混沌とした世界で生きる少年 柊 秋斗は限定的な予知能力がある。
それは《これから関わりを持つ、もしくは既に関わっている人間の死を追体験の形で予知する》と言うもの。
最悪のデメリットと使い憎さを抱えながら未来を変えるため少年は駆け回る。
最終更新:2022-08-13 06:02:18
564文字
会話率:0%
晴れることのない空
1年前、世界各地で起きた未曽有の同時多発自然災害。
地震により大地は裂け、火山の噴火による火山灰の降灰と日光遮断。
津波による沿岸部の破壊。無人の廃墟となった都市……
そこに一人、旅を続ける男が辿り着く。
その日の
疲れを癒すために侵入したい建物。
ソファーで横たわる男が、浅い眠りから目を覚ますと、そこは走る列車の中。
車窓から漏れる明るい日差し。海沿いを走る列車。潮の香。
ここは鉄道博物館。男が目覚めた所は、人気アトラクションのAR疑似乗車体験車両の中だった。
人々の思い出の路線、懐かしの車両を後世に伝えるため、多くの人々に体験してもらう目的で作られた、疑似空間で乗車体験ができる施設「追想列車」
そこで一人の少女が彼を出迎える。少女の名は『シーナ』
無人となったこの場所で、いつまでも訪れる人を待っていた博物館解説員。
そして彼女はロボットだった……
『シーナ』に誘われるがまま、追想列車に乗り込み、様々な人の思い出と被災前の景色を追体験していく。
そこで、久しく忘れていた人々の想いと温もりを、決して涙を流さぬ『シーナ』と共に接していく。
かつての人々が思い残してきた車窓に、彼は何を思うのか?
人々と時代に取り残された博物館と『シーナ』の運命は……
全15話予定。第1話「館内の踊り子」第2話「夢の超特急、憧れの食堂車」「海から湾へと結ぶ道」……「いくつもの夏を超えて 650」……「闇夜を切り裂く、青き光」……
「ロマンスは世代を継いで」「誰ぞ彼の地平線」「葬送列車の車窓から」、最終話「軌道の辿り着く場所」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 17:00:00
40582文字
会話率:40%
とある中年男性が死にかけたときに見た走馬灯
その走馬灯の中には自分の知っているこれまでの人生と知るはずのない異世界のことなどが事細かに見えていた
新時代テクノロジーとして売り出され始めた記憶追跡型ポータル移動装置
世間では詐欺だの
なんだのと騒がれていたが「あれ、これ追体験した走馬灯の中に出てたぞ、これをこーすれば動くのでは?もし?」
と欠陥品扱いされていた投げ売り価格の500円ポータルであちこち移動する物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-30 21:26:39
201文字
会話率:100%
貴族に嫌われる『虫』が大好きなネムは、四歳の頃、領地で不思議な毛虫を拾った。何をやっても食べず、死なず、成長せず、毛虫にしてはやけにフサフサモコモコのその生き物を飼い始めて以来、ネムは不思議な夢を見るようになった。それは、毛虫の人生を追体験
し、最後に意識がブツリと途切れる夢。(じゅうごねんご、このくにはほろぶ。だからたすけて。おねがいたすけて)不可思議なことに、それは今からずいぶん未来の世界。しかも、少しずつ違う未来を何度も何度も繰り返す。やがてネムは、この毛虫が滅亡を防ごうと何度も『じゅうごねん』を繰り返している存在だと気付く。今回の『じゅうごねん』の協力者に選ばれたらしいネム。でも、ネムは虫に詳しい以外の長所は何もなくて――
『嘘つき』『人間の敵』『毛無シ』『虫ケラ』――獣人達の国デントコーン王国で、伯爵令嬢ではあるものの、貴族中唯一しっぽに毛が無い『害獣』野ネズミの獣人であるネムは、国中の貴族から疎まれ蔑まれてきた。
そんな中、ネムをいつもかばってくれたのは義兄のディータと婚約者のカトム。しかし、結婚を間際に控えた王族主催の園遊会にて、ネムはカトムに婚約破棄を告げられてしまう。
「ゴキブリをつかんだ手で俺に触らないでくれ、生理的に無理なんだっ!」
やらかした――! 『虫ケラ』のあだ名に恥じず、生き物、特に虫が大好きなネムは、確かにゴキブリを飼っていた。でもあれは、意外と美味しい食用ゴキブリ……。
悲鳴を上げて倒れるカトムを、しっかりと抱き留める近くにいたご令嬢。そこにはネムとの間にはなかった恋が芽生えている。
けれど、ネムにはどうしても婚約破棄を受け入れられない理由があった。婚約が無くなれば、カトムの公爵家の後援で開催されるはずの『昆虫展』が頓挫してしまう。
