威光きらびやかなる天津皇国には、世界中の書を集めた書庫が存在する。
皇主陛下の意向によ り価値も、歴史も、正邪も問わず集められた書の数々は、今も増築され続けている巨大書庫に収納される。
ところが、分類された書物の中には普通ではないものもあっ
て。
「中の妖魔が腹を空かせた? 餓死させてしまえそんな危険物!」
「隣の本が嫌いだ!? やかましいッ、嫌なら焼き捨てるぞ!」
癖が強い、どころではない。もはや人格さえ備える妖書・奇書たちは専用の書庫をあてがわれて隔離されている。
北国の武家に生まれた飛垣兵伍は皇国蔵書館の司書となるのを夢見て首都を訪れ、そして何の因果か妖書と奇書の集う通称『封鎖書庫』の管理人として抜擢されてしまう。
これは、人智を超えた生きた書物たちと毎日のように切った張ったを繰り返す、武闘派管理人の日々の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 08:00:00
16247文字
会話率:48%
高校生のアオイは、父・健一の故郷である大間を愛し、将来は父のようなマグロ漁師になることを夢見ている。伝統的な漁師の世界に、SNSを駆使した自分らしいスタイルと、最新のAI漁業支援システムを持ち込むアオイ。その斬新な漁師像は、ベテラン漁師たち
から嘲笑の対象となる。「女にマグロ漁は無理」「遊び半分」という心ない言葉を背に、アオイはAIと父と共に漁へ出る。
AIの精密な予測とソナー、そして自動調整リールといった最新技術を駆使し、父と娘は巨大マグロとの激闘を繰り広げる。数時間に及ぶ死闘の末、二人は見事、特大のクロマグロを釣り上げることに成功する。港へ凱旋したアオイと健一を待っていたのは、大漁を祝う地元の人々と報道陣、そして、これまでの態度を改めて尊敬の眼差しを向ける漁師たちの姿だった。
アオイのSNSはバズり、彼女は一躍「時の人」となる。その活躍は、大間の町に活気を取り戻し、若い世代に漁業への新たな魅力を伝えるきっかけとなる。シーズンオフには都会に戻るアオイだが、釣りの喜びは変わらず彼女の日常に寄り添う。小さなメバルを釣り上げ、リリースする姿には、持続可能な漁業への思いと、AIと共に大間の未来を牽引する大きな夢が静かに育っているのだった。これは、伝統と革新、そして親子の絆が織りなす、新時代の漁師の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:40:25
6242文字
会話率:18%
音痴な兄ケンタとカラオケ好きな弟ハルキ。二人はミサキに憧れるも、いじめっ子たちの嘲笑に苦しんでいた。特に去年のカラオケ大会での屈辱が、ケンタの心に影を落とす。
ある日、デンモクで見つけた謎の曲**「クリア」**を選曲。歌い始めるとカラオケ
ルームの映像が歪み、光に包まれた二人は意識を失う。
目覚めると、そこは巨大な空間。メロディーの白い横棒が足場となって迫り、背後からは不気味な壁が追い立てる。歌声のピッチが重なれば足場は黄色く安定するが、外れると赤く点滅し、崩壊の危機に。ケンタの歌声が不安定な足場を作れば、ハルキが精密な歌声で安全な足場を繋げる。双子の協力プレイが始まった。
道中、ドット絵の動物たちが楽器を演奏し踊る「ハチャメチャパレード」に遭遇。「隠し音程」で**「音符の結晶」**を獲得し、パワーアップ。しかし、いじめっ子を模した不協和音の「音の塊」が立ちはだかる。
やがて空間の奥に、いじめっ子の顔を模した巨大な**「最終ボス」**が出現。ブレスのような不協和音で足場を揺らす。絶望しかけたその時、ミサキに似た光り輝く女性のシルエットが現れ、澄み切った歌声で応援する。ミサキの声に励まされ、二人は再び力を振り絞る。
曲は最後のサビへ。テンポが急加速し、足場は複雑な迷路と化す。ハルキの繊細なビブラートとケンタの力強いシャウトがボスを打ち破り、音の監獄は浄化される。自分たちの内なる「ノイズ」が消え去ったことを実感した二人は、ゴールに到達し、「フルコンボ達成!」の文字と共に現実世界へ。
達成感に満ちた二人の歌は明らかに変わり、いじめっ子の言葉はもう届かない。ケンタは翌日、ミサキに「おはよう」と声をかけ、微笑み返してもらうことに成功する。
自分たちの歌声が世界を変えることを知った二人は、文化祭の合唱コンクールでの活躍を誓う。歌による無限増殖は始まったばかり。いつかミサキが彼らの歌を聴いて微笑んでくれる日を夢見て、練習は続いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:16:37
21364文字
