少年時代から、二人で目指した『最強の剣士』。
ついに約束の時が来た⋯⋯ハズだったのだが。
主人公のフェスは誰もが一目置く才能の持ち主だったが、修行にイマイチ身が入らず、停滞感を覚えていた。
一方彼と約束したアルトは、留学先でもフェスとの約
束を忘れず、自らに厳しい修行を課していた。
そんな二人が大会に出たものの、フェスは一回戦敗退。
しかし彼が知らないうちに、噂が噂を呼ぶ。
「どうやら、真の優勝者はアイツらしいぜ⋯⋯!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 23:26:03
38389文字
会話率:36%
俺、射魔《いま》エイジがロリエルフに拉致されて連れて来られたのは、中世みたいな異世界だ。
このロリエルフはリコって言うんだが、どうやら重魔術を習得できなくて、一族から絶縁され、帝都から追放されちまったらしい。
それで、帝都に返り咲くの
を俺に協力して欲しいみたいなんだが、イマイチ本気度が見えて来ない。
こいつが名誉挽回するまで、元の世界に戻してもらえない俺は、成り行きに任せるしかねーのかな?
まあ、どうせ帰り方わかんねえし、協力してやんよ!
でも、俺ってただの大学生なんだけどな?
右も左も分からない帝国を旅して、こいつのミッションをクリアして、いつの日か憧れの遼子先輩が住む日本へ戻ってやるぜ!
だが、リコが使えるのは探したいものを見つける方位魔術だけ。
本当に俺は日本に戻れるのかなあ?
◇◆◇
日本から重魔術が栄える異世界に連れてかれちゃった大学生のコミカルな冒険記です。
この作品は『カクヨム』でも連載中です。
このファンタジー小説は全7章の見込みです。
第1章:帝国東部編:完結
第2章:帝国南部編:完結
第3章:日本編:完結
第4章:帝国西部編:連載中
第5章:帝国北部編
第6章:帝都編
第7章:完結編折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-27 14:37:17
425824文字
会話率:48%
僕はスチュアート・トアルドーム。
トアルドーム国の第一王子にして王太子である。
僕には双子の姉アンジェリカ・トアルドームと2歳年下の弟であり第二王子のレーペンス・トアルドームという2人の姉弟がいる。
そして僕には侯爵家の次女オリヴィー
・ミットランという婚約者もいる。
婚約者であるオリヴィーとは10歳の頃から8年間婚約関係を結んでおり、出会った当初から愛くるしく素直で優しいオリヴィーが僕は大好きで、オリヴィーと婚約出来て本当に幸運だと思っている。
しかし、最近のオリヴィーはどこか変である。
何が変なのかはイマイチ分からないのだが、会話をしていて微妙に噛み合っていない気がしたり、オリヴィーの視線が以前と違うように感じるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-20 10:20:34
5406文字
会話率:50%
治癒魔法の使い手として神殿で働く侯爵令嬢のエリザベートは王子の婚約者だ。
パーティで婚約者のジュード王子の立太子が発表され、会場はお祝いムードだった。
しかし彼は新たなる婚約者として治癒魔法の腕もイマイチな子爵令嬢を紹介する。
子爵令嬢の
手柄を横取り?エリザベートには身に覚えがないが、婚約破棄を了承した。
そのときに救世主が一緒に帝国へ行こうと言ってくれた。
そう、帝国の皇太子………の婚約者である王女に。
王女と帝国行きを決めた瞬間からエリザベートの運命は動きだす…。
※妄想酷いので時々、辻褄が合わない文章があるかもしれません…。
※魔法の世界とかやってみたかったけど、難しいので治癒魔法以外はあんまり出てきません。
※エリザベート視点が主ですがたまに違うので読みにくいかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 09:15:56
44781文字
会話率:64%
この小説はトゥルードリーム〜努力と掴んだ夢〜につながる物語。高校1年生を目前にしている山本真由だったが、イマイチ刺激が足りていなかった。所属する部活もガチ勢がいる事なく半分遊びのような感覚で過ごしていた。しかし、1人の友人から誘われた事で
