第一章
小学生の美早は、両親を亡くして祖父と暮らしていた。
これを知った子供のいない夫妻が、美早に興味を持ち、会うと気に入って養女にする決意をした。こうして美早は、年金生活者の祖父と一緒に貧困な生活をしていたのに、富裕な家庭に貰われて人
生が劇的に変わる。
第二章
ピアノを習うようになると、美早は猛然と練習して小学生にして難曲を発表会で弾きこなし、中学生になるとコンクールで地区優勝する。
この一方で、美早は音楽教室で里英子という同学年の女子と知り合い意気投合する。二人の顔は親戚でもないのに姉妹かと言われるほど似ていた。そのうえ里英子は美早にとって唯一の理解者となった。
第三章
美早は家元制度のような徒弟関係や金儲け主義の音楽界に嫌気がさしたため、高校受験を口実にして全国大会出場を辞退し、音楽教室も辞めてしまう。そして、やはり受験のため音楽教室を辞めた里英子と同じ高校に行こうと申し合わせて一緒に受験勉強をする。
そのとき、地元のアマチュアオーケストラが、ピアノ協奏曲を演奏するつもりがピアノの独奏者が見つからず、美早に声をかける。応じた美早は特異な能力を発揮し、コンサートを成功させる。
第四章
美早と里英子は同じ高校に入る。
美早は、たまたまライブハウスで唄ったところ、その容姿と美声からアイドルにとスカウトされて断るが、もしも祖父と貧困生活していた時だったら、そこから抜け出すため話を受けたであろうと思い、今の自分は幸運だが、次第に本当の自分ではなくなっていくと言って涙を流す。
そのうえ、校風に合わないことをしていると校長に侮辱され、怒った美早は退学を決意する。すると里英子は、自分も退学を考えていたと美早に打ち明ける。里英子は同級生の男子と親密になり、その彼が、この高校は息苦しいからやめたいと言い出した。それで一緒にやめて転学しようかという話になっていた。これを初めて聞いた美早は、いつの間にか里英子が彼氏を作ったうえ、そこまで親密になっていたことに驚き、大したものだと哄笑した。
第五章
美早も里英子も、親が退学に賛成しなかった。
その結果、美早と里英子は、それぞれの決意をした。美早の決意は、誰であっても特に驚くようなことではなかったが、里英子の決意は美早でさえ驚いたほどだった。
ただ、美早は里英子は決意を尊重しつつ不安を払拭できなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 12:39:11
29257文字
会話率:65%
ここは、音楽が絶対的な力をもつ世界。
この異世界での「音楽」は、科学や物理法則を簡単にねじ曲げてしまう、不思議な力をもっている。
神によって選ばれた能力者(ギフテッド)たちが演奏する楽曲は、人の感情をゆさぶり、物質に影響を与え、時には自然
界の法則すら書き換えてしまう。それゆえ、一人の偉大なアーティストの登場は、都市の、そして国家間の勢力図さえもガラリと変えてしまう。
そんな世界に、一人の天才的歌姫が生まれた。その名は、ユーノ・ヴァン(V)・ロード。
燃えるような深紅の髪と瞳を持った少女。彼女が神から授かった才能(ギフト)は、「勇気」。聴く者を勇気づけ、鼓舞し、強化(エンハンス)する。
ステージを求めてスラム街に迷い込んだ彼女が、その圧倒的な歌声を武器に、地元の歌姫→大都会の歌姫→国民的歌姫→世界の歌姫へと成り上がっていく、そんな壮大なサクセス・ストーリーを裏方として陰で支えていく冴えない平凡な男の物語です。