そこに救いの手を差し伸べてくれたのは、天使の微笑みを浮かべたアリス第二王子。
「潰したい貴族家が三つ四つあるんだよねぇ。僕の駒になるなら、僕がネムの願いを叶えてあげる」
第二王子直属の『取り締まり出役』になったネムは、義兄のディータと共に虫の調査と人助けと(ついでにスパイ)の旅に出ることとなる。
「まったく、巻き込まれるこっちの身にもなって欲しいもんだわぁ」
虫好きネムと実はネムを溺愛している女子力高めオネエなディータとの凸凹コンビが、図らずも虫による世界滅亡を防ぐ! かもしれない物語。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 17:21:15
37404文字
会話率:22%
幸せな家庭を築いてきたミサキと杏奈。
順風満帆な生活に思えていたが、ミサキは帰宅途中に車に惹かれてしまう。
病室で目覚めたかと思ったらなんとそこは、高校入学の初日の教室で体が女の子に!?
軽い追体験をしながら、再度妻と結ばれる為にミサキは奮
闘するが!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-08 19:06:03
9226文字
会話率:37%
おひとり様を満喫した男による京都1人旅追体験!
少しでも多くの人に1人旅の楽しさを知って欲しいと思って書き始めました。
主人公の視点は私なのでよりリアルな旅をお届けできるかと思っています。旅に珍道中は付き物ですので楽しんで見てて下さい!
京
都の素晴らしい街をどうにか鮮明に伝えようと心がけます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 21:28:34
66171文字
会話率:14%
東京都在住、菊川 晴彦(24)無職。
ながらスマホで歩行中。バイクに轢かれて肝臓損傷
病院のベッドで目を覚ました。
心の片隅に知らない記憶があった。
晴彦はとある女優の肝臓を移植された。
人には辛い過去がある。
彼女を見ることが出来るの
は俺だけだ。
これは暇を持て余した俺が彼女の過去を追体験する物語
pixivにも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-11 23:13:51
1722文字
会話率:20%
星花女子学園で美術教師として働く一色 蒼は、自身の勤める星花女子学園の高等部三年生である、破天荒で少し変わった千賛知翔子と出会う。一色は彼女の破天荒さや風変わりな言動や行動に振り回されつつも、心のどこかで彼女を通して自身の満たされなかった学
生時代を追体験しているような楽しさを覚えていたが、同時に翔子に対する深い罪悪感や彼女の豊かな才能に対する嫉妬も感じていた。
────そして、千賛知翔子が卒業する三月。一色は、彼女とある約束を交わすことになる折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-14 10:27:27
1223文字
会話率:25%
小さい頃からみる不思議な夢があった。
典型的な悪役令嬢の女の子目線から王道の恋愛映画を見る―そんな夢。
幼いころ、婚約者という王子様に一目ぼれしたところから始まり、今は全寮制の学園で下級貴族のヒロインポジションの女に現を抜かす王子を見て嫉妬
に狂っている。
今ではお決まりすぎて誰も見ないようなつまらないストーリーだが、彼女の人生を追体験しているようで、応援しながら見守っていた。
「今日も見たよ、あの夢。あの子、遂にヒロインに殺し屋を差し向けるみたいだ。」
今日も大好きな親友の隆二にこの話をする。
妻にも言っていない、昔からの二人だけの話題というだけでなんだか嬉しくて、会うたびに話をしていた。
「あの夢か。確か中学の時からずっと言ってるよな?大人になるまで見るなんて、その子と何か縁があるんじゃないか?俺は落ちる夢ぐらいしか定期的に見ないな」
最近、その話題にも反応が薄くなってきたことに気づかないふりをし、毎回付き合ってくれる隆二に甘えていた。それだけでいい。一生思いは伝えずに親友として生きていく。
跡継ぎのため仕方なくお見合いして結婚した妻と5歳になる息子は、家族として愛していることに間違いはない。俺は幸せ者だ、そう思っていた。
「・・・なんで?」
自分の家の風呂場で最愛の親友と妻の不倫現場に遭遇するまでは。
