【第二次世界大戦ノルマンディー。少女の義手はドイツ兵を殺戮する凶器となる】
第二次世界大戦──ドイツ占領下のノルマンディー地方モン・サン=ミシェル。
時代は、ユダヤ人にとってあまりにも過酷であった。
祖国ポーランドから逃れるため、両親と共
に密航船の船倉に身をひそませるユダヤ人少年・ラドムだったが、ドイツ兵は逃がしてはくれない。
殺戮ショーを楽しむかのように、ドイツ兵はラドムの両親を嬲り殺した。
傷を負い、船の中を逃げ惑うラドム。
刃が迫り、死を覚悟したその瞬間──彼の前に現れたのは銀色の美少女・アミであった。
圧倒的な身体能力と、鋼鉄で造られた右腕を凶器に、たったひとりでドイツ兵を倒していくアミ。
彼女は《鋼鉄の暗殺者》の異名をもつフランス・レジスタンスであった。
素はちょっとアレ…良く言えば天真爛漫なアミは、ラドムをモン・サン=ミシェル島へと連れていく。
武器商人ガリル・ザウァー率いる武器製造売買グループ《武器庫》に迎えられるラドム。
しかし、そこに安息はなかった。
死。裏切り。逃亡。戦闘。殺戮。
アミの出生に隠された秘密とは。
裏切者は誰なのか。
《鋼鉄の暗殺者》を執拗に狙うドイツ兵の魔の手が、ラドムに迫る。
繰り広げられる戦闘に傷つきながらも、ラドムはアミを守ろうと立ち上がった。
1940年。第二次世界大戦下のヨーロッパ・ノルマンディーを舞台にした歴史アクションファンタジーです。
【主な登場人物】
ラドム…ユダヤ人少年。虐殺から逃れてきた。
アミ …圧倒的な戦闘能力でラドムをドイツ兵から助けた少女。
《鋼鉄の暗殺者(アイゼン・メルダー)》の異名をもつ。
ガリル・ザウァー…アミの育ての親。武器製造売買グループ《武器庫》リーダー。
シュタイヤー…ガリル・ザウァーの右腕。
ザクソニア…《帝国の狼(ライヒ・ヴォルフ)》ドイツ国防軍第二七七歩兵部隊所属。
H.アッド・オン…《狂気の刃(ヴァーンズィニヒ・クリンゲ)》ザクソニアの部下。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 22:10:00
132936文字
会話率:25%
1683年、城塞都市ウィーンはオスマン帝国の大軍に包囲されていた。
第二次ウィーン包囲である。
戦況厳しいウィーンからは皇帝も逃げ出し、市壁の中には守備隊の兵士と市民軍、避難できなかった市民ら一万人弱が立て籠もった。
彼らをまとめ
、指揮するウィーン防衛司令官、その名をシュターレンベルクという。
敵の数は三十万。
戦況は絶望的に想えるものの、シュターレンベルクには策があった。
ドナウ河の水運に恵まれたウィーンは、ドナウ艦隊を蔵している。
内陸に位置するオーストリア唯一の海軍だ。
彼らをウィーンの切り札とするのだ。
戦闘には参加させず、外界との唯一の道として、連絡も補給も彼等に依る。
そのうち、ウィーンには厳しい冬が訪れる。
オスマン帝国軍は野営には耐えられまい。
そんなシュターレンベルクの元に届いた報は『ドナウ艦隊の全滅』であった。
もはや、市壁の中にこもって救援を待つしかないウィーンだが、敵軍のシャーヒー砲は、連日、市に降り注いだ。
【主な登場人物】
シュターレンベルク…ウィーン防衛司令官。オスマン軍の包囲から市を守る。
リヒャルト…シュターレンベルクの息子。プライドは高いが無能っぷりをさらけ出してしまう。
マリア・カタリーナ…シュターレンベルクの娘で、フランツの妹。偏屈でトラブルメーカー。
フランツ…シュターレンベルクになつくパン屋。変人。
グイード…シュターレンベルクの従兄弟で右腕的存在。歌手志望だが、ひどい音痴。
バーデン泊…有力諸侯。シュターレンベルクに反発心を抱いている。
