時は令和。
科学文明に支配され、夜の恐怖を克服し、人々が平穏を謳歌するその時代。
しかし、科学の光が強ければ強いほど、生み出された影は濃く、大きくなる。
その陰に潜み、現代に生きる人々を害する存在がいた。
彼らの名は“怪異”。
遥か昔から存
在し、人々と共に生き続けた伝承の存在。
科学文明が主体となり、彼らの存在が虚構のものとされたとしても、彼らは存在し続けていた。
時には人を襲い、生き血をすすり、恐怖を植え付け去っていく。
科学では太刀打ちできないその存在を相手に、勇敢にも戦い続ける者たちがいた。
現代においては不信な存在となった退治屋や祓い屋たちや神職住職エクソシストなど。
彼らの持つ霊的な力によって日本の平和は守られていた。
だが、この小説の主役は彼らではない。
夜の闇に溶け、人知れず怪異を狩る女たちがいた。
彼女らは同じ退治屋たちからも忌み嫌われる存在。
誰よりも死に近く、また何者よりも強力な怪異を狩り続ける強力な戦闘集団。
彼女たちは醜女衆と呼ばれていた。
カクヨムにも同時投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 21:29:27
11389文字
会話率:26%
アビノ王国の王子であるテオは、彼の人望に嫉妬した少年王フィリップ二世によって、謀反の罪で流刑に処されてしまう。彼は、竜の卵とともに魔物の巣窟である絶海の孤島へと流されてしまう。本来ならば絶体絶命の危機だが、竜の卵が実はただの竜ではなく龍王だ
った為に、彼は次々と魔物を配下に加えていく。フィリップ二世がそのことに気付く頃には、人間の国などでは太刀打ちできない軍事国家へと成長してしまっていた。そんな国をテオは、どんな国家へと成長させていくのかを楽しむ物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 17:17:44
31551文字
会話率:52%
虎視眈々と勤め先の財産を狙っているメイドのケリーの前に、突如現れた敵と、元々(無自覚に)敵だったお嬢様による攻防戦。
あるいは天然と悪党コンビには到底太刀打ちできない小悪党の、それでもめげない不屈の心。
最終更新:2021-12-29 15:00:02
5524文字
会話率:61%
「クビだ! ペリア・アレークト、命令に従わないお前はこの研究室に必要ないッ!」
宮廷魔術師としてこき使われてきた平民・ペリアは、傲慢上司である貴族・ヴェインの一言でクビになった。
さらに、趣味としてコツコツ作っていたゴーレムまで上司に廃棄
され、都から追い出されてしまう。
膨大な仕事量を一人でこなしてきたペリアが抜ければ、当然、研究室は機能不全を起こすのだが――
一方で、ペリアは一流の冒険者となった幼なじみと再会、さらにゴーレムを取り戻すことにも成功し、夢の実現へと近づいていく。
彼女の夢、それは――一流の魔術師でも太刀打ちできない、世界の大半を支配する巨大生物“モンスター”を倒すこと。
そして結界に閉ざされた世界を開拓し、人類が住める場所を広げ、いつか故郷に戻ることだった。
ゴーレムを使い人々を救うペリアの評判は、やがて人形魔術を馬鹿にしていたヴェインの耳にまで届く。
周囲から「君の優秀な部下はどこにいる」と問い詰められ、焦った彼は、
「仕事が回らないから戻ってくれ」
「君の活躍を僕の手柄にしてほしい」
などとふざけた要求をして、ペリアを引き戻そうとしてくる。
当然、ペリアは「今が最高に楽しいので絶対に嫌です!」と断った。
ようやく夢が叶いそうなのだ、かつての上司に構っている暇などない。
そして彼女は幼なじみやゴーレムとともに、希望に満ちた未来のために、世界を切り開く旅に出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 18:41:40
511561文字
会話率:44%
彼が目を覚ますと、そこは醜悪な魔物が跋扈する過酷な場所だった。
人類では太刀打ち出来ない魔物や危険区域、それらを生み出す感染性の“魔紅力”が蔓延る滅亡寸前の世界から元の世界へ帰る為、あらゆる苦難を必死に乗り越え、心を折られながらも仲間と
共に成長し……やがて、世界の真相へ迫ってゆく。
「本当に、異世界転移なんてしてきたのか?」
ハードもあれば、ほのぼのもありの異世界転移!!
