【2014年に投稿した〝アゾット ―女神創造計画― の全面改稿作品です。一から書き直しをしているので、内容は異なります。(物語の流れ、登場人物、結末等の骨子は変わりません)】
石油資源が突如として枯渇し、いとも容易く世界は崩壊した。
生活基盤を失い、途方に暮れる人類の前に突如現れた夢のエネルギー増幅結晶体《アゾット結晶》。その研究のために、人類は持てる力を振り絞って世界五か所に実験都市《アイランド》を作り上げる。しかし、アイランドは大きな問題を抱えていた。
一番目の実験都市《アイランド・ワン》へ、全アイランドの統括管理をしている非政府機関〝スピネル〟の治安維持部隊員として、〝千寿幹耶〟は、特殊な能力を持つ『アンジュ』のみで構成された清掃部隊(スイーパー)の一員として配属される。その主な任務はアイランドを狙うテロリストの殲滅、そしてアゾット結晶により生み出される〝ポリューション〟と呼ばれる怪物の除去だった。
配属初日に大型ポリューションとの戦闘を経験した幹耶は、それが何かしらの目的の為に、人為的に製造された物であった事を知る。
幹耶たちは調査を進めるうちに、頻発しているテロとの関連性や、巨大民間軍事企業〝アーマード・エレメント〟。そしてアゾット結晶に関する、非人道的な実験を繰り返して解体されたはずの〝バルミダ機関〟が関与している事を突き止めた。
複数の勢力による思惑が絡み合う中、幹耶たちが事態の全容を把握する前に、アイランドの要石である《マザーアゾット》を狙った大規模テロが発生してしまう。
一勢力が《マザーアゾット》を保有する事は、世界の力の均衡を崩し、やがて大きな争いを生み出す。本当の敵も解らない中、果たして幹耶たちはこの事態を乗り越える事ができるだろうか――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-22 01:06:41
178749文字
会話率:46%
とある雇われ人が孤軍?もしくはみんなで奮闘して、自分より強い存在に抵抗するお話。
ずっと昔、マレビトと呼ばれる人間がどこからともなくやってくる世界。
彼らは巨大な力を奮って世界を救ってのける。
それ以外の人間は無力だった。ただただその
圧倒的な力に翻弄されるしかなかった。
時は過ぎる。いつしか彼らはそこから興味を失った。
文明も移り変わる。いつしか、偉大な業を人間も信じなくなってしまっていた。
そんな世界の、ある国の、政府機関に雇われた、今や数少ないマレビトと面会を行う男がいた。
内務省社会局外省人管理室技術員 裾川路郎は今日も彼らと擦れ合う日々を送っている。
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初投稿です。よろしくお願いします。
15話で一区切り、3日おきの更新を目指しています。
→20話越えは確実です(16/10/13)。ゴールに向かって頑張ります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-16 00:00:08
93681文字
会話率:17%
西暦 二千百年、世界は二分されていた。
世界政府機関「ジェネシス」と反政府組織「メシア」の対立はより激しいものとなり、全人類はどちらにつくか選択を迫られる。どちらにつくのが正しいのか、どちらが目指す世界が平和なのか、その答えを各々が考え、そ
して答えを導き出さなければならない。
世界統一規約第一条:「十八歳(高校卒業)になったら、必ずどちらかの組織に組しなければならない」
そう、この世界には自由という答えがないのだ。中立というあやふやなものは存在しない。理不尽かもしれないが、「強者に弱者は従わなければならない」これが世界の真理だった。誰しもが考えることを放棄し、強者に従属する世界。
そんな世界である事件が起きる。反政府組織「メシア」新宿支部がある学校を包囲し、邪魔者である一人の少女を学校ごと排除しようと動いたのだった。そこに居た誰しもが絶望し、諦めていた。そして、ついに少女が追い詰められたとき、その目の前に一人の少年が立ちはだかる。
「邪魔だ。おとなしくその女を渡してもらおうか」
そう言って武装した男五人が近づいてきた瞬間、少年はにやりと笑い、一瞬で無力化し武器を奪ったのだった。
「 俺は誰にも従うつもりはない。俺の邪魔をするやつは誰であろうとぶっ潰す。たとえそれが世界であろうともな」
少年は圧倒的な力で部隊を退けた。
その出来事は世界中に報道され、全人類を震撼させた。この従属するのが当たり前の世界で一つのイレギュラーが生まれたからだ。
少年と少女はお互いに契約を交わし、協力して世界を変えるための戦いへと動き出していく。
「この世界を支配する世界政府機関「ジェネシス」と反政府組織「メシア」の皆様へ。私たちはどちらにも従属するつもりはありません。ここに自治組織「エスペラント」の設立を宣言いたします」
そしてこの世界に第三勢力となるべく、一つの小さい組織が生まれた。その組織を中心に世界を革命への渦えと誘うのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-31 10:39:05
13885文字
会話率:57%
現在、宇宙人は16の政府機関と100を超えるNGOを通して地球の再生事業を援助しているが、そもそも手の届く日常を超える範囲への興味の薄い弧状列島の呑気な住人たちが、なぜ宇宙人とならざる得なかったのか。何をどうしたら人型大型ロボット兵器などと
