豊穣の神が営むおむすび処のメニューは1つ。店主の思い出の味のみ――。
大学進学を機に田舎から都会に上京した伊勢山莉亜は、都会に馴染めず、居場所のなさを感じていた。
とある夕方、花見で立ち寄った公園で人のいない場所を探していると、キジ白の猫
である神使のハルに導かれて、名前を忘れた豊穣の神・蓬が営むおむすび処に辿り着く。
自分が使役する神使のハルが迷惑を掛けたお詫びとして、おむすび処の唯一のメニューである塩おにぎりをご馳走してくれる蓬。おにぎりを食べた莉亜は心を解きほぐされ、今まで溜めこんでいた感情を吐露して泣き出してしまうのだった。
店に通うようになった莉亜は、蓬が料理人として致命的なある物を失っていることを知ってしまう。そして、それを失っている蓬は近い内に消滅してしまうとも。
それでも蓬は自身が消える時までおにぎりを握り続け、店を開けるという。
そこにはおむすび処の唯一のメニューである塩おにぎりと、かつて蓬を信仰していた人間・セイとの間にあった優しい思い出と大切な借り物、そして蓬が犯した取り返しのつかない罪が深く関わっていたのだった。
「これも俺の運命だ。アイツが現れるまで、ここでアイツから借りたものを守り続けること。それが俺に出来る、唯一の贖罪だ」
蓬を助けるには、豊穣の神としての蓬の名前とセイとの思い出の味という塩おにぎりが必要だという。
莉亜は蓬とセイのために、蓬の名前とセイとの思い出の味を見つけると決意するがーー。
蓬がセイに犯した罪とは、そして蓬は名前と思い出の味を思い出せるのかーー。
※アルファポリスにも掲載しています(四片霞彩名義)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 21:50:00
123301文字
会話率:50%
クリームパンは潰すものだ。
異論のみ認める。賛同は許さない。
この物語を読もうと思ってくれた君。
ありがとう。君は素敵な人だ。
既に気づいているかもしれないが、どうやらこの作品は様子がおかしい。
何より、私が変な奴だ。
これから先、理解に
苦しむ話が出てくるかもしれんが、必死についてきて欲しい。
新境地に辿り着いた時、私達は同じ景色を楽しめることだろう。
さて、軽く自己紹介をしようじゃないか。
猿鬼川 優男。ピチピチの五十八歳。
クリームパン職人を目指しながら、コンビニとメイドカフェで働いている。
夢は、パン屋を営み、可愛いSTAFF達を沢山雇う事だ。
もちろん、可愛ければ男でも構わない。
気になる奴は、今すぐ求人サイトをチェックしてくれ。
もし見つけたら、詐欺だから気をつけろよ。
最後に一つ。
私は、神出鬼没の不審者と噂されているらしい。
ブックマークを推奨するぞ。
では、物語で会おう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 08:00:00
5699文字
会話率:24%
嘉元十五年、外患内憂の大遼帝国。皇帝は身分を問わぬ最高学府「天璇書院」を再興し、全国から才覚ある若者を集める。
貧しき寒村から都へ上った平民少年・李俊は、天性の術適性と強靭な信念を武器に、成長していく。
だが天璇は学び舎であると同時に、朝
廷・外戚・御史院・青山といった諸勢力が暗闘を繰り広げる帝国最大の火薬庫だった。
術と理、法と忠、正義と信念――
それぞれの“問い”が交差し、帝国の未来を揺るがす若者たちの物語が、今始まる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-02 21:20:49
5314文字
会話率:30%
ロンドン郊外に佇むクラフトン図書館には、囁く亡霊のうわさがあった。百年前に命を落とした亡命貴族の囁き。それは、クラフトン図書館の知識とひとつになったルシアン・ヴァルモンの声だった。ブラックバーン伯爵家の長女エレノアは、囁きに心を奪われルシ
アンを愛するようになる。
ある日、エレノアは舞踏会でルシアンの子孫と思われるセバスティアン・ヴァルモンと出会う。霊が見えるという彼はクラフトン図書館のうわさを聞いてエレノアに話かけたのだった。