※各話後尾の★マークは挿絵あり(自家製の挿絵)です。☆は主に前書き・後書きにて、落書きや設定画などを公開してます。
※この小説は、こちら小説家になろう様を中心に、カクヨム様でも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 20:03:12
243458文字
会話率:33%
明け方、ククジェル(シマリス)がどんぐりを集めていると銃声が聞こえた。力なく弱々しいうめき声が聞こえてきて、そこへ向かった。
そこにはガルマ(オオカミ)がいて血を流して倒れていた。
死にかけだったガルマは近くにいたククジェルを呼び止めて
「町に監禁されている、仲間たちを助けてやってくれないか」と頼みごとをする。
それを聞き入れたククジェルはその町へと向かおうとする、しかし、そのままだと人間たちに
太刀打ちできないため、森でうわさになっている精霊に魔法をもらいにくように勧める。
魔法を手に入れたククジェルは町に向かって走り出す。それは動物たちを助け出すために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-30 15:32:41
102128文字
会話率:56%
※こちらは、【縦書き観覧】を前提とした【圧縮版】となっております。
その為、連載版と被っておりますので、ご了承ください。
更新は分割連載版の各章が終了してからとなります。
●あらすじ●
神の造りし世界・クルドゥリア。
歪みを残しながら
も発展を遂げ始めたこの世界に突如現れたのが異端者と呼ばれる超人的な力を持ち、人々に危害を加える悪しき存在であった。
常人では太刀打ちできない彼らに対抗する為、ゲセブ教預言者教会は、各国の治安維持組織と協力して異端者を捕まえる為の秘密部隊『法の猟犬』を結成した。
これは、『法の猟犬』の落ちこぼれ候補生クロウとイヅナの物語……。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
@注意@
※この作品には、多少は抑えてありますが、暴力的な表現や残酷な表現、血の出る表現がございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 00:00:00
32370文字
会話率:57%
【一行でわかるあらすじ】
一度世界を救った最強の魔法少女がもう一度世界を救うお話。
【真面目なあらすじ】
新星暦75年、地球連邦政府は飛来した未知の侵略体、通称「敵星体」に既存の兵器で太刀打ちする術を持たず、内宇宙にまで進出した人類の
時代は突如として終わりを迎える。奇しくも同時期に「星の悲鳴」に応えるかの様に出現した、人智を越える力を行使できる「魔法少女」と呼ばれる存在、その中でも最強の力を持つ少女、小日向結衣の奮戦により、呼称「赫星一号」は地球への落下を免れるが、払った犠牲は決して少ないものではなかった。
それから3年後、新星暦78年。人類は束の間の安穏を手にした中で、「赫星一号」の破片及び戦った七人の魔法少女──「原初の七人」から得られたデータを元に「魔法」の絡繰を一定レベルまで解析、「呪術回路」として科学の領域にまで落とし込み、量産化することに成功する。3年前とは比べ物にならない軍備、戦力──そして、「赫星一号」の破壊により、不倶戴天の敵である「敵星体」の襲撃もまばらになった世界に、過ぎたる力である魔法少女の居場所はなかった。ほとんど一方的に除隊を通告された結衣は、その帰り道で払われた犠牲に想いを寄せつつも、街中で行き倒れていた記憶喪失の少女、スティアと出会う。金色とも銀色ともつかない髪の毛と、覗く角度で色が変わる不思議な瞳を持つスティアとの生活は、戦いに乾いた結衣の日々に彩を与える。
しかし、それこそが新たなる破滅の嚆矢であるとは、誰一人として予期していなかった。
