田舎の青年剣士ケイムは、世界の全てがそこにあると言う『アーレクの天樹』の踏破を夢見て、村から旅立つ。しかし、魔法至上主義の風潮がある昨今において、魔法が使えない彼はあらゆるギルドから門前払いを食らってしまう。どうしたものかと途方に暮れている
と、道中で知り合った同じく魔法が使えないソバカス少女と金髪男が、これまたケイムと同じ様に頭を抱えていた。彼らもまたギルドから門前払いを食らっていたのだ。三人が最初に出会った時、その場では意気投合したものの、『魔法が使えない奴らが集まっても……』と言う思いからそれぞれ別れたのだが……三人は顔を見合わせ、互いの状況を理解し、そして腹を括った。『俺達でチームを組もう』
これは魔法が使えない脳筋達の、極めて雑なファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-16 20:18:27
15362文字
会話率:30%
板見司朗は少し変わった傭兵である。
傭兵は本来であれば、報酬と実務がつりあうと判断した場合にのみ依頼を受けるものだ。しかし、板見は他の傭兵が蹴るような、つりあいの取れない依頼をこそ受けるのだ。
今回の話はとある少女が依頼人だ。その少女
のことを娶りに、最強の男がやってくるらしい。それを嫌がった少女は男を退けることができる者を求めたが、その男の名前だけで門前払いを受けたらしい。
板見は事情と契約の内容をつめ、最強の男を倒す、という依頼を果たすべく準備を始める。
そして、男が少女を迎えに来ると伝えた当日、板見は最強の男と対峙する。
※pixivでid[どらぽんず]でも公開してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-02 15:31:27
56378文字
会話率:44%
酒だ。もう、今夜は酒を飲まなきゃやってられない!
……などと決意したは良いが、コレと当て込んだバーでは門前払いを食らってしまい、仕方がなく自販機で買い込んだ安酒を深夜の公園に持ち込んだミコト。
だがしかし、静かな筈の公園には一風変わった
先客が……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-19 04:43:17
11219文字
会話率:42%
※現在執筆停止中。詳しくは筆者の「活動報告」をご覧下さい。絢爛豪華な高度文明に彩られた現代の夜。その昔、人と共にあったはずの存在、〝妖《あやかし》〟は、今や棲むべき闇を奪われ、その勢力を大きく減退させていた。そんな人と妖のバランスを保つた
めに、幻妖界《げんようかい》よりこの世に遣されてきた無愛想な白狐《びゃっこ》の少女、葛葉《くずは》。そして、その彼女の元に次々と奇妙な話を持ち込んでくるのは、ちょっと変わった怪談マニアの少年、夜彦《よるひこ》。彼は葛葉と共に、人と妖にまつわる様々な事件を解決しようとするのだが、その思いとは裏腹に、彼女は非常に気まぐれな性格で、会う度にいざこざばかり……。種族の違う、人と妖のアンバランスな凹凸コンビは、この世に蔓延る奇妙奇天烈な怪事件を解決できるのか!? ――第四話―― 夜彦の住む町で連続通り魔事件が発生。夜彦はその事件の異常性から、犯人は妖と考え、葛葉に調査の協力を頼むが、なぜか、門前払いに近い扱いを受けてしまう。落胆する夜彦、しかし、そんな彼の前に現れたのは黒い毛並みの狐。その妖狐は、ヒチセと名乗り、夜彦に協力したいと言い出すが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-08 21:45:55
142628文字
会話率:43%