「俺だって・・・俺だって隆二の事が好きなのに!!」
動転して訳も分からず自分の気持ちをぶちまけてしまう。
「最低。彰さんってゲイだったの?」
「俺の事そんな風にみていたのか。気持ち悪い」
俺が被害者の筈なのに罵られ、耐えられず自分の家から逃げ出してしまった。
公園のベンチで泣きつかれうたた寝すると、今日もあの子の夢をみた。
「サイオン様っ違うのです!全てはあの女が悪いのですわ!」
「黙れ。貴様に名前を呼ぶことも許可していない上にリリーの事をあの女呼ばわりするとは。王族不敬罪の罪も背負いたいらしいな。人を殺そうと思う其方らしい下劣な振る舞いだ。見るに堪えん。」
「婚約破棄と合わせて国外追放を命じる。二度とこの国に足を踏み入れるな。同じ空気も吸いたくない。」
そうか。お前も人生の絶望を味わうなんて本当に運命を感じるよ。
でもな、お前の方が俺の人生よりマシだろ。
『本当にそうかしら。じゃあ試してみたら?』
「へ?」
目が覚めると俺はあの夢の悪役令嬢になっていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 00:00:00
4902文字
会話率:25%
心に傷を抱えた大学生「舎人二章」は、ある日異世界へと転生する。
以前の世界とは何もかもが違う、その美しく残酷な世界で、葛藤し。戦い。変わっていく。
リアル追体験型異世界小説。
君は、生き残ることができるか。
最終更新:2022-01-01 19:09:49
8348文字
会話率:19%
新社会人をドロップアウトしてフリーターになった藤乃雅臣はある日、大学時代の友人『逢沢亮介』から治験バイトの依頼を受ける。
話を聞くと、それは一般的な入院をして薬を投与するような治験ではなくある科学者が開発したというシステムを体験してもらうと
いう特殊なものだった。
半信半疑のまま治験を受けるために病院へ行くが、そこで出会った医師から治験内容とシステムの説明を受け藤乃は驚愕する。
それは心が弱わっている(うつ病)人たちのために開発された『過去を追体験』できるという装置を体験してもらい、仮想現実の世界で自分の過去をやり直す……それが治験の内容だった。
病院の地下にある巨大なマザーコンピューターの前で藤乃はさらに驚きの事実を知る。
システムはネットワークで繋がっていて全国に藤乃と同じように治験を受ける人間がいるという事だった。
そして藤乃は不安の中、システムが創り出した仮想現実の世界に入る。
自分の過去を追体験する中で、突然システムのトラブルに巻き込まれてしまう。
トラブルの最中、藤乃が辿り着いた場所は『他の治験者』の過去の世界だった。
果たして治験者たちはトラブルから脱して現実世界に帰れるのか?
過去をやり直した先に何が待ち受けているのか?
それは体験をした者にしかわからない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-04 20:18:12
143322文字
会話率:45%
吟遊詩人で貴族の娘であるオオルリ、メイドで魔法使いのツバメ、騎士の末裔のカッコウ。三人は、旅をしながら、その土地の風景、人を題材に歌を作っている。これは、そんな異世界から渡ってきた詩ができるまでを追体験するお話です。
最終更新:2021-10-29 23:22:19
1420文字
会話率:55%
主人公の男子高校生は、ある日頭痛と共に目を覚ますと、エレベーターの中に閉じ込められていた。
それはなんと、階数を移動することで、過去の人生を追体験することができる不思議なエレベーターだった。
そこでは若かりし母親や幼馴染など、様々な人
間が現れて、主人公はそれぞれの過去に想いを馳せる。
しかし、16歳の思い出を振り返ろうとした彼は、予想もしていなかった真実に直面することとなる——折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 16:17:03
13396文字
会話率:21%
少女と過ごした日々を追体験する男の話。
キーワード:
最終更新:2021-09-16 00:45:02
3999文字
会話率:16%
前世でお互い愛し合いながらも結ばれることなかった二人が現代に転生し、めぐり逢い、前世の記憶を追体験し、愛を紡いでいく。
最終更新:2021-09-10 16:00:00
174401文字
会話率:33%
僕は負け犬だ。
