全国に網の目のように延びる高速道路。
しかし、ゆっくり休めない施設であることには違いありません。
視察の帰りに立ち寄ったサービスエリア。
町の職員はそこで何を目撃するのか。
その一端をどうぞ。
最終更新:2014-03-22 18:08:52
2789文字
会話率:26%
重複投稿。
引っ越し当日、私は父と南側の大きな窓から荷物を運び入れた。初夏ののどかな昼下がりであった。一〇二号室の隣人の中年男性が網戸越しに私を睨みつけていたから、会釈したが、彼はそれに応えず、大きな音を立てて、アルミサッシの窓を閉めた。
父が帰った後で、荷物の整理をしていたら、南のアルミサッシを蹴るような大きな音がした。私が窓を開けると一〇二号室の男だった。咄嗟に私は、
「あ、こんにちは」と言うと、
「こんにちは、じゃねえ。馬鹿野郎」
「あの何か」
「人の車、キズものにしておいて、挨拶もなしか」
「キズものになんかしていませんよ」
「荷物ぶつけたじゃねえか」
「ぶつけていませんよ」
「じゃあこれは何だ」
私は近くに寄って見たが、そこには傷らしきものは何一つ付いていなかった。
「何も付いていませんが」
「馬鹿野郎、俺がさっき磨いただ。今度やりやがったらただじゃおかねえからな」
「……」
それから三日ばかり経って、夕食の後、静かに読書をしていると、一〇二号室から壁を殴ったような物凄い音が聞こえた。隣人が腹を立てているのは判ったが、何に腹を立てているのかは、判らなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-09 03:33:42
3832文字
会話率:30%
「学力試験の点数バトル」という異例のテーマを扱った「僕とヒグマ達による学園エクスプロージョンラブコメ」[1]。基本的に主人公の男子高生の視点から一人称形式で進行するが、しばしば他のキャラクターの視点や三人称で描かれている。
最終更新:2014-03-08 19:01:10
334文字
会話率:0%
坂東蛍子、今日は客気。
最終更新:2014-02-28 21:06:08
2696文字
会話率:50%
北村高校は山の頂上に校舎を構えるなんとも不便な高校である。そこに通う網走ももかはちょっとした有名人だ。のほほんと日々を生きる主人公のゆるゆる学園物語。(初投稿です。)
最終更新:2014-02-28 20:00:00
2881文字
会話率:30%
――幻想郷には、嫌われ者たちの楽園が存在する。その能力の特異さ故に、人はもちろん妖怪からも嫌われたこの世のはぐれ物たちが住まう地底は、冷戦状態にあった。旧地獄の管理者”地霊殿”。嫌われ者達の楽園”旧都”。お互いがお互いを懸念しながら、静か
な戦いが繰り広げられている。そんな中、地霊殿の化け猫”火焔猫燐”と旧都の明るい網”黒谷ヤマメ”が出会う事で、幻想郷の地底で事件が起こる。一人と一匹の妖怪の友情の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-19 20:00:00
34084文字
会話率:32%
・ 極寒の大地からメガルに一人の男が降り立った。ロシア支部最強の男ドラグノフの目的は、ある重要人物達の暗殺だった。第十七話 『花・前編』
・ メガル全体を巻き込んだドラグノフの叛乱は、譲れぬ信念を複雑に交錯させながら破滅へと向
かっていく。第十八話 『花・後編』
・一切の攻撃を受けつけない魔獣ヴォヴァルを迎え撃つべく、新たなガーディアンが降臨する。 第十九話 『プライマル』
・ わずかな負の感情をきっかけに無限に増殖し続ける絶望の種。網の目からこぼれ出るように、止まる術を知らぬ負の連鎖を断ち切るためにとった苦渋の選択とは…… 第二十話 『絶望のトリガ』
・ 駅に取り残されたみずきを守るため、己のすべてを差し出し夕季が単身魔物に挑む。第二十一話 『二人の記憶(かけら)』
・ 形を変えながら自在に音を操る魔獣ピュセルに翻弄されるガーディアン。今、閉ざされていた扉が開かれる。第二十二話 『ノイズ・アタッカー』
・ 沈黙のプログラムの前に成すすべなく削り取られていくメガル。かつてかわした遠い日の約束が、夕季の心を今も締めつけ続ける。第二十三話 『約束の丘』
・ 目に見えず、形もなく、それでも確実に存在するそれのために、勇者は魂をさらす。第二十四話 『勇者の決断』
・ 尋常ならざる気温の上昇に戸惑う人類に、灼熱のプログラムが襲いかかる。第二十五話 『ドッグデイズ』
・ 政府の干渉により竜王を奪われたメガルに、ケルベロスの魔の手が伸びる。第二十六話 『挟撃』
・ 野心を抱く三雲にペースを乱されるガーディアン・チームに、最終形態となった魔獣が牙を剥く。第二十七話 『傷』
・ 世界中で頻発する虫達の異常発生は、人類のみを天敵と定めた彼らからの宣戦布告なのか。第二十八話 『スクランブル・スクランブル』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-16 22:54:32
513288文字
会話率:64%
少年は、日々の学校生活に息の詰まるような閉塞感を抱いていた。教師や同級生はもちろん、頭上を覆う青い空ですら彼にとって抑圧の要因だった。その日、学校を早退した彼は、帰り道に植生している矮小な植物たちに鬱憤の対象を投影し、それらを破壊すること