ルイ・ジュリアス…フランス出身の貴族。リヒャルトと仲が悪い。
ヨハン…ウィーン市長。シュターレンベルクとはそりが合わない一面も。
アウフミラー…ウィーンに住む絵描きの青年。マリア・カタリーナの恋人。
エルミア…シュターレンベルクの愛人。
※完結済。毎日更新します※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 22:00:00
174111文字
会話率:20%
1年戦争でのヨーロッパ戦線で、ジオン残党を倒す
ヨーロッパ戦線MS第2小隊シグナス。
そのさきに待ち受けるモノは、、、
最終更新:2025-07-12 18:11:45
2365文字
会話率:30%
50代のサラリーマン柴田修介は、頭痛でフラフラする頭を押さえながらの会社からの帰宅中、女子高生にぶつかられて車道に倒れ込み車に引かれてしまう。
頭痛のする頭のまま、誰かの問いかけに答えていくと、いつの間にか原生林の中にいた。彼は18歳ま
で若返ったものの、コーヒーを召喚できるという能力しか持たずに、中世ヨーロッパ並みに文化レベルの低い、さらに街の外には魔物も現れる危険な異世界に転移していた。
一緒に転移していたらしい女子高生アヤナこと佐藤あやなと共に、シュウこと柴田修介はどうやって生きていくか試行錯誤していく。
本作品は異世界転生ものではありますが、主人公がチート能力で無双するような話ではなく、微妙な能力と作戦・努力で苦労しながら異世界で生きていく話です。
主人公達は異世界生活をしつつ、一気に生活向上を目指して宝探しに行ったりします。危険な魔物や悪の魔術師と戦う事もありますが、世界の命運を握る戦いとかに関わったりはせず、国を興したりもしません。
本作品は中世ヨーロッパ風のリアルっぽい異世界でありつつ、主人公達の冒険はコミカルに描き、鬱やグロはなるべく避けて気軽に安心して読める事を目標にしています。
【現在7話までのプレオープン予定です。8話以降はまだしばらくお待ちください】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 12:00:00
127645文字
会話率:45%
中世ヨーロッパ風の世界に転生した私は、この世界にない「マッサージ」をしたせいで魔女裁判にかけられた。そのあと色々あって、気がついたら女嫌いの第二王子のそばに、男装して少年従者として仕えることに。指魔法(マッサージ)にかかると女嫌いが治ると勘
違いした国王侍従の勧めみたい。色々言いたいけど、裁判から助けてもらったし、契約通り一年間は王子のお世話でもしてみましょう!
ーーー そうしたら肝心の王子が「・・・くうっ・・・こんな誘惑には・・・はぐっ・・・負けな・・・あふっ・・・」という感じであまりマッサージを歓迎してくれない。そんななか私や王子をめぐって不穏な動きを見せる王太子派の政治家や隣国の大使たち。サスペンス並みに権謀術数渦巻く王宮で、マッサージを武器に生き残りを図る私。恐怖の指魔法を恐れたり聖女の力と崇めたりする宮廷貴族の方々。雪だるま式でふくれあがっていく勘違いの数々。マッサージで気持ちよくなった従者達が仲間になったり、幼馴染が溺愛してきたり、ツンデレだった兄がシスコンになっていたりするけど、これでも弁護士の娘、動じずにちゃんと契約はまっとうしてみせる!宮殿で料理や衣装、スポーツやゲームを楽しんだりもしつつ、なぜか新大陸探検隊に招集されそうになったり、騎士に叙任されそうになっているけど何かの間違いよね?あとどうせなら素材は最高だけど色々ちょっと惜しい第二王子を本物のイケメンにしたい!