青春に対する考えはガラリと変わる!本当に過ごすべき青春は何なのか?自分にとっての楽しみは何なのか?全てがここに凝縮!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-30 00:16:35
22295文字
会話率:51%
※他4作品同時連載中です
※カクヨム、アルファポリスでも同時掲載中です
※タイトル詐欺です。超能力要素はおまけ程度です
※チート系や無双系ではありません
高坂宏彰は私立貴津学園高校 第二進学科(通称2科)在籍のちょっとオタクな2年生。
貴津学園では1科と2科、二つの学科に分かれており、学科によって制服のネクタイやジャージの色、教室の位置など、同じ学園の中でも明確に区別されている。
そして各科での一番の違いは『学内地位』だった。
1科は普通の共学校と同様に男女ともに在籍しており、ルックスが良く、スポーツが得意で明るくコミュニケーション能力が高い生徒が多い。
一方の2科は全体的に勉学は優秀だが外見がイマイチで華がなく、スポーツが苦手でコミュニケーションに難がある生徒が多い。
更に女子生徒が一名も在籍しておらず、実質男子校状態となっている。
そんな構成のためか、1科生徒の中には2科生徒を見下したり、得体の知れない集団と嫌悪する生徒も少なくなかった。
特に辻堂晴生は2科生徒を見つける度に因縁をつけてくるため、多くの2科生徒が怯えていた。
そんなある日のこと、宏彰はまたも辻堂から侮蔑の言葉を羅列されるが、ついに我慢の限界に達して友人たちとともに1科に挑戦することを決意する。
その裏で『負の記憶』を媒体とした超能力の存在も動いており――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 13:38:48
314466文字
会話率:48%
「私は、公爵令嬢レイラとの婚約を破棄する!」
舞踏会の序盤、公衆の面前で、レイラは第一王子に婚約破棄を言い放たれた。一応理由を聞いてみたが、想像通りイマイチ釈然としない。
これまで国が決めた政略結婚のため我慢してきたが、最早全てがどうでも良
くなったレイラはあっさり婚約破棄を受け入れ、優雅に一礼して大広間を去ろうとする。
しかし、レイラを呼び止める者がいた。
「レイラ嬢、貴方に結婚を申し込みたい。急で申し訳ないが、どうか私の妻になってもらえないだろうか」
これは、婚約破棄された直後に求婚された公爵令嬢の決断の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-22 20:22:50
7374文字
会話率:22%
倉内と土井はお笑いコンビクラウドとして漫才を披露するも観客の反応はイマイチ。
反応を気にしながらも漫才を続けていると突如、客席から言葉がかかる。
その時倉内と土井はどうするのか!?
最終更新:2023-03-02 19:11:56
4863文字
会話率:61%
ぼくは、フランシス公爵家家長、ビンセント。
齢(よわい)0歳。
父は、ぼくが生まれる前に亡くなった。
母上のローラは、若く美しい、王家の元お姫様。
ぼくをひとりで一生懸命に育ててくれている。
イマイチ、母上は、頼りないところもある
が、ぼくは、大切な母上をおまもりする。
その奮闘記になる。
※カクヨムにて掲載済み
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-06 08:00:00
2315文字
会話率:13%
ぼくは、フランシス公爵家家長、ビンセント。
齢(よわい)0歳。
父は、ぼくが生まれる前に亡くなった。
母上のローラは、若く美しい、王家の元お姫様。
ぼくをひとりで一生懸命に育ててくれている。
イマイチ、母上は、頼りないところもある
が、ぼくは、大切な母上をおまもりする。
その奮闘記になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-14 11:46:29
3890文字
会話率:22%
(物理的に)不器用な神様の子とその周囲の人々がわちゃわちゃする、90年代ライトノベル風味の現代ダークファンタジー。