World End Jokers:
ユーノ・ヴァン(V)・ロード
Special Thanks:トーマ・ハツネ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-02 16:12:09
32357文字
会話率:33%
機関列車は私が目を追うより早く走行する目まぐるしい家々の奥の利き手に見える優雅な立ち振舞いは列車が降車するまでは見られなかった。
京子は列車の乗降口から遠い中腹の席を予約し座る。私は家々を見るまで喧騒に騒がれた家から都心に出る事は無かっ
た。
買い物は近くのスーパマーケットで済まし、デパ地下で用を足す事が多かった。高級店も家から遠くとも電車では無く、乗用車を利用し買い物をする。
一人のお客人を抱え右出前の座席に置いた古めかしく映る本を片手に奥を指で指していた。
松ノ木が降りしきる滑稽な紋様の母屋を通り過ぎると、前から田舎を抜き出て都会に行く、檜の木の匂いが消える頃。
家々の隅から金髪のする少女は、両手を合わせて言い区切る黒髪の女性の講釈を聞き及んだ。片足を震わせながら遠くにもう片方の足を伸ばす。
千年前に移転し首都と成った京都の中央区に在る京都駅に二人は向かおうと列車の指定席を予約した。
十年来に行った、アミューズメントパークで味わえない、汗と快晴の空気が交わる瞬間を味わいに、行こうと企む、半券のチケットを生協の返金された金額を合わせ、結構するに至る金額が集まる。
千本鳥居本や清水寺の仏閣を見に廻ろうとするが、先に目が回り野放しの鹿に煎餅を食べられる事が先かもしれない。
毛並みや香水を持ち合わせメイクアップの完璧にする。余りにも田舎の野放しの香りを付ける事は憚れた。
彼女に話し掛け来て千本鳥居と見所がある。
東京と書かれた東旅客鉄道から降り、埼玉を経由せず直進の鉄道が構築されている。
指定席券は空席であれば発券する事が可能だ。座席の四席で一つの座席を購入する。
性質も変わるもので、駅のメロディーも私が生まれる頃に一新された。
動画投稿サイトを見れば何世紀も前の発着時に使われた曲が再生される。動画の音楽を聴きながらバックグラウンド再生された音楽の奏でる音調を聞き逃さないと集中する。
神社や都会のミーハーな雰囲気を堪能し白色の色の線に納めるためだ。
充分動かし、見切り発車で動いた抜本的な旅の計画は銭が底を尽きるまで、町を練り歩き消えるものだった。
葵の風が彼女を突き動かした。夏季に繋ぐ生暖かい春の風であった。
某東京は京都に都市が移った。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-28 17:00:00
1761文字
会話率:38%
ある田舎町に四次元の門が開き、侵略が始まった。
精神病患者の狂気のようなモンスター達は、音楽を知らない幼子が弾くピアノのような行進曲に合わせて行進する。
最終更新:2025-04-28 11:39:17
616文字
会話率:0%
nullという作詞家、作曲家がいたのかと思いましたが。
どうやら、音楽ダウンロードアプリの手抜きだと気付きました。
最終更新:2025-04-24 22:22:10
200文字
会話率:0%
車を運転している時は、軽快なサウンドを選んでいます。
みなさんは、どういうときに、どんな曲を聴いていますか?
