――生きとし生ける地球の人々に告ぐ。一寸先は闇である。これは人生論でも哲学でもない――
そう強く思う男が日本のサラリーマンにいた。その男は空前絶後の体験をしたのだ。あたりまえの日常を謳歌する人生は、酔いどれの風呂上りに突然終わりを迎えた
。未知へと通ずる扉、その先には巫女が待っており、男に人々を救う希望だと言って神器なる物を手渡した。しかし、神器は男を認めず、そのことに巫女も困惑し事態は暗転。だが、実はもう一人その場に現れていたのだ。巫女は神器を男から預かると、もう一人の方へと駆け寄りそれを渡した。どうやら、本来招かれるべき人物はそのものだったようだ。事態は収束したかに思われた。しかし、その後男は神聖な儀式に現れた邪として苛辣な扱いを受け、後に牢へ閉じ込められた。理不尽な世の流れに心は荒み、嘆き、憤り、絶望した。そんな中、男に一人の少女が声をかける。男は純粋無垢な少女の微笑みによって、忘れかけていた大切な心を取り戻すのだった。様々な思いを募らせた男は、未知の世界に新たな風を起こそうと奮闘する決意をした――――!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 17:00:00
213文字
会話率:0%
特定の物事に対する好き嫌いを、個人ごとに計測し、結果次第で居住する階層を決めている世界で、主人公のシズクとその幼馴染イリスは、生まれた時から最下層の住人だった。
ある日、計測器の不備により、一時的に住居未定者を預かる階層「モラトリアム
」への移住を言い渡されたシズクは、その移住先「モラトリアム」で悩みを抱えた銀髪碧眼の絶世の巨乳美少女ヴィヴィと出会う。
シズクが初めて彼女と会った時、ヴィヴィは気もそぞろな状態だった。
それは、彼女にとってとても大切な存在が行方不明になっていたせいで・・・!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-16 15:23:24
70959文字
会話率:45%
晩秋に留守番する少女
待ち人来る 喜びあり
「第4回下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ大賞」の千文字短編です
最終更新:2022-12-01 10:03:14
1000文字
会話率:50%
硝石収集局、奇譚拾遺使、兵要地史局……これらは表向きの任務とは異なり、国内外の情報を収集し、分析し、国政を担う者のもとへ報告する、いわばスパイたちの名前である。
婚約破棄されて領地に帰ってきたサファイルーズ姫は、幼いころから好きだったおとぎ
話を全国・全世界から集める『御伽噺収集局』を父親である伯爵にねだって設立してもらう。婚約破棄を言い渡したジルコニード第一王子も、辺境伯として辣腕を振るう父親も、辺境伯と手を結び権勢を手にしたいオルジェード第二王子も、集められた凄腕密偵たちも、皆確信する――(この姫は、婚約破棄された身の上を儚み、内政に身をささげるつもりなのだ……)。ただひとり、サファイルーズ姫本人を除いて。
「小さい時の夢が叶ったし、なぜだかみんな協力的だわ! 婚約破棄は悲しいけど、これからは素敵な物語だけを読んで生きていくのよ!」
そしてもうひとり、隣国の国境の砦を預かる若き将軍、“鉄壁卿”フリダール少将もサファイルーズ姫に目を付けるのだった……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-16 21:37:39
2582文字
会話率:32%
※連載ではありません。連続投稿後、完結します。
風の最強精霊、煌帝・インジュは、二重人格だ。と言っても、彼の片割れの人格であるエンドは、ある条件下でしか表に出ず、彼の声はインジュに以外聞こえない。いることを知っている者は、限られていた。だが
、絶対に成功しない禁呪・反魂を行う度に開く『ロミスの門』の中にいた旧時代の暴君とインジュが戦い、戦いには勝ったがインジュの精神は行方不明になってしまう。
いなくなったインジュの意識体を捜す、元妻の智の精霊・リャリスと、インジュの体を預かるもう1人のインジュ・エンド。3年の月日が、2人の関係を変えてしまう。
一方インジュは『ロミスの門』の中に囚われていた。
死闘を繰り広げた相手・オリュミスをインジュは正気に返し、友好を深めていたのだった。
煌帝・インジュの眠れる3つ目の人格・アジャラ
旧時代の本当の暴君と、旧時代最後の王・オリュミス
消滅の危機に陥ったエンドを救う、リャリスの秘策
エンドとリャリスの恋の行方
ノインに向ける、インジュの想い
インジュ不在の空白を埋めたエンドとリャリスの恋に、インジュはどんな結末を導くのか
ワイルドウインド・シリーズ15作目。旧時代の暴君編です。
恋愛要素ありのファンタジーです。
