エレオノーラはコルトー子爵家の四女。子爵家は裕福な貴族ではあるが、十八歳のエレオノーラには婚約者がいない。
エレオノーラは自分がとりわけ美しいわけでも賢いわけでもないことを知っている。結婚できなければ、得意な刺繍をする仕事でもすればいい。
だが、両親も姉たちも結婚することが幸せだと思い、出会いを求めて夜会に参加するように促してくる。
そんなある日、エレオノーラを心配する心配した姉夫婦に連れられて夜会に参加した。姉夫婦が挨拶回りをする間、ついうっかり庭に出てしまう。庭には逢引きしている恋人たちがいて、気が付かれる前に引き返そうとしたが音を鳴らしてしまった。咎められて、硬直するエレオノーラ。どうしたらいいかわからないところを見知らぬ騎士が助けてくれた。
お互いに知らない方がいいと言われ、名前もはっきりした姿も分からない。わかっているのは、エレオノーラを抱き寄せた時に柑橘系の香りと、月明かりの下で見た黒い髪だけ。
甘い思い出を胸に仕舞っていたある日、義兄の母である侯爵夫人に招待された茶会に出席するとあの時助けてくれた騎士がいた。
彼はエレオノーラに結婚前提のお付き合いを申し込んできた。
◆現在非公開の「ごくごく普通の恋をしています」の改稿版です。
◆一日三回、6時、12時、18時に投稿します。全33話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 12:00:00
79827文字
会話率:54%
ある日の夜、白井陽(はる)は学校で美少女と名高い少女――アリア・コーラルブラッドと出会った。
人ならざる深紅の瞳を持ち、容姿端麗でありながら幼女体型のアリアとは、自分を隠している陽は住んでいる世界が違うと思っていた。
アリアを庇って、
川に落ちて傷つくまでは。
赤い月明かりが差し込んだ時、アリアが吸血鬼であることを知ってから始まる、どこか抜けた紳士と幼女吸血の不思議な関係。
その次の日から、お互いの大胆な行動は交差していく。
アリアに朝まで付きっきりで看病されたり、陽は学校でアリアに日傘を差してみたり……しまいには自分(陽)の家に住まないかと誘ってみたりと、二人の距離はゆっくりと近づいていく。
これは、何かとおせっかい焼きの幼女吸血鬼のアリアと、紳士気質でどこか抜けた優しい人間の陽が、二人だけの秘密を作って近づいていく焦れったくも甘い物語。
人間か、吸血鬼か、それとも自分らしくか――種族の壁を越えた恋愛がここに幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-15 01:01:04
642959文字
会話率:35%
魔法で溢れるこの世界では魔力が高いほど髪の色が明るくなる。
比類なき魔力を持って生まれた主人公「リト」の髪色は異質な白だ。
14歳のリトは祖父の死をきっかけに冒険者として歩み出すが度重なる不運に見舞われ、教会の地下牢に放り込まれてしまう。
そこでリトは呪いを受けた幼い少女と出会い、後暗い秘密を抱える教会と犯罪者集団「夜の巣」の戦いに巻き込まれる。
リトは夜の巣と共に戦うことを選び世界に挑む。
魔王の去った50年後の世界を舞台にリトが成長していく物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 23:50:36
469527文字
会話率:32%
ーーー妖怪、妖精、魔法使いに超能力者。この現代には様々な伝承の生き物『隣人』がひっそりと隠れ住んでいるーーー
唯一の身寄りである伯父に日々、暴力、暴言、搾取されている十六歳の少女、瑞希。