その後、ブラックバーン伯爵が図書館の売却を検討していると聞いたエレノアは、父の書斎に忍び込む。そして、ブラックバーン伯爵家とルシアンの秘密を知ることになり――。
伯爵令嬢と亡霊のゴシックロマンス。
※執筆時にCopilotを使用しています。主に細部の調整や時代背景の整合性、詩の原案、描写の提案、作中に登場する書籍の提案
※この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
●この作品は日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト2025の共通文章に着想を得て創作したものです。
●本作はpixivとエブリスタでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 18:02:42
31478文字
会話率:47%
高校生のリオン、キラ、エイト、アオが屋上でサボって話すのはTmitterで出回ってる〝ニセモノ〟のこと。
リオンにじっと見つめられたキラが問いかける。
「リオン、中の人変わった?」
■1955年黒い沼の出現から始まる異界寄生生物の侵食を
8千字以下で書く短編ホラー【それ】シリーズ#11
※この作品はCC BY-NC 4.0ライセンスで提供されています。このライセンスのコピーをご覧になるには、https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/ にアクセスしてください。
※エブリスタ、星空文庫、noteにも公開折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 17:36:46
2197文字
会話率:61%
孫の康夫が精神病院に入院した。記憶をなくし、言葉も喋れず、服の着方も食事の仕方も忘れたと言う。その後無事に記憶を取り戻したが、康夫のように振る舞うそれは康夫ではない何かだった。
■1955年黒い沼の出現から始まる異界寄生生物の侵食を8千
字以下で書く短編ホラー【それ】シリーズ#10
※この作品はCC BY-NC 4.0ライセンスで提供されています。このライセンスのコピーをご覧になるには、https://creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/ にアクセスしてください。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-11-17 19:44:33
7151文字
会話率:31%
「何だ?この頭が悪そうな生き物は…」
そう口にしたのは、今日から義兄となるクライヴ…
アンベール伯爵家の一人娘、シャルロットは8歳の時、継母と義兄が出来た。
兄であるクライヴの第一印象は最悪。それでも兄妹になったのなら、仲良くしたいと歩
み寄るシャルロットだったが、クライヴは塩対応。
もう、この人はそういう人なんだと諦めて過ごしていたある日…両親が急死した。シャルロット20歳前日のことだった。
悲しむシャルロットにクライヴは「大丈夫、貴女には私がいます。一人じゃありませんよ」と優しく抱きしめてくれた。
悔しいが、その一言に救われた気がした。
これを境に二人の関係は少しずつ変化していく…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 14:30:00
40395文字
会話率:46%
悪の軍団ワルイドンが宇宙の彼方からやって来た。
彼らの悪事を止めるため、無着色戦隊イロナインは戦う!
最終更新:2025-06-01 20:47:09
1372文字
会話率:25%
地球に惑星侵略軍団ノットルが襲来した! 天才科学者の宇狩博士はひとりの若者とスーパーロボット、カリテンダーに地球の命運を託し出撃させる!
でも、カリテンダーはレンタル品だ。返却忘れにはご注意を!
