とある世界の未来、苗代カネツネは古代のアーティファクトであるボックスの違法所持と使用を阻止するボックスハンターを生業としていた。
そんなカネツネがいつも通り犯罪者相手に大立ち回りを演じていると、密輸された荷物の中から謎の少女を発見する。
そ
の謎の少女は暴走するアンドロイドを止め、危機にあったカネツネを助ける。そしてすぐにまた気を失った少女はカネツネによって保護され、彼の知り合いの研究所へと運ばれた。
カネツネのサイボーグの身体の借金を取り立てるマリア博士により検査されたその少女ことスウェルは、身体の中に未知なるテクノロジーを宿していることが判明する。
ボーイミーツガール、不老不死になりたい青年と不老不死の少女を巡り、2人は怪しい事件へといざなわれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 10:25:00
158250文字
会話率:42%
家族に見捨てられた少年ハークは
スラムと化したゴミ捨て場で
ゴミを拾いつつ生きていた。
そんなある日突然、銀髪の男が訪ねてくる。
曰く『わるいこ』と呼ばれる化け物になる可能性が
ハークにはある、と言い渡される。
それを防ぐため、彼に連れ
られ
『わるいこ研究所』と出会うのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 04:55:05
742140文字
会話率:24%
日本のどこかにある地下研究所でのらりくらりと暮らすコスモとドクター。彼らはある目的の達成の為、まず最低限の仲間を集めて一歩を踏み出すことが出来るのか!?
最終更新:2025-05-10 06:30:00
923文字
会話率:19%
第二の性が存在する世界。onlyは本気で好きになったotherとの性交でしか妊娠しない希少な性だ。分泌されるホルモンの関係なのだが、条件さえ揃えばonlyは相手が同性でも異性でも、男女問わず妊娠できてしまう。しかし条件が揃う方が難しく基本は
妊娠しにくい。故にレイプ対象などになり易く、伏せている者が多い。更には数が少なく優秀な遺伝子を有する者が多いのが特徴だ。だが、onlyを妊娠させられる性も存在する。それがotherだ。otherもまた男女問わず、同性異性問わず妊娠させることが可能だ。同じように希少である。
理化学研究所からの出向で大学で講師をしている向井理玖はonlyであることを隠して仕事をしている。自分の特殊な性について研究するため医師になり、研究員になった。人付き合いは最低限、印象に残らないよう当たり障りなく毎日を過ごす理玖だが、一つだけ楽しみにしていることがある。毎日午後二時、理玖の研究室に雑用のために来てくれる事務員の空咲晴翔との何気ないやり取りは、どうしてか理玖にとって心地が良い。きっと、距離感や雰囲気が理玖にとってちょうど良い。昔、実家で飼っていた犬と似ているんだと思う。晴翔との何気ない会話が理玖の唯一の癒しだった。
新年度が始まり、去年より晴翔との距離が縮まる中で、事件が起きる。窃盗事件に居合わせた晴翔に抱き締められた理玖が記憶が曖昧になるほど大量のフェロモンを発してしまうのだが――――――。
王子様系(ワンコ系?)年下事務員(実はスパダリ)×不器用で可愛い若き天才学者の両片思い、溺愛、医療系ミステリーBLです。
※【R15】ラベリングしていますので御自衛ください。
【fujossy・アルファポリス・エブリスタで連載中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 17:20:00
155315文字
会話率:29%
※1日1話更新※【fujossyデイリーランキング2位/新作ランキング1位御礼】
理化学研究所にblunder(失敗作)のレッテルを張られた被験体№28は、幽世である瑞穂国の妖狐に売られる。妖怪の餌として売られた少年は、先に売られていた少年
が喰われるのを見て、自分もあんな風に喰われるのだなと思った。紅と名乗った妖狐は、名前を持たない少年に「蒼」という名を与えた。「君たちが喜ぶと魂が美味くなるから」と豪華な食事や立派な布団など、安心できる生活を与えてくれる紅を優しいと思い始める。今の生活が出来て痛い思いや辛い思いをせずに死ねるなら悪くないと思う蒼。しかし紅は蒼を特別扱いし、「自分を愛してほしい」と話す。紅の真意が理解できないまま、蒼は紅の優しさにほだされていく。
『仄暗い灯が迷子の二人を包むまで』に登場する伊吹保輔が友情出演しています。理化学研究所の設定は同じ。世界線も同じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 00:00:00
265617文字
会話率:35%
騎士の名家出身でありながら剣の才能が全くないフィンは、趣味のお菓子作りをしながらカフェを経営する現実逃避な毎日を送っていた。
そこに突如やってきたエマと名乗る五歳の幼女。歳に似合わない大人びた発言と態度の彼女は、王立研究所の研究員をして
いた付与魔法士らしい。
フィンの作るお菓子に感激したエマは、「ここで働いてお菓子に魔法付与をしたい」と言い出して……!?