会話率:4%
転生する際に、何と無く面倒臭そうだからと、チート能力ではなく、緑の手を自称神様へお願いした主人公。
生まれ変わった先は、地球ではなく異世界だった。
目立ちたくない主人公が、前世の知識で無双……なんてする訳もなく、美形な家族とのんびり過ごす主
人公の元に、色々とやって来る厄介事。
大好きな家族と平穏に過ごすため、厄介事を解決しようと自分が出来る精一杯で頑張る主人公は、自称神様がくれた『緑の手』に疑問を抱きながらも、平穏を夢見て過ごしている。
そんな主人公の元に、新たな厄介事の種が訪れて……。
という第3話です。
同タイトルの3話目となりますので、ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 09:15:45
5125文字
会話率:22%
中学3年生の少年、加藤はありふれた平凡な少年であった。将来は、身の丈に合った堅実な未来を夢見ていた。
ある日、彼の居た教室で突然不可思議な現象が起こる。気が付くと、彼はクラスメイトと共に見覚えの無い場所に倒れていた。
それからの彼の人生
は、まるで彼の地の気まぐれな運命神に導かれるかのように、数奇な軌跡を辿るのであった。
※カクヨムでも掲載
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:41:32
1031688文字
会話率:24%
24歳童貞、異世界ハーレムを夢見て死亡。
気づけば、なぜか動物園のゴリラ舎。
見た目は人間、中身も人間、でも扱いは完全にゴリラ――!?
飼育員のお姉さんに片想いしながら、
「ウホォ…!(俺の尊厳が…!)」と叫ぶ日々が始まる!
転生バグから
始まる、檻の中の純愛ギャグラブコメ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:01:35
23254文字
会話率:33%
6勇者が認定された。だが、A級冒険者グレイト・ゼブラは、知っていた。この世界の勇者は自分だと、そして、6人は本来、悪党であったり、自分が得るはずだった最強の聖剣の持ち主はモブだということを知っていた。彼は、転生者でここが生前読んだ小説の世界
だと子供の頃からから知っていたからだ。6人も転生者は、原作の知識を使って、成り上がり、あるいは人生を改変していたのだ。結果として、名誉も、地位も、聖剣等も、ハーレムも、富も奪われたグレイトは、しかし、彼は怒るより、「勇者の力使って、楽に生活できてラッキーでは?」と気の合った仲間とともに、冒険者稼業を、将来のささやかな地位、財産、富、幸せを夢見て生活していた。しかし、6勇者に成り上がってしまった6人の方は・・・。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 18:34:45
76515文字
会話率:54%
老人ホームの介護士見習いとして働く日置航也はミュージシャンを夢見ているが、いまひとつ壁を突破できないでいる日々を過ごしていた。そんなある日、ひょんなことから知的障害者である海川航平と出会う。天才的な絵の才能を持つ航平との関わりで航也は音楽や
夢、家族、そして社会というものを深く考えるきっかけを得るのだが……。(第一部)
精神の障害を患っている米原一志は、同じように障害を抱えている仲間たちの集う地域活動支援センターで穏やかな日々を過ごしていた。家族や親戚に対する複雑な思いを抱いている一志は、仲間たちとの対話の中から自分の生き方や将来を見つめていく。これは回復の“その後”の物語。(第二部)
誠実な両親、優しい兄。高い知能指数を持つ中学三年生・古屋雅哉は日々を穏やかに過ごせていた。クエスチョニングの状態という悩みはあるものの、それもゲイの先輩の進藤文彦や精神科医の都雪尋との対話を重ねていく中でだんだんと落ち着いている。毎日が和やかに過ぎていく中、雅哉は“親とうまくやれていない”者たちの話を直接的にも間接的にも触れ、いつか彼らもそれを乗り越えられるといいと、傍観者の立場からそう願わずにはいられなかった。(第三部)
これは、"家族"の新しい物語。
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 18:26:01
132996文字
会話率:56%
公爵令息ロイドは、婚約者エレンシアと音楽を通じて愛を育み、幸せな結婚を夢見ていた。
しかし、バイオリン留学から戻ってきたらエレンシアが第二王子フェレウスと結婚式を挙げている最中だった。
とても幸せそうなエレンシア。どうして?なんで?
