その日は陽光が花々を照らし、小鳥のさえずりが村の中にこだまするようなのどかな日だった。王都から離れた場所にある村で笑い合う双子の兄妹とそれを見守りともに笑い合う村人たち。そんな和やかな光景は一瞬で終わりを告げた。村にやってきた一人の銀の鎧を
まとった男に村人は虐殺された。逃げようとしたものも男に立ち向かったものも皆平等に死を与えられた。双子の兄妹は武器を握り男に立ち向かうという選択をした。しかしあえなく二人とも腕を断ち切られた。死を覚悟した二人だったが何故か男は双子を置いて立ち去っていった。鮮血と数多の死体によって様相を変えた村に残ったのは復讐に駆られた隻腕の双子だけ
さあ復讐に生きよ隻腕の双生児折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 16:17:24
4916文字
会話率:27%
私には隣の家の洗濯物を観察すると言う趣味があった。その趣味の中で、私はある殺人事件とその洗濯物の関係に気が付く。
最終更新:2023-03-30 18:34:33
16262文字
会話率:19%
蒼い惑星、地球を舞台にした物語になっています。
最終更新:2023-03-22 22:17:47
5248文字
会話率:61%
鮮血の海に沈むアクス・フォードは、死の直前に声を聞く。
「……アタシを守って」
それが死霊術師の少女ユロ・アローとの出会いであった。
一度死したアクスはユロの死霊術により蘇る。しかも通常ではあり得ない、生前の記憶と人格を備
えて。
アクスは死を体験したことにより、無意味に死に逝く虚しさ・悔しさ・情けなさに気付き、自身が生きた証を残したいと考える。しかし、彼には何もなかった。だから、手っ取り早くユロの願いに乗っかって、自分も何かを成し遂げたいという思いに至り、彼女の願いを叶えるべく行動を共にすることとなる。
そのユロの願いは、二年前に殺された妹同然のイリメラとシシリーを、アクスと同じように人格と意識を備えた、完全な形で蘇生させることであった。完全な形の死者蘇生の手掛かりを求めて、二人は大陸鉄道に乗り込み、大陸政府の主央都アーサーベルへと向かう。
だが、そこには様々な思惑を抱えた勢力が、見えない手に導かれるように集まり、二人に複雑に関わっていくのであった。
二十七番遺跡から出土した聖櫃を、大陸政府軍から奪取しようと目論むロンベルク聖教ロア・パブリック教会の面々であったり。
聖櫃を用い、人為的な神もしくは人工の天使を創造しようとする秘教を奉ずる混沌教団の男であったり。
ユロを暗殺しようと画策するロンベルク聖教イリア・メナス教会所属の二人組であったり。
二人はその中で、お互いを一蓮托生な信じられる存在であると気付いていく。そして傷付き、辿り着いた果てに、アクスはなぜ自分だけが意識や人格を備え、蘇生したのか。死霊術の隠された真実を知ることになる。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-12 18:00:00
221617文字
会話率:51%
人魔歴1250年、人類に魔王が世界へ向けて叛逆の意志を示した年である。それから魔王軍と人類は約100年という意外と短い年月争いを続けた。魔王軍が近隣の村を襲い、それを人類が迎え撃つ。そんなことが100年くらい続き、ついに人類側が動きを見せ
た。
勇者と呼ばれる人類の中でも戦闘力が頂点に立つ人類を据えて、魔王軍の本拠地である魔王城に向けて進軍を開始した。襲い来る魔王軍の兵たちをバッタバッタと薙ぎ倒しながら着実に、ゆっくりと進軍してくる。進軍といっても数万人と兵たちが押しかけてくるわけではなく、勇者パーティーと呼ばれる5人の人が攻めているのだ。
勇者パーティーは勇者を筆頭に聖女、賢者、剣聖、武聖と呼ばれる者たちで構成されている。勇者は魔王軍、つまり魔族や魔物に対して大きな特攻を持つ。聖女は回復や光魔法などに長けており、賢者は知恵とあらゆる高位魔法を駆使して戦う。時には土地を利用したり、奇抜な作戦を立てたりもする。剣聖は剣術に長けており、剣を扱わせれば隣に並ぶものはいない。武聖はあらゆる武器、武術を扱うことができ、戦況に応じて戦い方を変える。実力としても申し分なく、どれが一番とか突出してはいないが、全てにおいて完成されている。
進軍開始から約二年が経過し、勇者パーティーが魔王城へ到着した。それから魔王軍と勇者パーティーの最終決戦が始まり、勇者パーティーは魔王を打ち倒すことに成功した。
とまあそんな感じで魔王軍と人類による戦争『人魔大戦』が終結した。
前置きはこれくらいにして、これは魔王軍が解体され、魔王軍元四天王『鮮血』の二つ名を持つ吸血姫、レミリア・ブラッドがスローライフを掴み取るためにたまに奮闘し、時には仲間達とわいわいがやがやと過ごす、そんな日常を描いた物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 15:47:26
44337文字
会話率:50%
大地に亀裂がはしり、地割れを起こすとき。
炎が吹き出して、地表を覆う。
最終更新:2023-02-03 07:00:00
382文字
会話率:0%
高校1年生の夏休みが開けた日、私のクラスはとある話題で賑わっていた。
クラスで一番モテる男子、祇園寺壮馬(ぎおんじ そうま)と、その恋人の佐藤亜美(さとう あみ)が破局した。
おまけに、祇園寺は既に新しい彼女を作っている。
自分の席
でその話を聞いていた私―――大心池須美(おごろち すみ)は、全然興味が無かったから、そのままお手洗いに向かった。
その帰り、教室の扉の横に座り込んでいる佐藤を見つけた私は、同時に違和感を覚えた。
なんで、彼女は裁ちバサミを持ってるんだろう?