ーーー(「今日の一冊」であらすじを紹介いただきました:https://syosetu.com/issatu/index/no/106/ )
ーーー(予告なく視点が変わりますが、章題は視点人物と関係ありません。一部の外国出身の人物は時折古語で話しますが、その場合細かい意味を拾わなくとも大丈夫です。)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 17:16:11
1219149文字
会話率:50%
前世で外資系金融で働いていたステファニア。中世の商家に生まれると、親が理事をしていた銀行で子供の頃から働き始め、17歳で事実上の支店長にまで出世した。しかし融資先の国王陛下に新任の挨拶にでたとき、5人の王子たちがそれぞれタイプの違うイケメン
だったことに衝撃を受ける。「ここって乙女ゲームの世界なの!?」ーーー経営手腕を買われて王子の一人の嫁にしようとする王室に抵抗しつつ、出資先の領地経営に口を出し、評判を高めていくステファニア。だが・・・「ステファニア、私の妻になってくれないか。」「そうして借金を踏み倒す気ですね!そうはいきません!」仕事はできるけど恋愛はいまひとつのステファニアに翻弄される王子たち。悪役令嬢になりたくない転生少女といまひとつ噛み合わない王子たちのドタバタラブコメディー。そして乙女ゲームの領地開発にビジネス感覚を持ち込もうとする銀行家令嬢の冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 11:00:00
8190文字
会話率:53%
乙女ゲームの世界に転生した悪役令嬢アデレードは、優しくてハンサムな王子の婚約者として幸せに暮らしていた。でもついに先延ばしにしてきた悪夢のイベントが避けられなくなってしまう。普段強気なのに恥ずかしがるアデレードを見て、優しい王子がSっ気に目
覚めるイベントだ。そうなったらゲーム開始まで王子にいじられ続けるつらい日々が来てしまう。まだ発露していないSっぽさ以外は王子が大好きなアデレードは、婚約を諦めきれずにふとMっ気のあるもうひとりの攻略対象を思い浮かべた。「うちの兄に恥ずかしい秘密があるのはご存知ですか?」 ーーー ちょっとした身代わりのアイデアから連鎖するカオスなシチュエーションの数々。もはや主人公に早く来てほしい悪役令嬢の未来はどっちだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-28 22:00:00
29524文字
会話率:30%
自分の城に住んで、自分の領地を治めたい。
歴史上の王侯貴族やファンタジー物語の登場人物のように、一国一城の主として生きたい。
そんな夢を本気で追い求めながらも、叶える術がないまま現代日本での人生を終え、中世ヨーロッパによく似た異世界へと転
生した少年ミカは、ついに自分の領地を手に入れる。
貧しい村がひとつあるだけの、弱くて小さな領地。それでも、夢に見た念願の領地には違いない。
ミカは前世の知識と念魔法の才を武器にして、領民を守り、領内社会を発展させ、皆に愛される領主になろうと奮闘していく。
多くの領主がひしめき合い、盗賊や魔物が跋扈し、危険の絶えないこの世界でも、せめてうちの村だけはずっと幸せでありますように――
※カクヨム様にも掲載させていただいてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 12:00:00
235512文字
会話率:37%
「中国人が書いたヨーロッパ中世(おそらく)を舞台にしたファンタジー劇。わがままな貴族の令嬢が現状からの脱出を図り、『鉄剣士』の異名を持つ護衛(『装甲騎兵ボトムズ』のキリコ・キュービーを参照)とともに「世界を救う(笑)」旅に出る。内容はリアリ
ズムとハードコア寄りで、恋愛要素も少々。宗教や社会性もテーマに含まれる。なお、AI翻訳による誤った表現が一部あり、読者の失笑を買わないことを願う…」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 01:27:01
4451文字
会話率:21%
「スター、今までごめんね」
それがサニーが残した最期の言葉だった。
呪文とオーバーパーツがある世界でスター・スタイリッシュは、ハゲが治る洞窟を見つける事で世界的な戦争からの復興を成し遂げた。
復興から五年後、スターは死者と対話す
る方法を探していた。
同じ孤児であったサニーが何故、死の間際に謝罪の言葉を残したのか、その理由を知りたくて。
そんな時、とある老人からタミヤの街に出掛けた箱入り娘を連れ戻してほしいと依頼される。
スターは即座に承諾して相棒のエネルと共にタミヤの街に向かう……。
仮想近世ヨーロッパ。19世紀末ぐらいのファンタジー世界観です。蒸気機関車とか車も出てきます。
【用語説明】
・呪文
→超常現象を発現する不思議な言葉。唱える事で炎を出せたり、電撃を出せたり色々できる。
・オーバーパーツ
→今ある科学では説明できない不思議な物体。ハゲが治る洞窟とかアカシックレコードなどがある。
※この作品はカクヨム様にも掲載させて頂いております。数日中に追いつきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 21:04:25
449796文字
会話率:46%
追放巫女、森で運命の出会い。聖獣と皇太子、私の新しい物語が始まる!