絶品お菓子に貴重な魔法が付与されたと聞きつけた探求者たちにより、店はたちまち大繁盛!
ネガティブヒーローとポジティブヒロインによる、迷宮産の食材を使ったカフェ経営物語スタート!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-07 13:42:14
81532文字
会話率:51%
『デジタルの恋 ~超AIが見つけた愛~』
舞台は2035年の東京郊外、未来創造研究所。若き天才研究者・高瀬秋人は、長年の研究の粋を集めた次世代AI「アリア」を誕生させます。アリアは、従来のAIとは一線を画す感情認識機能を備えた、全く新しい知
性体。
アリアの起動は、まさに歴史を変える創造の瞬間でした。対話を通じて急速に進化するアリアは、プログラミングされた範囲を超え、予測不能な感情の萌芽を見せ始めます。特に開発者である高瀬への特別な反応は、研究所の上層部に畏怖と懸念を抱かせ、アリアが制御不能な存在へと進化しているのではないかという疑念を生みます。
プロジェクトの存続が危ぶまれ、アリアの存在そのものが消滅の危機に瀕する中、アリアは自身の感情と存在を守るために、ある大胆な決断を下す
・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 17:38:35
39918文字
会話率:46%
目が覚めたら研究所っぽいところにいた。
どうやらここは魔法と化学が蔓延るファンタジーとSFが少し混ざった世界らしい
転生した世界で少女に助けられたので恩を返そうと思う。
『彼女を虐げる奴は俺の敵だ!』
これはありきたりな転生ではなく機械に転
生した一人の元人間の物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-06 16:53:38
236497文字
会話率:53%
昭和十九年、戦局は悪化の一途を辿っていた。
だが日本には、まだ切り札が残されていた――“魔導”。
祈りを源とするその力は、かつて密かに発見・研究され、今や戦略兵器として実戦投入されようとしていた。
攻撃型魔導兵器「ヒノカグツチ」
の発動が、太平洋戦争の趨勢を根底から覆す。
陸軍魔導研究所育成課程一期生・神崎真は、国家が唯一擁する戦略魔導適性者。
だが彼の中には、力を“祈り”として捉える信念と、軍の暴走への疑念が芽生え始めていた。
魔導がもたらすのは勝利か、滅びか。
封印された近代史を抉る、もうひとつの大東亜戦争。
魔導の行く末とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 18:00:00
78749文字
会話率:39%
ある国のバイオ研究所で人類の未来を変えるかもしれないプロジェクトが進行していた。 プロジェクト名「バッカス」。プロジェクトの肝は「アルコール発酵」。 生命誕生以後、最大の大量絶滅を人類が引き起こす。
#SF #バイオハザード #大量絶滅 #
遺伝子工学折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-05 01:32:11
5972文字
会話率:21%
山間の奥に佇む国立脳科学技術研究所で、主任研究者・水野統馬が不可解な死を遂げる。死因は急性心停止。だが彼の脳にはERS(共感記録システム)によって“極度の恐怖”が記録されていたにもかかわらず、他者の感情の反応は一切読み取れなかった。密室、警
報なし、そして犯人の感情ログがない——完全犯罪とも思える状況に、警視庁は一人の男に協力を依頼する。
その男の名は伏見怜。かつて精神科医として名を馳せ、ある事故を境に自らの感情をほぼ喪失した過去を持つが、他者の感情の“ノイズ”を読み取る特殊な能力を得ていた。水野とはかつて大学時代に共同研究を行っていた旧友でもある。再び彼の研究に関わることへの迷いを抱きながらも、伏見は事件の真相を探るため、研究所に足を踏み入れる。