湧き上がる嫌な予感に突き動かされるように、佐藤さんに声を掛けようとした私は、直後、教室の中に飛び込んでいく佐藤さんを止めることができなかった。
響き渡る悲鳴。これは本当にまずい。
背後から現れた先生に促され、すぐに教室の中を見た私は、しかし、その様子に茫然としてしまう。
勝手に想像していた響き渡る悲鳴も、飛び散る鮮血も、何もない。
そこにあったのは、いつもと変わり映えのしない教室の光景。
そんな様子にホッとしながら、自分の席に戻った私は、信じられないものを目にしてしまう。
隣の席の引き出しに、さっき見たはずの裁ちバサミが……。
一瞬、そう思った私は、それが自分の見間違えだと気が付いた。
それと同時に、隣の席の主が、私に問いかけてくる。
「須美ちゃん、どうかした?」
そう言った彼女、黒光花楓(くろみつ かえで)さんは、まるで教室の様子なんてどうでも良いと言うように、満面の笑みを浮かべているのだった。
事件をきっかけに花楓の能力を知った須美は、立て続けに巻き起こる事件を、花楓と協力して解決していく。
これは、ちょっと不思議な青春の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-11 20:12:57
168641文字
会話率:33%
雪嵐の中、彼を刺した私は私をも刺した。
最終更新:2023-01-05 11:14:59
585文字
会話率:0%
かの名君は律儀と狂気で知れ渡る。
その奴隷は憎悪と怨嗟を集めてほほえむ。
自由すぎて不自由すぎるふたりが鮮血でつむぐ叙情譚。
豊かにして幸福なる『地獄の島』では義理堅き『悪魔公』と慈悲深き『死神の落とし子』が身を尽くして破滅を華
やげていた。
残忍や卑劣すら賞賛される剣闘場で『人殺し職人』は過度に歓待され、勝利の報酬は限度もみさかいもなく、大観衆は惨劇に酔い叫ぶ。
『狂気と冒涜にまみれた罪人』とは彼か彼女か我々か。
それを決められる者など、どこに存在しただろうか。
*第一章完結しました。 *第七回ネット小説大賞の一次選考を通過しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 02:11:52
456534文字
会話率:33%
ロクシャーム王国の貴族一族「オーヴァスト家」の長女、ミシュエル。
彼女は継母であるティアモから日常的に虐待を受け日を過ごしていた。
そのせいで人生を諦めに近い形で過ごしていた。
そんなある日、第3王子・ケツァールとの婚姻が持ち上がり、婚約
する事となった。
しかし内気な態度がケツァールの気に障ったため即日で婚約破棄を言い渡され、ミシュエルは行き場を無くし、毒を服用して自殺を試みた。
しかし奇跡的に一命を取り止め、アナトという青年に拾われ療養する事となったのだが、ミシュエルは名前以外の記憶を失っていて………
記憶を失ったミシュエルがアナトとの出会いをキッカケに様々な事件を通して自分自身を知り、そして狂気に染まっていく、そんな物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 22:48:47
12396文字
会話率:37%
俺は七条クオンという俺の家は代々政治家や大手企業の重役、学園の理事など各界隈に親族が張り巡らされている家系だ。中には俳優やタレント反社会的な人もいる。まあそんな人は本家にはいないんだけど
まあそういう事もあって今じゃこの家計は上級国民であ
る。今の世の中そういうこと入っちゃいけないと思うと思うが仕方がない。そしてこの七条家にはましてや本家には何らかの才能を持たないと世間から笑われるからだ。そしてこの俺七条クオンは全く才能がない。いやないわけじゃないのだが人前ではとてもじゃないけど言えない。そして今日俺はお父さんの屋敷に呼ばれている。
用といえば思い当たる節しかない
”やばい”
すぐに使用人の人たちに部屋にとうされる。
そこにはお父さんともう一人の座っている席向かいの席に座る。
顔を見てわかる。よくあっている人だからだ。
そう叔父さんだ。
おじさんは警察庁長官である七条孝雄である。ちなみに独身...
