※他4作品同時連載中です
※カクヨム、アルファポリスでも同時掲載中です
※タイトル詐欺です。超能力要素はおまけ程度です
※チート系や無双系ではありません
高坂宏彰は私立貴津学園高校 第二進学科(通称2科)在籍のちょっとオタクな2年生。
貴津学園では1科と2科、二つの学科に分かれており、学科によって制服のネクタイやジャージの色、教室の位置など、同じ学園の中でも明確に区別されている。
そして各科での一番の違いは『学内地位』だった。
1科は普通の共学校と同様に男女ともに在籍しており、ルックスが良く、スポーツが得意で明るくコミュニケーション能力が高い生徒が多い。
一方の2科は全体的に勉学は優秀だが外見がイマイチで華がなく、スポーツが苦手でコミュニケーションに難がある生徒が多い。
更に女子生徒が一名も在籍しておらず、実質男子校状態となっている。
そんな構成のためか、1科生徒の中には2科生徒を見下したり、得体の知れない集団と嫌悪する生徒も少なくなかった。
特に辻堂晴生は2科生徒を見つける度に因縁をつけてくるため、多くの2科生徒が怯えていた。
そんなある日のこと、宏彰はまたも辻堂から侮蔑の言葉を羅列されるが、ついに我慢の限界に達して友人たちとともに1科に挑戦することを決意する。
その裏で『負の記憶』を媒体とした超能力の存在も動いており――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-26 13:38:48
314466文字
会話率:48%
そう遠くない未来、人々にとって宇宙は、未知の空間から未開の土地へと変わっていた。国家の枠組みは取り払われ、企業の台頭により巡る世界。
国と国、思想と思想の対立は企業と企業の対立と化し、結果的にだが。
世界は、再び焼かれていた。
技
術の発展により企業は人類を宇宙へと連れ、国家という枠組みは形骸化していく。国が力を持つのではなく、企業が国を支える時代が来てしまったのだ。
技術の発展は戦争の在り方も変えた。ifと呼ばれる人型兵器の登場により、現代戦の様相は大きく変化し、また規模の大きいものとなっていった。
更にBFS、バイオフィードバックシステムの登場により、本来ならば守られてしかるべき少年少女までもが一兵士として存在を余儀なくされる。
歩兵同士の白兵戦ではない。互いに機械に乗ったまま、相手の死を実感することなく、迷うことなく戦術目標を制圧していく。
それはある種理想的なシステムであり、大した訓練も無しに新兵をプロフェッショナルへ変える魔法のような存在だったが。気付いてみればそこには子ども同士が銃を向け合う地獄のような戦場が広がっていた。
2070年を舞台にした、少年と少女の物語。
とある事情からif操縦兵として従事している少年、リオ・バネットが、偵察任務の際、遺跡で得体の知れない少女と出会う。
自分という物の所在も分からない少年が、言葉も在り方すら分からない少女の手を握る。
少年と少女を中心に、焼かれた世界はゆっくりと動き出していく。
※
月間更新、大体15日前後を目安に更新しています。更新時は活動報告やTwitterでその旨を流していたり。
俗に言うリアルロボット物ですが、少しファンタジーな部分も。ロボットやミリタリー、戦争というワードにときめく人にはばっちり合うと思います。
何と表現したらいいのか悩み所ですが、web小説というよりも‘小説’が、‘物語’が読みたい、という人にも合うかなあと。好きな人は好きだろうと思われる、そんな癖の強い作品に仕上がっています多分。
御意見感想、誤字脱字などなど、気軽に報告どぞ。メッセでもコメントでも何でもどぞ。どきどきしながら確認します。
ではでは、楽しんで貰えたら幸いです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-15 19:40:41
1654803文字
会話率:35%