雲ひとつない空、はてしない大海原。
蝉しぐれの午後、わたしは彼の言葉に誘われるように、灯台から神社へとめぐり歩く。
そしてたどり着いたのは、断崖の先端にある展望台だった。
そこは、行くべき場所だったのか。それとも、行ってはならない場
所だったのか。
訪れる人もいないその場所で、わたしを待っていたのは、目を見張る絶景と――
真夏の太陽が作り出した闇だった。
とある岬を舞台にした、旅情ホラーです。(全2話)【夏のホラー2018】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 20:04:19
6305文字
会話率:17%
平成17年6月上旬、半月正夫は与謝野コンツェルン会長の与謝野耕造の招待を受けて八丈島の南に位置する、周囲2キロ程の冠島に行く。与謝野会長の招待を受けたのは半月を含めて15名。
豪華な建物の中で、与謝野会長の執事、西尾が招待の目的を告げる
。
ーー昨年の9月に与謝野コンツェルン傘下の企業から集められた50名の社員の研修会が行われた。その時与謝野会長の個人資産である銀行の預金通帳や貸金庫の鍵、暗証番号を記したメモ帳などが盗まれた。
犯人は研修生の中にいると思われるが、手荷物検査などを行って全員を解放した。
盗まれたこれらの重要書類は島のどこかに隠されていると思われるーー
そう説明して、西尾はその書類を探してほしいと言うのだった。
ーーただし期限は1週間、期限内に見つけられなかった場合は1人死んでもらう事になる。そしてまた1週間たっても、見つけられなかった時はまた1人が死ぬ。こうして最後の1人が死ぬまで続ける事になる。
非常識ともいえるこの提案に、15名の内6名が島を去る。残りの9名が与謝野会長の重要書類を探す事になるのだった。
書類探しを始めて1週間がたつ。1人が消える。また1週間、2週間と立つ。2人が消えて6名となる。
3週間が過ぎた頃、早川という者が、自分が書類を盗んだと白状する。書類は断崖絶壁の海の中から発見されてこれで一件落着かと思われたが、ここから予想外の展開となる。
与謝野会長は昨年の9月に死んでいると西尾の告白。だが、死んだはずの与謝野会長は生きており、西尾に殺されかけたという事実があぶり出される。そして書類探しに邁進した6名の命は・・・。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-16 15:46:42
29743文字
会話率:11%
いつか必ず抜け出せる
その先にあるものはなんだろう
最終更新:2018-06-11 05:00:48
544文字
会話率:0%
剣道部の話。
当然、不思議なことは起こりません。
読まなくても全く支障ない関連しているもの
「Pass Out」「その断崖から形のない衝動を放て」
最終更新:2018-05-13 20:00:00
96730文字
会話率:51%
思いのままに進路を決めていいのか悩む話
最終更新:2014-09-20 23:33:14
2647文字
会話率:40%
王子から告げられた婚約破棄の言葉。
その衝撃で、ウィオラ・パグールスは前世の記憶を思い出す。
彼女は気付いた。自分がいま、とんでもない断崖絶壁に立っていることを。
※生存報告兼書き物リハビリに、やってみたかった婚約破棄と異世界転生をあわせ
て短く仕上げました。
※粗が多めで穴も多め、正統ではなく、たぶん邪道です。
※恋愛要素はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-10 18:07:45
6596文字
会話率:18%
【warning】(強注意)『この作品に出てくる「あなた」とは「これを読んでいる人」を指しているものではありません』
↑ 誤解されると大変な事になってしまいますのでくれぐれもご注意下さい ↑
最終更新:2018-03-25 21:12:56
650文字
会話率:100%
この作品を読んでくださっているすべての方へ。あなたは決して独りではありません。だから負けないで下さい。
最終更新:2018-03-03 21:42:26
668文字
会話率:100%
元日本人で前世で寿命を迎えてしまった僕だけど、異世界転生すると竜人(ドラゴニュート)になっていた。
見た目は一見すると人間なんだけど、人間にはついてない翼と尻尾がはえてるんだよね。
おまけに、卵から生まれてきたし。
ドラゴニュート
って爬虫類かな?それとも哺乳類?鳥類?
なんなんだろう?
まあ、それはいいか。
ちなみに、僕が生まれたのは鳥の巣のような場所だったけど、そこには僕が生まれた卵以外にも、6個の卵があった。
そして1個づつ孵っていく卵からは、僕の妹や弟たちが誕生していった。
というわけで、僕はドラゴニュート兄弟の長男になってしまった。
その他6人の兄弟たちも、それぞれ個性豊か。
特に長女!お前は「メシ」と言いながら兄弟たちの頭に齧りつくんじゃない!
(まったりペースだけど、いともたやすく発生するグロシーンと暴力シーンにご注意ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-26 17:00:00
831121文字
会話率:29%
「断崖絶壁」のぺったーんで、がりがり、ひょろひょろ29歳独身が、まさかのイケメンに狙われる?
イケメン怖い。恋愛とか今あまり求めてませんから!ほっといてください。切実に。
平凡な生活が送れれば、それでいいんです。
多くを求めませんから!
最終更新:2017-10-02 20:29:30
982文字
会話率:13%
〝体感する〟物語。
『永久の輪舞曲(ロンド)』シリーズ Vol.1
広大な青い空。
珊瑚礁や白い砂が透けて見える、澄んだ海原。
見下ろす、白亜の断崖。
観光名所でもある港湾都市で、謎多き美女ミラアは、身分を隠して旅に出た
公爵令嬢フィーネと出会う。
不可解ながらも人の良さそうなミラアに連れられて、フィーネは故郷である王都へと向かうことに――。
隊商を組み、文明の力を使いこなし、生身の人間では太刀打ちできない魔獣たちを退けながら街道を抜け、点在する街々で過ごす夜。
お互いの素性を気にしつつも、踏み切らずに過酷な運命を切り抜けていく二人。
やがて辿り着いた王都では大きな権力の波に飲まれ、二人の物語は見えない何かに巻き込まれていく。
魔王と呼ばれる独裁者とその娘。
暗黒街の若き王。
悪魔の名で呼ばれる謎の連続殺人犯。
彼らの目的は一体……?
