リエこと鷹野里英子は、大学進学をせず高校卒業と同時に結婚し、幸福な生活をしていた最中に夫が職場で不可解な事故を遂げ、十九歳で未亡人となってしまった。泣き暮らしていたところへ彼女の両親が来て実家に連れ戻そうとするがリエ拒否して自活を始めた。
ミサこと多奈部美早は、高校で無二の親友だったリエのことを心配して会いに来ると、そこで初めてリエのこれまでの行動と動機を聴き出せて、大いに共感する。
ミサは高校の時に酒場のステージに立ち唄っていたことを学校から問題視されたり、歌唱と容姿のためレコード会社から誘われてアイドル歌手はごめんだと断ったり、その後は大学進学して仲間を集めバンド結成すると人気を博していた。
リエは亡き夫の職場の先輩から性的関係を求められて拒絶、同じころミサは他のバンドのヤンキーから暴力的に言い寄られたが撃退、二人は男性への不信から結束するようになる。そしてミサのバンドから怪我で離脱したメンバーの代役をリエが務めて成功したので正式に参加する。
働きながらアパートの契約切れで転居先を物色するリエだったが、会社勤めの夫が居ないことで断られる連続だった。ミサは元々「女は損」と言っていたが、このことから再認識し、それなら自分の実家に空き部屋があるから間借り人として一緒に住もうと提案し、リエも同意する。
もともと人気者だったミサだが、真の理解者がいない孤独を感じていて、高校の時に理解者だったリエが同居して話し相手となったことを歓んだ。
そんなとき、怪我で離脱していた元メンバーが、ミサのファンでライブの常連客だった十六歳の女子高生をオートバイの二人乗りで事故死させ自らも重症を負うという事件が発生する。
悪評が立つことをミサの機知が防いだものの、そのやり方はリエの夫の事故死で原因を有耶無耶にした会社のやり方と同じようなものだから、リエを傷つけたはずだとミサは悩む。
また死んだ女子高生の母親が次のライブのチケットを購入したため、何が意図なのかとバンドとライブハウスの関係者たちは不安になる。
そこへ、亡き女子高生の妹の小学生が尋ねてきて、リエに声をかける。リエが柔らかい物腰で話を聞くと、その子の家庭はかなり深刻なことになっているらしかった。
そこで話し合った結果、リエの提案をミサは受容れることにする。そして…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 18:10:42
37134文字
会話率:74%
銀河鉄道『異世界行き』。
チケットを手にしました。
最終更新:2024-05-15 00:11:54
200文字
会話率:0%
今、売れに売れている3人のバンド(ジャイル)の出した曲はすべてが、オリコン入り。
1万人収容の超大型会場も、売り出すやいなやチケットは完売。 高音の声、相反する低音で力強く響く声。この対のハーモニーの中間のキーで上手くバランスをとる三人の声
は、聞くものに絶頂感をもたらす。もちろんそれに加えて彼らの外見も多くのファンを魅了している要素の一つだ。
だが、彼らの裏の顔は死刑囚だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 13:28:16
10553文字
会話率:28%
本当に私が今度の全米チャンピオンタイトル戦の挑戦者に選ばれたんですか」
私は女子プロレスラーの竜胆遥。
遂に全米チャンピオンと闘える。
「今度の全米チャンピオンタイトル戦で負けてくれないか。つまり八百長をしてくれ」
喜んだ矢先にマフィアの
本部ビルに拉致されて、幹部から八百長を持ち掛けられた。
「八百長をしろですって。ふざけないでよ。絶対にお断りよ」
「我々の命令に従わなければ生命の保証は無い」
「・・・・分かったわよ」
マフィアの構成員達から銃口を向けられたので、仕方なく承諾した。
何とか解放されたが、もちろん八百長なんかするつもりは無い。
最強の女子プロレスラーになるのが幼い頃からの夢だ。
やっと全米チャンピオンになるチャンスが巡ってきたんだ。
八百長なんて冗談じゃない。
マフィアなんかに私の夢を潰されてたまるか。
絶対にドタキャンしてやる。
試合直後の航空機のチケットを購入した。
逃走用のレンタカーも用意した。
後は試合で勝って、日本に逃亡するだけだ。
私の実家は戦前からの武闘派ヤクザだ。
たとえマフィアでも簡単に手が出せない筈だ。
試合に勝利して全米チャンピオンのタイトルを獲得した。
着替えもしないで、レンタカーで空港に向かった。
バックミラーを見て、三台の車が追跡しているのを確認した。
「殺されてたまるもんですか」
絶対に逃げきってみせる。