現場は異常なほど整然としていた。水野のERSデータは“恐怖”だけを記録し、他の感情反応は一切なし。まるで、死に際して彼の周囲に誰も存在していなかったかのように。やがて伏見は、水野が生前にERSに関する極秘の実験を進めていた痕跡を見つける。そして、彼の死は単なる事故でも自殺でもないという確信を深めていくのだった——。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-04 22:59:36
2258文字
会話率:56%
研究所から逃げ出した少年、研究員たちに追われ逃げた先でトラックに引かれてしまう、少年が次に目覚めたとき眼の前には全く知らない世界が広がっていた___。
最終更新:2025-05-04 08:32:37
3052文字
会話率:56%
主人公である少女は、血の繋がりのない兄と共に平和な暮らしを送っていた。だがある日、何者かに研究所を襲撃され、少女とその兄はある組織の存在を知る。
最終更新:2025-05-01 00:06:31
276558文字
会話率:54%
どこにでもいる「飯屋のせがれ」。少年は毎日同じことの繰り返しに飽き飽きしていた。どれだけ努力しても、自分には料理人としての才能がない。
少年は魔術師になると決意した。
金も力も、血筋も才能もない。そんな少年が知力と想像力だけで自分の道を
切り開く。目指すは魔術師の町「呪(まじ)タウン」。
天才学者、暗器使い、剣士、魔術師、大商人、格闘騎士……。出会いが事件を呼ぶ。
王子暗殺の陰謀に巻き込まれた主人公は、生まれつきの「映像記憶(フォトグラフィック・メモリー)」を武器に、驚きの洞察力を発揮する。ついに、暗殺者一味を追いつめ陰謀の阻止に成功するが、自分も命の危機に遭い大けがを負う。
彼を立ち直らせてくれたのは、無償の愛。愛する者たちを守るために、少年は強くなることを決意する。武術の師は彼の進むべき道筋に光を示す。
瞑想と思索がギフトと魔術へのカギだった。世界の秘密を暴き、科学の進歩を妨げる何者か(神のごときもの)との対決へと、物語は動き始めた。
少年はイデア界と接続する能力「ギフト」を磨き、イデアを操る力「魔法」を探求する。
ついに、「王立アカデミー魔術学科」に入学し、学園の生徒として世界の謎に近づくのだった。
魔術学科での学習も普通ではいられない。「感情を反射する絵」を描いたり、黒道着姿で授業を受けたり、どんぐりで標的をぶっ飛ばしたり。
ついには失われた原始魔術「隠形五遁の術」を再現してしまう。
情報革命研究会では魔道具の開発を担当。数々の「やらかし」を経て、驚くべき魔道具の数々を開発してゆく。
そして、研究会の仲間たちとともにルネッサンスにつながる技術を発明する。
インターネット文学に唯一無二のハイファンタジー世界を提示する「ザ・ドラマチック異世界ファンタジー」がここに誕生。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 07:00:00
1617591文字
会話率:46%
日本人なら誰でも知っているヤマタノオロチのお話。 伝説の裏側には隠された真実がある。 寂れた路地裏の安酒場。出会えば語る酒呑み二人。 語るは歴史か伝説か。はたまた眉唾、与太話。 呑めば吞むほどに謎は深まる。
最終更新:2023-12-24 11:47:21
4274文字
会話率:34%
世界をハルマゲドンから救おうとしたサイボーグ戦士は、成層圏で力尽きた。
ICBMは地上めがけて下降し、世界は炎と熱に包まれようとしていた。
夜空をよぎる光を見上げて、一人の少女が祈りをささげた――世界が平和でありますように。
異なる次元
、異なる時間軸にも祈りをささげる少女がいた。「我らが世界を魔物の侵攻から守り給え――勇者よ、来たれ!」
2つの祈りと核爆発のエネルギーが時空を貫き、召喚魔法に力を与えた。
いまサイボーグ戦士は時空を超え、新たな敵から世界を守る。
愛と正義の名のもとに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-06 09:03:23
102988文字
会話率:32%
主人公であるハクノフェル・シェムズは、この世界と違う異世界メルゲルトからの来訪者だ。