最終更新:2025-05-04 21:06:04
1724文字
会話率:43%
宝島ユウは、異界の女神に召喚され邪悪なドラゴンを倒して欲しいと無茶振りされたあげく剣一本と最低限の情報のみ持たされて一方的にドラゴンのもとに送り込まれてしまうという夢を見る。
最終更新:2025-05-03 18:14:25
3164文字
会話率:32%
スキル『ハイシン』のせいで婚約破棄&侯爵家追放されるもリスナーが増えるとスキルレベルも上がりスパチャが貰えるようになる。通貨が違うから現金が投げられない?大丈夫、現物が送れますよ。塩、砂糖、胡椒こんな安い物でも喜んでくれるの?推しのVTub
erに200円投げたってスルーされ他のリスナーからはバカにされるのに。決めた!推し変するわ!シャンプーは?化粧品は?リスナーチートで異世界で商人としてやっていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 23:15:48
49150文字
会話率:54%
魔力量の多さから王太子の婚約者の一人に選ばれていたルティナ・エングルフィールド公爵令嬢は、ある日突然魔法が使えなくなってしまった。
代わりに従妹のマデリーンが王太子の婚約者となり、ルティナは婚約破棄されてしまう。
しかし、実はルティナの魔力
を奪ったのはマデリーンだった。
マデリーンの悪意に気付かないまま領地に帰ったルティナを優しく迎えたのは、ーーー長年塩対応の義弟スノウだった。
幼い頃は仲がよかったのに、ルティナが王太子の婚約者として城に上がってからは一転して冷たくなった義弟。
王家のお茶会では『王太子にまとわりつく義姉様はまるで蛾のよう』と言われ、手紙の返信も事務的だった。
そんな義弟の邪魔にならないように新しい縁談を探すルティナに、なぜかスノウが求婚してきてーーー!?
「これからはもう遠慮はしません、義姉様。僕はずっとあなたが好きだった」
実は幼い頃からずっと一途に義姉を愛していたスノウが、婚約破棄されたルティナを溺愛する物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 20:00:00
109466文字
会話率:35%
水戸場と言う男となら、共に地獄に堕ちても構わない。あの時そう思ったのだ。お前の居ない地獄はつまらないだろう、と。
光に陰る血の散った美しい顔を見て、早池はそう強く思った。
最終更新:2025-05-29 23:12:04
3788文字
会話率:59%
世界は色で階級を決められる。白は尊く、黒は忌色。
会社員だった早池はある日突然、水戸場と言う名の男と共に異世界へと召喚された。召喚早々、切り捨てられる寸前で生き延びた早池は、“聴き壁”という謎のスキルを持っていた。話を聴けば聴くほど力を
増す盾となる謎すぎるスキルであった。
忌色と呼ばれる黒を持つ、異例の勇者として選ばれた水戸場と共に、鎖国している妖精国メルクトへ仲間と共に赴くこととなる。勇者一行の壁役を務めることとなってしまった一般人すぎる黒を持つ女、早池が、人間に門戸を開かぬ妖精王が治める妖精国へと旅立つ話。
※全二十三話となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 19:12:11
103427文字
会話率:68%
細越沢みつみは長年の友人と別れたのち、ある惑星へと突然転移した。惑星ディノス。その星の一国、獣人が収める国、エルドリアノスに誘拐同然で科学技術により連れてこられた。自分の置かれた立場は、彼らの母星でもあるアースに住んでいた一部の人間しか持ち
得なかった能力、心理潜航(スフィアダイブ)を行える事。自身の異能を知りもしなかったみつみは、相棒として虎獣人のヒューノバーと共に心理潜航を行い、人の心を暴くことになる。決して開くべではない、心の秘密を。
ついでに、ヒューノバーの番として彼と関係を深めろと命じられたが、どうやって? 異星での前後不覚のもふもふ恋物語。
カクヨムで先行投稿しています。https://kakuyomu.jp/works/16817330656788317640折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-19 14:19:28
291127文字
会話率:71%
野十先輩が神に立ち向かう作品。
最終更新:2025-05-29 21:06:56
2155文字
会話率:73%