※単独で読めるように精進しておりますが、キャラクター、世界観は前作から続いております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 10:45:14
135201文字
会話率:46%
有希子、三十八歳独身。恋人と死に別れ、ひとり暮らし。
ある日弟夫婦から相談され、不登校の姪っ子を預かることになる。教員免許を持つ有希子を頼ってきたのだ。不登校の原因はわからず、姪の舞香本人も喋らない。有希子と舞香は、今日も朝の散歩に出る
。
©2022 弓良 十矢
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 11:30:35
15596文字
会話率:40%
ある日、小さいながらも飲食店を経営する俺に連絡が入る。
従兄弟であり、俺の育ての親でもある兄貴から、転勤するから二人の娘を預かってくれと。
これは一度家族になることから逃げ出した男が、義妹と過ごしていくうちに、再び家族になるまでの軌跡で
ある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 19:57:22
149034文字
会話率:61%
「この私、レムレス・ド・アルメルセデスの名において、アナスターシア・スタンフォード侯爵令嬢との間に結ばれた婚約を破棄することをここに宣言する!」
その声は、よりにもよってこの年に一度の神事、国家の祭祀のうちでもこの国で最も重要とされる聖緑
祭の会場で、諸外国からの特使、大勢の来賓客が見守る中、長官不在の聖女宮を預かるレムレス・ド・アルメルセデス王太子によって発せられた。
ここ、アルメルセデスは神に護られた剣と魔法の国。
その聖都アルメリアの中央に位置する聖女宮広場には、荘厳な祭壇と神楽舞台が設置され。
その祭壇の目の前に立つ王太子に向かって、わたくしは真意を正すように詰め寄った。
「理由を。せめて理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「君が下級貴族の令嬢に対していじめ、嫌がらせを行なっていたという悪行は、全て露見しているのだ!」
「何かのお間違いでは? わたくしには全く身に覚えがございませんが……」
いったい全体どういうことでしょう?
殿下の仰っていることが、わたくしにはまったく理解ができなくて。
♢♢♢
この世界を『剣と魔法のヴァルキュリア』のシナリオ通りに進行させようとしたカナリヤ。
そのせいで、わたくしが『悪役令嬢』として断罪されようとしていた、ですって?
それに、わたくしの事を『お飾り聖女』と呼んで蔑んだレムレス王太子。
いいです。百歩譲って婚約破棄されたことは許しましょう。
でもです。
お飾り聖女呼ばわりだけは、許せません!
絶対に許容できません!
聖女を解任されたわたくしは、殿下に一言文句を言って帰ろうと、幼馴染で初恋の人、第二王子のナリス様と共にレムレス様のお部屋に向かうのでした。
でも。
事態はもっと深刻で。
え? 禁忌の魔法陣?
世界を滅ぼすあの危険な魔法陣ですか!?
※アナスターシアは異世界恋愛で連載したお飾り妻のシルフィーナの娘です。あちらで頂いた感想の中に、シルフィーナの秘密、魔法陣の話、そういたものを気にされていた方が居たのですが、あの話では書ききれなかった部分をこちらで書いたため、けっこうファンタジー寄りなお話になりました。
※連載版にあたり、その後の展開も鑑みてジャンルをハイファンにしてみます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-21 00:34:07
83920文字
会話率:23%
「この私、レムレス・ド・アルメルセデスの名において、アナスターシア・スタンフォード侯爵令嬢との間に結ばれた婚約を破棄することをここに宣言する!」
その声は、よりにもよってこの年に一度の神事、国家の祭祀のうちでもこの国で最も重要とされる聖緑
祭の会場で、諸外国からの特使、大勢の来賓客が見守る中、長官不在の聖女宮を預かるレムレス・ド・アルメルセデス王太子によって発せられた。
ここ、アルメルセデスは神に護られた剣と魔法の国。
その聖都アルメリアの中央に位置する聖女宮広場には、荘厳な祭壇と神楽舞台が設置され。
その祭壇の目の前に立つ王太子に向かって、わたくしは真意を正すように詰め寄った。
「理由を。せめて理由をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「君が下級貴族の令嬢に対していじめ、嫌がらせを行なっていたという悪行は、全て露見しているのだ!」
「何かのお間違いでは? わたくしには全く身に覚えがございませんが……」
いったい全体どういうことでしょう?