日本の小さな診療所で育てられた養女・望月ルキ。彼女には、ペンに問いかければ何でも答えてくれる不思議な能力「自動書記」があった。ある日、交通事故に遭い、気づくと中世ヨーロッ
パ風の異世界、砂漠の国・ソレイユ王国へ転生していた。
ルキはその力を皇太子に認められ「ご神託の巫女」として活躍するが、他の巫女たちの嫉妬や策略により、偽りの理由で「ご神託を外された」とされ、王国から追放されてしまう。孤独と不安に震えながら隣国アルヴィナの森で狼に襲われそうになったところを、美しい皇太子ノイルと伝説の守護聖獣に救われる。
ノイルの国では、ルキの能力を信じ、同じく日本から転生した自動書記を使う大臣の助けを借りて、薬を作り皇太后の病を癒すなど、頭角を現していく。幼少期の苦労で控えめな性格ながら、持ち前の謙虚さと実力で信頼を得ていくが、かつて追放したソレイユ帝国の皇太子が再びルキを狙い、物語は激動のクライマックスへと向かう。
やがてルキは、ノイルが保護していた4人の妻たちを解放し、それぞれの望む道へ送り出す決断をする。姉のような彼女たちと深い絆を育みながら、ルキとノイルは互いの想いを確かめ合い、真実の愛を結ぶのだった。
追放され、何度も絶望の淵に立たされながらも、強く優しく成長した望月ルキ。彼女の力と心が新たな運命を切り開く――異世界で織りなす感動と冒険の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-10 11:35:48
10981文字
会話率:29%
時は天正18年、東北最大の勢力を持つ「伊達家」と九州最強の勢力を持つ「島津家」、二つの武家の分家に当たる会津を治める「鬼龍家」の若き当主、『鬼龍 真斗』は家老『河上 源三郎』と共に平安京を訪れていた。
そこで真斗は平安京一の美女、『竹取(か
ぐや)姫』の求婚の為の無理難題を聞き、自身の力試しの為に難題に挑む。
かぐや姫は初め、五人の求婚者と同じであろうと考えたが、真斗の純粋な手作りの品々に心ときめかせ、真に真斗への愛を抱いた。
その後、二人は皆に祝福されながら結婚した。そして二人は天下統一の戦いや魔王による日ノ本へ侵攻、ヨーロッパへの大遠征による欧州戦没、そんな残酷も美しい戦国の世を強く生きるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 21:40:53
316208文字
会話率:47%
中世ヨーロッパ風の異世界に転生して、16歳で覚醒した病弱少女。
16歳の誕生日に全ステータス∞が発動し、自由に動けるようになる!
最強チート能力で、バカにしてきた男たちにざまぁ!
最終更新:2025-07-07 17:50:01
12456文字
会話率:44%
寿司好きの36歳おっさん、テルユキ。
誕生日に出前寿司を頼もうか悩んでいたところ、何の前触れもなく砂漠に転移。
開き直って砂漠で寝るテルユキだったが、レールガンで射出された戦車に轢かれそうになる。
ギリギリのところで何者かによって助けられた
が、その正体は異世界のメスガキ天使だった。
天使の目的はユニークスキルの回収。
勝手に【全ステータス∞】の力を授けられたテルユキは、お寿司のある日常を取り戻すため、天使への協力を決意した。
中世ヨーロッパ風の異世界で、おっさんとメスガキの旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 22:03:13
24826文字
会話率:37%
帝国海軍少将アルフォンス・クーベリックは凶弾によって倒れた。
死の間際にある彼が見た走馬灯。
そこで見たのは、闇の神フェシスを祀る女神官シエラ・ユグドラシルの姿だった。
◆◆◆
中世〜近世ヨーロッパ風の、架空の島国を舞台にした長編ファン
タジー小説『エンドロール・サガ』の外伝です。
海軍少将アルフォンス・クーベリックと、闇の神フェシスの神官シエラ・ユグドラシル(ユーミリアの姉)の話になっています。
軍記物・戦記物要素、恋愛要素(死別)あり。全7話。
※『エンドロール・サガ』は自分のWebサイトで『Endless Ending』として公開していた作品です。
※2005年頃に完結した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-07 09:00:00
20894文字
