きく変えるものだった。
これが私と彼女の出会いの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-22 02:25:35
88998文字
会話率:56%
血と灰色の日常に嫌気が差していた古賀流斗は玄関のドアから異世界に召喚されてしまう。
召喚された先は国同士の戦乱渦巻く時代で、各国自分たちを導いてくれる勇者を待ち望んでいた。
流斗はそこで勇者と期待されるが、同時に召喚された久慈宮夜刀に立場を
奪われてしまう。
しかし、日常から脱却出来た流斗は理不尽な重荷を背負わなくてすんだとばかりに、気楽に生きることを考える。
戦争の機運が高まる異世界で、果たして流斗は自分の望む生活を手に入れられるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-08 16:20:56
82659文字
会話率:40%
とある神に不死の呪いをかけられた青年ロイは、幾度も魔王を討伐し、いつしか英雄として語り継がれることとなる。
英雄としての生活に飽き飽きしていたロイは、雲隠れしていたが、いつの間にかロイの祖国の王に足取りを捕まれていたらしく、魔王を鎮めよと勅
命が下る。
しぶしぶ魔王城に向かった彼の前には、魔王らしき少女が立ちはだかることとなるのだが…
「叔父様!私、ずっと貴方を待ってました!」
英雄を歓迎する魔王(軍団)なんて聞いてない。
※主人公は魔王ではなく英雄です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-26 18:35:47
29096文字
会話率:40%
冒険者ギルド・スチューデリア支部にて怒号が響き渡る。
ギルドに持ち込まれた依頼が失敗に終わったのだが、その原因がBランクの依頼にCランクの冒険者を斡旋したせいであるらしい。それも受付嬢が独断で許可を出してしまったという。
普段は温厚な副ギル
ド長の剣幕に呆気に取られていたギルド事務長だったが、先方に謝罪しに行くと云う副ギルド長に件の受付の上司である自分も同行すると名乗りを挙げる。
依頼人は聖都スチューデリアの国教である星神教のトップである大僧正。依頼は警戒が厳重なはずの大神殿から盗まれた神聖な像を秘やかに奪還する事。
如何なる叱責も覚悟の上と大僧正と会ってみれば、意外や大僧正は二人をにこやかに歓迎する。
そこで紐解かれる盗賊の真意と副ギルド長の過去。
次第に事務長は神像窃盗の裏に隠された悪意と陰謀に翻弄される事となる。
果たして事務長はおぞましい悪意から愛する人を護ることが出来るのだろうか?
※この物語は『冒険者ギルド職員だって時として冒険する事もあるんだよ~副ギルド長編~』の続編となっております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-21 13:35:19
45660文字
会話率:40%
或いは詩的な、文章について思うことをつらつらと。勿論、気に入らなければ読む必要など微塵もない。唯、正当な批評は大いに歓迎する。
最終更新:2017-09-17 00:29:33
5629文字
会話率:0%
今までの生活の中で溜まっていった気持ちを吐き出すように、金見静は、両親にメールを送り、連絡手段を捨て、旅に出る。旅を続け、自分の居場所も分からなくなった時に、彼の事を新たな景色が歓迎する。
最終更新:2017-07-03 04:00:00
1580文字
会話率:51%
雷鳴轟く街中の教会で事件は起きた。
盗難事件に殺人事件。
そこへ偶然現れた探偵と助手。
街は2人を歓迎するように鐘が鳴り響いていた。
最終更新:2017-05-19 20:02:27
1233文字
会話率:24%
「自分」とは、いったどんなものだろうか。
周りとの関わりを”いい感じ”に取り繕ってきた西村肇(にしむらはじめ)にとって
それはとても難しい問いかけだった。
「自分」とは、いったいどんな人間なのだろうか。
周りに望まれる自分を演じたきた中原
綾(なかはらあや)にとって
それはいつしかわからなくなってしまったものだった。
入学早々、新入生”が”上級生を歓迎する会、「新入生歓迎会」のクラス委員となった肇と綾。
「自分」をもたない2人が務める、誰かのための役目。
これは、「自分」を考える、優しい青春恋愛物語。
※2017年5月7日 全31部にて完結いたしました。
読んでいただいたすべての方に、感謝を申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-07 18:39:46
51348文字
会話率:19%
獣化症の主人公「B」は、周囲から嫌悪の目で見られ、やけになって自殺しようと行動にでる。だが、目が覚めたら、そこは見知らぬ異世界。そして、そばにいるのはエルフの美少女。だが、それは平穏な世界ではなかった。ナイトゴーレムと呼ばれる、カスタム化さ
れた魔力吸収型のゴーレムがエルフを襲おうとしていたのだ。なんとかナイトゴーレムを退治するBだが、自分が獣化症だとエルフたちに知られてしまう。でていくしかない。そう考えていたBに、エルフたちは歓迎の笑顔をむけた。
「Bこそは自分たちを守ってくれる」
エルフたちがBを歓迎する理由は? ナイトゴーレムとは? 一度は自殺を考えたBだが、この世界でやり直すことを決意する。Bは、はたしてエルフたちの希望になれるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 15:57:54
135536文字
会話率:62%
やぁ、退屈嫌いの諸君、早速だけど、君たちに紹介したい所がある。
【隔絶都市アマイモン】、全ての国や都市から隔絶され、全ての都市活動を自らで担うこの街では、九十九条の特殊な条例の下、独自体制が敷かれている。
そしてこの街の住民全ては、特殊
な力、技能【スキル】を身に付けることができるんだ。正に理想郷《ユートピア》だと思わないかい?