ドレスの仕立てを覚えたことで、私たちを哀れんでくれた魔法使いはいなくなった。残されたのは、偽のドレスとガラスの靴だけ。十二時の鐘が鳴るのが先か、奴らの全てを滅ぼすのが先か。誰も、何も、知ることはなく、少女たちはただ、再び地獄を戦い続けるのだった。
※ハーメルンにも「魔法少女、クビになりました」のタイトルで投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-25 19:00:00
348194文字
会話率:27%
魑魅魍魎が跋扈する日本において、数百年に渡り妖怪退治を生業にしてきた神邊家。その神邊家の現当主である神邊裕也は退治屋の才能がまるでなかった。そのせいで裕也は四人の子供たちと神邊に集う退治人から疎まれ、蔑まれ肩身の狭い日々を送っていた。
そんな裕也は両親の墓参りの帰り道、地球外生命体の乗る宇宙船と交通事故を起こしてしまい瀕死の重体になってしまう。異星人の法で外惑星の生命体を傷つけることは極刑に架せられるほどの重罪であったため、宇宙人たちは自星の最先端テクノロジーを駆使してナノマシンを合成した特殊な粘菌を用いて、裕也に治療を施す。
裕也に施された粘菌は彼の体組織を復活させたばかりでなく、地球人の何倍もの身体能力と特殊機能を授ける。それは本来、霊能力でしか太刀打ちできない妖怪にも物理的な干渉を許すほどの絶大な力となった。
その力を使い、裕也は十数年間のうちにすっかり失われてしまった父の威厳を取り戻すために奔走する!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-15 12:00:00
71406文字
会話率:32%
バーチャル・リアリティ技術が一般化し普及した未来。
究極の娯楽を目的とし、一個の惑星を舞台として作られた‘マグナ・スフィア’は、約二十億人が生活する人工の異世界、人間が創ったもう一つの生命圏である。
ファンタジー世界の大国、’東のスメ
ラ皇国’で最強の力を誇る少女‘シノノメ’の職業は、なぜか‘主婦’である。モンスターをみじん切りに、飛竜をフライに、ゴブリンの群れはまとめて掃除してしまうシノノメには、名だたる戦士も魔法使いも太刀打ちできない。
「私ね,ずぅっと物語を楽しんでいたいの.どんなファンタジーでも,終わってしまうのって悲しいでしょ?」
そう言うシノノメは、やがて現実世界をも巻き込む巨大な悪意と対峙せざるを得なくなる。
ファンタジーが終わるときは来るのか?
彼女の強さの秘密とは?
彼女を守る機械人間は何者なのか?
失われた絆を取り戻すために、仮想世界で真実の自分を探す女性の物語。
※基本的に毎週火曜日更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-27 16:00:00
1994046文字
会話率:82%
大好きなアイドルグループのコンサートを明日に控えたサナは、その日の夜、最終確認に精を出していた。
何度も明日の持ち物を確認して、ようやく眠りに就こうとした、その時、足元に魔法陣が広がった。
すぐに異世界転移だと気が付いたが、明日のコンサ
ートを諦めきれないサナは、必死に抵抗する。
しかし抵抗虚しく、空間の中をあっという間に引き摺られていく。
その空間にいた不思議な少女が助けようと伸ばしてくれた手をがっちりと掴んだものの、太刀打ち出来ずに呆気なく異世界へと転移されてしまった。
異世界へと召喚されたサナは、王子様の勘違いと、ボロボロにされたコンサートチケットを見て発狂。
犯罪者として黒の砦と呼ばれる国へと、追放処分となった。
連れて行かれた黒の砦では、皆んな黒い服を着ており、顔や手などには黒い蔓の様な模様が描かれている。
変な国だとは思いながらも生活を始めたサナは、自分で作った回復薬を売る仕事についた。
しかし、サナが作った薬を飲んだ人が、その薬を思いっきり吹き出した。
「ブホッ!なんだ、これ。不味っ……」
