一年に一度の星灯祭の夜、願いが一つだけ叶うーーーーそんな言い伝えのある街で「危機回避」を信条として暮らす高校生・遠原一路は、未曾有の危機に瀕していた。知らない間に増えた友達、昼間の図書館で幽霊を見たと泣く子供、身に覚えのない去年の記憶……。
押し寄せる奇妙な出来事を回避せんと四苦八苦するうち、やがて祭の夜がやってくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 18:00:00
37256文字
会話率:24%
※ 現在書き直し中
嵐の夜ーー。
精霊に守られていた少女と呼ぶには幼すぎるその子供は、とある商人に拾われる。
商人一家の手厚い看病のお陰で、死に体から無事生還するも、自分が何者かも、どこから来たかも分からず。
さらに、その国の言葉も知ら
ず、声を出して話す事もできない、あんまりにも生き辛く悲惨な状態でした。
しかしこの幼女、この後なんやかんやあって、神様に喧嘩を売りにいきます。
* * *
ホルム大陸に住まう人々は未曾有の危機に立たされていた。
この数十年で魔族の動きが活性化し、異常現象である〈深淵〉を発生させ、そこから生み出された魔物を操り、魔族以外の種族を滅ぼそうと各地で魔物による被害が発生していた。
その被害は年々追う毎に増し、アルケー大陸は恐怖と混乱の暗雲が立ち込めいていた。
その時、人々に神からの救いの手が差し伸べられた。
神は世界を救う力を与えた、四人の子供達を遣わせ人々に天啓を与えた。
【御子に授けし『勇者』の力を持って、忌まわしき魔族共をこの地から消し去らん】、と。
人々はその瞬間、慈悲深き神の施しに感謝と、断固たる意志と共に誓った。
必ずや神から遣わされた、この四人の御子を世界を救いし英雄、『勇者』へと導くのだとーー。
そして世界は慌ただしく軋みながら転がり出す。
それを見守る者達も巻き込んで。
そして、いつか総ての始まりに辿り着く。
それは、大切なモノを奪われ、無力だった一人の少女が歩んだ軌跡と戦記――。
一応、異世界転移モノとして書き出してはいるのですが、序盤はそんな様子がほぼほぼ皆無になりそうなのでかったりーな…と思った方はLet's他の素敵な作品探し!
誤字脱字などがございましたら、お手数ですがご連絡いただければありがたいです。
趣味全開&人生初の投稿作品なのでgdgdしてますが、どうかよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-06 21:03:08
28686文字
会話率:7%
未曾有の危機に貧していた世界は、六人の英雄と多くの人々の力で救われた。
戦いが終わって平和がもたらされた世界。
戦いの傷が癒え始め、新たな世界で復興と繁栄を目指して突き進む人々には、見えていなかった。
そんな世界の流れから、取り残さ
れた者たちがいたことが。
戦いの中に生き、戦うことを生業としていた元傭兵のチャドは、平和になった世の中で失業し、工事現場や山林で力仕事をしながら生き延びる「取り残された者たち」の一人。
ある日、鉱山の新規開拓の現場にいたチャドは、かつての商売敵にして今は同じ穴のムジナとなった労働者たちとともに、ある騒動に巻き込まれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-05 03:00:00
3936文字
会話率:27%
そう遠くない昔、魔王や勇者が存在し人魔大戦が繰り広げられていた、そんな時代。その争いは永い年月続けられ、激しさは衰えるところを知らなかった。しかしそんな大戦が急に終幕を迎えることになる。
そしてこの世界は未曾有の危機に瀕することになる。高度
文明を擁する異星人の襲来によって。
異星人の侵略速度は常軌を逸した。世界に存在する全ての種族は停戦、そして協力し異星人を排斥するために手を取り合うことを決める。
永い争いの遺恨はそう簡単に消えるものではなく、異星人排斥運動は難航した。
そんな中、種族の垣根を越え、この世界の未来を憂い、立ち上がった者達が居た。後の「大陸の五武神」と呼ばれるもの達だ。
一人は勇者と呼ばれる人族最強の英雄
一人は魔王と呼ばれる魔族の統率者にして超越者
一人は聖女と呼ばれる神の加護を身に宿すもの
一人は転生者と呼ばれる異世界の知識を持つ異端児
そしてもう一人、
何者とも呼ばれなかった、自分の生まれた種族の才に恵まれず落ちこぼれと蔑まれた男