しかしある日突然、大金と引き換えに売り飛ばされてし
まう。
瑞希自身も知らなかった秘密……自身が『隣人』である事を突きつけられ、為す術もなくあわや囚われの身に片足、もとい、尾鰭を突っ込んでいた瑞希の前に現れたのは黒い髪に金色の瞳の、人と巨大な狼の姿を行き来する黒ずくめの男だった。
表向き世界の大企業、裏では世の様々な隣人が抱えるトラブルを解決し、時に世界を救うべく魔女と戦う秘密結社。
そんな結社に務める彼に救出され、瑞希はこの現代に息づく隣人のこと、この世界の人間の滅亡を目論む存在、魔女について教えられ、新たな就職先に結社を希望する。
やたら過保護な雅に構われながら個性豊かな仲間と共に今日も瑞希は走って転ぶ。
これは、何もかもを失って独りぼっちだった人魚が一途な狼人間に愛され恋をして、望む未来へ、幸せになるために巨悪に立ち向かう―――そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 20:45:21
228899文字
会話率:34%
今年の四月下旬。大好きな祖母を亡くしました。
「形に残したいから手紙を書いて欲しい」
生前祖母は私たち孫に家が隣だったり、車で五分の距離だったりするのに、そう言いました。
ですが、結局、筆下手な私は一度も書いたことがありませんでした。
祖母が亡くなってしばらく意気消沈していましたが、ふと、祖母について語りたくなりました。
誰かに読んでほしい。
そう思って書きました。
これは私から祖母へ宛てた最初で最期の手紙です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-28 18:52:48
6660文字
会話率:0%
見知らぬ記憶を抱えて旅立つ少女・月詩(つきし)。
静かな村での日常から一転、闇の組織による“古の研究”の謎へと足を踏み入れることになった彼女を待ち受けるのは、
――白衣に彩られた暗い部屋の面影、崩れゆく廃墟、薄青い液体に沈むカプセル。
と
もに行動する宵真(よいま)は、剣の腕を頼りに寡黙に支えるが、彼の瞳にもまた消しきれない過去の痛みが宿っている。
独自の情報網を駆使して周囲を翻弄する瑠衣(るい)は、飄々とした笑顔の裏で何を見つめているのか。
そして、月詩を執拗に追いかけるネルンは、どこか人形じみた冷徹さの奥に微かな葛藤を隠している。
錯綜する思惑、次々と吹き荒れる災いの兆候。
それでも月詩は自らの足で確かめるしかない――自分が何者なのか、空白の記憶が示すものは何なのかを。
炎に包まれる研究施設から夜明けへ続く大地まで、訪れる出会いや別れ、すれ違う剣戟や微かな情愛が、
彼女をさらなる深淵へと誘う。
命を賭して守りたいものと、どうしても知りたい真実。
背後に見え隠れする試験体“D-04”の痕跡は、少女の運命をどこへ導くのか。
廃墟と化す世界の片隅で、光よりも濃い闇が牙をむくとき、月詩は迷いながらも希望を抱き続ける。
──「私は、歩き続ける」
その決意が明かりを灯す先に何が待つのか。
旅と謎と絆が交錯するダークファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 14:40:41
11914文字
会話率:41%
これは、知人が住む古びたアパートの部屋で起きた話だ。夜中、彼は寝ようとして部屋の電灯の紐を引き、明かりを消した。
――ん?
そのとき、彼はもう一本、見覚えのない紐が垂れ下がっていることに気づいた。
――さっきまで、こんなのなか
ったよな……?