いう与太なものを開発どころか大量生産しなければならなくなるのか。その不幸な過程の、簡単な要約である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-19 21:00:00
14897文字
会話率:0%
20XX年。日本の極東技研(通称”技研”)が高性能アンドロイドの開発に成功して以来、その影響力は世界へと徐々に広がり始めていた。彼らは高度な人工知能を持ち、人と遜色ない労働が可能なことから、世界各国はこれを迎合し、国際機人法(intern
ational android law)によって、人間に次ぐ高度知能種族としての地位を得ることになった。
しかし、アンドロイドはあくまで人間に次ぐ存在として開発され、人間と同等の権利は与えられなかった。
また彼らの人口増加により、人類が滅び、アンドロイド達が世界の覇権を握るのではないかと危惧する人々も出現し始めた。だがアンドロイドたちには、人間に危害を加える機能は付与されておらず、ロボット工学三原則に基づいて開発された極めて従順な存在であったのだが、人々はこれを信じようとはしなかった。
アンドロイドたちは政府機関や公共機関の職場、あるいは家政業などに従事することが決定され、人間の補助的役割を担うといった扱いでの運用が開始された。
その最中、アンドロイド開発の権益を拡充したい技研と日本政府は、人間とアンドロイドの共生を目的とした人工島”メガフロート”を建造。表面上は鉱物資源の採取を名目としたが、実際にはアンドロイドを人間と共生させる実験を行うのが目的で、日本近海に設けられたこの人工島へは多数のアンドロイドと人間が送り込まれ、独自の社会圏を形成していった。そして半世紀が経過した。
※1~2周間に一話のペースでの執筆となります。
投稿後、大幅な改稿を行う可能性もありますが、ご容赦ください。
用語の解説等は、随時行うつもりですが、基本的に略語(例:国際機人法=IAL(international android law))といった形で表記した上で、概説を行うのでご安心ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-13 08:00:06
32882文字
会話率:43%
ミニイベント『THE FEARFUL』の纏め。とある政府機関の依頼でモンタナ山中を訪れた謎のジャマイカ風な黒人の男は恐れなど抱く事なく、恐怖の渦中へと突き進んでゆく。田舎で起きた悍しい変死事件とその後起きた行方不明事件の真相が徐々に明かさ
れる中、彼を待ち受ける運命とは? 思わぬ再会とは? そして男の正体とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-24 02:49:49
46286文字
会話率:46%
城之内浩也とその娘が身を隠す高台。眼下には廃施設が見える。娘の腕の中には赤ん坊がいる。夜目にもキラキラと肌を耀かせ……。赤ん坊の存在はまだ社会問題となっていない。世界全体でも二十名ほどしかいないからだ。その父親とは……。
最終更新:2015-07-09 07:46:52
23766文字
会話率:68%
異能が一般には認知されていないが、確かに存在し、それを政府機関が管理しようとしている世界。
その国のとある町では、政府組織である『ピースメイカー』と、反政府ゲリラである『デイブレイカーズ』が小競り合いのようなことを繰り返していた。
これは
、その町に住むとある男子高校生と、その男子高校生を取り巻く人間との日常を描いた物語である。
※この作品はもう書き上げたものなので、基本的には忘れなければ毎日投稿するようにします。
※話の繋がりがぶつ切りのようになっているのは、元々は一本だったのを分割して投稿しているのでなってしまいました。申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-29 05:00:00
81279文字
会話率:40%
息永 抜(おきなが やはず)は20歳の女子大生。折り合いの悪かった父の死をきっかけに実家に戻り、母と二人きりの生活を送っている。
子供の頃から眠りが浅く、就寝中には必ずと言っていいほど夢を見ていた彼女は、このところ頻繁に感じるようになった既
視感を気に懸けていた。
2回生も終盤に差し掛かった11月のある日、抜はひょんな事から近所の資産家夫妻の一人息子・葦田巧造(よしだ こうぞう)と接点を持つ。
定職に就かず近隣住民から白眼視されている巧造には、実は「モニター」と呼ばれる世間には知られない本業があり、すねかじりのフリーターは仮の姿。政府機関「要秘匿特命捜査総局」の指示の下、人々の見る夢が現実世界に悪影響を及ぼす事を防ぐため、悪夢を抽出・検証し、しかるべき処置を行う陰のプロフェッショナルだったのだ。
そして彼は、抜もまた「モニター」の適性を持つ特殊な人材であると告げ、自身の所属するオフィス『レッド・シュリンプ』への入職を持ち掛けるのだった。
巧造の言葉を疑う抜は彼を気味悪がり遠ざけるが、やがて彼女の周囲で不可解な事件が起こり始めて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-26 15:57:20