そして、ミラアとは一体何者なのか。
歴史に隠された幾つもの秘密が表舞台に出る時、彼女を待つ運命は……?
貴方の五感に響かせたい、この世界の息吹、第一弾。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-24 17:20:42
334404文字
会話率:21%
大陸公路に群雄割拠する亜人類の一、竜人が栄える竜王国。竜王都の女武官の一人、竜人「風のエメラルド」は、神殿に勤める神殿隊士だ。
竜王都では、数年前に王宮と神殿の間で政治的見解が決裂して以来、ずっと激しい武力衝突が続いている。戦いを本分とする
職業に就いているだけあって、お年頃のエメラルドは、恋に、仕事に――と忙しく、命がけの毎日だ。
そんな或る日、恐るべき『バーサーク竜』が、神殿エリアの中に発生したとの警報が上がる。エメラルドは、ベテラン神殿隊士の一人として、対バーサーク戦に駆け付けた。それは、エメラルドの《宿命》を――そして《運命》を、大きく変えてしまう出来事となった。
四大エレメントが関わる四大エーテル魔法が、物理法則と共に展開する世界。そこでは、四大エレメントの様相によって決まる《宿命図》が、強い意味を――強い支配力を持っている。《宿命図》を透視する占術で読んだ未来予想図もまた、ほぼ絶対的に、その通りになって行く。その通りになって行く《運命》を変える術は、存在するのだろうか。
剣と魔法の(そしてユーモアと考察もある)異世界ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-25 14:00:00
214393文字
会話率:22%
つらい生活のため周囲に心を閉ざしていた弥生は、両親を亡くしたことで自らも死を選ぶ。だが断崖から飛び降りたはずの弥生が目覚めたのは、見知らぬ世界で――。
最終更新:2017-08-05 02:58:44
230101文字
会話率:26%
陸に住む人魚のメリッサは、人にまぎれて田舎の漁村でひっそりと暮らしていた。ある日、幼なじみの男に裏切られ、正体がバレてしまい、命からがら故郷から逃げ出すことになる。
そんなメリッサがやっとの思いでたどり着いたのは、大きな港町。海の水を求め
て、外套をたたみ、靴をそろえて……いざ断崖絶壁から海へダイブ! しようとしたら、自殺志願者と勘違いされておせっかいな青年に捕まってしまいました。
若くして港町で一番の大商人だという青年カイルは、口は悪いけれどとにかくおせっかいで、本当は優しい人?
昼間は地味眼鏡の使用人! 夜は音痴でまぬけな人魚としてカイルのお屋敷で暮らすことになったメリッサの新しい生活がはじまります。
※出版社様のコンテストで一次通過した作品です。
※約8万字、書き上げ済みです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-01 12:00:00
78106文字
会話率:44%
plot - 物語の収斂
最終更新:2017-05-28 21:22:18
328文字
会話率:0%
夏休み、仲間とサバイバルキャンプに参加した。
だが目覚めたら・・・・そこは、仄暗く深い巨木の森。
次々と体調を崩す仲間達。
森から抜けたその先は、断崖絶壁。
魔法少女達と出会い、九死に一生を得た彼等を待ち受ける物とは。
最終更新:2017-04-30 21:00:00
201405文字
会話率:46%
断崖絶壁の島国、テムスノー国。
テムスノーの王女であるフライア、そして彼女の護衛であるラディム。彼らは蟲の姿が混ざった外見のため『混蟲(メクス)』と呼ばれ、人々から忌み嫌われていた。
そんなある日、カエルの姿をした王子がテムスノー国に訪れる
。彼の訪問により、テムスノー国の運命の歯車は静かに回り出すのだった。
人間と混蟲、そして魔道士の物語。
※各章の冒頭に自作のイメージイラストがありますので、苦手な方はご注意ください(最終章のみ準備中)
※『星空文庫』『カクヨム』にも掲載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-29 23:19:42
435638文字
会話率:35%
断崖絶壁の壁面に張り付くように都市国家マレクがあった。
ある夜マレクで首なし殺人事件が発生する。他国からマレク騎士団に中途入団したルガーとリモは調査に向かい、そこで巨大なオークに襲われる。オークを倒すと、体内から被害者の首が出てきた。な
ぜか騎士団団長の「戦士カルネ」は事件のもみ消しを謀る。
やがて事件を追う二人は何者かに命を狙われる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-05 23:33:35
84455文字
会話率:32%
その城は、断崖絶壁の丘に建っていた。
最終更新:2017-02-05 13:37:09
2266文字
会話率:12%
目も眩むような高さの崖から飛び降りようとしたその時、1人の男が私に声を掛けてきたのだった。
男はこう言った。
私、こう見えても幽霊なんです、と。
最終更新:2017-01-17 22:21:10
1637文字
会話率:34%
佐藤は、友人実吉次朗の葬儀に参列するため、郷里に帰っていた。だが、当の実吉は、かつて、一人の女性を取り合った仲で、しかも、妻となったその雪乃に殺害された次第だった。
最終更新:2017-01-17 07:44:17
1709文字
会話率:50%
風光明媚な海岸。
自殺の名所でもある断崖の先端に、生きる望みを失った一人の若者が立っていた。今は深夜で、この若者のほかはだれもいない。
――このまま生きてても……。
最終更新:2017-01-04 06:22:35
917文字
会話率:55%