それは天井からぶら下がり、ぼんやりと白く淡く発光していた。蜘蛛の糸かと思ったが、それにしては太い。彼は気になって、その紐を引っ張った。するすると滑らかに引けた。ただ、どこか生々しい反発力を感じた。
違和感を覚えながらも引き続ける。そして、糸の先を追って天井を見上げたときだった。そこに奇妙なものが浮かび上がった。
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最終更新:2025-02-13 11:00:00
1863文字
会話率:7%
「……うん、そうなの……で……そう、あっ!」
おれがスイッチを押してリビングの明かりをつけると、妻はバッと顔を上げておれを見た。目を見開いて、まるで幽霊を見たかのような表情を浮かべていた。どうやら、玄関でのおれの「ただいま」は妻に届いて
いなかったらしい。おそらく、外が暗くなる前からずっとここでそうしていたのだろう。スマートフォンの充電器がコンセントに刺さっており、コードが妻の手元まで伸びている。
「……夕飯、買ってきたから。まあ、好きな時に食べなよ」
おれはそう言って、テーブルの上にスーパーで買ってきた弁当を置いた。妻はボソッと何かを言った。おれにはよく聞き取れなかったが、それが「ありがとう」だったらいい。しかし、おれに対して言ったことですらないかもしれない。最近は、夫婦の間にほとんど会話がない。あの事故から数ヶ月経った今でも、妻は亡くなった娘とばかり会話をしている。
おれはビニール袋をガサガサと鳴らしながら弁当を一つ取り出し、自分の部屋へ向かった。本当は電子レンジで温めたかったが、同じ部屋にいるのが気まずい。妻もそう思っているだろう。
自室のドアノブに手をかけた瞬間、妻の声が聞こえた。耳を澄ませてみたが、妻はおれに対して何か言ったわけではなく、また娘と会話を始めたようだ。
おれはため息をつき、部屋の中に入った。
椅子に座って、弁当を机の上に広げ、箸を伸ばしたが、どうも食欲がわかない。この家にこもった湿った空気と臭いが、まるで雑巾を丸ごと喉の奥まで詰め込まれているような気分にさせるのだ。
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最終更新:2024-08-02 11:00:00
1614文字
会話率:67%
夜。とある豪邸。さっと塀を乗り越えたその黒い影は、素早い動きで窓に張り付いた。すると、まるで魔法のように窓が開き、影は屋敷の中に入った。
ニヤリと笑うのも、月明かりに身を晒すのも一瞬のことだった。彼は腕利きの泥棒。気を引き締め、足音を立
てないよう慎重に家の中を進んだ。
物音は一つも聞こえない。家主は寝ているようだ。このままミスをしなければ、出くわす心配はないだろう。監視カメラの存在も警戒していたが、やはりなんてことはない。確かに、このような豪邸はほとんどが警備会社と契約しているが、それはどこか形式的なもので、一度侵入してしまえば、室内はほとんど無警戒と言っても過言ではない。とくに、一代で成り上がった成金やそれを引き継いだ二代目に多い。金の使い方がわかっていないのだ。
彼は下調べ通りに、金庫のある部屋に向かった。最近は、家の中をSNSなどで公開している人が多い。防犯意識の低さが窺えるというもの。この家はまさに狙い目だった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-16 16:00:00
2739文字
会話率:77%
〝閉ざされた霧が晴れるとき、世界は生まれ変わる〟
水平線が霧で覆われたツクヨミ大陸。
心の欠けたボクこと梵遊兎都(そよぎ ゆうと)は幼馴染で恋人(仮)白樺凛彗(しらかば りんぜ)さんとしゃべる黒猫ネウと共に『便利屋ラビットホール』を営んで
いる。
『情報屋』ハニーBの協力もあって、たまに波乱もありつつ、それなりに楽しく生活していた。
ある日、知り合いの『掃除屋』羽詰峰理(はづめ みねり)さんから『行方知れずの依頼人を捜してほしい』と依頼を受け、ボクらはそのひとの家に向かった。
そこで出会ったのは王子を名乗る不思議な少年と彼に従う騎士のようなふたり。いつも通り終わるかと思った依頼だったが、事態はボクらの思いもよらぬところへと発展する。
『霧に覆われた水平線』『異能』『神』『楽園』『魔性』『絡新婦(じょろうぐも)の血族』――そして。