この街は毎日が喧騒的で、本当に飽き飽きしないよ。愉しくって、愉しくって、たまらない。
毎日毎日起こる騒がしいほどの事件や騒動に、一味も二味も違う風変わりな町の個性的な住民達。
もし諸君達が刺激のない平凡な毎日が気に食わないって言うんならこの街は諸君らにぴったりさ。
さぁ、俺と一緒にこの街の際限ない刺激とスリルを愉しみ尽くそうじゃないか。
俺の名前は、天寺 享一《あまでら きょういち》。
【愉しみ屋】の天寺享一だ。
もし諸君らがこの街に来たいのなら、俺は何も止めはしない。むしろ盛大に歓迎するとしよう。
ようこそ、我らが理想郷《ユートピア》へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-31 22:48:31
12580文字
会話率:27%
探索隊が降り立った惑星の住人達が歓迎する理由とは…。
最終更新:2016-03-17 18:45:53
657文字
会話率:45%
ある日、夕ヶ丘高校に飛山 零という転校生がやって来た。生徒達は歓迎するも、彼の性格や態度に妙な違和感を覚えた。
実は彼は、違う世界からやって来た、この世界では架空の存在である、いわゆる超能力者(エスパー)だったのだ。
零は理香や海斗をはじめ
とした五人と知り合い、次第に溶け込んでいく。
高校生活を送るなかで零は、五人それぞれが持っている「約束」の存在を知る。壁にぶつかりながらも約束を果たそうとする五人の姿を見て、零の心に変化が現れていき、人間の感情というものを徐々に学習していく。
それは温かく、優しいものでありながら、残酷なものでもあった。
人間はなぜ争うのか?
人間はなぜ助け合うのか?
零は感情がないからこそ、人間の真理について考える。
そんな中、零に時間制限(タイムリミット)が!?
零に隠された秘密とは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-12 12:11:02
9980文字
会話率:27%
我はそなたを歓迎するぞ。異界からの客人よ――。
ある日突然、全く同じ、けれど微妙に違う平行世界に焼きたてのパンケーキが乗ったフライパンと共にやって来た香澄。
行く宛てのない香澄を保護したのは、白汐霊と名乗る一匹の白蛇だった。
昔の自
サイトに載せていた連載の番外です。加筆修正して投稿しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-02 22:39:56
5095文字
会話率:43%
「歓迎するよお兄さん、ようこそ不死の館へ」
ただ普通に学校に通ったり、友人達と何気ない話をしたり、家でゲームをしたり漫画を読んだりして、ただ普通に日常を過ごしていた高校生『阿里谷 拓人』は気がつくと真っ白な部屋で横たわっていた。そこに現れ
る謎の少年『赤崎 翔』。翔に案内された場所で出会った二人の男女『御影 春奈』と『波多瀬 玲二』を加えて翔は軽々と説明をする。「この館にいる限り君達は不死身、でもこの部屋から出て行くと不死身な体に合わせた地獄のような拷問にあう」と……説明を聞かされても半信半疑な三人は脱出を試みる。その先に訪れる絶望がどれだけ恐ろしいものか知らずに……。不死になった体だからこそ味わえる恐ろしい体験。三人は果たして無事に館から脱出できるのか?脱出系ホラーサスペンスここに開幕!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-18 13:00:47
6982文字
会話率:45%
観光客さん、鬼灯町にようこそニャ。ここは私たちネコの〈化外〉がいっぱい住む町ニャ。観光客さんも、私たちに会いたくて来たのかニャ?
……ニャ? 化外って何かって? えーと、うーんと、そう、簡単に言えば妖怪、例えばネコマタみたいなものニャ。
動物の姿をしているけれど、人間さんみたいにとっても頭のいい生き物ニャ。
普通の人にはただの動物にしか見えないけれど、観光客さんは普通の人とは違って化外の本当の姿が見える人間みたいニャ。歓迎するニャ♪
あ、でも、おもてなしはしたいのはやまやまだけど、私たちはとっても忙しいニャ。ごめんニャ。だって、今私たちがお世話になっている「街角組合」は、橋の向こうの「駅前組合」と喧嘩中なのニャ。
うちの立派でかっこよくて男前の親分さんと、向こうの親分さんとの間で、最近新しくできた公園を取り合っているニャ。
私たちもがんばって、新公園を街角組合の縄張りとしてしっかり守っていくニャ。応援して欲しいニャ。
今はお互いに睨み合っているだけだけど、いつか駅前組合には目に物見せてやるニャ。
ニャ? 少し興味がわいてきたニャ?
