私、ティア・グレンターノ伯爵令嬢は、学園卒業後、臨時雇いとして、王立植物研究所に出勤した。
禿げ上司から言いがかり同然の説教をされてウンザリしたものの、優しい先輩もいた。
先輩の名は、オットー・フレンネル伯爵令息という。
彼は夕暮れ刻に、私
を海辺のカフェに誘ってくれて、美しいネックレスまでくれた。
おかげで気分は舞い上がり、私、ティアは恋の予感に浸っていた。
が、事態は急展開。
翌日、研究所から、王妃様に献上する紫の薔薇が盗まれた、と大騒ぎになった。
そして、私がその薔薇を盗んだ犯人として濡れ衣を着せられてしまった。
しかも、あの優しかったオットー先輩によって、私、ティアが「薔薇を手折るのを見た」と嘘の告発をされてしまったのだ。
おかげで私は、罰として、棘のある蔦で縛り上げられ、熱帯植物が群生する、超高温多湿90度の温室の中に閉じ込められてしまった。
先輩は、「付き合っていた元カノとヨリを戻したので、君が邪魔になった。恨まないでくれ。ああ、モテる男は辛い」などと口走る。
しかも紫の薔薇を盗むよう指示したのも、その元カノだという。
ざけんな。
恨むに決まってるだろ!
絶対、先輩と、その元カノとやらを、まとめて地獄に叩き落としてやる!
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-02 12:10:00
35053文字
会話率:20%
悪役令嬢は紫の薔薇を育てる。
何度も、何度も
その生を終えた後も
最終更新:2023-04-30 23:33:48
1739文字
会話率:14%
『ローズマリーの紫の薔薇』と慕われる、上品でおしとやかなカトリーナ王女。彼女にはもう1つの顔があった。「クロムしゃまあああ、しゅきいいいい♡」
そう、推しが絡むと豹変する限界オタクなのだ。前世で加藤莉奈(かとうりな)という名の彼女は、ヒロ
インが死にやすい乙女ゲーム『バラミラ』の脇役にどっぷりハマッていた。
王女となった莉奈は、今日も推しを称える。「渋くて素敵。孤独な彼を、私が笑わせたい」。けれど推しは暗殺者。ヒロインであるカトリーナの命を狙っていた。
おしとやか(?)な王女は、暗殺の脅威を避けて推しを笑顔にできるのか?
途中退場するサブキャラの彼を引き留められる?
攻略対象よりも暗殺者が好きすぎる王女の挑戦が、今、始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-06 13:13:06
173117文字
会話率:39%
「エーリカ。貴女なんかその灰の中がお似合いよ!」
そう言って義姉様たちは部屋に戻っていった。
ああでももうこれで今日は意地悪をされずに済むのだと思うと少しホッとするけれど、あたしの寝る場所はこの灰でまみれたこの場所しか無いかと思うと悲しく
なる。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
灰かぶりのおさんどん、と、そう呼ばれた彼女。
男爵令嬢エーリカ・サンドリヲンは継母や義姉に虐げられる毎日。
養子であった父さえも母に似た容姿のエーリカを疎んでいた。
「お前など、食わしてやっているだけでありがたいと思え」
気に入らないことがあるとそう言いながら彼女を鞭で打つ男爵。
そんなある日。
お城でパーティがあると着飾って出かけていく義姉たち。
留守になった屋敷の屋根裏で見つけた一冊の本が、彼女の運命を変えていく。
異世界シンデレラストーリー短編です。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-06 18:44:05
10587文字
会話率:28%
小国コローニアの「暴走姫」ヴィオレッタは祖国を救うために海を越えた異大陸に嫁ぐことを決意する。
しかしたどり着くまでにいくつもの苦難が待ち受けていて……果たして無事に婚礼までたどり着けるのか。
ファンタジー婚礼譚です。
以前こちらで連載し
ていたのですが書けなくなって途中で下げたものです。頑張って完結させたいと思います。よろしくお願いします。
この作品はpixivにも連載中です。→ https://pixiv.me/megumiarhuna折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-30 18:00:00
85657文字
会話率:34%
国内紛争の最中、突如、現れたのは「転生者」と呼ばれる者達。現代の世界からこの世界へと転生した彼らは、自らが持つ異能力によって敵軍を蹂躙する。
転生者率いる王国騎士団に相対する王都解放軍は崖っぷちに立たされた。その時、彼らを救ったのは14歳足
らずの一人の少女。
紫の薔薇のごとく可憐で真紅の瞳を持つ彼女は、死神のごとく大鎌を振るい、転生者を片っ端からなぎ倒す。
「私は転生者<ゴミ>を鏖殺する。一匹残さず……ね」
これは一人の男が起こした国内紛争に巻き込まれた七人の転生者と、それを狩る美しき死神の物語。
更新は毎週火曜日、金曜日の夜です。
マグネット様でも連載を開始しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-29 22:00:32
262381文字
会話率:34%
あなたの大切なもの、永遠にお預かりします。
いつか必ず、お迎えにいらっしゃるのであれば。
歴史あるウェネフィカ質店の店主であるクリスティンの元に初雪と共に訪れたのは、紫色の瞳を持つ銀髪の美しい青年。
彼がクリスティンにもたらしたのは、騒々
しさと失われてしまった皇帝の証──紫の薔薇だった。
18時──予約投稿、完結済み。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-13 18:00:00
35388文字
会話率:35%