子爵令嬢リシーラは、チェンジリングに遭ったせいで、両親から嫌われていた。
そのため、隣国の侵略があった時に置き去りにされたのだが、妖精の友人達のおかげで生き延びることができた。
その時、一人の騎士を助けたリシーラ。
妖精界へ行くつもりで求婚
に曖昧な返事をしていた後、名前を教えずに別れたのだが、後日開催されたアルシオン公爵子息の婚約者選びのお茶会で再会してしまう。
問題の公子がその騎士だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 18:49:01
100620文字
会話率:28%
居酒屋の息子に転がり込んできた、分不相応な男爵位。
ちょっぴりナイショの猫耳メイド、相棒のエリスさん。
小さいながら海産資源の豊かな領地と、気の良い領民。
諸事情から、たった2人の領地運営が開始したのです。
最終更新:2025-05-28 18:20:53
3298文字
会話率:46%
天気が良いからお昼休みは職場近くの東雲公園へ行った。
ベンチに腰掛けてコンビニ弁当を食べる、まさにその時。
その眼前に光を放つ魔法陣が出現。
転移してきたのは、少々どころじゃなく着崩れた女騎士。
あちこち防具を剥ぎ取られ……
つまり、見た
ところ「クッ殺さん」だった――――!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-28 12:22:09
31338文字
会話率:45%
それは、2度目の転生のエピローグ――――
今度こそノーミスで攻略するため再出発。
ふたたび宇宙人に支配されたディストピア。
こどものころに熱中し、真横から見ていた既知の世界。
横スクロールシューティングゲームに瓜二つの世界だ。
ここまで
の流れは変えられなかった。
人類の存亡を賭けて、泣きべその女神と作った攻略法。
託したのは、連絡員だった青年・翔。
そして女神と同化していた右城双葉。
因縁浅からぬ2人の若者だったが……
⚠ 単体では意味を持たないシリーズ作品の後日談です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-31 19:43:51
5012文字
会話率:36%
塩対応で有名な、塩谷悠里《しおやゆうり》くん。
いつも人に囲まれている人気者で、お人形さんみたいな、白くて整った顔。その美しい容姿と、冷たい性格でこの学校では有名な人物。
佐藤紗友《さとうさゆ》、塩谷くんとは対照的、目立たない方だとい
う自覚がある。
塩谷くんは人気者で目立つから、私が一方的に知っているだけで、憧れたりはしない。
だって、自分とは、違う世界の人だって分かってるから。
でも、そんな地味な私の後ろの席が、塩谷くんの席。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 17:27:42
9406文字
会話率:47%
辺境の単調な塩採掘任務は、血と土埃が舞う地獄と化した。異常な魔力上昇が、悍ましく歪んだゴブリンソルジャーの群れと、エリアを統べる「異形」のボスを引き寄せたのだ。希望は容赦なく打ち砕かれ、仲間の無残な骸が累々と転がる絶望的な撤退戦。若き騎士ケ
イは、騎士の魂とも言える剣を犠牲に、血路を切り開く。だが、迷宮の非情さは魔物だけではない。大地が咆哮し、全てを蹂躏する激しい地震が発生! 混乱の中でケイが目撃したのは、過去の「デジャブ」と重なる破滅の光景――「津波が来る」。これは天変地異か、それとも迷宮の意志か? 生き残れる保証はどこにもない、過酷な生存劇が今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 18:00:00
143733文字
会話率:32%
WEB作家OLの鶴(つる)と、ギャル小学生の千恵(ちえ)の年の差イチャイチャほんわかしんみり日常もの百合ラブコメディです。
(ふたりのイチャイチャは回を増すごとに少しずつ増えて行きます)
【注:最初の方は千恵がわりと塩対応です。千恵はツン
デレなのでどうかご了承ください】
1話完結のお話でどこからでも読み始められます。
(最初にプロローグを読んでいただけると、物語への理解がより一層深まりますので、ぜひご一読ください)
それぞれのお話は、1話1000字以内に収められています。
(1話ごとのお話ですが、多分、必ず3分以内に読めると思います。下手をすれば、1分掛からないかも)
尚、時系列はバラバラとなっています。