会話率:45%
龍の鱗が太陽光をうけてきらめくように、大海の波は銀色の光を宿す。
龍海に四方を囲まれた、楕円形の小さな島がある。
名を、ライズランドという。
「とどまることのない時間は島の名すら人々の記憶から押し流す。人の名が忘れ去られるのもまた、
道理なのかもしれません」
◆◆◆
中世〜近世ヨーロッパ風の、架空の島国を舞台にした群像ファンタジー小説です。
軍記物・戦記物要素、恋愛要素あり。
恋愛は、登場人物が多いので悲恋やら主従やらライバルやら幼馴染やら不倫やら色々とあります。
※自分のWebサイトで『Endless Ending』として公開していた作品です。
※2007年春に完結した作品です。
※実在の歴史エピソードをアレンジして使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 19:00:00
364079文字
会話率:41%
「のびのび育て」という教育方針のもと、好きなことをして育ってきたオルテシアだが、社交界はそれを許さなかった。何故なら彼女は王女だったからだ。「女の癖になまいきだ」「何もできないのね」と嗤われてしまう。
世間の反応に驚いた両親までが手のひら
を返して彼女を離宮へひとり送り出した。入れ替わり立ち代わり訪れる教師らから勉強とテストを強いられ、とうとう泣きだしたオルテシアのもとに現れたのは、見たこともない不思議な道具をとり出す袋を持った丸っこい男、フューセル。
「秘密の道具で助けにきたよ」「…え、誰」「このままだと未来で僕は君にふられてしまうんだ…」「何の話?」「だから僕らがラブラブ夫婦になる正しい未来のために一緒に暮らそう!」「護衛兵はやくきて!」
※離宮という箱庭の中で初恋を育む婚約者たちのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 06:00:00
33703文字
会話率:37%
異世界転生した俺は、幼頭に理解した。自分が『勝ち組』であると。新しい体は超絶イケメン。騎士の息子という血筋。そして何より、そこは魔物が存在する世界だった。
当然、期待に胸が膨らみ……十二年。膨らみ過ぎた胸はとうの昔に砕け散り、俺はガチム
キのおっさんに囲まれる生活を受け入れていた。村の少女たちからは、なぜかGのごとく嫌われていて、彼女なんて夢のまた夢。そんな中、唯一の清涼剤が『幼馴染』……のはずだった。
ある日『幼馴染』は消滅した。
俺以外の記憶から、すっぽりと消えてしまった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-05 02:13:35
1132393文字
会話率:32%
私、エドガーは、自暴自棄の罪人に殺されて。異世界で転生を果たす。
転生先は、中世のヨーロッパの田舎ぽい所の、貧しい家庭で誕生した。
ガグリップ王国の端にある、山々に囲まれた、ダガルプ神殿は、広大な盆地で。
農業が盛んに行われ、神殿の周りには
、信徒が多く住んでいる。
私は、アルビノの両性具有で誕生して。神の使いとして、ダガルプ神殿の最奥で、生活させられた。
3歳になる頃、神殿に黒い靄がかかり、不吉な予感がした。
私は、黒い靄を辿り、一人の少女と出会った。
『この子は、3日ほどで死ぬ。疫病だ。周りの人々も殺すであろう。助けたくば、己の左手の薬指から、血を数滴だけ、飲水に混ぜて与えよ。血を、直接与えてはならぬぞ』
私は、少女に問た。
「生きたいか」
少女は、ダガルプ神殿に描かれた壁画の天使が現れたと思い。うなされながらも、助けを求めた。
「生きたいです。助けて下さい」
私は、神のお告げ通りに、彼女の水差しに、数滴の血を混ぜ、小さな飲み口に分けて与えた。
彼女の名は、カリナフ・ターランド。
ターランド辺境伯の三女5歳で、婚約の儀で森に入り。病に冒され、神殿に運ばれた。
私は、疫病の蔓延を阻止するべく立ち上がり。
ダガルプ神殿の奥から出て、ダガルプの待ちの井戸に左手の薬指を切り落とした。
『ここの井戸水を、1日1杯お飲み下さい。安寧をお約束致します』
次に、ダガルプ神殿の玄関口、ターランド伯爵領のターランドの街に向かうことを決意した。
状況を確認すべく、カリナフ嬢に挨拶に向かった。
カリナフ嬢は、ナガールッツ子爵との縁談が決まり。
婚約の儀で、不手際が発生して、病に侵されたと言う。森を調べるだけで、良い話ではない。