最終更新:2024-09-27 23:09:39
200文字
会話率:0%
名曲には、ベースも必要だと思うのです。
主役(ボーカル)には、なれないとしても。
最終更新:2022-03-13 00:00:10
200文字
会話率:0%
シューマン「子供の情景」の第1曲「見知らぬ国と人々について」を聞いた僕が人の居ない夜の街を歩いていると、街頭や自転車が優しく話しかけてくれる。
最終更新:2025-04-22 00:00:24
1585文字
会話率:39%
中学2年生のヴァイオリニスト・月島ひかり。音楽室で見つけた不思議な古時計によって、彼女は400年前のバロック時代へとタイムスリップしてしまう。
フィレンツェではモンテヴェルディとオペラの誕生に立ち会い、ヴェネツィアではヴィヴァルディの「四季
」初演のソリストと親しくなる。厳格なバッハの家庭で音楽理論を学び、ヘンデルと共に「水上の音楽」でテムズ川を航行し、ラモーのオペラの創作過程を目撃する——。
偉大な作曲家たちとの出会いは、ひかりの音楽への理解と情熱を深めていく。しかし懐中時計の針が速く回りはじめるたび、彼女は次の時代へ、そして最終的には現代へと戻らなければならない。
作曲家たちは気づいているのだろうか?彼女が未来からやってきた少女だということに——。
バロック音楽が生まれた瞬間に立ち会う少女の冒険が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 16:15:09
47411文字
会話率:45%
17世紀末、イタリアの巨匠コレッリは、完璧な音楽を求めて孤独な闘いを続けていた。その半世紀後、ドイツの教会で若きバッハは、新しい音楽の可能性に心を震わせていた。
二人は決して出会うことはなかった。しかし、その魂は音楽という永遠の言葉を通
じて、確かに響き合っていた。
喜びと苦悩、愛と祈り、そして音楽への果てしない情熱。バロック音楽の二大巨匠の心の軌跡を、史実に基づきながら深い洞察で描き出す魂の物語。
「真実の音楽とは何か」。その永遠の問いに、二人の作曲家は生涯をかけて答えを求め続けた。そして今、時を超えて紡がれる魂の対話が始まる―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 08:10:00
8508文字
会話率:35%
才能か、それとも努力か―。
16歳のダンサー、月城綾は自信を失っていた。厳しい特訓の日々、彼女は自分の影と向き合い続ける。
そんな彼女の前に現れたのは、幼なじみの翔太。彼のギターが奏でる音色が、綾の心に眠る何かを呼び覚ます。
「本当
の才能って、なんだろう?」
綾の問いかけが、新たな物語の幕を開ける。
ダンスと音楽が織りなす青春グラフィティ。才能に悩む全ての人に届けたい、感動のストーリー。
影から抜け出し、自分だけの光を見つける瞬間―。
あなたの中に眠る才能が、きっと目覚める。
心躍る旋律と、魂を揺さぶる舞踏。
二人の才能が響き合う時、新たな舞台の幕が上がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 06:06:54
6797文字
会話率:41%
簡単なあらすじ
篠原あすかはピアノが好きだが、子どもの頃に習わせて貰えず、帰路に聞こえてくるピアノの音色を楽しみにしていたがある日突然途絶えてしまう。
休日の午後、ショッピングに行った先のカフェで流れるピアノ曲を楽しんだ後、帰り道にふと
見かけた楽器店の「大人の体験音楽レッスン」。
あすかは誘われるように楽器店に足を踏み入れた……
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-11 20:21:17
2957文字
会話率:28%
入学前、理想に描いた高校生活を送れている人はこの国にどれほどの数いるだろうか。
もし貴方がそうなら、一発だけでいいから殴らせて欲しい。
メガネを新調し、初めての美容室に行き、自己紹介も念入りに考えたって現実は変わらない。
僕は今日も一人
だ。
ここはそんな僕の唯一の居場所。
文化部しか利用しない実習棟。その最下層、一階の最奥。軽音部の部室。
誰も来ない。誰も興味を持たない場所で僕は今日もギターをかき鳴らす。
でも僕は寂しくなんてない。
有名なバンドの有名な曲を演奏しているとき。
借り物の音楽で僕は誰かと繋がってるんだ。
音の中にいるときだけが、僕が僕でいられる時間だから。