「駄目だったようね」
しかし激しいカーチェイスの果てに追いつめられてしまった。
「我々マフィアを舐めるな」
「愚か者が地獄で後悔しろ」
「裏切り者が死ね」
「「「バァンバァンバァン」」」
「きゃあああ」
結局マフィアの構成員達に射殺されてしまった。
これは貴族令嬢に転生した女子プロレスラーが戦闘狂となり、異世界で大暴れする物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-22 07:57:09
47610文字
会話率:56%
「アクアリウムは踊らない」エンディングNo.5、その後のお話…
主人公のニコはある日、母からビアンカ水族館のプレミアムチケットをもらい、行くことになる。そこでニコはふとした拍子に海へと落っこちてしまう。そこには『真実』が隠されていて…
最終更新:2024-03-20 21:44:43
1340文字
会話率:55%
課長から一枚のチケットを受け取った彼は電車に乗って目的地へ向かう。ホールで演奏されるのは何かと待っていると、疲れのためか寝てしまった。
キーワード:
最終更新:2024-03-20 18:38:02
2085文字
会話率:6%
もしも過去に戻れるチャンスがあるなら?スポーツの世界では、たらればは通用しないが、再選択の機会があればどうする?
20年前の高校野球の地区予選。チャンスで見逃し三振の失敗が、裕太の心を今でも縛っている。ある日、未知の青年が現れ、「あなたが
変われば世界が変わる」という言葉と一枚の黒い紙きれを渡す。それは「もしもあのときに戻れたら」のチケットだが、未来にどんな影響をもたらすかわからない。裕太は葛藤の末、過去に戻り、別の道を選ぶ勇気を持った。だが、彼の行動で親友の大輝は栄光と挫折を繰り返す。その大輝もまた過去に戻る決断を迫られる。後悔と不安の狭間で、二人はどんな選択をするのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 08:20:00
5397文字
会話率:13%
これは、もうひとりの撫子がうららとして生きたあとのお話――――。
うらら・のら本編の一期と二期をつなぐ閑話シリーズの中編です。
三途の川の大渋滞を避けて、あわいの道循環バスにのりこんだ『うらら』は、拾ったチケットがバレて下ろされてし
まう。
そこで近場の町へゆきバス周遊券を買おうとするのだが、奇行の目立つ一級魔法使いプリムに、バス周遊券はひとりひとり専用のものしか売れないと言われ「自分が何者か」を確かめに黒猫占い師のもとを訪れることに。
亜空間の異世界で、うららが高慢な魔法使いプリムと師弟愛を育むまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 13:46:21
33091文字
会話率:28%
『冒険者』それは荒くれ者の嫌われ者集団、そして、世界を股にかけ、あらゆる場所を自由に冒険するそんな奴らだった。
普通の少年ダグは、そんな冒険者に憧れ、自身も冒険の世界へ身を投じる――筈だった。
あのダンジョンが現るまでは…
ダンジョンは
世界中でその姿を現し、人類に、多大な損害と、膨大な死傷者と莫大な富をもたらした。
10年後、世界にもはや冒険などなくなっていた。
人類は手に入れた「力」で無理やり開拓した外の世界に興味を示さなくなり、10年前多くの犠牲者を伴って現れたダンジョン、それを攻略する者「冒険者」という人的資源、そしてダンジョンアイテムを手に入れるため、欲望と策略の渦巻く奪い合いは、裏ルートの出現により、さらに激化していく。
ダグは、自身の目指すもの(あの頃の冒険者)さえ奪われた、そんな腐った世界で、悩み諦め葛藤し、そしてダンジョンへ挑んでいく。
ダンジョン攻略系、異能力(アイテム)ファンタジー。
「毎日連載中!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-13 12:18:31
71774文字
会話率:40%
女上司の木幡志津乃に片思いしている主人公・櫻井響は、突然別部署への異動を言い渡される。好きな人と一緒に働けなることを嘆く響。そんな彼に志津乃が送別品として贈ったのは、遊園地のペアチケットだった。
最終更新:2024-02-26 12:00:00
3856文字
会話率:24%
20XX年、あるところに住んでいる、ごくごく普通の小学六年生の女の子がたまたま、天国行きチケットを発見した
女の子は天国へ連れて行かれ、天国を治める神、「四天神」とやらに会う。
笑いあり、涙ありのドタバタラブコメディー!