数人が、数十人へ。数十人が、数千人になる前に、手を打たねば。
最初に、ターランドで薬指を落とし。時計回りに回ることにした。
ターランド家では、カリナフ嬢の婚約破棄状が届いており。大変な事態になっていた。
「全然、OKよ」
『この度、カリナフ様が、治らぬ病に侵されたと、聞きました。つきましては、この婚約を白紙にしていただきたく思います。まさか、ナガールッツ子爵家を、潰すおつもりですか』
などと、戯言を書いてよこしてきた。
使徒である私は、ダガルプ神殿を中心に半径5日の距離を目処に、村々を回り。
何度も、左手の薬指を井戸に落とし。信徒を疫病から救った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 15:09:02
62907文字
会話率:34%
交通事故死により中世ヨーロッパベースの世界に転移してしまった主人公。
ジャンと名を貰い転移先の体の持ち前の運動神経を役立て、晴れて騎士になれたけど、旅先で知り合った男、リシャールとの出会いが人生を思わぬ方向へと動かしてゆく。《第一幕》
そ
んなジャンとリシャールが出会ってから4年後。
リシャールの馴染のトルバドールが現れ、繰り広げられるロマンス。
けれどもそんなに甘い時代でも無く、リシャールを取り巻く環境はさらに混迷を深めてゆく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-03 15:40:30
146546文字
会話率:41%
テンプレ騎士《幕間》 番外編
こちらの作品は6話の番外編となります。
交通事故死により中世ヨーロッパベースの世界に転移してしまった主人公。
セオリー通りの神のスキル授与がない? 性別が現世では女性だったのに男性に?
しかも転移先の時
代は空前の騎士ブーム。
ジャンと名を貰い転移先の体の持ち前の運動神経を役立て、晴れて騎士になれたけど、旅先で知り合った男、リシャールとの出会いが人生を思わぬ方向へと動かしてゆく。
(コチラ作品は下記作品より表現を一部マイルドにしてあります。2024.07.07.追記)
この作品は
アルファポリス→https://www.alphapolis.co.jp/novel/429997000/400815336
pixiv→https://www.pixiv.net/users/96510502
にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 08:31:54
7329文字
会話率:32%
中世ヨーロッパ風の時代背景。
侯爵家の双子の兄妹のクリストフとクリスティーナが主人公の物語。
双子の誕生日に父であるロアン侯爵が領地に帰ってくることにより事件が勃発。双子の内1人は命からがら脱出に成功するも事態は深刻な状況になってゆく。
初回投稿日
2022年 07月28日 12時40分
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-21 09:19:38
2555文字
会話率:37%
◆ あらすじ
ローマ帝国による弾圧から逃げた吸血鬼エリザベートは、逃亡生活中に陽光を浴びて灰になってしまう。
1000年後に復活した彼女は、目立たずにスローライフを送ることを決意。
しかし彼女が暮らす村は戦争や流行病により滅んでしまう。
時代は14世紀初等。
安住の地を求めた旅だったエリザベートはやがて、南フランスの城塞都市アイガ・モルタス(現エーグ・モルト)にたどりつく。
高い壁に囲まれた都市は、太陽を避ける吸血鬼が隠れ潜むには最適な場所であった。
エリザベートは正体を隠し、理髪外科医として働く。
この時代では「血を抜けば病気が治る」と信じられているため、彼女は白昼堂々と合法的に他者の血を手に入れることができた。
エリザベートは平穏に暮らしていた。
だが、彼女の持つ建物や親方の職位に嫉妬した職人が嫌がらせを始める。
言語知識が豊富で医学に優れた彼女の才能は、男性本位の時代において、男の目からは生意気な存在として映っていたのだ。
さらに、都市内外に不穏な空気が流れ始める。
都市のすぐ近くでオオカミが目撃され人々は城壁外での行動が制限されるようになり、隣の領地では悪魔憑き騒動が起き……。