そんなある日、僕がいつもの如く一人、ギターをかき鳴らしていると突然ノックもなしに扉が開き、クラスメイトの女子が現れた。
「今の曲ってアレだよね!あのアニメのー、ほらっ!なんだっけ?」
僕の青春が、始まったのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 07:10:00
97403文字
会話率:40%
ピアノと作曲の才能のある少年、アルシュは、難病を患っていた。
けれど、天才細胞学者、ダルシアン博士の設計した治療法により、病は治り、回復しつつある。
しかし、その治療法は、患者を不老長寿の体質に変えてしまうものだった。
事故で亡くなってしま
ったダルシアン博士に代わり、相棒のルイス博士は、アルシュを知人のピアニスト、エマスイに託す。
アルシュの体質に戸惑いながらも、次第に受け入れていくエマスイと、助手のサマー。
アルシュは元気を取り戻し、味方を得て、才能を開花させていく。
ある夜、森の精霊と名乗る女性がアルシュの部屋を訪れる。
精霊メルツと会話するうち、アルシュは自分が魔力持ちだと知る……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-04 15:52:43
206103文字
会話率:31%
小学5年生の春香は、小さい頃から続けていたエレクトーンで作曲を学び、新人ミュージックコンクールの作曲部門に最年少でノミネートされる。大人と同じ土俵で審査される最終選考にジュニアの作品が選ばれるのは12年ぶり。春香は本選の演奏を心待ちにしてい
た。
しかし、本選を目前に控えたある日、春香は原因不明の頭痛を訴える。軽い風邪かと思われたが、検査のために訪れた病院で医師が首をかしげ、さらに詳しい検査を受けることに。ところが、検査の途中で急に容体が悪化し、春香は意識を失ってしまう。目を覚ましたときには、すでに10日以上が経過していた。
医師からは長期入院と難病の可能性を告げられ、コンクールへの出場は断念せざるを得なくなる。日に日に病状は悪化し、強い薬の影響で思うように動くこともできなくなっていく。将来を夢見ていた音楽も遠ざかり、次第に春香は心を閉ざしてしまった。
そんなある日、春香は偶然「竹笛パンダ」という名の動画配信者を見つける。彼は自然の中で竹笛を吹き、時に間違えながらも楽しそうに演奏していた。その姿に春香は驚く。音楽は間違えてはいけないものだと思っていたのに、彼は堂々と楽しそうに演奏しているのだ。
春香は思い切って竹笛パンダにメッセージを送り、交流を始める。彼の「音楽は正確さより楽しむことが大事」という言葉に励まされ、再び作曲に挑戦することを決意。タブレットを使い、「月夜の船」という曲を作り上げる。そして竹笛パンダに演奏を依頼すると、彼は快く引き受けてくれた。
数日後、竹笛パンダの手によって演奏された春香の曲が動画として公開される。そこには、彼の演奏とともに、「ほしのパンダ」という春香をモデルにしたキャラクターが描かれていた。月夜の海を旅する幻想的な映像と優しい旋律は、多くの人の心を打つ。
病室でその動画を見た春香は、涙を流しながら笑った。――音楽はまだできる。たとえ演奏できなくても、自分の曲を誰かに届けることができるんだ。
そして春香は、次の作品に取りかかることを決める。それは、自分自身の未来を重ねた、とある"旅"の物語だった――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 03:41:02
13969文字
会話率:31%
このサイトの年齢層が若くて30代以下が80%だということを知ってちょっとビックリしました。そうした若い、この作品の潜在的な読者のためにタイトルの由来から説明しておきます。俳句などというと若いひとには敬遠されそうですが、これは俳句を書くため
ではなく、俳句を味わうため書かれた作品です。現実の世界をただ写生しただけのような俳句にリアリズムという言葉を使っている文章を読んだことがありますが、俳句だって詩なのですから現実の世界をいくらリアルに写生してみたって、本来、それが詩になるはずはないのです。それなのにどうして、まあ、すぐれた俳人の作品に限りますが、現実をただ写生しただけのような俳句が、結果として、楽園のように美しい世界をリアルに写生しているような素晴らしい印象をあたえることになるのでしょう。そう考えていて思いついたのが楽園のリアリズムというフレーズです。本文を読んでいただければわかることなのでくだくだとは申しませんが、意味作用から解放されて世界をただ写生しただけのような俳句こそ、どのような詩にもまして、もっとも純粋な詩、もっとも純粋な詩的言語となっているはずなのです。
