終わらない待ち時間、何を待っていたのか。
最終更新:2019-09-09 18:45:12
321文字
会話率:0%
『十九歳の最後の夜に、
「むらさき鏡」という単語を思い出した。』
二十歳になるまで覚えていたら死ぬという、
不吉な都市伝説を思い出して。
『わたし』は、怯えながら、
ある病院へと向かう。
その病院なら、その単語を忘れさせてく
れる。
そう、『友達の友達』が言ったから。
凍えるような黒い空の下。
病院に向かう途中で。
それから、待合室で待つ間も。
『友達の友達』は、
『わたし』に様々な都市伝説を聞かせる。
電車に体を両断されたのに、
しばらく生きていた少女の話。
医学生のブラックジョークの話。
深夜、放送が終わったはずの
テレビに映る、映像と文字の話。
殺人鬼の存在に気づかなくて助かった話と、
殺人鬼の存在に気づいて助かった話。
『わたし』は、それを耳で聞き、時には、
目の前で起こる幻として見る。
それらの都市伝説は、『わたし』の
混濁した記憶と奇妙に符合して不安にさせる。
やがて、診療を待つ時間の先で。
日付が変わり、
十九歳の最後の夜が終わる。
■ 概要補足
★題材として、実在の都市伝説を多く使用しています。
★重複投稿:
『pixiv』に同題名、同ユーザー名で第4話まで掲載済み。
なお、こちらへの投稿時にテキスト修正をしています。
・いわゆる「信用できない語り手」を主観とした、
「不安を与えること」を重視した幻視的なホラーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-30 12:25:14
29482文字
会話率:12%
■【ホラー/全9話】■A病院には奇妙な話が幾つかある。待合室のテレビが勝手に点いたり、容体が急変しそうな患者は分かるという特殊な能力を持った医者がいたり。今夜はホーリーナイト。ロウソクを灯し、さあご覧に入れる。八つに分かれた、おかしな話。全
ての鍵は、袋に入った棒のお菓子さ◇『夏のホラー2019~病院~』企画参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-23 15:09:08
6050文字
会話率:20%
母親の付き添いで病院へとやってきた俺は思わぬものを見てしまう。
最終更新:2019-08-07 12:56:52
1584文字
会話率:33%
夏のホラー2019
テーマ「病院」参加作品。
待合室で会った髪の長い女性。優しい言葉を掛けてくれる彼女は・・・。
最終更新:2019-07-26 23:40:53
2041文字
会話率:20%
いつだって病人やケガ人で混雑している病院の待合室。
苦しくても痛くても我慢して、呼ばれるまでじっと待つより他にない。
最終更新:2019-07-17 20:00:00
2382文字
会話率:15%
手術後の検査のため、病院へ通う私。
待合室で診察を待っていると不思議な雰囲気の男に話しかけられる。
それからしばらく、待合室で待っているたびにその男は現れて、決まって空いている私の横の席に座って話しかけてくる。
いつも私の少し後に来て
、後に順番が回ってくるはずなのに、検査だけの私が出てくるといつも男の姿は見えない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-15 12:00:00
711文字
会話率:52%
病院の待合室で何時間も待たされ男は苛立っていた。
呼び出されている番号は一三番。男の手持ちの番号は四五番だ。
スマートフォンを弄るのにも飽き、顔を上げた男は妙なことに気づく。
診察室に入った人間が出てこない。
それから、男はこの待合室の異常
さに気づきはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-15 11:27:48
2738文字
会話率:20%
ある小児科の待合室。そこには、幼児たちが長椅子の下を覗き込む異様な光景があった……長椅子の下に“何か”がいる……。
最終更新:2019-07-12 16:11:31
2460文字
会話率:11%
背景色とか文字色を変える方法。
なぜか夏のホラー2019にも参加してます。
最終更新:2019-07-11 20:48:39
1514文字
会話率:30%
強い風の吹く、雪が降らない街でのこと。
何十年に一度の大雪が降る夜。小さな駅の駅員が、待合室にいた男を駅舎の中に招きいれた。電車は止まり、今日はもう運転が再開する見込みはない。
今夜一晩、駅舎で過ごすことになった男は、今日のように雪のよく
降る、故郷での出来事を語り始めた。そこにはひとつの、奇妙な決まりがある。
「雪だるまを、作っちゃいけないんです」 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-23 17:40:57
2372文字
会話率:33%
転生者。これを主人公とした物語は、今や数限りなく存在する。
そんな転生者たちが、たとえば転生待ちをしていたら。
そんな待合室のような場所があったら、どんな会話をしているんだろうか。
これは、そんな転生の待合室での、とある転生者のやりとりを描
いた物語である。
友人とダベっていた時に生まれた出落ちネタを元にした話です。
ーー 以下は無断転載対策文章ですので、お気になさらず。 ーー
作者:ぷちミント
初回投稿日:2018年 12月06日 22時30分
「小説家になろう」にて掲載中。
無断転載を固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-06 22:30:17
2313文字
会話率:56%
予約制ではあるもののキラキラクリニックはかなり待たされる。
大きな病院ならある程度はしょうがないことなのだろう。
今回は診察前の待合室で起こった銃撃戦(笑)のお話。
最終更新:2018-10-08 14:10:28
705文字
会話率:62%
各五感の内、一つが氾濫した人と、最近よく最寄り駅の待合室で一緒になります。
奇行に見えた彼らの振る舞いも、可哀そうなだけに見え始め――
そして彼らは問うのです。
――あなた、以前、どこかで?