殿下の仰っていることが、わたくしにはまったく理解ができなくて。
♢♢♢
この世界を『剣と魔法のヴァルキュリア』のシナリオ通りに進行させようとしたカナリヤ。
そのせいで、わたくしが『悪役令嬢』として断罪されようとしていた、ですって?
それに、わたくしの事を『お飾り聖女』と蔑んで呼んだレムレス王太子。
いいです。百歩譲って婚約破棄されたことは許しましょう。
でもです。
お飾り聖女呼ばわりだけは、許せません!
絶対に許容できません!
聖女を解任されたわたくしは、殿下に一言文句を言って帰ろうと、幼馴染で初恋の人、第二王子のナリス様と共にレムレス様のお部屋に向かうのでした。
でも。
事態はもっと深刻で。
え? 禁忌の魔法陣?
世界を滅ぼすあの危険な魔法陣ですか!?
※鋼鉄の聖女の完全版を書こうと思っていたら、結局こんなお話ができあがりました。お飾り妻の方の続編という形で今まで書いた短編の設定を目一杯詰め込みました。
※アナスターシアはお飾り妻のシルフィーナの娘です。あちらで頂いた感想の中に、シルフィーナの秘密、魔法陣の話、そういたものを気にされていた方が居たのですが、あの話では書ききれなかった部分をこちらで書いたため、けっこうファンタジー寄りなお話になりました。
※楽しんでいただけると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 20:54:16
14751文字
会話率:25%
魔法学校に通うテオ16歳。
ある日、祖父の遺言で幼女(6)を預かることに。
そして、魔法の師から、正しい幼女の育成法をまとめろといわれる。
ルームメイト兼親友のルークと2人で、幼女を立派なレディへとするために試行錯誤していく。
最終更新:2022-09-18 21:08:26
272951文字
会話率:39%
「死んでも守りたいモノはあるかい?」
種族を超え、
文化を超え、
悠久の時を超え、
保険を預かる旅のエルフがいた。
名はランスロット。
小さな相棒スコールを連れ、数多の出会いに契約し、給付する。
それは願いに寄り添う旅。
それは願い
が潰える様。
遺す者と、
残ったモノと、
遺された者の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 16:56:47
20969文字
会話率:51%
イラクに住むイギリス人天才少女「サラ」は、ある日預けられている英国人専用幼稚園で保母さんの目を盗んでコッソリ見たテレビのニュースで、大規模なホテルの爆破テロのニュースを見て一抹の不安を覚える。
サラの不安は的中し、その日はパパもママも幼稚園
の迎えには来てくれなかった。
保母さんたちはサラの不安など他所に、美貌で賢いサラを誰が預かるのか取り合いになる。
やがて幼稚園に警察官がやって来て両親が死んだことと、その両親が偽名を使って何かの活動をしていたことを知らされるや保母さんたちの態度は一変し、誰もがサラの存在を薄気味悪い物を見る様に遠ざけてしまう。
サラは警察の人に聞いた「妹は、どうなったのか」と。
サラには「ナトー」と言う0歳の妹が居たが、警察はその死体も行方も知らなかった。
幼稚園を放り出されてイラクの孤児院に入所したサラは、小学校で酷い虐めに会いながらも、その英知でなんなく切り抜けていた。
そして、それから当てもない妹を探す旅が始まる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-15 07:14:05
237626文字
会話率:31%
求めることは間違いなのか。
とある市内の家でテレワーク制度で仕事をする女性、逢埼華菜(あいさきかな)は悩みを抱えていた。
三か月前から彼女は時折ある両親から頼まれて子供を預かるようになった。その両親の内、母である吉良島美沙は逢埼華菜の想い
人を奪い、その間に子をなした者である。子供を預かってから美沙は華菜に対して日々、圧力を強めていった。
華菜はそれ自体はまだ耐えられていたが想い人である吉良島純也と結婚しているという事実に嫉(そね)みを隠せずにいた。やがて華菜への圧力を強めた美沙は彼女の家を乗っ取ろうと画策する。
そんな時、嫉妬の神は彼女の元へ舞い降りる。嫉みを晴らし、華菜を救うために。
嫉妬魔人(ジェラ・フィエンド)シリーズ第二弾。新たなる醜い魔人の物語、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-31 15:04:42
65750文字
会話率:61%
人公の北島は社長である田中と会計である佐藤と共に探偵事務所を経営しており、ある時田中は探偵の仕事の報酬として黒猫を受け取ったと二人に話す。最初は社長のいい加減さに戸惑う北島と佐藤であったが、猫の可愛さに絆され名前をクロと名づけ、受け入れるよ
うになっていく。しばらくすると新しい依頼を探そうと外に出ていた田中がものすごい剣幕で事務所に戻ってくる。そこでなんと報酬として引き取った猫の体の中にはとても小さいマイクロチップが埋め込まれており、その中には世界を滅ぼしかねないとんでもないミサイルのデータが入っていると言う説明が為される。そしてそれを狙う秘密結社【イルミナティ】から彼らは逃げることになる。そしてそもそもその猫を預かることになったのは10年前に起きた製造工場爆破事件が原因となっていて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-20 22:10:12
9188文字
会話率:72%
アルレット・ドミニク=ヴェルネは出来損ないを自覚している。天才を多く輩出するドミニク=ヴェルネに生まれながら、家族のような才を持たずに生まれてしまったのだから。
けれど、アルレットは才能がなくても、クレージュ侯爵を預かるデュクロ家の令息、ア
リスティドに仕えることが幸せだ。そんなアルレットは、実はアリスティドの専属侍女の枠を超えて裁量を任されているのだが……?