太陽がちょっと苦手。たま~に、血を少し飲むだけで十分。そんな吸血鬼のエリザベートは、果たして平穏に生きていけるのでしょうか。
◆ 概要
ガチめの中世ヨーロッパです。
当時の文化や宗教、価値観を可能な限り調べて、城塞都市での日常生活を再現しています。
黒死病の大流行や大きな戦争の狭間にあるちょっとした平穏な時期の、城塞都市民の暮らしぶりや、主人公がが中世知識で中世人に冗談を言ったりマウントをとったりする様子を楽しんでください。
◆ 本作は下記作品のリニューアル版です。
1310年南フランス城塞都市の理髪外科医と悪魔憑き ~同業者からの嫌がらせになんか屈しない! 私は「理髪外科医」兼「公証人」でラテン語だって話せるんだから~
https://ncode.syosetu.com/n5699jh/
◆ 主な変更点
・エリザベートの正体を冒頭で読者に公開しています。
・全体的にライト文芸よりに微調整。
・カクヨム版(https://kakuyomu.jp/works/16818093089628941235)からタイトルを若干変更。
・難読語にルビを振りました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 19:16:07
149922文字
会話率:55%
ファンタジーを出来るだけ和風に置き換えた実験的な作品。
中世ヨーロッパ風異世界≒ナーロッパに対して室町時代風異世界≒奈路坊(なろまち)
魔獣蔓延る奈路坊にはそれを狩る牢人と言う職業が存在している。
彼らは地域の寺が出すお触れに
よって日々の糧を得ていた。
中には諸国漫遊を行い各地を巡り腕試しをしたり強い魔獣と相対する者たちもいる。
ヨーロッパ風異世界における冒険者、冒険者ギルドを和風に置き換えたら何が一番シックリくるのか。
そのひとつが牢人と寺だったりはしないかなぁ?
と、そんな設定のプロローグ的な作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 16:00:29
2558文字
会話率:39%
近代ヨーロッパの、ようなある大陸のある帝国王女の物語。
30才で断頭台にかけられた王妃が、次の瞬間3才の自分に戻った。
1度目の世界では盲目的に母を立派な女帝だと思っていたが、よくよく思い起こせば、兄妹間で格差をつけて、お気に入りの子だけ
依怙贔屓する毒親だと気づいた。
だいたい帝国は男子継承と決まっていたのをねじ曲げて強欲にも女帝になり、初恋の父との恋も成就させた結果、継承戦争起こし帝国は二つに割ってしまう。王配になった父は人の良いだけで頼りなく、全く人を見る目のないので軍の幹部に登用した者は役に立たない。
そんな両親と早い段階で決別し今度こそ幸せな人生を過ごすのだと、決意を胸に生き直すマリアンナ。
史実に良く似た出来事もあるかもしれませんが、この物語はフィクションです。
世界史の人物と同名が出てきますが、別人です。
全くのフィクションですので、歴史考察はありません。
*あくまでも異世界ヒューマンドラマであり、恋愛あり、残業ありの娯楽小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 09:20:00
221574文字
会話率:28%
日本で平凡なサラリーマンだった田中誠は、目覚めると中世ヨーロッパ風の城塞都市に転生していた。慢性の腰痛は消え失せ、胸に刻まれた謎の家紋が剣才を導くまま、“偶然”を超えた驚異的な戦闘力を発揮し始める。盗賊討伐や祠での試練、冥界の門をくぐる過酷
な戦いを経て、誠は自らが戦神の血脈を継ぐ者だと知る。やがて暗黒竜や冥界の大軍との最終決戦が幕を開け、平凡な“おじさん”の運命は壮大な英雄譚へと塗り替えられていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 01:50:45
17300文字
会話率:34%
6歳で事故により片足を失った15人兄弟その末子。
彼女は王女様だった。
精神異常を来す父と彼女の美しさを活用せんとす母親から、彼女を守ったのは1人の姉だった。
人間を信用出来るか。と姉は彼女に問う。
姉による問いかけは、その一生を越えて
、続いていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 16:52:18
1836文字
会話率:18%