それでも世界を愛し続け、全てを守ることを諦めなかった男。
超越者ばかりが集まり立ち上がった「大陸の五武神」のなかで一際異色を放つ男。
これはそんな男が世界最強の召喚術士と呼ばれ、歴史に名を残すに至ったまでの足跡を辿る物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-30 00:51:59
3966文字
会話率:11%
20xx年。某国の宇宙望遠鏡は、人類に絶望を突きつけた。月を超えるサイズの遊走惑星の軌道が、太陽軌道上に存在する地球と被るという推測をたてた。それは、誰しも陰謀論や、何とかなるだろうと考える者も多かったが、結局の話なんともならないというの
が現実だった。
人間としての生命の限界を超え、脳やあらゆる感覚器官にインプラントを埋め込み、出来ないことが無いと思っていた人間にもその天体災害は回避することは出来なかった。
地球に住む人間達は、遊走惑星の影響でもたらされる人間の絶滅を避けるために、それぞれ異なる方法で人間の生存の方法を試みた。宇宙の端までフロンティアを求め地球を捨てる者。いずれ帰ってくる、そう誓をたて宇宙での漂流を志す者。海に帰るべき、という新興宗教染みたことをいって、海中内住居を構える者。人間の持てるだけの英知を結集させ、地下に巨大なシェルターを構える者。
そのなかでも極東と言われる小さな島国は、この未曾有の危機の乗り越え方を模索していた。せるたーを構えるには、土地が狭すぎる。宇宙に飛び出すだけの資源も資産もない。熟考の末。思いついた策は
、人間を極低温で保存する方法であった。
その審査基準は辛辣で、賛否を唱える人間に対して、権力者と言われる人間はこういった。
「我々は、日本国民といてみているのではない。ホモサピエンスとしての一単位に過ぎない。これは、人類の存亡にかかわるときに人権など保っていられない。」
これは、本当の生命の危機に瀕していない人類には理科愛することの出来ない言い分。しかし、戦争時にもその様なことは何度も聞いて来たのではないだろうか。
かくして、日本に住んでいた男性―久保谷 雅は、五年近い訓練や再教育を経て、ついに「コールドスリープ計画」が動き始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-08 17:13:25
18245文字
会話率:41%
――弟を交通事故で亡くして二年。
主人公の家庭は崩壊し、理不尽な不運が度重なるようになる。不幸に耐え切れなくなった主人公は、自殺未遂を繰り返す。しかし幸か不幸かそれはなかなか成功しなかった。ようやく主人公は自殺を諦めるが、諦めた途端呆気なく
交通事故に遭ってしまい、死後の世界へ来てしまう。三途の川で出逢った水先案内人の猫の紳士は、主人公の死の不審な点に気づく。そしてその真相を明らかにするため、死者の国へと向かった。だが死者の国は、二年前の大災害によって未曾有の危機に瀕していた――。
次第に変化していく主人公の死生観。
三途の川で思い出すのは、家族との思い出と幼き頃の夢。不幸の先に待ち受けている彼の未来とは――。
猫が支配する幻想的な死後の世界で、解き明かされる真相。ドラマチックにドタバタ展開するハートウォーミングなストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-18 20:51:59
146355文字
会話率:26%
科学由来の夢の国――日本から独立したその地中都市では誰もが不自由なく暮らせるはずだった。労働は娯楽へと変貌し、安定した食料供給システムが空腹を排除する。生活は仮想現実によって彩られる。しかし、その希望とは裏腹に、満ち足りた日々は人々をゆっ
くりと腐らせていった。
そのあり方に疑問を抱いた屋代は国を変革しようと目論み、ある計画を実行へと移す。
一方、天候管理局に勤める浅井は存在するはずのないロックバンドの音楽に魅了され、宣伝活動への協力を始めた。
かつて友人だった二人は互いの思惑など知らず、奔走する。彼らの目的と行動が噛み合ったとき、ユートピアに未曾有の危機が起こるなどとは露ほどにも思わずに――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-18 21:06:22
163828文字
会話率:51%