べたぼれヒーローと鈍感ヒロインのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-19 23:19:07
10898文字
会話率:29%
主人公淳平は神様に呼び出され、悩んでいる人々に「プラス思考」(ミラクルエッセンス)を与える という使命をおおせ預かる。
人生を変えるような大きな仕事ではなく、ちょっと、背中を押すという、イメージにすぎない。
どんな人々にミラクルエッセンスを
与えていき、果たして、最後淳平の結末は如何に・・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-13 15:13:28
7671文字
会話率:34%
これはかつて、大分・鶴崎にて起こった話。
時は戦国末期。窮地に立たされたかつての九州の雄、豊後の『大友家』。南より攻め上がるは薩摩の『島津家』。危機に瀕する大友家に抗う力はすでにない。薩摩の荒くれ者達に蹂躙されるだけだ。
だが、その豊後
国鶴崎において、敢然と立ち向かう女あり。名は妙林。鶴崎の地を預かる者だ。領地領民を守るため、そして、なにより復讐のため、妙林はあらゆるものを差し出した。かくて、鶴崎の地に死神は舞い降りる。
《時代小説風短篇小説》折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 07:28:02
18033文字
会話率:28%
「来年の傘」というお題で書いた短編です。
下校時、クラスメートの女子と一つの傘に一緒に帰る僕。
淡い青春の一コマ。
最終更新:2022-06-21 22:28:42
873文字
会話率:37%
1888年 倫敦
大英美術館に収まっている日本美術品の中に贋作の疑い有りとの指摘があり、
ジェラルド男爵家は日本から一人の美術鑑定士を招き入れ、真偽の美術品鑑定が終わるまで預かる事となった。
男爵家次男・アルバートと前に現れたのは漆黒の髪と
黒瑪瑙の様な美しい瞳を宿した男性で……
*ボーイズラブではありません。
完結済。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 18:47:04
49856文字
会話率:44%
魔王を倒したら大魔王が現れた。連戦なんて聞いてない!
ピンチの勇者パーティーを救ったのは異界の神だった。勇者パーティーに同情した彼はある提案をする。
大魔王は最後まで立っていた戦士シリアヌスの中に封印し、次代の勇者が育つまで人類と魔族は争わ
ない。これらを徹底するために魔族領には結界を張る。シリアヌスの身は自分が預かる。
勇者パーティーとその場にいた魔族はこの提案を受け入れた。
そして二十年後、ついに大魔王の封印を解く時がきた。
魔族は大魔王の復活を待ちわびていた。勇者パーティーはざまぁができるこの時を待ちわびていた。……そう、ざまぁである。そのざまぁの内容とは──。
人はざまぁから逃げられない。
警告:この作品はとても下品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 21:27:37
3638文字
会話率:49%
一人、孤独に戦いながら旅を続ける剣士、焔魔堂誠。
ある日、雇用主である月光院千夜からの依頼でテロ組織に監禁されている少年、和人の救助と保護を命じられた。
その後、しばらく和人を預かるように言われ、さらに婚約者の明日香と共に疑似家族を作れと命
令され!?
その理由は和人の壮絶な過去が関係していた。
次第に和人と打ち解けていく誠であったが、ひそかに和人を狙う存在が誠たちの前に現れる。
果たして誠は和人を守れるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-27 18:16:41
807文字
会話率:4%