これは不幸と幸福が混ざりあった、狂気と正気のせめぎ合う不条理の世界で、非力な兎が女王になるまでの物語である。
※主人公総愛され気味ですが、カップリングは固定です。リバはありません。主人公に対する攻めが最終的に三人になりますが、攻め同士のカップリングはありません。
※性別問わず恋愛関係または近しい関係になる描写が多分にあります。
※BL主軸としたヒューマンドラマなファンタジーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 21:50:59
205227文字
会話率:45%
百鬼行列の夜、猫は忽然と姿を消した。秋風の吹く、満月の夜だった。幼馴染の手を固く握って、行列の中をひたすらに走っていた。手のひらから伝わる体温が熱い。彼女は真夏の太陽のよう。鬼たちの間をするする駆ける、かわいい背中を追いかける。提灯や屋台
から漏れる薄ら明かりが、その輪郭をだんだんと曖昧にした。暁に似ていた。そういう夢を見ていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 12:51:07
35670文字
会話率:58%
ある日家の近くにある森を散策しに出かけた僕。
出かけた先で月明かりに照らされて輝く、誰が見ても美人と言えるであろう女性が立っていた。
最終更新:2025-02-11 07:10:00
3759文字
会話率:10%
月明かりに照らされて
帰る夜道
キーワード:
最終更新:2025-02-10 22:04:53
225文字
会話率:0%
『水見の巫女と龍の契り』
「私にも、龍が見えました――」
高校2年の菅野湖春は、琵琶湖のほとりで暮らす、ごく普通の女子高生。 でも、あの夢を見てから、すべてが変わり始めた。
竹生島に向かって漂う不思議な丸子舟。 月明かりに浮かび上がる
古代文字。 そして、水面下で蠢く巨大な影――。
祖母から告げられた衝撃の真実。 代々、我が家には「水見の力」が受け継がれてきたという。 琵琶湖の水の流れを読み、時として未来を映し出す不思議な力。
観光協会でアルバイトを始めた矢先、丸子舟復活プロジェクトの技術アドバイザーとして現れた塩津航。 彼もまた、父から受け継いだ秘密を抱えていた。
「菅野さんも、感じていますよね?この湖で、何かが始まろうとしていることを」
竹生島の地下深くに眠る龍神の力。 それを狙う謎の組織。 そして、二十年前に起きた父たちの事件の真相。
いま、千年の時を超えて、新たな物語が動き出す。
琵琶湖が育んだ伝説と、現代に生きる少女の運命が交錯する 心震える青春ファンタジー。
あなたの心に、確かな余韻を残す物語――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 14:58:37
16453文字
会話率:36%
世界は終わりに向かっている。
住んでいる誰もがそう言葉にする。
都市と呼ばれる周りは暗闇に包まれており、明かりがあったところでほんの少し先を照らすくらいしか意味がない。
そんな世界だからこそ、生まれながらに体が世界に奪われた者。
世界から欠
落した者と呼ばれる欠落者というものが生まれた。
体の一部が世界に欠落させられた人らには、逆に体の一部に力が宿った。
気味悪がれながらも、特別な力を利用しようとする人もある程度はいた。
そんな終わり始めた世界であっても、人の欲望というのはなくならない。
欠落者を利用していろんなことをする人というのは多く、そんな世界だからこそ、殺し屋というものもいまだに存在していた。
そんなときに殺し屋の少年は、欠落者の女性と出会う。
だが、あることがわかった少年は女性を殺さない。
そして、二人の物語が始まる。
※物語はフィクションです。
かなりよくない描写なども可能性があります。
あらかじめご了承ください、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 21:39:34
84228文字
会話率:50%
アジアン風な架空の世界。
国の二番目に大きい都市、その郊外の礫里地区で幼馴染5人が集まって今日も何かワチャワチャやっている。
私は紅一点。でも、女子力が著しく欠如していて、全然紅には見えないって言われてる。くそぉぉ~。
かてて加えて4人の男
子たちも奥手なんだよねぇ~。
これでちゃんと恋愛に発展するのぉ!?