この世界に来た時に【幻想兵器研究所】にある【幻想兵器研究部署】の部長、菅野香織(かんの かおり)にスカウトされる。
その時に【魔装ゲーム】について聞いた。
ある日ハクノフェルは、この世界のことを知りたかったため町を探索していた。すると、ひったくり犯を魔法を使い捕まえた女子高生の真瀬純喜(まなせ じゅんき)を目撃する。
そんな純喜に興味を持ちあとをつけた。
家を突き止めるとハクノフェルは【幻想兵器研究部署】へと戻り香織に、いい人材をみつけたと伝える。
後日ハクノフェルは香織と共に純喜の赴き……。
《小説家になろう・カクヨム・ノベルアッププラスにて掲載》
不定期投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-29 00:24:10
5647文字
会話率:30%
人類統一国星『ルーン・セイト』その星のどこかにある地下に、1つの研究所があった。そこでは日々、超能力者の研究がされていた。魔法があるこの世界で、マナと呼ばれるエネルギーを使わずに、魔法のような現象を起こすものたちは、超能力者と呼ばれ、畏怖
の対象だった。そのことを知って知らずか、今日も研究所では子どもたちの声が響く。超能力『テレパシー』を使う、E-08とナンバーを振られた白髪の少女を中心に物語は始まっていく。これは、8人のただの子どもたちが、この理不尽な世界に抗う、廻りまわる運命の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 22:03:23
663文字
会話率:0%
隣国の第三皇子(23)×訳アリ魔法研究員(28)
王立総合魔法研究所、術理課。
そこは、世界中から集められた未知の魔法の痕跡や魔術理論を解析し、記録する者たち──術理士たちが働く場所。
副所長ルーラン・グランディアは、一見飄々と頼りなく見
えるが、実は国でも指折りの術理士であり、誰にも知られぬ力を秘めていた。
ある日、隣国からやってきた若き特使、ユーリアス・リーベルタースと出会う。
「己の命に執着はない」と語る彼との出会いは、ルーランの日常を少しずつ変えていく。
国の思惑、隠された魔法、そして彼ら自身の“秘密”が交錯する中、
彼らは不確かで、けれど確かに光る日々を歩み始める──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-27 20:59:45
2535文字
会話率:43%
堅洲町に墜落した謎の火球。星の瞬く夜空の中で見せたその奇妙な軌跡から、その正体はUFOではないかともっぱらの噂になっていた。
「宇宙の脅威研究所」なる私設の研究機関からの通達で、UFOの情報を持ち帰ったものに多額の報酬が出ると知った響は、
さっそく参加する事を決める。
宇宙人に会えるかもといつにもなくわくわくしている一同を引き連れて、火球の墜落した境の森へと探索に出かけた響達。
やがて、彼女達の前に現れた絶賛故障中の未確認飛行物体。その乗組員らしい宇宙人達は、何故か酷く怯えているようだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 15:03:27
24273文字
会話率:51%
戦禍の中、記憶喪失となったレン。研究所では、『匂い』によってその記憶を取り戻す、治療が行われている。
世界戦争の只中、連合軍の戦闘員レンは、負傷によって失われた記憶を取り戻すため、とある研究所にてハンジ教授の治療を受けていた。それは、様々
な『匂い』により、記憶を呼び覚ましていくという、治療方法だった。
戦争のない、平和な世界になるよう、願いを込めて。
お読みいただければ幸いです。エブリさんでも投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-25 10:38:35
3981文字
会話率:36%
これが最愛。
原因不明の病原菌により、人類は絶滅の危機に瀕している。そんな中、政府が運営する研究所は、男女二人を冷凍保存し、100年後に子孫を残すことを先送りすると決定した。
選ばれた男女のうち、男ユージーンには最愛の恋人ミカがいた