聖女として召喚された筈が、犯罪者となり、追放され、生活する為に作った薬はとても不味いと言う、どうしようも無い状態のサナ。
それでも負けずに、なんとか生きていきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 20:18:48
138769文字
会話率:34%
物静かな少年、クエスタは村でも浮いた存在だ。それは皆が『統率者』などの有用スキルを授かったのに対し、彼だけが異色だったからだ。
それは侮蔑の意味を込めて「なぞなぞスキル」と呼ばれた。彼を取り巻く人々は冷たく、やがて村の生贄として選ばれ
てしまい、奈落の底へと突き落とされた。
しかしそれが彼の人生を変える、大きな転機となった。「なぞなぞ」という範疇に収まらない力は、やがて大きく成長し、何人も太刀打ちできない存在にまで至るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 21:17:56
52127文字
会話率:62%
しがないサラリーマン斉藤義房は三百匹のペット達を救助中、火事に巻き込まれて異世界へ転生していた。
モンスターテイマーの学園生、ナタク・オルナダークとして。そんな彼はモンスターと対峙する。魔物使い検定試験だ。結果はぼろ負け。
成績は最高
クラスだが、学園創立以来初の劣等生、または公爵家の失敗作と揶揄されていた。全身包帯グルグル巻きも相まって当然全学園の嫌われ者。
決して能力が低い訳ではない。修業して卓越した力が備わっていた。それでも彼が認められないのは、この世界がモンスターテイマー至上主義であるからだ。
使役出来ない者は経典によると悪魔の使い奴隷以下なのである。なので、仮にも王国四大の一角ゴルディオン公爵家二五男だが、モンスターレスというだけで生徒どころか教師にさえ人間扱いされない。
それでもナタクがここにいる理由は、ひとえに動物が好きだからだ。
だから生徒達から馬鹿にされながらもモンスター達と仲良くなることを夢見て静かに過ごしていた。
季節は冬季から春期へ入れ替わったばかりの頃、事件が勃発し始める。
純血貴族絶対主義派と名乗っている集団の暴動騒ぎだ。
神の系譜、純血ではないと、現王家に反発する分を弁えない純血派貴族達が魔物で暴動を起こす。
ほぼスーパーレアクラスで構成されていたので、使役しているテイマーの能力同期化もあって、守備兵のコモンやノーマルクラスではとても太刀打ち出来なかった。
しかし、彼らの所業が実を結ぶ事はなかった。何故なら、巷を賑わしている謎の魔物と、それを使役するダークナイトと呼ばれている謎のヒーローが暗躍しいているからだ。
そんな世間の騒動とは無縁のナタクは日々、学業以外は大抵地下のラボにいた。日課の魔物の死骸いじりだ。朝狩ってきた野生モンスターの素材となる箇所を切り取ってスキルの冷凍アイテムボックスへ保管している。
常人ならモンスターの力を使わないと出来ない狩りをナタクは単独でこなすことが出来る。
協力者白夜から研究と死霊術を伝授された。
そう、モンスターを従わせられないのなら、自分で作ればいいのだという発想のもと、魔物の素材を組み合わせて最強の人造モンスター「シルヴァーナ」を完成させる。世間を騒がしている魔物はシルヴァーナで、ダークナイトとは操縦者のナタクであった。
出来るだけ毎日更新します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 13:23:14
76726文字
会話率:44%
――――守りたいヒトたちの、守りたい笑顔の為に。
戦部戒斗は居候している記憶喪失の乙女・間宮遥や、幼馴染みのアンジェリーヌ・リュミエールとともに実家の喫茶店を手伝う日々を送っていた。
ある日、学園に通うアンジェのクラスに真っ赤な髪の
転入生が訪れる。その名はセラフィナ・マックスウェル。新しい友達が出来たと喜ぶアンジェと、そして満更でもない様子のセラ。戒斗や遥とも知り合い、そうして皆は幸せな日々を送っていた。