前半は、人間や動物の死が結構出てきます。
死についての詳細な描写はありませんが、苦手な方はバック願います。
何となく懐かしいそんな感じのお話になるといいなぁ。
年内は毎日アップ、ストックが切れたら週一くらいのペースで考えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 07:50:00
90209文字
会話率:21%
魔法のある世界。3歳の時、前世と前々世の記憶が蘇った女の子。
5歳の時、誰も聞いたことがない魔法スキルを授かってしまった。
とある事情から幼いうちに親元を離れて親戚の宿屋のお手伝い。
前世の記憶も駆使して、宿屋を盛り上げられるかな?から始ま
る、そんな子のお話し。
ストックが続くまでは毎日更新。その後は週一くらいを考えています。
また、私事ですが、10月の末までは仕事が忙しくて新エピソードの掲載、コメント・誤字報告等を読む事が出来ないと思います。申し訳ございませんん。
11月19日までの原稿は掲載予約しておりますので、一旦仕事が落ち着いたら続きを書き始めたいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 07:50:00
1162479文字
会話率:25%
両親に先立たれたヒロイン。お隣さんは3人の息子のいる家で、女の子が欲しかったおばさんがヒロインを貰い受けてくれました。でも、ヒロインを育てたのは比較的時間の余裕のある次男。魔法の無い世界、いえ、最初魔法は無いと思われていた世界に料理魔法とい
うスキルを引っ提げて登場したヒロインの恋模様はどうなるのでしょうか。
===============================
一晩で書き上げてしまった作品。
出来立てのほやほやです。
全20話です。毎日1話アップします。
ご都合主義が気にならない方に読んで頂ければ嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-09 08:15:47
33691文字
会話率:19%
ここ数日、とある夢に悩まされている芽衣。
月明かりの下、声も出せないまま誰かに咬まれ、吸血される夢。
起きたあとも息遣いと痛み、恐怖が鮮明に思い出される、そんな夢。
あれは本当に夢なのか。
でも、吸血鬼なんて、フィクションの存在が実在する
わけない。
そう考えようとしたのに──
「お前、それただの夢じゃないだろ」
「吸血鬼は存在する」と断言する転校生の翔、親友の紗季と共に吸血鬼の正体を探り始めることに。
果たして、吸血鬼の正体とその目的に迫ることは出来るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 16:27:10
139813文字
会話率:29%
妖の中でも最も強く偉い鬼。
昔は脅威として恐れられてきたが、現在鬼の存在は忘れられ、恐れられることもなくなった。
だが、恐れられなくなったのは、鬼が人間に手を出すのをやめ、陰で人間を守っていたからである。
そうなった理由を知るのは限
られた鬼のみ――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 12:57:17
4889文字
会話率:39%
季節で一番真っ白な雪が降り積もり、子供も大人も笑顔が輝く日に黒い影が屋根上に立っているところを月明かりが照らされる。
影、真っ黒なフードの下から不気味な雰囲気を醸し出している人は煙突からモクモクと白い煙の出ている一軒家をじっと見ている。
な
にをそんなに除いているのだろうか?
しばらくそれを見つめているとタイミングを見計らったかのようにニヤリと笑みをこぼし素早くその場から消えた。
・・・---??・・・!?---っ!!っっ!!!・・・
これは私が高校三年生に創作したショートストーリーを再構成している物語です。
※不定期更新です。予めご了承ください。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-02-03 09:00:00
1623文字
会話率:32%
今日は待ちに待った私立カーミエ学園の入学式!新入生の1人、ノノ=タチバナは、自身の名を学園中に轟かせてやろうと血気盛んに新入生代表のスピーチを読んでいた。しかし、神様の悪戯か唐突に明かりが消える舞台と会場!元に戻った時には舞台に佇んでいた
むやみに気障ったらしい生徒会長!そして始まる僕ちゃん婚約やめたい演説っ!それって今やること⁉︎
「わたしの晴れ舞台を邪魔しやがってっ、許せないっ!」
これは婚約破棄イベントが起こりすぎる学園で、ノノも婚約破棄されるのではないかとヒヤヒヤしながら過ごすゲロ甘物語です。(大嘘)
※精霊的な人から貰った『世界婚約破棄予定表』をもとに、自信に溢れる高慢な女の子が学園で起こる忌まわしき婚約破棄イベントを徹底的に潰して、自分の名前を知らしめようとする話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 21:00:00
13865文字
会話率:34%
ダル絡み、ウザ絡み上等の彼奴は、今、非常に大人しく、部屋に篭っていた。
