就職氷河期と言われる、この時代。三流大学に通う四年生の俺は、まだ一つも内定を取れず苦しんでいた。そんな時、去年同じ大学を卒業した一人の先輩から電話がかかってきた。彼は去年、ウチのような三流大学の学生ながら、大手有名優良企業からいくつも内定を
手に入れて、ウチの大学の伝説と言われた男だ。
きっと彼は企業と何かのコネクションを持っているに違いない・・・。
俺はすがる様な思いから彼に就活の面倒を見てもらう事にした。
しかし、彼はコネクションなど持っていなかった・・・。そして、突如、彼は俺に真剣な眼差しで言い放った。
「就活はナンパの如し!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-03 17:53:46
11572文字
会話率:32%
私は、精肉加工工場に勤めていた。朝から晩まで豚の頭を解体し続け、酒を飲んでしまえば消えてしまうぐらいの給料で働いていた。この土地では、金かコネか能力でもない限り、そうやって生活するしかないのであった。
ある日、いつものように工場で豚を裂
いていたら、奇声を上げて1人の男が倒れた。友人のジョンは、あれは演技だからほっとけと言っていたが、私は目が離せなかった。どうしても、ブタみたいに叫んでいる男が気になって仕方なかったのだ。
ただ、遠巻きに眺めるだけで。
これが始まりだと、私は想像すらしていなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-08 17:00:00
12432文字
会話率:32%
私は夜の廃墟で由紀夫と出逢った。廃墟の床にすわり一人黙々とドミノを並べ続ける由紀夫に心惹かれるものを感じた私は、由紀夫と共にドミノを並べ始める。言葉少なに会話する中で二人は家族との関係で同じ様なトラウマを抱えていることを知る。お互いの心の
傷を労わりあうように結ばれる二人。二人にとってドミノを並べることは満たされなかった家族の形を擬似的に再現する作業となっていった。やがてドミノは完成し、夜明けの光の中、ドミノを倒すことで私は由紀夫と共に家族というオブジェをリセットする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-15 22:13:15
6857文字
会話率:19%
世界を救うゲーム好き魔王と、学校に通う女の子勇者。猫はこの二人を信じながら、今日も頑張るのであった!
最終更新:2011-03-25 12:54:14
68886文字
会話率:46%
挫折した僕が願った世界。
それは誰もいない世界だった。
そこにたどり着いた僕はそれがとても恐ろしい世界だとは知らなかった。
そして僕は旅に出る。自分を見つめなおす旅に。
そこで君に出会ったんだ。だから、僕は命を絶った。
そして、また生きて
みようと思った。
下らない事で挫折をし、自らに悲観をして引きこもった男が『人は一人では生きてはいけない』そんな当たり前の事を知る事となるお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-03 22:05:00
6099文字
会話率:0%
2009年は夏冬2回短期の買い付け旅行に、
義烏へ行きました、その旅日記です。
”油断大敵”が今年のテーマになりました。
最終更新:2010-05-11 21:31:28
2422文字
会話率:2%
2008年の12月に上海、蘇州、南京を周って義烏で仕入れ。
そのあと杭州、紹興、寧波。できたばかりの杭州大橋を
渡って上海に帰ってきました。
最終更新:2010-04-21 20:26:53
4325文字
会話率:1%
2007年の義烏仕入れの旅日記です。今回は帰りに水郷烏鎮と朱家角を訪ねました。
最終更新:2010-04-10 21:53:57
4750文字
会話率:2%
先日、駅のホームで見かけたショーン・コネリー似外国人について綴ってみました。
いつものように、気軽にさくっと読んじゃってください。
最終更新:2010-02-17 13:58:34
742文字
会話率:0%
楽な道があれば迷わずそちらを選び、座右の銘は付和雷同――そんな気弱な主人公、黄泉彼方が、街の裏通りにある小さな事務所を訪ねる。
その事務所は、普通の事務所とは一味違っていた。
『霊的事象相談事務所』
少し変わった相談事務所、そこに住
む所長もまた、少し否、かなりの変わり者だった。
「コーヒーはいらないか? あぁ、そちらに憑いている貴方も」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-09 21:23:50
5306文字
会話率:32%
(9月30日まで公開)時空を越え、世界を越え、時には業火に身をうち滅ぼし、一時の慈しみに万の命を捧げ、あらゆる人間の友となり、仇となり、願いとなり、怯えとなり、降りしだく雨となり、覆い護る雲となり、多くを為し、多くを失い、多くの幸福と悲劇の
傍に寄り添った、一匹のかまきり。……その、最期。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2009-09-26 01:26:36
3781文字
会話率:54%
今日、僕は引っ越す。住み慣れたこの家から。だからお別れの挨拶をしなきゃならない。いつも一緒だった、彼らに。(9月30日まで公開)
最終更新:2009-09-23 01:12:33
3990文字
会話率:63%
竜とは、夏が終わりを迎える時の天気のことだ。強風と大雨、暗雲。この日、私は少しの時間だけ彼らと邂逅した…。(期間限定の公開となります)
最終更新:2009-09-18 16:52:50
4792文字
会話率:51%
毎日が楽しかった。当たり前の日常が幸せだった。そんな日々をずっと繰り返すのだと、そう思っていた……。
最終更新:2009-07-27 01:05:47
2249文字
会話率:0%
物の怪が住むこの世界で一人の男と少年が出会った。二人は約束した。必ず助けると。
最終更新:2009-05-08 10:59:03
6801文字
会話率:51%
戦闘のスペシャリスト資格ソルジャー…そのソルジャーの育成や訓練をするスクールの特別選抜のメンバーに、ある新人をチームに入れろとの指示が出る。表向きは特選としての扱いだが、実際に特選として選ばれているのは二人のうち一人。もう一人はコネでスクー
ルに入った最弱のソルジャー候補だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-12-23 06:37:00
54770文字
会話率:39%
両目を開けると普通の人間だが、片方の眼ずつをあけると………とある少年の物語。
最終更新:2008-05-22 19:18:02
24943文字
会話率:47%
病院へと駆け込んだコネリー・バッカスによる、魔書「異界の一」と友人フェリックス・ボーフォートについての告白。「異界の一」の続編ですが、一応話は独立しています。
最終更新:2007-10-29 20:49:03
5716文字
会話率:67%