最終更新:2024-02-15 22:42:15
533文字
会話率:16%
エピローグ
ボーカルがいないライブなんて経験がない。
もちろんそんなライブは聞いた事すらないが、開催する事になったのだ。
10月3日12時
ついに開場時間を迎える。
開演までは1時間。
13時の開演までに次々とお客さんがライブハウスに流
れ込んだ。
開演時間になる頃には来場者数は1000人を超えている。
急遽開催されたこのライブのために多くの人が集まってくれたのだ。
準備する時間などもなく、前売りチケットなどもない。
会場側の計らいでお客さんは無料で入場出来るライブとなったが集客する暇なんてなかったのだ。
集客用のフライヤーが配られるだけの集客のわりに、かなりの人数が集まってくれている。
このライブをする事を決めたのは8月16日
わずかな時間で準備して10月3日に開催することになった。
口コミの広まりが非常に激しく、瞬く間に広まり多くの来場者へと繋がった。
開演時間と同時に僕が挨拶をする。
『今日はお忙しい中、突然の呼びかけに応じてお集まり頂き本当にありがとうございます。
告知を満足に出来なかったにも関わらず、こんなにも多くの人にお集まり頂けた事を光栄に思い感謝でいっぱいです。』
『ボーカルのいないライブなんて聞いた事もなく、僕自身も開催して良いものなのかどうか悩みましたが、今はお集まり頂いた皆様の顔を見て開催して良かったと思っています。』
『突然の出来事により、最後までまともな精神状態を保てるかどうかわかりませんが本日は最後までお付き合いください。』
『僕達のバンドが築いてきた全てをここに置いて、解散とさせて頂きます。』
涙が溢れてきたが我慢はしない。
『今まで皆さんに応援してきて頂いた事は死んでも忘れません。
今日は皆さんがボーカルとなり、皆さんの合唱でこのバンドの築いてきた全てを彼女に届けたいと思っていますのでどうかご協力ください。』
メンバーの全員が涙を流しながら演奏を始める。
会場に来ている多くの来場者もまた、涙を流しながら合唱で歌い始める。
このライブハウスにいる全ての人が心を込めて、ワンフレーズごとに精一杯の気持ちを込めながら会場全体を包み込む演奏をみんなで奏でた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-10 23:00:00
112755文字
会話率:14%
軽いお話なので軽くお読みください。
最終更新:2024-01-22 17:37:40
2177文字
会話率:48%
北極、南極、アマゾン、砂漠、深海…世界のありとあらゆる場所にはまだ見ぬ生き物たちが今日も私たちの知らない場所で生きている。
私はそんなまだ見ぬ生き物に会いたい一心で今日も世界各地を移動する。
ある日、大学で久しぶりにのんびりと論文を読んでい
ると助手君から知らせが届く。なんでもアメリカで新種の魚が見つかったらしい。それも今まで調査をしてこなかった海域での新種の発見だ。
これは研究者として行かなくては恥だ。
私と助手君は早速、飛行機のチケットとアメリカに行くための準備をしてその日のうちに日本を出た。
…そこまでは順調だったのだ。
飛行機に乗り、新しく見つかった生き物の姿に思いを馳せていると急に飛行機が傾き、揺れ始める。
こんな事は珍しく、普段は私よりも冷静に物事を考えてくれる助手君も目に見えて狼狽しているのが分かるほどだ。そんな状況でも私は新種を見たい一心で揺れに耐えていたのだが…。
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この小説は生物観察が好きすぎる主人公によって穴が開くほど観察される魔物たちとそんな主人公に振り回される周囲の人々によって構成されています。
これをご理解の上お読みくださると嬉しいです。
それと…これを読んでこんな考察もあるのでは?と読者の方も考えてくれると嬉しい限りです。
感想にそれを書いてくれるのもいいかもしれません。見て私がニヤニヤするだけですが…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-08 16:38:33
178989文字
会話率:57%
主人公は両親に連れられ、通路が螺旋状に造られたコンサート会場へと来た。
だが、主人公は父親からの嫌がらせで、コンサートのチケットは持っていない。
父からは3日間、このコンサート会場のロビーで大人しく待つか、先に帰るかの二択を迫られた。
主人
公は先に帰ることを選択したが、その帰り道は…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-06 22:00:00
1005文字
会話率:3%