29887文字
会話率:28%
テロが横行する近未来のイギリス。混迷する社会情勢の中、特殊実験群所属の殺し屋グウェン・オールズのもとに急を要するという暗殺指令が下される。標的は三人のならず者。もたらされた情報に従い、潜伏場所と思しき移民収容アパートに向かった先で、グウェン
は思いもよらぬ襲撃を受け――命からがら逃げのびた彼女は事態の真相を追って、やがて世界を巻き込む陰謀劇へと身を投じていく。政府機関、企業カルテル、マフィア、武器商人――悪人たちの数奇な運命が一夜にして交錯し、「物語」は疾走を始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-05 19:40:15
241102文字
会話率:34%
蒸気機関が発達し、さらにかつて妖怪と呼び習わされていた者達が霊異(りょうい)と呼ばれ市民権を得るようになった、大正日本に似た世界。
南雲孝仁と実の二人は、故あって帝都の一角で探偵舎を営んでいた。
閑古鳥が鳴くこともなく、そこそこ仕事に恵まれ
た二人の主な依頼人は、霊異絡みの事件を担当する政府機関霊異省の捜査官、ヒオウ。
「個人的な頼み」として様々な事件を持ち込んできた彼が、新たに持ってきた依頼とは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-25 04:20:54
2296文字
会話率:31%
有馬福祉公社
表向きには、障害者の社会的支援などを目的とした政府機関。しかし、裏の顔はテロ組織に対抗して政府が作り出した秘密機関である。
この物語は有馬福祉公社で働く大人と子どもの日常
最終更新:2013-09-03 22:03:10
37097文字
会話率:46%
化学兵器による世界大戦からおよそ一世紀が過ぎ、かつて日本と呼ばれた島国はその領土の殆どが沈み、僅かに残った大地は、人間が住める環境ではなくなった。
円型ジオフロントである【紫都】では、放射能や病に強い人間を生み出す技術が横行し、遺伝子操作に
よって自然繁殖は不可能になっていた。
ジオフロントを統治する政府機関【中央管理塔】、中央の力の及ばない第六区を統べる【神龍】、そして伝説の殺し屋【クロネコ】。
幾人もの思惑が、絡み合い、そして解けた時。彼らは何を選ぶのか。
※昔ホームページで掲載していた作品の、改稿版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-19 16:00:00
43204文字
会話率:51%
政府機関により産み出された存在である《血塗られた子供たち》は、任務と称して幼くして国益を守るために働かされていた。
ある日、《血塗られた子供たち》の一人である望月武は、VIPの護衛任務を引き受けさせられる。詳しい事情は知らされていないが
、政府上層部から命令された護衛対象の少年――桐谷たつみとわずかばかりの共同生活を送り、数日の間、彼女を護衛することであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-10 09:19:24
128086文字
会話率:48%
世界最高の学府が、日本の静岡県静岡市とは名ばかりの山奥、井川に出来たのは、今をさかのぼる事30年前。
21世紀を切り開く人材の育成を目的として開設されたこの機関は、この20年のうちに天才育成機関とかなんとか言われるほどの学園へと成長した
。 最高の教育陣、最新の教育カリキュラム、最高の施設、国連主体の運営の為に一切学費がかからない。
誰もが求める教育機関といえる。
ただし、受験のオリンピックと言われるだけの事は有る試験内容は、世界最高の入学競争倍率を誇っていた。
当然である、国連加盟国総てから受験生が集まるのだから。
学園入学試験合格と言うだけで十分なステータスとして、以降の人生の潤いになるというイワクツキのそこは、完全全寮制という古臭いシステムでありながら、毎年定員いっぱいの新入生を飲み込み、少数の卒業生を輩出している。
「ちゃんと」卒業できた少数の人間は、破格の待遇で超一流企業や政府機関に向かい入れられることは有名だけれども、一年や二年いただけの途中卒業者(退学という言葉は使われない)でも、そこいらの大学生など裸足で逃げ出す就職率を誇っている。
現代のガンダーラとも言えるこの学園に入学出来ても学び続けられるものは少ない。
あらゆる意味で。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-05-03 16:43:39
427245文字
会話率:34%
二XXX年
全てのネットワークシステムをシャットダウンさせる人間型ウイルスコード『0』が開発された。
ウイルスコード『0』は束の間にネットワークをシャットダウンさせ、経済を崩壊し、世界を壊滅状態にまで陥れた。
しかし、国際政府機関『アジェス
タ』の発足と共に研究機関は壊滅。全てが終わったかのように見えた。
だが、アジェスタが研究機関に突入した頃にはウイルスコードは逃亡していた。
時は遡り二〇一一年
落ちこぼれの少年の前に現れたのは……
未来と現代を舞台にし、悲劇の運命を打ち破る少年の戦いが始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-27 22:57:20
26119文字
会話率:40%