俺が部屋に入って来たことに気が付かず、ただ木偶人形の様に、外を眺める。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
作
者のヲタク根性剥き出しの作品。
『もしも』があれば良いなとは時折思うんですよ。
億が一にもないけど( '-' ) 解釈違いだけど( '-' ) 瑠衣くんのアウトオブ眼中舐めんじゃねぇ!! なんだけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 18:26:56
751文字
会話率:30%
真夜中、青白い月光で目が覚める。
隣に横たわる彼はそこに居らず、ただ虚しい冷たさを残していた。
彼を探しに行こう。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
本来書きたかったのは此方。
創
作物の兄さんが書いたのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-06 21:40:27
894文字
会話率:44%
薄紅梅だった蓮の花が白無垢に生まれ変わるのを拝見し、本日訪れる場所を決めました。
元々大層な荒地。一本の木が寂しく明かりを灯す場所。
けれども移ろって、今は大きな森になりました。
ただ今参ります。橙木様。
注意事項1
起承転結はありません
。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
君の氏神様
で登場した神様の名前がやっと決まりました。
『橙木様』です。
厳しくも優しい様は、あの子じゃないと出せない気がします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 14:04:47
832文字
会話率:48%
「俺は君を護る。それが、俺の望みなのだから」
人間と、様々な獣人が共存する世界。〈UDB〉と呼ばれる、人類の脅威たる魔獣が存在し、それに対抗するように誰もが超能力〈PS〉を宿した時代。
平和なエルリア国に暮らす少女、綾瀬 瑠奈は、友人達や
兄と共に、ありふれた高校生活を送っていた。
そんなある日、彼女はふとした事から、美しい銀狼の青年と出逢う。素性も知れぬ、記憶を無くした一人の男。成り行きから、彼は瑠奈の家で共同生活をすることになる。
いま、青年と少女、そして彼らを取り巻く者達の運命は大きく動き始めようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 12:19:26
1725165文字
会話率:60%
辺境都市ノルヴァは王国の西の端。おそろしい姿かたちの魔物が跋扈する未開の地――“入らずの森”に面している。
入らずの森に生息する魔物を退治することで生活の糧を得る冒険者たちは、ノルヴァの最大の“お客さん”。
武器や防具、最先端の魔道具もすべ
ての材料はここで仕入れられる。
サラは、かつては冒険者ギルドのマスターをつとめたほどの逸材だったが、わけあって名前を変え、引退した。現在は“星明かり亭”というちいさな宿の女主人だ。
今日も従業員を大切に。礼儀を知らない新参荒くれには洗礼を施しながら、サラは働く。
サラには目的があった。
宿屋の女将をしながらの副業――“隠れ星のギルド”と呼ばれる超難解依頼専門取り扱い業者団体。通商“裏ギルド”の経営をこなしながら。
ひたすら機を待っていたときに現れた青年は、あらかさまに訳ありで――?
美少女女将の、問答無用の森への討ち入りが始まります!
※2024年2月2日〜 全9話、1章分を毎朝6:00に更新します。
※2章以降はストックができ次第、章ごとに更新したいと思います。
※エブリスタでも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 10:24:40
19343文字
会話率:40%
真夜中、コトコトとクレヨンたちが動きます。
月明かりの下、おしゃべり。らくがき──けれど、二本に折れた青色双子がぽつり、とつぶやきました。
『どうやったらあの子、まんべんなく私たちを使ってくれるのかしら』
のっぽの色、おちびの色。みんな
で、うんうん考えます。
さてさて、出せた答えは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-12 10:47:08
2911文字
会話率:32%
真夜中、海辺を走る青年は、突然耳にした美しい歌声に導かれるように堤防へと向かう。そこには、月明かりを浴びながらひとりで歌う女性がいた。彼女の姿は小柄でありながら、その歌声は圧倒的な存在感を放ち、やがて彼の目に映ったその姿は、人間のものではな
かった。
青年は驚きながらも、彼女に引き寄せられ、やがて彼女と共に歌い始める。その歌声に包まれ、彼は次第に彼女の不思議な世界に飲み込まれていく。だが、女性は突如として海へと飛び込み、青年もまたその後を追う――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 12:40:00
794文字
会話率:0%