新婚
旅行から帰って来た彼女の本心を知ったロイドは、自分の自己中心性を悔い、辺境騎士団で反省を深める。
フェレウス第二王子の元婚約者、ルディリア・アマリウス公爵令嬢がロイドと婚約を結びたいと言ってきた。
どうなる?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 14:52:21
8065文字
会話率:41%
アベル王国の公爵令嬢フォラウニアは、ブルド王太子の婚約者として完璧な未来を夢見ていた。
しかし、ブルドが平民のソニアを愛妾にすると宣言し、関係は冷え切る。結婚式直前、ブルドとソニアが失踪してしまい。新たなる婚約者として、王弟殿下ロイドが浮上
するが、フォラウニアは思う。
彼はブルド殿下とソニアの失踪に関わっていないの?
真実はどこにあるの?
闇と愛が交錯する物語。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-25 21:36:01
6068文字
会話率:33%
レスティアナ・ミルデンティス公爵令嬢は、婚約者であるルード王太子の事を凄く愛していた。
共に並び立ち国を治めて…共に未来を夢見て幸せだったのだ。しかし、王立学園に入って、他の公爵令嬢がルード王太子に接近する。
ルード王太子はその令嬢達にとて
も優しくて。レスティアナは嫉妬をし、悲しくて涙を流していた。
その時。一つの出会いを果たし、その出会いから、ルード王太子と婚約を解消する事になる。
そんなレスティアナの恋と別れの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-27 16:30:05
5793文字
会話率:33%
29歳のクズニートが、今の世界に嫌気がさし
異世界転生を夢見て、飛び降り自殺を行うが、次に目を開けたら、そこは。
夢見た異世界とは少し違う、異世界だった。
そこで主人公は、自分のやれるところまで頑張ることにした。
最終更新:2025-07-20 02:00:07
4609文字
会話率:18%
ブラック企業での過労死の末、女神によって異世界『アルストロメリア』に転生した相川奏太(アイカワ・カナタ)。しかし、彼が授かった転生特典は、熱いものを冷ましたり、物の向きを変えたりするだけのスキル【逆転】だった。戦闘での使い道はほぼ皆無。「大
賢者」のような華々しいスキルを夢見ていた奏太は、絶望の淵に立たされる。案の定、冒険者ギルドでは「猫舌殺し」と嘲笑され、戦闘では役に立たない雑用係として、底辺のFランク冒険者生活を送る日々。転機が訪れたのは、絶体絶命の窮地だった。オークの群れに襲われ、全滅しかけたパーティを前に、仲間を守りたい一心から【逆転】の真の力に覚醒。それは、敵の「治癒」を「ダメージ」に反転させる、世界の法則(理)そのものに干渉する規格外の能力だった⋯折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 19:46:31
161915文字
会話率:41%
神に与えられた天職は、最も嫌悪すべき『奴隷商』だった。
本を愛し、知識の探求を夢見ていた心優しい少年、リアン・アシュフォード。彼が神託で授かったのは、人の自由を奪い、魂を踏みにじる非道な職業だった。
絶望の淵で、彼は一人の銀髪の少女「ルナ」
と出会う。初めて担当する事になった奴隷である彼女の世話をする中で奴隷商の仕事に苦しみながらも向き合おうとしていた。しかしルナとのある出来事をきっかけに己の心を凍りつかせてしまうのだった。
十年後――。