最終更新:2018-07-21 16:24:59
13234文字
会話率:15%
大学病院の医師、泰宗吉(はたそうきち)は雨の日、電車の待合室で、昔の知り合いによく似た女が座っていることに気づく。宗吉は順風満帆で医者になった訳ではない。暗い過去があるのだが、今、目の前に座っている女が、まさにその昔世話になった女と似ている
のだ。その女を見て、宗吉の記憶は遠い過去に遡る……。
全十回。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-01 09:23:55
14722文字
会話率:34%
立川勇樹(たてかわゆうき)は、関西第一大学(かんさいだいいちだいがく)アメリカンフットボール部、通称「タイガース」の、エースQB(クォーターバック)。そして、勇樹たちタイガースは、フットボールの大学日本一決定戦、「甲子園ボウル」を目下3連覇
中であり、勇樹はその甲子園ボウルに、1年生からレギュラーとして出場していた。
しかし、勇樹は他の部員たちをバカにしており、特に彼が「どうでもいい」と思っているフットボールのポジションを、「何々部隊」と、心の中で呼んでいた。
そんな中、甲子園ボウル4連覇に向け、勇樹はハードな練習をこなしていた。そして、その練習がたたり、勇樹は肩を怪我してしまう。
そんな中、勇樹は、たまたま病院の待合室で、ある女の子を見かける。そして勇樹は、その女の子に見とれ、その後その女の子の名前が「川野美沙(かわのみさ)」であることを知る。
また、勇樹は美沙が大きな病を患っており入院中であること、しかし医療の進歩で、今度の手術をすれば、病気は完治することなどを、知る。
そして、勇樹は美沙と仲良くなり、フットボールのルールについても、美沙に説明する。その時に、勇樹は自分以外のフットボールの、勇樹がどうでもいいと思っているポジションをバカにした説明をし、美沙を怒らせてしまう。
美沙を怒らせた勇樹はその晩、激しく後悔し、父にもらったフットボールの教則本やスマホを使い、フットボールについて、改めて調べる。そして、勇樹はフットボールの奥深さを、知ることとなる。
次の日、勇樹は美沙に謝り、2人は仲直りする。そして、お互いに、手術やリハビリを頑張ることを、2人は誓う。
その後、勇樹の手術、また美沙の手術は成功する。そしてタイガースも順調に勝ち進み、甲子園ボウルに、出場することとなる。
甲子園ボウル当日。美沙もその試合に応援に行くが、勇樹はその試合、レギュラーではなく控えに回される。しかし、心を入れ替えた勇樹は、腐らずに自分のできることをしようとする。そしてキックオフとなるが、タイガースはプレッシャーのため、本来の力を発揮できない。そして、そんなタイガースの雰囲気を変えるため、勇樹は試合の大事な局面で、監督にある意外な提案をし―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-21 17:00:00
42574文字
会話率:36%
交通事故で死にました。
冥界に行くまでの事務処理中に手持ち無沙汰になってしまった藤島大吾は待合室を抜け出し、周囲を散策する。しかし、管理の人らに見つかってしまう。そこで自称神に助けてもらいなんとか逃げ出すが、逃げた先は獣人が闊歩する異世界だ
った。しかも自分は若くして心臓病で死んだカミル=クロンプトに転生していた。
これはこれで結果オーライかもしれない。異世界で出会った人々となんてことない日々を過ごしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-06 22:05:44
3595文字
会話率:48%
ある冬の日、待合室での一幕。
最終更新:2018-01-23 15:15:02
1194文字
会話率:30%
この電車が過ぎれば君に会えると信じながら、僕は蒼空を見た――
僕は電車の待合室で出会った香織に、今まで感じたことのない感情と、接点を感じていく。その日々がしばらく続き、やがて交叉する善意による事件が起こる。
最終更新:2018-01-05 03:25:19
2365文字
会話率:37%
トラックに巻き込まれて死んでしまったトモガレ・ナギサ。
彼は生前から異世界転生を待ち望んでいた青年だった。
運よく転生の待合室へと通された彼は、異世界を管理している女神さまと邂逅する。
無限の防御力!
どこまでも吸収できるスキルパワー!
癒しの力は世界随一!
無敵のチート異世界転生。ここに始まれ!!
「欲しいものは! 戦って勝ち取るんだ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-23 23:17:06
2082文字
会話率:32%