そうした俳句というすぐれた一行詩の詩情(ポエジー)を本書のなかでくりかえし味わっていけばどのようなことになってしまうだろう。高校初級程度の文語の読解力さえあれば、俳句の素養なんてなくても味わえるようなやさしい俳句ばかりを全体で700句読んでいくつもりですが、おなじ句を何度も利用させてもらっているので本書をくりかえし読んでいただければ《(700句+α)×読んだ回数》分の素晴らしいポエジーを味わうことになる、ほかに俳句なんか読まなくたって。人生が変わってしまうほどの極上のポエジーを、それもたっぷりと。
そのくりかえしが、読者の感性を変革し、詩的想像力や詩的感受性や詩的言語感覚を育成しないわけはなく、読者の方が若ければ若いほど、そのあとのゆたかな長い人生が約束されていることになるだろう。当然の結果としてふつうの詩も味わえるようになるはずですが、趣味の問題ということもあるし詩を読むかどうかはご本人次第ですが、たとえば好きな音楽を聴くだけでも、その曲や歌詞がいままでになくいきいきと心に触れてきて、そのことに信じられないような驚きと喜びを味わうことになるはず、とは自信をもって断言しておきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-30 10:31:59
7992文字
会話率:14%
自分を否定された男の子が溢れる思いを曲にしていたら、同じように溢れる思いを声に乗せる子と出会い、二人で歌を作る。
そういうストーリーを思い描いて書いた詩です。
最終更新:2025-03-29 16:20:03
327文字
会話率:100%
以前作ったアイドルの作品でKPOPにいつか並び立つ日が来ると良いなってかたちで完結しました。その事が悔しくて、別主人公で、日本が世界のDMについていけていた90年代に戻って日本を変えるってタイムリープものになっています。
ただ作中出て
くる重要人物は実在の人ですが、性格とか滅茶苦茶です。その辺りはスルーして読んでもらえると助かります。ある程度は本人の事調べましたが、かなり雑です。細かく練りこんだ人格では全くありません、その辺りは見逃してください…。
後音楽に対する見解は、耳で聞いたもので、実際DAWソフトをいじって楽曲したりして突っ込んでるわけじゃありません。その点もスルーしてくれると助かります。大雑把に音楽における歴史改変を楽しんでくれると助かります。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-17 18:44:09
739118文字
会話率:28%
1番聴いた曲を3か月ごとにまとめた、かつての音楽好き女子による忘備録。
最終更新:2025-03-12 21:22:15
6660文字
会話率:1%
親に捨てられ、施設で15年間育てられてきた少女、「先導 綾女《センドウアヤメ》」。
暗い性格で引っ込み思案、だけど身長は175cmと長身であるため、中学生時代は「木偶の嬢」や「八尺様」とあだ名がつけられ虐められてきた。
鬱屈とした毎日の
中、彼女のストレス発散方法はカラオケで目一杯歌い──シャウトする事だった。
大好きなラウド系ロックバンドの曲を、長年練習し続けてきたおかげで出せるようになったデスボイスで叫びまくる中、そんな彼女の歌う姿を見て突然入ってきた同じクラスのギャル 、
「春野 琴音《ハルノコトネ》」。
「すごいっ! 先導さんってcoldrain歌えるんだっ!」
「WHaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!???」
唐突に入ってきた彼女は綾女の手を取り感嘆の声を上げる。
対する綾女はホイッスルのような絶叫をあげるが、そんな彼女の事などお構いなしに、底抜けに明るいラウド系陽ギャルが綾女に告げる。
「ねぇっ、先導さん。うちと一緒に、バンドしない?」
「えぇっ!? 私がバンドを!?」
心の底から湧き上がるような激情、轟音。
それをかき鳴らすのは──4人の女子高生。
「普通」とはかけ離れた女子高生4人が、界隈を賑わせるバンドとして名を馳せてゆく、青春「ラウド系」バンド物語!