仕事はできない。部長からは毎日のように怒られ、後輩からもバカにされる、惨めなアラサー男だ。なんとか生きてはいるけれど、心はもう死にかけている。
そんな僕の前に、ある日、しばらく会っていなかった幼馴染みの鳴美が姿を現
す。彼女はあることを僕に頼むためにやって来たのだ。それは大学時代の僕の親友、浩一の結婚式のお祝いのスピーチをすること。
そうはいっても浩一とも会わなくなって久しい。何を書いたらいいのかわからない。
戸惑う僕の手を引いて、鳴美は僕を学生時代の思い出へと連れ出す。
公園に、街に大学に……。挨拶文を作るため、彼女と一緒に学生時代の追体験や取材をするうちに、いつしか僕の死にかけの心も変化していく。だけどそのときはまだ知らなかったんだ。鳴美がやって来た本当の目的も、そのたまに見せる寂しそうな笑みの理由も。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-29 10:00:00
47680文字
会話率:39%
現役女子ニートのアカリとその保護者シズク。
ある日ふたりで始めたゲームの世界を通して、それぞれの出会いが物語を紡いでいく―――
レベルもステータス割り振りもない代わりに、"ミスト"と呼ばれる異能がある。
ミスティスと呼
ばれるその世界で、追憶の彼方に失われた物語の続きを紡いでゆく。
そんな世界観の物語追体験式VRMMORPG『ミスティストーリア〜追憶の物語〜』をプレイするふたりを中心に、色とりどりなキャラクターたちが織り成す出会いと変化の物語。多分。
※週一(金)更新です。
※主人公のひとりが結構シンプルに性格よくないので、合わない人は多分合わないです。本来のツンデレを目指して試行錯誤中。
※SFチックな設定が思いつく限り散りばめられていますが、かといって造詣が深い訳でもないのでゴリゴリのSFを求めている方には相性が悪いです。
※『カクヨム』様の方でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 07:57:42
186676文字
会話率:34%
人の記憶に入り込み、その記憶を追体験できる機械、MR3。高校生の石田洋平は、MR3の力を借りながら彼の周りを取り巻く事件を解決していく。
最終更新:2021-07-09 02:16:22
4106文字
会話率:74%
迫りくる就活のビッグウェーブ。とりあえず参加した合同説明会、そこで謎の女性に声を掛けられる。
小さな違和感を感じつつも親身に相談に乗ってくれる彼女に祐介は親しみを覚える。
あれ、この人知ってるぞ。気づいた時にはもう遅い。その人と始まる追体験
(?)電脳冒険譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-30 12:33:53
2052文字
会話率:26%
R200鉄道カーブ、平面クロス!! 1億2000万人のうちの2人くらいに響け!
同じ大学の廃線同好会に所属する僕、三塚と美咲殿は、常磐炭鉱の引き込み線跡を現地確認するために東京から特急に揺られ、2時間近くかけて向かった。
そこには、駅か
ら平行に伸びる2本の引き込み線の廃線があり、駅から4kmほどの一点でレール同士が直行する”平面クロス”をしている。しかも、その平面クロスしているところは、R200という現代鉄道カーブから見るととんでもない急カーブを描き、見通しが悪く、非常に危険だったことは想像に難しくなかった。
早速、美人オーラーが鼻につく廃線同好会会長 杉坂美咲殿が散歩していたおばあちゃんを軽く呼び止め聞き込みを開始した。
そこで知り合ったおばあちゃんに話を聞いているうちに、その、おばあちゃんは昔、昭和19年に戦争に送り出した旦那さんを亡くしていることを知る。
僕達はおばあちゃんに聞いた。
もう一度会いたいか。
……死んだ旦那さんに会いたいか……
会長の美咲殿は不思議な力をお持ちだ。
時を遡って、その場の風景を見ることが出来る。そして、美咲殿の見ている風景はリンクした相手と共有できる。
おばあちゃんの後悔。
喧嘩別れして、旦那さんと最後のお別れをしなかった事。
美咲殿の不思議な力は、その場の風景を見るだけ。
話す事も、その時代の人がこちらに気付く事も無い。
それでも良いというおばあちゃん=深雪さんと共にその時の、昭和19年の二人の最後の日を僕達は追体験することになった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 09:08:09
23857文字
会話率:37%