彼は冷徹な『氷の仮面』を被り、王都で最も恐れられる奴隷商として君臨していた。だが、その館は奴隷を搾取する砦ではなく、彼が過去の罪を償うための、孤独な『贖罪』の祭壇だった。
これは、最も残酷な運命を背負わされた男が、絶望の中にいる者たちに「選択」と「未来」を与えようと足掻く、魂の救済の物語。果たして彼の行いは偽善か、それとも本物の救いか。氷の仮面の下に隠された、あまりにも不器用な優しさが、やがて凍てついた世界を少しずつ溶かしていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 19:43:58
73707文字
会話率:31%
大学進学を夢見ていたサヤカは父親の会社の倒産危機の為に
政略結婚をさせられる。
嫁いだ先の家での奮闘記
最終更新:2025-07-18 18:13:20
1541文字
会話率:18%
【簡単なあらすじ】
桶職人の与吉。
彼は修行時代に出会った神秘的な女性に心を奪われていた。
その女性と再び会える日を夢見て桶作りに励む与吉であったが……。
【作品傾向】
江戸時代末期を舞台にした、一種の恋愛ものとなっています。
【参加企
画】
本作は「夏のホラー2025」のテーマ「水」の参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 10:00:00
5500文字
会話率:29%
ここは神源華、神術という力を扱える国。
古くから皇帝に仕える家系に生まれた少女、フェイツェイは、己が力のみで第一皇位継承者である幼馴染に仕えることを夢見ている。
その幼馴染が成人した時から、物語は動き出す。
最終更新:2025-07-16 20:00:00
35705文字
会話率:39%
欲望と絶望が渦巻く異世界カジノ。
人々は奇跡を夢見て列をなし、
今日も誰かが勝ち、誰かが破滅していく。
“伝説の台”カルマシンカーとなった美津子は、
人間の愚かさと孤独を静かに見つめながら、
自らの業と向き合い続ける――
地獄の繁華街で始ま
る、新たな運命の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-15 20:00:00
2221文字
会話率:28%
かつては将来を夢見ていた──
今はただ、プリンタの紙詰まりを直すだけの毎日。
28歳、くたびれた社内SE・真嶋純也。
夢も情熱も置き忘れた彼の前に、ある日突然、“誰にも見えない少年”が現れた。
茶色の猫っ毛に、琥珀色の目。
彼は純也のこ
とを「まっしー」と呼び、なぜかすべてを知っていた。
「また、誰にも言わなかったね──」
彼は誰なのか。なぜ、今、現れたのか。
失ったものと向き合うように、止まっていた人生が、静かに動き出す。
これは、夢をあきらめた男と、“見えない少年”が繋ぐ、再起動の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 20:00:00
34772文字
会話率:31%
「眠てええ……仕事やめたぃぃ!」
こうして俺は過労死により、仕事どころか人生を強制終了させられた。と思ったら転生してる!?
転生先は妹がドハマりしていたゲーム【ガチ百合ファンタジー】の、悪役モブ貴族のネル? 確か俺って女勇者(主人公
)に婚約者を奪われ、殺される……?
「こうなったら好きなだけ惰眠を貪ってやるぅぅ!」
妹は『百合の間に挟まる男は死刑!』とか訳わからんコト言ってたから、とりあえずメインヒロイン達と関わらなければいいだけだ。
シナリオなんて知らん! だらだら寝て、やりたいことやって自由に生き……あれ? 寝れば寝るほどレベルアップ? ん? 女性に貢いでもらうと新スキル習得!?
