薄暗いどこかの部屋。狭い脱衣所。機嫌を表すような楽し気な鼻歌が聞こえてくる。
まただ、と守矢鈴は思った。
先にある小さ目な風呂場で、女の人が山姥みたいに髪を乱してのこぎりを引いている。浴室内の鏡には目を血走せ一心不乱に何かを切っていた。
最終更新:2024-01-21 18:00:00
131546文字
会話率:62%
突然に薄暗い中に交通事故で命を落としてしまった主人公は、
その後、例によって異なる世界へと生まれ変わる事を告げられる。
ただ、異なる輪廻へと転じること、少しだけでも善い事をしたとして天から願いを一つ叶えてやるという。
果たして主人公は何を
願うのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-13 15:40:14
390文字
会話率:0%
合コンの帰り道、気付いたら理世は薄暗い森に一人立っていた――。突然異世界トリップしてしまった綺麗でも可愛くもないアラサー女子が平凡な幸せを掴むまでのお話。一話が一万文字前後と長いですが前・中・後で終了予定。後編には文章の最後にヒーロー視点が
入ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 12:52:50
33715文字
会話率:20%
高校二年生の白石京宇は、バレンタインデーの日に友人達の告白現場に遭遇してしまう。
四人の女性が一人の男性に思いを告げ、そして振られてしまう光景だ。
初めて見る友人たちの泣き顔や悲しむ姿をみてしまった京宇は、モヤモヤとした気持ちで家路に
ついた。
家に帰る道中考えるのは彼女達の事ばかり。モヤモヤしつつもイラつきながらも歩いていると、気が付けば薄暗い路地裏に。まるで誘われるように入り込んだその路地裏には一人の老人が座り込んでいた。
「いらっしゃいませ」
ホームレスかとスルーしようとした時に飛び込んできた小さな声。どうやら物売りのようだが、売っているのは小汚いヘンテコなボタン、しかも十円、しかし気になる商品名。
「……LORDって、なんですか?」
「LORDはLORDでございます」
十円ならと深く考えずに購入し、京宇はボタンを押してみる。すると急に目の前が暗くなり、明るくなったと思えば家に戻っていた京宇。
いつの間に家に……あれ? 季節は冬のはずなのになぜか暖かい、というか桜が咲いてんだけど。あれ?カレンダーの日付が4月……? 今日はバレンタインデーだよな?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-11 12:08:35
16539文字
会話率:25%
一人暮らしの中年男、ネト・ウヨイ。薄暗い部屋に帰ってすぐに立ち上げたパソコンで、彼が書き込んでいたコメントは…
最終更新:2024-01-10 19:00:00
2258文字
会話率:19%
ある日、上鳴御削は目撃してしまう。
薄暗い教室で一人、赤い鱗に黒く鋭い爪を生やし、背中から深紅色の翼を大きく広げたクラスメイト――神凪麗音の姿を。
《竜の血脈》を継いだ彼女との繋がりは、ごく普通の高校生であるはずの彼を、なんてことない日
常へささやかに潜んでいる、エルフや錬金術といった非日常――まさに『ファンタジー』な世界へと引きずり込んでいくのだった。
***
この作品は カクヨム でも連載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-08 18:53:01
266659文字
会話率:43%
これは僕が高校生の頃だった。
当時は部活帰りによく繁華街で買い食いしており、富田を見かけたのはそんなときだった。
富田は薄暗い歩道で、足を広げて伸ばす格好で座り込んでいた。
最終更新:2024-01-01 06:33:48
1027文字
会話率:21%
夕方、肌寒く薄暗い五反田駅から飛び乗った、ガラガラの山手線の外回り。ちょっと前まで運転を見合わせていたそうだが、ちょうど良いタイミングで電車が動いてくれた。私はラッキーだった、はずだった。車内の無機質な英語の自動アナウンスが告げる次の駅は、
目黒でなく、東京…なんとか。その時、電車が大きく揺れる。私はとっさに、つり革を掴む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 21:00:00
4290文字
会話率:10%
賞に出したけれど、普通に落ちたのでここに投稿します。
以下に投稿したときのあらすじを途中まで転載します。結論まで書いているのでそれでは小説が成り立たない。これが見にくいので落ちたような気もしますね。名前をつけることは大事かもしれない。
男Aは薄暗い部屋で目を醒ました。そして記憶を失い、閉じ込められていることを知る。一方、男Bは人を殺しその人の持つ家に住み始める。Bは寝る際に自らをベッドに縛る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 16:56:51
8759文字
会話率:1%
容姿端麗・文武両道な完全無欠の生徒会長・一城 兼人。
生徒や教師達からの信頼も厚い彼の座を、虎視眈々と狙う者がいる。
彼女の名は三澄 馨。
副会長という屈辱の身に甘んじている彼女は、生徒会長の弱みを握ろうと、日々薄暗い努力を重ねていた
。
そしてあるとき、千載一遇の機会があらわれるのだが――。
これは、一筋縄ではいかない生徒会長と、猪突猛進な副会長、そしてその他一名の、激闘の記録である。
※この作品は「ノベマ!」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-26 18:00:00
25161文字
会話率:38%
......物語の始まりを説明しよう。
とある男が異世界に放り出された。
どこか知らない場所、今いるところでさえわからない現状......