巨人の文明が滅びた後、強大な力を持つ獣が国を興し支配するようになった世界〈ノズアーク〉。人々は生まれついて〈紋傷〉を持ち、剣とわずかばかりの魔法によって生きていた。
その一角にある赤き竜が人々を統べる騎士の国、赤竜王国はこのとき、未曾
有の危機に陥っていた。
選挙によって次期国王に選ばれた赤竜騎士団の青年騎士オズウェルは、国王となるための試練に挑む。しかしその最中、親友に裏切られ追われる身となってしまう。花の妖精ヴィヴィ、前国王の娘ソルトの協力を得て、オズウェルは再び赤き竜と会うべく、旅を続けた。やがてそれは、歴史を巻き込んだものとなり……。
これは裏切られた騎士が、折れない心で道を歩む物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-21 22:13:14
15794文字
会話率:27%
「最高のクリーンエネルギー」。そう謳われた原子力。しかし、必ずしもいいものばかりでは無かった。
目に見えない恐怖、いつの間にか奪われていく体力。そして―。
1人でも助けるために。1人でも、護るために。今、この未曾有の危機に自衛隊が立ち向かう
!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-20 00:42:20
1377文字
会話率:47%
大戦が、新たな技術を生み出した。
それは、兵器として、失敗作だった。決して使われることはなかった。しかし、不慮の事故によって、世に放たれ、人々へ蔓延した。
感染したものは、凶暴な獣に作り変えられてしまった。
人は、それを呪われ
し男“カーズマン”と呼んだ。
カーズマンは、世界を覆った。人類同士の争いは、次第にカーズマンとの闘争へと移行していった。
その数年後、流星の群れが、地上へ降りそそいだ。カーズマンに続き、人類にとって示し合わされたような凶事の連続だったが、これによる被害は、まるでなかった。流星群は、いずれも円柱の形をした巨大物体で、地上へ突き立つのみだった。
人類が、この出来事の意味を模索できるようになるまで、数十年の時間を要した。その間、カーズマンとの戦いが、終わることはなかった。
時を経て、円柱の巨大物体の解析が進んだ。巨大物体には、人知を超えた知識が積載されているようで、その中には、カーズマンに対抗する手段なども含まれていた。
人類は、そこから得た情報を元にして、現状を切り開く武器を作った。
“パージロッド”である。ロッドが放つ光は、カーズマンを焼き殺す。
しかし、この武器には、一つの欠陥があった。娘の鮮血を糧としなければ、効力を得られない。
各国は、少女たちを戦闘員として養成し、クリアラーと呼んで、パージロッドを託した。
やがて、円柱の巨大物体そのものにも、パージロッドと同じ、カーズマンを滅ぼす機能があることを解明。巨大物体を“シャフト”と称して、そこを囲うように要塞を建設した。
カーズマンの発生より、百年。
列島の中央都市へ、カーズマンの大群が進攻するという未曾有の危機が起こる。
その渦中、二人のクリアラーが、それぞれの戦いを繰り広げていた。
新米クリアラーの【真剣子】は、おびただしい数の敵を前にしても恐れなかった。持ち前の意地の強さが、仲間の窮地を救う。彼女は、他のクリアラーとは違い、一風変わった存在で、自分の力を持て余していた。
もう一人のクリアラー【カラクラ】は、“シャフト”を動かせる唯一の人として都市の人々に祭り上げられていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-06 00:33:40
100456文字
会話率:46%
世界は未曾有の危機に瀕していた。
大人たちが戦えない世界。
戦えるのは子供たちだけ。
チルドレンソルジャーと呼ばれる少年少女たちが織り成す近未来SFファンタジー。
最終更新:2017-03-20 02:44:28
5745文字
会話率:39%
NPC(ノン・プレイヤー・キャラクター)である僕らの生きるゲーム世界を襲った未曾有の危機が去った。
相変わらず僕の右隣には闇の魔女ミランダがいて、左隣には光の聖女ジェネットがいる。
平和になった僕らの世界では女子キャラがその衣装美を競
い合うコンテストが開催されることとなり、ゲーム内でも屈指の美少女キャラであるミランダとジェネットも参加が決定。
だけど彼女らの衣装チェンジのために送られてきた装置が不具合を起こして、見るも恥ずかしい珍騒動が巻き起こる。
無力な僕に出来ることはあるのか!