スプラッタや、稀に同性愛表現が含まれます。
******
人間の両親と聖獣“朱雀”のミトコンドリア置換で生まれた『試
験管ベイビー』の主人公、翔。そんな彼は不器用で、能力の扱いはイマイチ。痛覚が鈍く、しかし痛いのが大好きで、自傷癖持ち。一番の友だちは、百舌鳥の寒太。
ふわふわの薄栗色の髪の毛には太いアホ毛。とても目立つワインレッドの眼は、いつも眠そう。顔付きは可愛くもなければ、男前でもない。
学校でも浮いた存在だ。
成り行きで婚約者となった未来の嫁は魔女で、超絶美人な日本×ドイツのハーフ。その嫁の使い魔は、自分が殺してしまった父親。
だが、翔は婚約者がどうも苦手だったりする。
そんな彼らに忍び寄る、他組織の影。
時に爆発を起こし、時に自分を刺したりしながら、家庭内や、自らが所属している組織内でマイペースに成長していく。……のかもしれない。そんな話。
================
『ウサギ印の暗殺屋』(連載中)の約一年半後で、
『ウサギ印の暗殺屋~13日の金曜日~』(完結済)の、ちょうど二年前の話(『ウサギ印』の親的なお話)になります。
キャラ多過ぎ! をコンセプトに書いてる話なので、キャラが多いです。
超のんびり更新なので、一気に読みたい方はブックマークに『完結後一気読み』カテゴリなどを作って、そこへ放り込んでやって下さいませー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-31 06:03:04
637786文字
会話率:38%
この乙女ゲームで悪役令嬢の末路が無傷のルートは、ヒロインがすべての攻略対象者を同時に落とす逆ハーレムルートだけ。
ならばヒロインに頑張ってもらいましょう。
悪役令嬢の婚約者=メインヒーローとなるこのゲーム。
ヒロインがあらわれるまで特定の
攻略対象者とは婚約しないよう、悪役令嬢に転生してしまったわたくしも頑張ります!
でもゲーム開始前の情報がないので、悪役令嬢が婚約した背景がイマイチわからない。
ヒロインが現れるまであと3年。強制力から逃げきれるかしら。
神様、お願いします。ギブミー攻略本!
※あくまでも素人が書いております。
特になにか専門的な知識がこの筆者にあるわけではないので、小難しい表現はできません。
凝った内容にもなりませんので期待はしないでくださいませ。
タイトル回収はかなり先になりそうです。
思い付きで書いておりますので、更新は不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-25 22:48:42
324326文字
会話率:22%
人生の半分を戦争に捧げ、戦乱の絶えなかった日本に平和を取り戻した男。陸軍元帥三根岸鴎。
彼個人は戦争を嫌い、部下を思いやり、分け隔てなく子ども達を愛する情け深い人間なのだが、それが部下達にはイマイチ理解されていなかった。
よくラノベや
漫画で物心がつく前から兵士だったり殺し屋の美少女が、平和な普通の生活に慣れなくてそのギャップに戸惑う話があるが、美少女でなく57歳のおっさんがそうなるととても情けなく見苦しいのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 15:24:12
47033文字
会話率:52%
街の小さな酒場に勤める貧民のセーラは、婚約者の王子様のご家族の誕生日パーティーに出席し、そこで彼が浮気をしていた現場を目撃してしまった。
彼に問い詰めると、元からセーラと結婚するつもりなど無く、一緒にいた女性が本当の婚約者だった事、セーラ
はただ暇つぶしに騙して遊んでいた事を伝え、大勢の貴族の前で、セーラのような汚い女と結婚などするはずもない、汚妃にならずに済んで感謝しろと馬鹿にした。
パーティー会場から逃げ出し、家で一人すすり泣き、酷く落ち込むセーラ。そんなセーラの元に、一人の女性が訪ねてくる。彼女は、自分を侯爵家に仕えるメイドと名乗り、主人である侯爵家の当主が呼んでいると伝えられた。
イマイチ信じられずも、内気なセーラには断る度胸は無く、訪問してきた彼女と共に屋敷に向かうと……なんと、侯爵家の当主であるヴォルフに、偽物の婚約者になってほしいと頼まれた!
