「のびのび育て」という教育方針のもと、好きなことをして育ってきたオルテシアだが、社交界はそれを許さなかった。何故なら彼女は王女だったからだ。「女の癖になまいきだ」「何もできないのね」と嗤われてしまう。
世間の反応に驚いた両親までが手のひら
を返して彼女を離宮へひとり送り出した。入れ替わり立ち代わり訪れる教師らから勉強とテストを強いられ、とうとう泣きだしたオルテシアのもとに現れたのは、見たこともない不思議な道具をとり出す袋を持った丸っこい男、フューセル。
「秘密の道具で助けにきたよ」「…え、誰」「このままだと未来で僕は君にふられてしまうんだ…」「何の話?」「だから僕らがラブラブ夫婦になる正しい未来のために一緒に暮らそう!」「護衛兵はやくきて!」
※離宮という箱庭の中で初恋を育む婚約者たちのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 06:00:00
33708文字
会話率:37%
或日突然死んだ。そして気づいたら何やら酷くファンタジーな、魔法だの魔術だの幻獣だのがいる摩訶不思議な世界に生まれ変わっていた。受け入れ難いその現実を受け入れたのはいつだったか──そうして穏やかな日常を過ごせるようになっていた私に再び変化
がやって来たのはやはり突然だった。
「あなた、チェルシー・オルドリッジよね?」
突然目の前に現れたのは、不可思議な──多分──生き物。
その生き物に告げられたのはとても信じ難い事実だった。
せっかく生きることに前向きになったのに、幸せを諦めたくなんかない。私はその生き物と共にこれから立ち塞がる壁に立ち向かうことに決めた。全ては自分の幸せの為に。
1度目は非業(?)の死を遂げたのだ。2度目の人生、幸せになっても良いでしょ!?
※色々ゆるゆるです。広い心でご覧頂けると幸いです。
※キーワードは全て「一応」がつきます。その程度の薄い設定です。
※R15は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-31 21:04:43
13429文字
会話率:59%
「……君は……」
初めて会った時の、彼の第一声。
全く気にしていなかったけれど、記憶の彼方に忘れ去ってしまっていたけれど。それは確かに、驚愕の事実を知らせる前触れだったのだ──。
※色々ゆるゆるです。広い心でご覧頂けると幸いで
す。
※短く纏める練習で書きました。
※キーワードは全て「一応」がつきます。その程度の薄い設定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-03 20:02:35
6865文字
会話率:38%
「婚約を破棄する!」
パーティ会場に響いたその声に、私は思わず歓喜した──。
※突発的に書きたくなって書いたので、色々ゆるゆるです。広い心でご覧頂けると幸いです。
※短く纏める練習で書きました。
※別の名前での「かきちらし」という作品
で載せていたのと同じものを連載方式ではなく短編にしたものです。盗作ではありません。
※キーワードは全て「一応」がつきそうなほど薄い設定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-26 13:49:58
6064文字
会話率:55%