脇役であるはずのNPCたちの活躍を描いた『だって僕はNPCだから』の後日譚・短編。
相も変わらぬ馬鹿騒ぎをお楽しみ下さい。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-16 23:33:44
6892文字
会話率:25%
2017年、世界は未曾有の危機に晒されていた。
ー消失現象と呼ばれる謎の怪現象ー
あらゆるものが消失し、その消失点にはこの世ならざるもの達が出現する。
神話やお伽話の中でしか存在しないと思われていた存在、それらの出現によって被害は拡大し
、平穏だった世界の日常は一気に崩壊していった。
しかし、その拡がりつづける混沌の只中で蠢めく者たちがいた。
とある組織は混沌の拡大を防ぐために。
そしてもう1つの組織は世界を混沌に導くために。
各々の思いが交差するとき、時間と世界を超えた物語が始まる!
過去の英雄、伝説上の勇者、神話の怪物、空想の生物、ロボット、アイドル、悪魔、天使、ヴァンパイア、忍者、侍、王様、メイド、すべてを盛り込んだ闇鍋小説、ここに開幕!!
初投稿です!
稚拙な文章ですがどうぞよろしくお願いします。誤字脱字などございましたら、ご指摘いただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-22 13:00:00
5526文字
会話率:20%
地球とは違う世界『アルテナ』
そこは、魔法や魔物・魔族・獣人等が溢れるファンタジーな世界。その世界に生きる種族は争いや飢饉等はあるものの、地道に発展し日々の幸せを噛み締めながら生きていた。
だが、いま!アルテナは未曾有の危機
に陥っていた!?
次々と送り込まれる異世界からの侵略者!?転生・転移してくる地球人(にほんじん)
ハーレム・ケモミミ・エルフにオッパイ。チートに科学知識にやりたい放題!!自重?ナニソレオイシイノ?
迷惑千万な異世界人。そんな彼等をどうにかする為に頑張る人達のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-01 12:00:00
2035文字
会話率:41%
その昔、某北の大地にある自衛隊駐屯地で未曾有の危機が訪れた。
完全実話体験談
エッセイにしてやってください。
最終更新:2016-11-27 11:18:53
4304文字
会話率:22%
“今とは違う、遠い未来。どこかの、地球によく似た星。
地球からの移民によって繁栄をきわめていたこの星は、ある日異次元から現れた“獣人”と呼ばれる知性体により未曾有の危機に晒されることとなった。
そんな獣人達に対抗すべく、移民達は一つの
人型生体兵器を開発した。通称“天使”の誕生である。
各地の奪回を使命とした天使達は“解放軍”と呼ばれ、戦場に投入されていく。
そしてまた、新たな戦いが始まろうとしている。
獣人に奪われ、要塞化した島。突入手段はただ一つ。天使達による、高高度からの降下作戦。
作戦名は『フォーリン・エンジェル』”折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-17 20:11:36
319979文字
会話率:49%
『国敵討滅――
俺の国民に手を出すな』
真暦2020年。【神理】という超常の力が満ちる世界。
日本は滅びと対峙していた。
聖と魔の二大国の圧力、魔物の凶暴化。
日本を覆う危機は限界にあった。
その中で草薙悠弥というモノがいた。
金無
し職無し彼女無し! おっぱい揉めればそれで良し!!