断る事が出来ず、偽の婚約者として生活を始めたセーラ。そんな彼女は、とても温厚で優しく、偽物の婚約者なのに溺愛してくれるヴォルフに、しだいに惹かれていく。ヴォルフも実は、セーラの事を愛しているとはつゆ知らずに――
これは傷ついた一人の少女が、運命的な出会いをした優しい男性に愛され、幸せになるまでの物語。
☆こちらの作品はアルファポリス様にも投稿しております。アルファポリス様のホットランキングで最高四位、24hポイントは最高六位をいただいた作品でございます☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-06 19:15:04
125640文字
会話率:64%
女子高生・白石由希の日常は一瞬で地獄に変わった。
「あなたはこの世界を救う勇者に選ばれました」
そんな声が脳内に響いた直後、仮想世界に転移させられていたのだ。
「なにこれ...理解できないんだけど」
そこに住まう魔物に白石由希は為す
術なく嬲り殺される。そして殺されると現実世界に戻される。それを何度も何度も繰り返すのだ。心身共に限界へ達しそうになる由希にある1人の男子高生が声をかける。
「多分そのゲームは由希1人だとクリアできないようになってるんだと思う。大丈夫。僕が協力してあげるよ」
男子高生・平川穂の協力のもと、魔物を倒すことに成功する。喜ぶ由希だが、ゲームは終わらず次のステージへ進む。平川穂は由希に対して、これからも協力する代わりにある条件を提示した。
「ねぇ、僕と付き合ってよ」
いつもの日常に戻るためには仕方ないと思ってた。だけど...
「私...由希のことが心配だよ。ここのところ元気がないし、ずっと何か考え込んでる。もし悩み事があったら相談に乗るから」
壊れていく日常と膨らんでいく自分への失望感。でも、それすらもこれから続く地獄への第1歩にしか過ぎなかった。
「アハハハ!あたしは人の苦しむ顔を見るのが好きなの。お姉さんは一体どんな顔をするのか、今から楽しみで仕方ないよ!」
「妄想と現実を履き違えるな。君は僕がいないと何もできない。まさかそれを忘れたんじゃないよな?」
膝をつき絶望に項垂れてもその心に抱いた決意を失うことはない。だけど無限に続くこの生き地獄に、いつまでその虚勢を張れるのだろうか。
「役者も舞台も問題なしと...でも脚本と演出がイマイチなんだよなぁ。そうだ、いいこと思いついた」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 21:17:53
3731文字
会話率:50%
7歳になったアシュリーが神から授けられたスキルは"テイマー"、"魔法"、"料理"、"ダンジョンメーカー"。
けれどどれも魔力が少ない為、イマイチ。
というか、&
quot;ダンジョンメーカー"って何ですか?え?亜空間を作り出せる能力?でも弱くて使えない?
そんなアシュリーがかろうじて使える料理で自立しようとする、のんびりお料理話です。
アルファポリスでも掲載を始めました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 21:08:42
415543文字
会話率:44%
イマイチな感じです。5900編目はもっと頑張りたい。
最終更新:2022-11-16 20:06:55
221文字
会話率:0%
【あらすじ】
時は『西暦』という時代が失われ、様々な理由により大地の大半が水没、分断された『世界歴』
場所は極東アジアの群島国【ニホン】最大の中枢島【|辰島《たつしま》(通称:セントラル)】のお話。
【トウキョウ都ヨツヤ地区】に、木造家屋
を改造した一軒の骨董品店が建っている。
店主にして家主の男は、とある事情から一度筆を折り、生家を護るために家業を引き継いだ小説家である。
だがこの男『商売』に関してズブの素人であり、案の定、代替わりから数年で店は維持すら苦慮する経営が続いていた。
収入の為にと一念発起して作家活動を再開するも、ブランクや、一度挫折したトラウマり所為もあって、書き上がる作品は、どれも自他ともにイマイチな評価。
いよいよもって追い詰められた男は自棄酒を煽り、酩酊状態となって街を彷徨う中で、どこぞで一体の招き猫を拾い、そのまま家に持ち帰ってしまった。
ところがその招き猫、何と『神様』を自称し、喋るしヌルヌル動き回る摩訶不思議な存在だった。
神様として勤めを果たそうとはりきる招き猫。
しかし招き猫の頑張りは空回りの連続、男の受難の日々が始まる……
☆この作品は
【世界歴構想シリーズ『水没都市のオタク市場』https://ncode.syosetu.com/n9814fl/】よりも少し前
【世界暦構想シリーズ『PSBー円卓学園-』https://ncode.syosetu.com/n8211ed/ 】
および【世界暦構想シリーズ『ヒーローの居る町』http://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/1138607/】と、ほぼ同時代に位置する物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 02:11:20
68953文字
会話率:26%
青い・・・うっすらと見える視界には薄い青で満たされている。その向こうでは何かが動いているように見える。ここはドコなのだろう?