――――だが、その平穏な日々は何の前触れもなく崩れ去ることになる。
戒斗たちの前に突然姿を現した異形の怪物・バンディット。誰も太刀打ち出来ないまま、人々が襲われていく。
そして、バンディットは戒斗とアンジェまでもを毒牙に掛けようとした。
「…………お二人を守れるのなら。誰かの笑顔を、戒斗さんやアンジェさんの笑顔を守れるのなら……私は、戦います」
「――――チェンジ・セイレーン!!」
その瞬間――――間宮遥は人ならざる存在へと生まれ変わる。人類の進化形、乙女の秘めた可能性の具現化。人間の守護者たる、武力を司りし神の遣い――――神姫ウィスタリア・セイレーンへと。
蒼の乙女が人を超えた戦乙女へと覚醒する時、物語の歯車は回り出す。神姫とバンディット、人智を越えた超常の戦いが、今まさに始まろうとしていた――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-24 20:46:52
819481文字
会話率:42%
中学生になったばかりの主人公・魅藤凛は、物心がついた頃から自身の性に対する認識が曖昧で男性とも女性とも分からない『エックスジェンダー』という特性を持っており、故に他者に対して恋愛感情を覚えたこともなければ衣服に関しても成否に悩まされ、周囲
とは違うことに生きづらさを覚えていた。そんな中でも、幼なじみでもありクラスメイトでもある親友・片霧陽鞠は唯一の理解者であり、全てを受け入れてくれることで葛藤を抱えながらも日常を過ごすことができていた。
しかし、ある日の下校時、魅藤凛は交通事故に遭い、生死の境を彷徨う重傷を負う。
一命を取り入れた魅藤凛だったが、その日を境に人生が一変してしまった。
他人を見るとその人間の身体から溢れ出す『血の気』を視覚的に捉える力を手に入れた。それと同時に、その代償として『本物の血』を見ることで恋情のような胸の高鳴りを覚え、興奮してしまう猟奇的な性質も授けられてしまうのだった。
その猟奇的な一面は日を増すごとに高まっていき、本物の血の匂いを嗅がないと平静を保っていられない、いわば殺人欲求にまで膨張してしまっていた。
エックスジェンダーという悩みに重ねてサイコパスという精神病まで抱えていくこととなった魅藤凛は、他者に危害を与える前に自ら命を絶つことを選択する。
そんな矢先、親友が事件に巻き込まれてしまい、心に大きな傷を負ってしまう。
親友のために自死を辞め、魅藤凛は犯人捜しを始める。
捜索は難航すると思いきや、犯罪者からは一般人とは違った『血の気』が見えることに気付き、犯人を追い込むことに成功する。
しかし、相手は凶悪犯であり大人。交渉で解決も出来なければ、中学生である上に華奢な体躯では太刀打ちすら出来ない。
倫理と理性ではまかり通らない世界を目の当たりにした瞬間、自身の中である感情が開花する。
犯罪者ならば容赦などしなくて良い―――。親友の無念を晴らしたい正義感と、押さえ込むことの出来ない血を欲するが故の殺人欲求。理性と本能、純粋と貪汚が表裏する剥き出しの殺意が世に解き放たれる。
悪をもって悪を屠る。はたして、それは必要悪といえる正義なのか。それとも本能を満たすための完全悪なのか。
本能と正義に葛藤しながら犯罪者に天誅を下す、ダークヒーローがここに誕生する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-17 21:07:38
12032文字
会話率:16%
ラバントス戦争には謎が多い、特に際立つのはアトランティスだろう。
先進国の中でも国力の小さいカナリア共和国がまともに戦えたのは沢山の英雄がいたからという噂がある、例えばヴァルキリーと呼ばれた戦闘機乗りだ。彼は単騎で1つの空母を沈めたという、
本当かどうか怪しい話だがまぁそんな英雄がいなけりゃあんな国にまともに太刀打ちできなかったろうな。
え?前置きが長くて飽きてきたって?