何者にも囚われない風の様な男。
――だが日本だけは必ず守る。
彼には一つのシンがあった。
――国敵討滅。その神理は遥か真暦の昔、神風で元軍から日本を守り滅びの風でリュシオンと戦ったモノ。
伝説の神理者――虚神。
日本に未曾有の危機が迫る中、国敵討滅の風が吹こうとしていた。
無職無双の無道ファンタジー。
ここに開幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-06 01:00:00
11851文字
会話率:21%
現在とは矛盾する現代。
ゲートの事故により一度は崩壊した街、門津市。
そこで人類のため戦い続ける戦士たちがいる。
彼らの名は、ポインター。
怪物との戦いと消滅の危険。
一定期間門津市から出られないという拘束。
人類の、正義の戦
士という名誉。
そして、それに見合った法外な高額収入。
それがポインターに与えられるもの。
生き残るため、人類のため、そしてなにより己自身のため、ポインターは戦う。
事の始まりは、二つの空間を瞬時に移動することを可能とした『ゲート』技術が開発されたことだった。
ゲートのターミナルに選ばれた平凡な地方都市、門津市は、それによって隆盛を遂げることになる。
しかしその一年後、技術が軌道に乗りかけた時に、その事故は起こった。
ゲート事故による、異次元の巨大生物『フライ』の襲来。
その巨大な怪物によって、門津市は一日にして崩壊し、人類は未曾有の危機を迎えることとなる。
それを阻止したのは、もう一つの技術の結晶である戦士『ポインター』だった。
ゲートの影響下において、様々な代償と共に人類にを超人的な身体能力を付与し、
フライさえも撃退する事を可能とした技術。
彼らこそが、まさに人類の反攻を支える力となったのである。
そして、事故からさらに一年後。
今や人類はゲート技術と門津市の復活さえも成し遂げ、
今度こそそれを死守すべく、ポインターは今日もフライと戦い続ける。
門津市はあの事故の日から変わることなく、今なお最前線なのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-12 02:13:28
40329文字
会話率:19%
平成27年7月10日、首相官邸に謎の飛行物体が出現した。その中からあらわれた紫肌の女性は自らをルナブルーム星間王国女王のアウローラ・ルナブルームと名乗り、最後通牒を首相に手渡した。
1. 日本国は、ルナブルーム星間王国に対する一切の敵対
行為を行ってはならない。
2. 日本国は、その一切の統治権を完全にルナブルーム星間王国女王陛下に譲与すべし。
3. 日本国天皇陛下及び皇族の地位、並びに日本国国民の生命、身体、財産その他の諸権理は、保障される。
別に定める実施条約をして30日以内にこれらを受諾せざるときは、日本国は、消滅するであろう。敵対行為を行った場合も同様とする。
この宣戦布告の内容……大東亜戦争敗戦以来の未曾有の危機に、国中が戦慄する。臨時国会が召集され、衆参両院において宣戦布告書の内容の受諾,並びに実施条約の批准を含む全外交権限の内閣への委任を決定。日本国の歴史はこれで終焉を迎えたと国中、いや世界中の人々が確信した。
そのような確信とは裏腹に、ルナブルーム星間王国は、日本国の存続と制限付きの統治権を認める。そして、その国富を惜しみなく日本国に注ぎ込むとともに、戦後日本に溜まっていた澱みを祓っていく―
仮に地球の国際法を適用できるとすれば、ルナブルーム星間王国の行為は明らかに国際法違反であり、武力行使を受ける可能性もある……その他の様々な要素を考慮してもメリットとデメリットが吊り合わない。
にも関わらず、ルナブルーム星間王国が日本国に固執するのは、日本国の2000年以上に渡る悠久の歴史と女王自身に理由があった―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-14 03:00:00
949文字
会話率:7%
核大戦による未曾有の危機から33年後、新人類『PSY's』は迫害を受け、差別されていた。
さまざまな人物が織なすSFファンタジー
キーワード:
最終更新:2015-01-28 20:59:30
6285文字
会話率:46%