──────────────────────
アニメやマンガ、ラノベ等で「ガールズバンドもの」は数あれど、「ガールズラウドロックバンドもの」って一つも無くね???
そこにずっと引っかかっていて、いてもたってもいられずに書いちゃいました。
初めて書くジャンル(※音楽+青春もの)という事もあって執筆に時間がかかっていますが、何卒よろしくお願いしますm(_ _)m
※次更新は2025年1月1日。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 02:30:00
73532文字
会話率:34%
高校2年生神代 迅(かみしろ じん)は、バンドに憧れながらも、人付き合いが苦手でメンバーを集める勇気がない。そこで彼は、「一人で全部やればいいじゃん」と、ギター、ベース、ドラム打ち込み、ボーカルまですべてを自分でこなす“一人バンド”を結成。
名前は「Ghost Note」——幽霊メンバーしかいないバンド。
迅は自宅で作った曲をSNSに投稿し、冗談半分で「町のライブイベントに出演するメンバー募集中!」と書く。すると、思いがけず反響があり、個性的すぎる3人がオーディションを受けにやってくる。
こうして、全員がまともにバンド経験のないメンバーで結成された即席バンド。しかし、迅が生み出す「バンド×電子音楽」の独特なサウンドは、地元のライブハウスでじわじわと注目を集め始める。
一方で、迅はある日、父の古いレコードから未発表のカセットテープを見つける。それは、若い頃に父が組んでいたバンドの音源だった。しかし、テープの最後には不穏な言葉が——「この曲は、世に出してはいけない」。
なぜ父のバンドは解散したのか?
迅の音楽には、どんな未来が待っているのか?
これは、町の片隅で生まれた“幽霊バンド”が、青春を駆け抜ける物語——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 08:32:40
7964文字
会話率:43%
登場人物
相馬 塔(そうま とう)
宮城県仙台市に住む男子高校生。アイドルグループ「エウレカ1984」のメンバーで同じ高校に通う雨音(AMANE)の熱烈なファン。
高校に進学してから軽音楽部に在籍し、アコースティックギターで音楽制作も始め
る。
森丘 綾音(もりおか あやね)(雨音(AMANE))
塔と同学年。小学生の頃から地元で雨音(AMANE)名義でアイドル活動をしていた。中3の夏に国民的アイドルグループ「エウレカ1984」
の新メンバーオーディションに合格して以降、地元の宮城で学生生活を続けながら、東京でメインにアイドル活動をしている。
不来方 藍菜(こずかた あいな)
塔と同学年。軽音楽部に在籍している塔の女友達。
久慈 茜(くじ あかね)
藍菜の幼馴染。生まれつき聴覚障害があるため高校は仙台市内の特別支援学校に通っている。普段はスマホでコミュニケーションをとっているが、
聴こえる周波数帯の範囲では絶対音感を持っているらしい。
頼りになる藍菜を姉のように慕っている。
相馬 一希(そうま いっき)
塔の4才年上の兄。仙台市内の音楽系の専門学校に通っている。趣味は作曲で作曲理論や楽器に詳しい。音楽もジャンルを問わず1万曲以上を収集している。
レスラーのような体型に似合わず繊細なヒーリング系の曲をメインに制作する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 16:05:59
177241文字
会話率:28%
愛知出身の大学生、水沼一馬は音楽が大好き。独学で作曲を始め、DTMにのめり込んでいく。そして、親友である志田幸由と共に「DTM同好会」を立ち上げるが…………
一馬を中心にDTM、音楽と向き合う人々を描いた、作者の半自伝的小説です。
この
作品は「pixiv」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 18:47:17
13285文字
会話率:32%
「君の音楽には、ふまじめさが足りない」って言われてもなあ。
敬愛する師匠からバッサリ斬られて、悩む若き音楽家の話。
最終更新:2025-02-13 15:41:48
2796文字
会話率:30%