持っているのは携帯機器だけ......
普通に考えれば絶望的、こういう展開の前には天界のようなお空の
上で女神様だの神様が現れて「あなたは死にました」なんてベタベタのテンプレ台詞を吐き捨てて異世界に転生させるのだろう。
だが、この男......カイコは違う。
何の説明もなく突如として異世界に放り出されたのだ。
このカイコ、元の世界では名の知れた企業の社長であり、2週間ぶりに再開した友人と談笑したりなどして優雅な時を過ごし、会社にまさかの徒歩で帰っている最中だった。
だけども、何が彼を引き付けたのか? 突然自分の立つ地面が大きく穴が空き、もがく暇もなくあっさりと穴へと落ちていった。
そして今、カイコは目を覚まして辺りを見渡す。
そこは大自然溢れる森の中や草原といった緑一色の場所ではない、土色が広がる薄暗い洞窟だった。
軽く体を捻ったりその場で飛んだりとウォーミングアップをし、カイコは洞窟の中を歩くことにした、どこが出口なのか考えながら......
さて、ここから彼の物語は始まりを迎える。
ここから先、壮大な冒険が待ち受けており、愛と友情を謡い、可愛い美人の女の子とのラブロマンスを繰り広げ、時には辛く厳しい戦いを強いられ、友と呼べる者との出会いを果たし、パーティを組み共に巨悪を打ち倒す......
なんてことはない。
彼の道にそのような甘い蜜は存在しない。
彼にとってはいつもの事、先へ進めば辛い出来事が待ち受けている。
友と呼べる者も、ヒロインもどこにも居ない。
頼れるのは己の身一つ。
なぁに、君はこれまで何度も死を繰り返したんだ、今回も行けるさ。
さぁいってらっしゃい、君が来るのを心待ちにしているよ。
蚕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-20 16:48:40
82661文字
会話率:42%
誰からも愛される事無く、悪女としてきたアレーヌ・ビ・アクセレイ侯爵令嬢。
彼女は皇子殺害の罪で処刑される運命にあった。
確かに彼女に大きな問題があったのは確かだ。
だが、彼女を取り巻く者達に問題が無かった訳ではない。
「私をこんな風にし
た者達に!苦痛と罰を!!」
そう神に言い残し、薄暗い牢の中で自害した彼女の願いを、神は聞き届けた。
神は時間を巻き戻し、怒りと憎しみで消滅してしまったアレーヌの魂の代わりに、異世界人の魂を宿らせる。
その魂に与えられた使命は一つ。
彼女を裏切り、追い詰めた者達への報復だった。
この物語はアレーヌへと転生した山田太郎(32歳)が、彼女の報復を執行する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-17 19:28:11
48270文字
会話率:22%
ただただ退屈な毎日を過ごす男子高校生、倉瀬広龍。学校の帰り道から寄り道をした彼は、電柱に貼られた謎のQRコードを発見する。それを読み取った彼のスマホに、一つのゲームアプリがダウンロードされた。そのゲームの名は、ダンジョンシーカーズ。それ
はどうやら、スマホのカメラを利用したゲームらしい。ゲームを始めてみると━━━━彼は薄暗い、迷宮の中へ転移した。
ファンタジーな化け物が蠢くダンジョンの中。アプリを利用しスキルを得て、レベルを上げ、ダンジョンからなんなく脱出した彼は、『ダンジョンシーカーズ』の、無限の可能性に気づく。
「他のプレイヤーが来る前に……まずは近場のダンジョン、全て制圧してやる」
ダンジョンへ病的なまでに潜り続け、無双できる実力を手にする彼を、周りは放っておかない。
これは、独眼竜という二つ名で呼ばれることになる、最強の探索者となる男の物語である。
『わかりやすいあらすじ』
ダンジョンもの×ゲーム風×現代ファンタジー!