※極まれに性的描写がありますのでご注意ください(あと、プロローグで下品な下ネタがあります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 07:10:00
96537文字
会話率:47%
お話の最初↓
過去、酷い目にあったことがトラウマでひきこもり、学校に行けなくなった冬樹が、兄が通り魔に刺され入院したことをきっかけに外に出た時、謎の化け物アヴァに襲われ、それを魔法少女と名乗る、舞という少女に助けられたことをきっかけに、冬樹
やその周囲の色んな人達の人生がどう変わるか、という話です。
一応主人公は冬樹ではありますが、メイン的な立ち位置ではなく、主にこの人視点で進むよ、と言った感じなので、明確な主人公はいません。強いていえばみんな主人公です。
全然メインキャラクター死にます。
友達とやっているうちよそのセルフ二次創作・魔法少女軸の話です。二次創作ですが、うちよそで制作協力の友達に許可を貰ったのでオリジナルとさせていただいています。
専門用語ゴタゴタの超難解システムです。
キャラクター提供・制作協力(敬称略)
塩、ぴぴヶ原門三郎、ミ=ゴ、ぴえん折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 15:00:00
21111文字
会話率:37%
海辺の町・燈陰町――そこに遺る廃塩田跡では、戦禍と赤潮病が奪った人々の影が、今も潮風に紛れて彷徨っている。
幼い娘を失った“母”は、千年潮柱を祀る旧工場に籠もり、七刻灯し続ければ魂を呼び戻せるという土俗信仰に縋った。夫代わりの弟が残した詩「
潮繭」と、娘が最後に握っていた翡翠歯車だけを手掛かりに――。
登場人物紹介
母 (燈守の女) ―
娘 (澪・享年七) ―
弟 (塩硝子細工師) 母の実弟で、潮硝子と詩を遺した職人。嵐の夜に港で命を落とし、詩「潮繭」が物語の鍵を握る。
面の童女 (潮狐童) ―
翁・媼 (塩祖の老支配人) ―折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 00:56:45
5005文字
会話率:15%
仕事帰りのサウナ、そこで出会ったのは美しい少女だった。
最終更新:2025-05-16 14:59:25
2695文字
会話率:8%
ダンジョンが出来た、それも世界中に。世界規模で困惑と騒動が巻き起こる中、興味本位でダンジョンを探すと意図も容易く見つけてしまう。そして惹かれるがままにダンジョンに入り、モンスターと戦い、いつの間にかダンジョン探索にハマっていた。変わりゆく世
界の中でダンジョンを探索し続け、いつの間にか世界でトップクラスのダンジョン探索者になっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-17 23:51:50
59809文字
会話率:27%
一月一日というめでたい始まりの日に俺は生意気な後輩と何故か七輪を囲んでいた。
最終更新:2022-02-23 21:49:45
3206文字
会話率:69%
仮面を被り、声なき王座に座す存在。
その名は──ヴェルミエ。
彼は“音”を喰らう。声、旋律、涙の震え──人間のすべての記憶と感情の“響き”を料理し、味わい、収集する。
喰らうだけではない。
ヴェルミエは音を調理する。
悲鳴を煮込み、怒りで
燻し、絶望で塩を打つ。
そうして完成する旋律の刃を、彼は美しいと笑う。
武器は音圧。衝撃は和音。破壊は調律された芸術。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-16 14:04:22
1603文字
会話率:0%
塩八病院の臨床検査技師・緑は、健診に訪れた男性・犬崎の異変に気づく。だが、同僚の小田は「検査技師の仕事は“診断”ではなく“気づきと報告”だ」と冷静に告げ、緑の暴走を止める。
その数日後、犬崎は激しい肩の痛みで救急搬送される。あの日の異変が
予兆だったのではないか――そう感じた緑は、検査データに隠れた“見えない病”の可能性を探る。そして、小田もまた自らの信念に従い、医師の反発を受けながらも真実へ迫っていく。
診断権のない技師たちが、己の職責と矜持をかけて“救えるはずの命”に挑む――
これは、臨床検査技師たちの静かな闘いの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-15 21:00:00
12082文字
会話率:45%