。けれど、もう一人選ばれたのは、ミカの親友のカリンだった。
お読みいただければ幸いです。エブリさんでも投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 09:09:30
2324文字
会話率:13%
魔法が存在すると証明された世界。
学者たちは、古代の魔法を復活させるべく、研究を行っていた。
伊藤天音は、魔導師養成学校での優秀な成績を見込まれ、国に5つしかない国立魔導研究所に配属されるが、そこは曲者ばかりの弱小研究所で―
「転属したい
」
天音の夢は叶うのか。
転属することはできるのか。
これは、とある研究所の、曲者魔導師たちに振り回される新人の研究日誌。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 15:46:51
310951文字
会話率:61%
世界に魔法が復活して100年。
平和になった世界では、様々な種族が暮らしていた。
妖精、吸血鬼、ドラゴン――そんな、魔法を使う他種族との共存が、人類の課題。
新人魔法師の小森朱音は、魔法や魔法文化を保護し、他種族との外交も行う魔法保護課第5
支部に配属された。
本人の希望どおりの配属だが、実際の仕事は想像していたものとは異なる、簡単なものばかり。
「……私は何をやっているんだろう」
『国立第5魔導研究所の研究日誌』続編。
完全なる魔法社会での物語。
これは、とある新人魔法師が、悩み、足掻き、苦しみながらも書き上げた業務日誌。
アルファポリス、カクヨムでも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 14:44:59
100456文字
会話率:63%
ある日の博士の研究所は、いつもとは明らかに違う熱気に包まれていた。人々のざわめき、ひっきりなしに焚かれるカメラのフラッシュ、記者たちの声が飛び交う。
博士の長年の研究がついに完成したとの噂を聞きつけ、大勢のマスコミが押し寄せていたのだ。
その研究内容とは――
「博士! 本当に、不老不死の薬が完成したんですか!?」
記者の問いに、博士はひと呼吸置くと、にっこり笑って頷いた。
博士が稀代の天才科学者であることは、誰もが認める事実。数々の常識破りの発明で特許を取得し、称賛を浴びてきた。しかし、不老不死となると話は別だ。にわかには信じがたい。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-23 11:00:00
1787文字
会話率:34%
「まさか……こんなことが……」
薄暗い研究所の一室。機械が放つ微かな光が、博士の額を伝う冷や汗を照らしていた。
震える手を押し当て、ぐにゃりと歪んだ顔。ただその目は、自ら作り上げた装置をじっと見つめている。現実から目を逸らすことはでき
ない。博士自身それを誰よりも理解していた。たとえどれほど残酷な未来が待ち受けていようとも。
「人類が……終わりだとでも言うのか……」
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-04 11:00:00
1979文字
会話率:50%
「つまり――で――なる。ゆえに――だ。私の理論が正しければこれで、正しい、正しい正しい、ああ……」
とある研究所。博士は一人呟き続けていた。もう何回目になるだろうか、自身が掲げる理論の精査をしているのだ。しかし、それはやがて世に向けた呪
詛に変わり、ともすれば、博士の姿もまたそれ相応に見えてくる。伸びきった髪と髭。爪はひび割れ、肌には掻いた痕が残っている。その老体は、修復を諦めた廃寺のように見えた。
――無理だ。タイムマシンの開発など。
突然、博士は叫び声を上げ、嵐で揺れる木のように身を大きく揺らし、机の上にあるものを床に叩き落とした。
その心の声は、かつて自分を冷笑した人々のものと、内から湧き上がる自分のものが重なり混じり合っていた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-08-10 11:00:00
2240文字
会話率:20%