お家で一人、留守番をして眠る女の子に【添い寝屋】のチケットを見つける。もしいたらいいなって思っていたら、黒猫の子猫がやってきた。ちょっとドジでお調子者の黒猫と寂しい女の子の添い寝物語。
最終更新:2024-01-06 06:04:35
1681文字
会話率:43%
初めて孫が二人だけでやってくるため心配だけどコタツで待っているしかないお婆ちゃん。そんな時、コタツのテーブルに【添い寝屋】のチケットを見つけると、何と【添い寝屋】に添い寝の極意を教えてもらった柴犬がやってきた。今回は番外編の柴犬とお婆ちゃ
んの添い寝物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 07:55:09
1414文字
会話率:57%
'Unleash Your Luck' で電撃のような興奮が広がるオンライン宝くじの領域を探索しましょう。ここでは、ゲームのスリルが24/7アクセスと魅力的なプロモーションの利便性と融合しています。この古典的な宝くじのデジタル進化が世界中の
プレイヤーを引き寄せる理由に迫ります。
日本の 'ロト6'(Loto 6)、Eurojackpot、US Powerballなどのトップ宝くじを、デバイスの快適な場所からプレイする自由を体験し、地理的な制約を超越します。 'Unleash Your Luck' が安心なオンライン取引を導き、賞金のシームレスな請求を保証することで、チケットの心配をさよならします。
XO Lottoなどのプラットフォームが提供する紹介ボーナスからフリーベットまでのプロモーションの風景を航海し、興奮を最大限に引き出すためのインセンティブがあります。 'Unleash Your Luck' は、これらの機会を逃さずに、大勝利の可能性を高める重要性を強調しています。
このガイドは、よく選ばれる数、戦略的なゲームプレイ、および効果的な資金管理に関する知識でプレイヤーを力付けます。 'Unleash Your Luck' は興奮を抱きしめ、新しい経験を求め、ゲームのチャレンジに立ち向かうことを奨励しています。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-18 09:20:37
1462文字
会話率:0%
世界を変える発明をした兎鯽と大学の友人ベチトス(ベネレンチ・トレーズ・スリリダンテ)。
2人はたまたま貰ったチケット『パー・サムヴァルシオン』に行くためにヴェネツィアに行った。
最終更新:2023-09-22 22:37:12
5077文字
会話率:58%
この世界にはどこかに“魔法”が存在する。その場所は「魔女の劇場」。そこでは魔女が魔法を使って特別な演目を行うのだ。それはとても素敵な“魔法”のような時間。極東にある魔女の劇場、「白猫座」。白猫座の新米支配人代理兼館長代理である白埜彼方は世知
辛い現代商業主義の波にもまれておんぼろ劇場の経営に毎日楽しく四苦八苦している。今日も今日とて副館長の白亜を巻き込んでチラシの内職をしていると突然少女が訪ねてくる。少女の名は本田透火。彼女が言うには今夜開演する魔女の劇場のチケットが空を飛んで消えてしまった――!? 開場する劇場。奇妙な観客たちと到着が遅れる主演の魔女。そして、次々と泡となって消えていく観客たち…。はたして彼方たちは無事終演を迎えることができるのか? 町の片隅で起こったちょっと切なくて心が温まる魔法と人間たちの物語の開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 16:00:00
83331文字
会話率:45%
舞台俳優の高瀬臣を推している鈴花は、舞台のチケットの当選確率を少しでも上げようと日頃から信心深かった。
あるとき、仕事帰りに小さな神社に手を合わせたことで、そこの神様に家まで着いてこられてしまう。
人々に忘れられ休眠していたという神様は、鈴
花の高瀬臣を推す熱意にあてられて目覚めたということで、その影響で高瀬臣そっくりの姿をしている。
いくら推しにそっくりでも得体の知れない神様と同居なんてできないと思う鈴花だったが、「ワシを推せば願い事を叶えてやる」と言われ、チケット運を少しでも向上させたいため、神様に〝ジン様〟と名づけ、一緒に暮らすことに……。
神様✖️推し事✖️オタク女子 好きが加速するほっこり日常ファンタジー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 16:58:05
27861文字
会話率:41%
ニホン国有数の大都市オーサカンで、国際的イベントが開幕した。軟弱地盤に、チケット高額、パビリオン建設間に合わず、オマケに人手が足りす掃除も行き届かずという四重苦で、来場者は想定より大幅に少なく…
最終更新:2023-09-06 19:00:00
3852文字
会話率:79%