そんなこんなで将来の『ヒモ生活』を夢見て、女子にアレコレ恩を売っては貢いでもらうクズ計画を決行。
「努力しなければ強くなるとか……今までの俺の頑張りは一体なんだったんだ……」
寝ずに努力するはずの悪役モブが、欲望のままにテキトーに怠惰な生活を送ると……【中途半端なゲーム知識×勘違い×睡眠】によって、いつの間にかシナリオぶっ壊して、百合の間に挟まってました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-13 13:35:29
341043文字
会話率:35%
帝立シュピクラント高等国民教育校に通う少女「ツェツィーリア」は、
ひょんなことから食事と料理をこよなく愛する少女「トラットリア」と出会う。
目的は違えど、ともに東の島国へ留学することを夢見ていた二人は意気投合し、協力することになった。
ある
日、研究のために遠征先を探していたツェツィーリアにトラットリアが提案したのは、南の隣国にあるトラットリアの生家への下宿だった。
汽車と船で往くこと3日間、彼女の生家は島一番の大衆食堂「サルーテ」。
大忙しの店内に、今日もお腹をすかせたお客さんがやってきた。
少女は元気に声を張る。
「いらっしゃいませ!トラットリアへようこそ!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-12 12:10:44
30643文字
会話率:47%
数え切れない戦争と災厄のためわずかに生き残った人々。彼らはいつの間にか自由を奪われ、ただただ無為に日々を送っていた。そんな中、老人からアップルシードルの話を聞いたものたちが、それを自由に飲む日が来ることを夢見て、少しずつ動き出す……
最終更新:2025-07-12 02:28:45
29945文字
会話率:30%
貧乏男爵令嬢のルシアは、慎ましくも幸せに暮らしていた。
ほどほどの男性との平凡な結婚を夢見ているが、転生者チートの一種なのか、ルシアは類まれな美貌を持っていた。
その美しさのせいで子爵令息であるコールに目を付けられ、傲慢なコールの愛人の一人
にさせられるピンチに。
藁をも掴む思いで泉の女神様に祈りを捧げていたら、ルシアを追いかけて泉までやってきたコールが泉に落ちてしまい——
助けないと私が犯罪者にされちゃうじゃない!
慌てるルシアの前に姿を現したのは、なんと陽気な泉の女神様。
「あなたが落としたのはこの『金の王子様』ですか?」
貧乏令嬢だから実物を見たことはないが、目の前には金髪のイケメンな王子様(もどき)!
いやいや、この展開ってどう見ても前世で読んだ『金の斧銀の斧』だよね?
なんで斧じゃなくて人なのかわからないけど、正直に答えたらコールが戻ってくるかも?
王子様はもらっても困っちゃうけど。
コールの横暴に悩まされていた美しい転生者のルシアが、明るい泉の女神様に助けられ、幸せになるお話。
よくある『金の斧銀の斧』のパロディですが、ゆるいお話なので楽しんでいただけると嬉しいです。
アルファポリス様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 20:22:55
17674文字
会話率:29%
伯爵令嬢のロレッタは、夜会で婚約者のライナルトに婚約破棄を宣言されてしまう。
婚約自体に思い入れはなかったが、自分の家族や兄嫁までを馬鹿にされたロレッタは、思わずライナルトに飛び蹴りをくらわす。
今は淑女として振舞っているロレッタだったが、
昔はお転婆な少女だったのだ。
一方、美しい風貌と素晴らしい剣の腕を持ちながらも、女性を寄せ付けないことから『氷の騎士』と呼ばれるクロヴィスは、今日も夜会の警固の傍ら、とある女性を探し続けていた。
その強い視線を巡らせ、今夜も思い出の中の元気な少女との再会を夢見ていると、何やら婚約破棄騒動が始まり――
派手に婚約破棄をされた令嬢が、実はとっくに有望騎士の心をガッツリと掴んでいて、幸せになるお話です。
アルファポリス様にも投稿しているものと同じですが、読み切りの短編にしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 20:15:37
21744文字
会話率:27%
ある日突然、異世界に跳ばされた田中一人改めレオナルド。
彼が転生した世界は、人族と魔族が大陸の覇権をかけて争う、戦国の世界だった。
彼が神様(っぽいじいさん)から与えてもらったのは、エッチすればするほど強くなるというスキルだった。
異世界で
ハーレムを夢見ていた一人(レオン)にとっては、強くなるため、という大義名分のもと、好き放題にエッチし放題という夢の様なスキル。
ただ、このスキルは、相手から嫌われれば嫌われるほど、レベルアップする能力の値が高く、逆に、相手に好かれてしまっては弱体化する場合もあるというとんでもないもの。
このスキルを得たことにより、レオナルドの純愛路線は閉ざされた。
こうなったら、鬼畜街道を走り抜けてハーレムを作ってやる!
鬼畜で下衆でドン引きな主人公レオンに、明日はあるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-11 07:30:00
211493文字
会話率:39%