朦朧とする覚醒しきれていない意識の中で、自分が生きている事だけは認識できる。
自分の事がイマイチ思い出しきれない
青年の冒険が今こそ始まろうとしている。
多くのモノに翻弄され、自らの意思とは関係なく紡がれる壮大(?)なストーリー!に、なるかは作者次第。
ぶっちゃけご都合主義という言葉さえ生ぬるい、色々てんこ盛りの謎ファンタジーをお楽しみください。
ぜひ読んでいってください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-13 12:00:00
2914文字
会話率:5%
私は幼い頃の言動から変わり者と蔑まれ、他国からも自国からも結婚の申し込みのない、みそっかす王女と呼ばれている。旨味のない小国の第二王女であり、見目もイマイチな上にすでに十九歳という王女としては行き遅れ。残り物感が半端ない。自分のことながらペ
ットショップで売れ残っている仔犬という名の成犬を見たときのような気分になる。
兄はそんな私を厄介払いとばかりに嫁がせようと、今日も婚活パーティーを主催する(適当に)
もう、この国での婚活なんて無理じゃないのかと思い始めたとき、私の目の前に現れたのは――
※アルファポリスさまにも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 19:05:25
15923文字
会話率:51%
佐倉澪(さくらみお)は鍼灸院に勤めて3年目。
鍼灸師の資格取得を目指して学校に通いながら働いている。
院長夫妻とその息子、患者さん達もいい人ばかりで充実した楽しい毎日だった。院長の愛人が出しゃばってくるまでは。院長を金蔓としか見てない愛人。
大恩ある院長夫人の為にも何とか愛人の化けの皮を引っぺがしてやりたい!
澪は退職覚悟で愛人の不正を告発しようとするが、出勤途中の駅のホームで線路に突き落とされる。
目の前には快速電車!「イヤ…死ぬのはイヤァァァ!」
気づくと山の上。
朽ち果てた遺跡? にいて澪はボーゼン。「ここはどこ…? 私、死んだの…??」
その割には三途の川もお花畑も見えないね、どーせ死ぬならもっと夢々しい綺麗なトコで息絶えたかった…イケメンの梨状筋もっといたぶりたかったし腸腰筋グニグニしたかった…もっと輝く大腿四頭筋を愛でたかったし瘂門と風池を押したかった…あぁ愛しの鎖骨リンパに膝下リンパよ、もっとアナタ達をしっかり捉えたい人生だったわ…。
早々に人生を諦めた澪の元に武装集団が現れる。
「あ、これ死んだ。殺される。死ぬのはイヤあぁぁぁぁぁ!!(いつぶりかはわからんが2回目)」
恐慌状態の澪にギリシャ彫刻風の青年が跪き、ひとこと。
「お迎えに上がりました、救国の聖女よ」「えっと…???」
ギリシャ彫刻風の美青年ことカノン・オラクル・ラディウス曰く、ここはヴァルオード王国なる国が管理する山頂の遺跡で、近々異世界から聖女が召喚されると神託があったとか何とか。
いやいや聖女とか知らんし日本生まれ日本育ちの私からすればここが異世界だし救国とか勝手にやってて頂戴な私は愛人の不正を暴くのに忙しいの!!
でもどうやら日本には戻れなそうだし、剣と弓と魔法が全てで『癒し』と『医術』の概念がイマイチなこのメシマズな世界で、美味しいごはんとセラピーがいかに大事か広めていくのが私の役目? 愛人への復讐は後回し! 救国? そんなん知らんわ!!(数十分ぶり2回目)
幸いここは騎士団&警備隊の皆様のマッスル天国! 輝く大腿四頭筋も逞しい上腕二頭筋も揉み放題!
合谷も曲池も拇指がイカれるまで押しちゃうよ! 何ならストレッチだってやっちゃうよ!
甘いかしょっぱいかしかないお料理界に出汁の存在知らしめちゃうよ! 医食同源大事だよ! …救国? そんなん以下略(数分ぶり3回目)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 15:09:16
515621文字
会話率:39%