ダウンロードしたスマホゲーのアプリを使って、ダンジョンに突入できるようになった主人公が、レベルを上げスキルを習得し、成り上がる話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-07 10:01:31
522312文字
会話率:35%
薄暗い未知の空間で、目を覚ました少女。
自分以外の人間を探して、巨大な施設を探索する中、少女はついに……一人の人間と出会う。
”外”の世界からやって来た彼女との出会いが、少女にもたらすものとはーー。
SFファンタジーに、アクション、冒
険要素を盛り込んだ作品で、後に恋愛要素も入ってくる予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-03 21:07:57
17080文字
会話率:26%
人の感情が触覚となって伝わってしまう男子高校生の拓人(たくと)。
彼は特異体質のせいで、これからの人生に常に薄暗い未来を描いていた。
そんなある日、梅雨の始まりに突如現れた異彩を放つ少女に雨の中で突然告げられた。
「私の番になって!」
少女の一言をきっかけに、彼の人生は複雑な縁と絡み合っていくことになる。
変異な知覚を持つ鬱屈した少年と、人外を自称する少女が織り成す現代ファンタジー。
R15は残酷描写の保険です。
「カクヨム」、「エブリスタ」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 18:47:46
140200文字
会話率:45%
「さっさと死んじゃおう」
薄暗いマンションの一室でカップラーメンを半ば食べ終えた頃、たかしは粉末スープの素を入れ忘れていた自分に気が付く。一度、決めるとあとは早かった。財布とスマホを掴み、バスに飛び乗る。どうせ自分は死ぬのだ。片道の旅、荷
物はいらない。
電車に揺られ数時間、バスから降りた彼はある定食屋の前に立っていた。亡き母を写した写真の背景に佇むくたびれた定食屋、ここで俺は最後の食事をして、そして死ぬのだ。
これは後に史上最強の狩人と呼ばれた「たかし」の奇妙な最初の一歩である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 17:17:06
133204文字
会話率:44%
華族のイケメン若様は幼い頃誰からも疎まれ嫌われ孤独だった。そんな彼に優しさと生きる希望を与えた女中に恋い焦がれるが――
大正時代。
地位と権力と財力を持つ華族のイケメン若様こと龍之介は温文爾雅だと評判で誰もが憧れる存在。
しかし少年期に
孤独から救ってくれた変わり者の女中・タマが忘れられずに全ての縁談を断り続けている。
親に捨てられ誰からも疎まれ嫌われ伝染病だと噂されていた少年期。
薄暗い部屋の片隅で龍之介の命が絶えようとしていた時、その異変に気付いたタマが伝染病がうつって自分が死ぬかも知れないのにためらうこと無く龍之介に駆け寄り龍之介を助けた。
タマの温かくて優しい心に触れた龍之介は生きる希望をタマに見いだす。
しかし龍之介の祖父が華族と平民の女中の結婚など言語道断だと龍之介にタマは死んだと思い込ませ、引き裂こうとして――……
※35ページまでが子ども時代編(明治)、36ページからが成人時代編(大正)となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-23 00:00:00
100249文字
会話率:37%
公爵令嬢のナタリア・ロングフォードは、王太子に突如婚約破棄を言い渡される。妹がひそかに流した、事実無根の噂が原因だった。「見せしめ」として陰湿な辺境墓地での勤労奉仕を言い渡されたナタリアは、墓荒らしの魔物から墓地を守り、管理する仕事を行なう
ことになった。夜勤中のナタリアの目に留まったのは、敷地の最も奥深くに位置する、ボロボロで粗末な墓。そこにはフードを被った男が、毎週きっちりと墓参に訪れているのだった。彼は一体何者なのか? そんなある日、辺境伯の屋敷でパーティーを終えた王太子と妹が、ナタリアの勤務する辺境墓地へとやってくるのだったーー。完全ハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-08 20:19:25
6692文字
会話率:35%
みんなの人気者で陽キャの天使翼と、いつもひとりぼっちで教室の端の席で読書してる陰キャの僕、地神比呂矢。
天と地の差がある僕たち二人。
そんな僕たちには、皆の知らないヒミツがある。
それは─────
最終更新:2023-11-02 15:53:12
1620文字
会話率:47%
文庫 三歩は、昔山火事があったという出雲山に訪れていた。薄暗い山道の中で、芥川 チハキと出逢う。この物語はフィクションである。犯人は存在せず、探偵は登場しない。事故ではなく事件だ。私はこの物語に一切の関与をしない。
最終更新:2023-10-22 02:24:45
27458文字
会話率:22%