だったら、守役さんのところに行くニャ。守役さんの名前は三枝あかねっていうニャ。中学二年生の学生さんニャ。鬼灯山に昔から住んでいる、めちゃくちゃおっかなくて強くて偉い化外の〈ハクメン様〉から、私たち化外を管理する役目を仰せつかった家の人間さんニャ。
あかねさんもきっと守役だから、私たちの喧嘩を仲裁しようとがんばっているはずニャ。観光客さんも、何か化外について分からないことがあったらあかねさんに聞くニャ。きっといろいろ教えてもらえるニャ。
それじゃ、そろそろ私はパトロールの時間ニャ。観光客さん、楽しんでいってニャ。
おさらばニャ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-15 08:09:13
84262文字
会話率:57%
自サイト(http://58617.blog.fc2.com/)にて重複掲載・同時更新中。短編集。
この街はいつも時間が無い。時間が連れてくるのは恐怖だ。時間が連れてくるのは焦燥だ。時間が連れてくるのは崩壊だ。
捨てられずに頭の片隅に
残しておいた記憶の街は、受付時間を超えてやってくる演者を歓迎する。手荒く、物悲しく、意味不明に無秩序に、わたしを歓迎する。
とある街の出来事の、ある程度系統だたない記録群。またの名を夢日記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-14 16:40:43
22943文字
会話率:26%
春町 こがれは駆け出しの新人アイドル。歌が上手いって事以外にこれと言った売りの無い『普通の子アイドル』だけど、夢は大きくトップアイドル! ……だったはずなのに、所属していた事務所が倒産。こがれは『普通の子アイドル』から正真正銘『普通の子』と
なってしまう。──夕暮れの公園、傷心のまま慰めに歌ったデビュー曲。ところが、それに呼応するかの如く空に巨大な魔方陣が現れて……。魔方陣の光の中に吸い込まれた彼女を待っていたのは、ファンタジーテイスト溢れる異世界『アルフハイム』での生活だった。健気に懸命に、そして逞しく異世界で生き抜くこがれ。様々な人々との出会いの中、次第にアルフハイムでの生活にかけがえの無いモノを見出していくが……伝説に語られる黒き竜がこがれの前に降り立つ時、彼女の宿命が呼び醒まされる。「──聖女よ、我々は貴女の帰還を歓迎する」※基本お気楽なライトファンタジー、時々シリアス風味でやっていければと思っております。読み難い箇所等もあるかと思いますが、都度ご指摘をいただき改善していければと思う次第です。よろしくお願いいたしますー。pixivの方にも掲載していってみる事にいたしましたー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-02 10:43:34
16407文字
会話率:19%
人口が五百億を超え、人類は地球の外へ出ることで新たな居住地を得ようと画策していた頃。人類にとって初めての地球外知的生命体――それは人類に限りなく近い姿をしていた――がコンタクトをとってきた。曰く、銀河には様々な知的生命体が存在し、全体主義
を成している。アーソイド(地球人類)も歓迎する、と。
人類は異星人の協力で人類を銀河系へと旅立たせる〈星の庭計画〉を実行。地球人類は晴れてアーソイドとして、銀河中の知的生命体があらゆることを取り決めている組織――〈知の全体会〉に参加した。
〈知の全体会〉によってもたらせた波動を観測する器官――共臓(シンサー)を持つ共感者(シンソイド)を養成する必然性が出てきた地球人類は、母星である地球に学校を創る。
それが地球人類教育重合機関(アーソイド・エデュニティ)であり、目的に応じた四つの機関を作り出した。
その中で、「全体にとって危害を加える可能性が十分に高い」とされる問題児ばかりを集めたDクレイドルに、地球人類が〈知の全体会〉に加わった二百年後、新しい問題児が加わることから物語が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-02 22:32:05
23565文字
会話率:47%
「有り体に言えば――世界を、壊す……かな!進んで協力してくれたまえ、才能有る殺人者君……私は君を歓迎するよ!」
……そんなイカレた男に、俺は雇われた。
世界を壊すなんてどうでもいい。ただ、俺は俺が生きる為だけに戦おう。
「殺人機械」
の過去編ですが、本編を読まなくても大丈夫です。
というか、こっちから読んだ方がいい気もします(多少のネタバレもありますが)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-21 17:55:56
4470文字
会話率:29%
この小説は作者が文芸部誌で公開したものです。
2011年秋に保管編を公開予定です。(都合により遅れる場合があります。)
芽高高校に入学した主人公ガムは部活に入る気もなく、『帰宅部』として家にさっさと帰るつもりだった。
しかしその道を塞ぐか
のように、謎のアイドル体型の女性が彼と親友シロを連れ去ってしまう。
ガムは気がつくと倉庫のような部屋に…。
そんな戸惑うガムに女性は言った。
「ようこそ、帰宅部へ! 歓迎するよ、新入生」
と―――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-17 22:23:11
22841文字
会話率:29%