そんなことはおいておいて
おじさんは警察庁長官つまり事件をもみ消すことに特化した職業だからだ
俺の勘がやばいと同時に脳も警鐘を鳴らしている
なぜそんな事がわかるか?
それはなぜかというと俺は詐欺師であり殺し屋だからである。そうつまりここの唯一無二の解決方法は逃げるそれしかないだがこれからの事を考える。
この国は実質この七条のおかげで成り立っている。そこから考えても国は絶対に俺を追うなんとしてもだ親父は顔が広いちなみに国際的な話だ世界の7割は親父の知り合いである。匿ってもらえる国なんてないに等しいだからやばい。
”だから”
俺は大きく踏み出る
親父が叫ぶ
おじが走る
だがこの時点で叔父は間に合わない
勝った
そう思った
だが勝利の瞬間は来なかった
背中から鮮血が飛び出す
誰だ?
そう思ったとき腹からも鮮血が飛ぶ
俺はその場に倒れる
意識が朦朧とする中
「クオンはこの家の恥さらしだったからな処分するしかなかったからな」
そこから俺は暗い闇の中から一つの光まで歩み始めた
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-17 10:24:48
4456文字
会話率:33%
現代日本で会社員として生きてきた疲れたおっさん(30歳)は気がつくと異世界にいて、訳も分からないうちに「珍品」として国の最高権力者に献上されてしまう。献上先は、愛人を愛し合っては殺しているという噂の鮮血女皇(17)で、だが会ってみればとん
でもない美少女だった。
一方、鮮血女皇が支配する皇国では鮮血女皇に対する叛乱が静かに進行していた……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-29 08:07:18
173719文字
会話率:39%
「冷」と呼ばれる国で暗殺者として生きてきた青年、黒狼。ある事件を境に彼は人殺しの道を止め、旅をする事を決意する。
そんな中、彼はある村で旅の薬師である白と出会う、、、
最終更新:2022-11-13 14:21:19
147495文字
会話率:58%
見た目は十八歳、実年齢百二十八歳の吸血鬼・さちこの何でもない日常。
この作品はhttps://inakanomonokaki.comにも掲載しています。
最終更新:2022-11-10 23:44:43
5299文字
会話率:37%
<お題>500字以内、秋の何かを連想させるお話
最終更新:2022-10-22 23:45:09
458文字
会話率:20%
僕は君と出会えて良かったよ。
これは、人と吸血鬼が様々なモノを超えて紡ぐ話。
最終更新:2022-10-16 20:56:42
11362文字
会話率:58%
桃太郎は三姉妹の次女だった……
拾い育てるは双子の陰陽師
桃の瞳が紅に輝く時、相手は鮮血に染まり逝く
全く新しい桃太郎が始まる……
最終更新:2022-10-14 00:00:00
43182文字
会話率:68%
狼が仕留めようとした天使はリュイ達を異世界へと誘う。そこは神が仕組んだ並行世界なのか。異世界に落ちた獣達は元の世界に戻るべく行動を開始する、それがたとえマルチバース全てを破壊する結果になったとしても・・・
最終更新:2022-09-25 17:42:44
6836文字
会話率:56%
戦場での驚異的活躍により、”鮮血の悪魔”と呼ばれ恐れられた傭兵がいた。名をグレスといい、金を積まれればどんな仕事も受け持った。女傭兵、お姫様、エルフに聖騎士、様々な仲間を加えながら世界中の無理難題な依頼を破格の報酬を条件にこなしていく。そし
ていつしか、グレスは幼い頃に抱いた野望を実現するために動き出すことを決意する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-11 15:21:49
8224文字
会話率:45%
異世界転生したらそこは血と鮮血が飛び散る村育成ゲームのシステムで作られた異世界。
初っぱなに記憶喪失になった主人公サクは狂喜の異世界『雨乞いフィーバータイム2.14』で生きていけれるのかっ!
仲間は頼れるツッコミナビゲーターの骨のホネ
子ちゃん。
そしてアホの子義輝ちゃん。白髪巨乳美少女で中身は男?三秒で嫌なことは忘れて一歩も歩かずに調子にのる。雨乞い2.14の異世界で最弱の存在なのに今日も元気にアホ全開っ!
記憶喪失のサクに骨のホネ子ちゃんはペット枠の義輝ちゃんをいじりながら獣、ヒャッハー、赤フンの脅威から生き延びる。
油断したら即死、即ち死の世界の異世界『雨乞いフィーバータイム2.14』。
たまに出会えば生存を諦めないといけない三大死に義輝ちゃんの天敵折れ鍬赤フン野郎にほかにも隣の正宗さんにヒャッハー元祖の島津一家と危険が盛りだくさん。
「義輝ちゃんガードッ!」
「ふぎゃーっ!」
『義輝を犠牲にいまの内に逃げましょうっ』
『釣り合う二人はバカップル』から派生した作品です。あっちは少しまともでこちらは常におかしい物語です。
『釣り合う二人はバカップル』https://ncode.syosetu.com/n2608hs/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-08 18:34:43
54798文字
会話率:62%