それじゃあ始めるとするか。長く続いた戦いを見ていこう。そう、これは空を泳ぎ、海を駆ける英雄たちの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-26 22:33:41
2701文字
会話率:0%
時は西暦が終わった後の天暦250年。世界は科学技術が現在よりも発達し汎用人型機動兵器が開発されていた。さらに宇宙空間での戦闘も行われ、スペースコロニーや月面都市も開発され人口も250億人に膨れていた。
さらに国家は聖グランエル公国とヨーロ
ッパ連邦、自由革新同盟の3つの大国と100以上の小国が地球上に存在していた。宇宙空間ではコロニー統一連邦と月面都市同盟が存在し、それぞれがいがみ合い衝突していた。
さらに西暦時代と大きく違うことがある。それは動力源に原子力は使われなくなったという点にある。新型の動力源でもっとも爆発的な出力をもつアークドライブが開発されたためで、原子力程度の出力ではアークドライブに太刀打ちできない。
天暦において主力の人型機動兵器はTA通称戦術機だがさらにアークドライブを運用するために開発されたSA通称装剣機の登場によって軍事バランスが大きく変わろうとしていた。
それを開発した国家は小国とされていた日本だった。
しかし日本はすでに西暦時代の日本ではなく多民族で一応王国だったがそれも天皇家はすでに血統が絶えており、西暦時代の終わりに勢力を拡大したドイツ系日本人のキースリング・中務家が代々国王となって一応三世紀以上たっていた。
この物語は装剣機のパイロットである幸水時矢と装剣機とアークドライブの開発者である常盤玲香が日本をそして世界そのものを変えてしまう変革の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 14:18:35
34858文字
会話率:33%
かつての太平の江戸の時代は終わりを迎え、時は激動の明治。日本はまだまだ発展途上で江戸の街並みが多く残っていた。
そんな田舎の剣道娘『凛桜』(リオ)は父と共に日々、剣術修行に明け暮れていた。しかしある日、凛桜は人に仇なす異形の化け物『モノノケ
』に襲われてしまう。並の人間には太刀打ち出来ないモノノケを相手に何とか渡り合うがその巨体が繰り出す強力な攻撃によりピンチに陥ってしまう。そこに突然、白髪の青年『琉宇九』(ルウク)が現れモノノケを圧倒し撃破する。しかしその青年も人ならざる者、暗闇と共に生きる『妖怪』であった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-06 07:43:57
7078文字
会話率:46%
20XX年、世界は未知の敵に襲われた。
人類は宇宙より襲来するそれをバリアントと名付けたが、既存の兵器で太刀打ち出来ないそれの侵略に為すがままになっていた。
しかし人類は「ドレス」と呼ばれる超兵器の開発に成功、大規模な抵抗作戦によりついにバ
リアントを地球より撤退させる事に成功する。
時はさらに流れ、ドレスの技術も進歩しバリアントはもはや大きな脅威ではなくなっていた。
散発的なバリアントの侵略に対抗するドレス着用者「メイデン」の活躍は時にはドローンによって中継され、市民はそれをスポーツ感覚で楽しむようになっていた。
そんな中過去の出来事から、エースと呼ばれながらもメイデンである事を諦めていた雹堂八子は、ひょんな事から再び戦いへ赴く事になるのだった。
※ノベルアップ+にて連載中の作品となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-07 21:00:00
58997文字
会話率:48%
もののけひしめく江戸時代。
妖怪退治を生業とする祖父のもとで剣の修行に明け暮れていた若侍・仁士郎の日常は祖父討死の報せによって一変した。
仇討ちのために旅立った仁士郎だったが、力及ばず志半ばで倒れてしまう。
人の身では妖怪に太刀打ちできな
いと思い知らされた彼は、「妖化の術」を受けて半人半妖の身になることを決意した。
超人的な肉体と電光石火の剣技を武器に強大な怪異に立ち向かっていく。
ツンデレ狐娘と可憐な姫様剣士をお供に加え、目指すは当代最強と目される鬼――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-08 22:14:22
249279文字
会話率:39%