で憤りを静めていた。その行為に熱中していると、いつの間にか雑木林に迷い込み、やがて彼は金網に保護された緑地帯の前に行き着く。そこを金網越しに眺める彼に激しい嫉妬と羨望が襲い掛かり、金網を越えてその地に渡ろうとしたが、緑地を管理する老人に阻まれて侵入を断念した。彼は再び閉塞的な街の帰途につく。駅前を行き交う多くの人々の軌道には法則性はないが、その人々もこの世界にいる限り拘束を余儀なくされている。自分もそうなってしまう未来を予測した彼は、駅に隣接するスーパーマーケットに逃げ込む。そしてそこで万引きをしたことで、彼は閉塞感を打ち破る端緒を掴み、再び緑地へと駆け出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-28 17:03:59
15600文字
会話率:10%
彼は夢を見た――
夢とは希望に満ち溢れ、絶望が渦巻く。
悪夢か現実か――
物語の始まりを告げる警鐘。
彼の身に降りかかる災難。
踏み外された運命。
逸脱した存在。
…世界は知らない、この歴史を…
***************
世界の
歴史から消された歴史。
神話〜終わりなき戦い〜はほんの存在しない歴史の一部だった。
その全てを語るべく、完全版として今ここに蘇る記憶、追憶の神話。
謎の全てを消し去る時は来た。
***************
この話は”神話〜終わりなき戦い〜”で語られなかった隙間の部分を網羅した作品です。
(内容が大幅に修正・加筆されている部分があります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-22 11:42:01
49791文字
会話率:27%
地獄の帝王ラスホルの直属の配下であった大魔王ザリエルは帝王ラスホルの地獄拡大という野望を実現するために、片腕として悪謔の限りを尽くし様々な次元の世界を地獄に変えてきた。しかし突然現れた摩利支天との戦いに敗北し、時空の割れ目に呑み込まれ、行方
知れずになってしまう。帝王ラスホルは配下の者にザリエル捜索を命じた。配下達は地獄の隅々にまで情報網をはりめぐらせたが、数万年もの間ザリエルの片鱗すら見つけ出すことは出来なかった。しかし、ついに地獄の情報網はザリエルが無踏一郎として生まれ変わっていることを突き止めたのだ。時空の壁を超えることの出来る偉大なザリエルの力を知っている帝王ラスホルはザリエル無踏一郎を取り戻そうと、力のある配下を使って仲間に戻るように説得させる。しかし、ザリエルなどという聞いたこともない名前に不審をいだいた無踏はその申し出をキッパリ断ってしまった。怒ったラスホルの配下達から裏切り者の烙印を押され、執拗に命を狙われるようになってしまう。そして無踏は否応なく地獄軍団と対決せざるを得ない状況に陥ってしまった。
(このストーリーを本にしてみました。 お時間ございましたら覗いてみてください。
eブックランドの中の登竜門にあります。 無料です。)
http://www.e-bookland.net/gateway_a/index.asp
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-18 11:43:34
203936文字
会話率:11%
嵐のせいで漁師の網にかかった人魚が、育ての親の老夫婦と共に、バケモノと蔑まれ殺され、海に捨てられる話。
最終更新:2013-10-05 15:12:26
2792文字
会話率:7%
ボクシングの事故で友人の目を網膜剥離にしてしまい、自責と無力感からボクシング部を退部して暗鬱な日々を送っていた大学生、土岐野蒼一。ある日、彼は超自然的な力によって無人の街に漂着してしまう。夜闇のなか、目の前で繰り広げられる自衛隊と怪物「アナ
テマ」の死闘に狼狽する蒼一は、自分自身が怪物に変化していたことに気づく。恐怖と混乱のさなか、さらに彼は驚くべき事実をまのあたりにする。自衛隊に守られている少女は、自分の見知った高校の後輩、洲原奈美だった。自衛隊はやがて怪物に圧倒され、ひとりひとり殺されていく。アナテマが奈美に腕を伸ばしたそのとき、蒼一は走りだした。
Windows向け同人ノベルゲーム「アナテマ・フィジクス」を小説に改稿したものです。Windows向けゲームはこちら( http://www.melonbooks.com/index.php?main_page=product_info&products_id=IT0000140064 )で無料ダウンロードできます。 BGMと映像の演出を加えたDenkinovelをこちら http://denkinovel.com/stories/4/pages/1 にて公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-04 22:29:18
6770文字
会話率:51%
ファンタスティック・ビジネス日記。
ファンタジー世界における外食産業の行方、人材派遣業界の光と闇。
その他、あらゆる業界を網羅した異形のイノベーションが、ファンタジー世界を震撼させる。
※個人サイトの重複投稿です。
http://blog
.livedoor.jp/ak1972so380031/archives/51197710.html折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-02 19:00:00
15469文字
会話率:6%
『他の世界の夢のみを見る』という奇特な能力を持つ女、玉網木麟那。かつて強大な裏組織『和』に所属していた暗殺者であった彼女は、今は次元渡航資格を持つフリーランスの殺し屋として妹の鈴那を養いながら、それなりに充実した日々を送っていた。
依頼があ
れば他世界にも赴き、淡々とこなしている内に麟那は、予想だにしなかった陰謀に巻き込まれてゆく。
妹を護る麟那。家を守る鈴那。そして―― これは、三人の「りんな」の物語。
先に進むにつれて、ファンタジー味が増していく作品になっています。
『文体診断ロゴーン』で、常にDかEを付けられる程度には硬い文章です。読まれる際は、縦書きを強く推奨します。
「E★エブリスタ」との同時連載作品です。更新頻度は、E★エブリスタ(随時更新)>小説家になろう(一話完結毎に更新)、になります。
ただし、「E★エブリスタ」の仕様上、随時修正は「小説家になろう」版のみになります。
13/08/26
ジャンルをファンタジーに変更しました(SF味が限定シーンのみであり、『超現代技術を適用した現代ファンタジー』と強く判断できるため)
13/09/07
第一次添削加筆、完了しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-12 20:03:21
49652文字
会話率:46%
手の中から、網戸が滑り落ちた。
CRUNCH MAGAZINEやpixivほかにも投稿しています。
最終更新:2013-09-05 23:02:10
833文字
会話率:20%
ファネ国自治省に新たな政務次官がやって来た!
アギール伯爵令嬢26歳。金茶の髪に黄緑の瞳の美姫。
仕事熱心な若き官僚は日夜苦悩する…名のれば十中八九
「あのアギール家!?」と問い返される日々にうんざり。
何しろ彼女の両親は国内のみならず周辺
諸国にまで
名の知られた超・有名カップルなのだ。
伯爵令息であった父と子爵令嬢であった母は幼馴染の許嫁同士。
そのままゆけば周囲から祝福されてゴールインのところ、
時の王女が伯爵令息を熱愛、時の王子が子爵令嬢を偏愛するに
至り、まさかの破局の危機。
しかし二人は、王家の完全包囲網を辛くも突破、
隣国まで逃れて駆け落ち婚するという快挙?暴挙?に出た!
これは一方では“世紀のロマンス”ともて囃され(←主に平民から)、
他方では“世紀のバカップル”と非難され(←主に貴族から)た
鴛鴦夫婦の一粒種の物語。6月17日本編完結しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-10 00:00:00
414114文字
会話率:21%
網棚の上に、箱を見つけた。その中には、
最終更新:2013-08-07 19:11:24
1477文字
会話率:3%
大学生活初めての夏休み。
八月もそろそろ終わりが近いが、大学生の夏休みはまだまだこれからだ。
まだざっと一ヶ月ぐらいの休みがあるのだが、俺はいい加減退屈してきていた。
友人たちとカラオケに行き、海に行き、キャンプに行き、祭りに行き、
長期休暇を満喫していたが、夏のイベントと呼べるおおよそのものを消化してしまうと、すっかり暇になってしまった。
ああ、暇だ。
この暇をどうやってつぶそうか。
考えた末、俺は虫取りに行くことにした。
十八歳になった大学生がすることではないだろうが、別にすることはない。童心に返ったような気分になりたかっただけだ。幸いにもこの辺りは自然が豊かだ。虫を探すのに苦労はないだろう。
俺はさっそくアパートを出て、自転車にまたがる。ここから十分ほどのところに山がある。そこならカブトムシぐらいはいるはずだ。
俺は虫取り網もカゴも持っていない。必要ないからだ。別に虫を捕まえて育てようなんて考えていない。捕まえたらちょっと観察して、その場で逃がすつもりだった。
脱水症状を警戒して、途中にある自販機でスポーツドリンクを購入した。
準備は整った。俺は山に向かった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-07 00:48:00
4488文字
会話率:1%
西暦2030年、全国に謎の細菌が大量発生した。大気中に散布された有害ウイルスの影響で人口の六割が死亡してしまう。
貴重な抗ウイルス剤をめぐり、国の治安は最悪に。国を100近い数のエリアに分断し、他のエリアへの交通網を少なくすることにより悪化
を防いだ。
しかしそれも愚策に過ぎず、「CAF」という特殊部隊が組まれる。
時は2050年。平生貴文、深見龍我、高宮三葉ら3名は、「CAF」所属初日に事件に巻き込まれて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-20 14:15:22
90703文字
会話率:38%
本文にも書きましたが、pixivにも同じ作品を投稿しようと思っています。
最終更新:2013-07-06 01:22:30
2815文字
会話率:50%