これは、僕が人を殺したときの話だ……。
いや、いきなりそう言われても話が頭に入ってこないかもしれないが、人を殺したこと自体は、そんなに重要じゃない。もし気が進まないなら、そいつはとんでもなくクソ野郎だったとでも思ってくれればいい。実際、
人間なんて大抵、誰かにとっては“クソ野郎”だ。僕は芸能人なんかみんなクソ野郎だと思っている。お金を持っていて、大勢に愛されているからだ。
それはさておき、問題は人を殺したそのあとだ。
死体の処理の話ではない。もちろん、それはそれで大きな問題だが、どこかの山奥に捨てるとか、風呂場で薬品を使って溶かし、少しずつトイレに流すとか、方法はあるだろう。ネットで検索してみるといい。僕は調べたことがないから知らないけど。知らないということはつまり、僕は死体を処理していないってこと。
じゃあ、死体をそのまま放置しているのかというと、それも違う。順を追って話すことにしよう。
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最終更新:2025-06-13 11:00:00
3611文字
会話率:2%
あの時、ああしていたら……。過去を変えたい。それができないなら、記憶を消したい……。思い出すたびに、声を上げたくなる……。
そういった思いは誰しもが抱えているだろう。時折嘆きはするが、折り合いをつけて生きていくものだ。
だが、その男は
よく立ち止まっていた。彼にとって、過去を思い出すことは地雷原を歩くようなものだ。ふとした時に踏み、そして悶え苦しむのだ。
ゆえに、その噂を耳にした瞬間、彼はすぐに飛びついた。
一笑に付すようなその都市伝説の内容とは、ある数字を先頭に、次に年月日と時刻、そして当時の自分の電話番号を入力すると、そのとおりに過去の自分と電話がつながるというものだった。
そして、それが本当だと知った彼は、驚きのあまり、手からスマートフォンを落としそうになった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-07-16 11:00:00
1622文字
会話率:52%
……助かった。安堵と嬉しさに体が震え、おれは思わず涙をこぼしそうになった。ヘリだ、救援のヘリが来たのだ!
おれは立ち上がり、ヘリを視界に捉えながら、まばたきを繰り返した。ああ、夢じゃない。向こうも確実にこちらの存在に気がついている。いや
、当たり前だ。石で作ったこのSOSの文字が、あの距離で見えないなら馬鹿もいいとこだ。
社会学者であるおれは、テレビやネット番組のコメンテーターをメインの仕事の他に執筆や講演会で全国を飛び回っていた。しかし、船で移動中に難破し、この孤島に流れ着いた。どうせすぐ助かるだろうと思っていたので、正確な日数は数えてはないが、数ヶ月経ったことは間違いない。
そう考えると、おれのような著名人が行方不明になったのだから、もっと早く見つけるべきだ。何をしていたんだ。と思うが、ここは抑えることにしよう。今は――と、どういうわけだ。ヘリが遠ざかっていく……。燃料切れ間近だったのだろうか。なんて無能なんだ。いや、しかし、見つかったことは間違いない。助かることに変わりはないのだ。
おれはそう考え、再び浜辺に腰を下ろした。それから待つこと二時間。思ったとおり、再びヘリがやってきた。
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最終更新:2024-06-16 11:00:00
3569文字
会話率:43%
面倒、それだった。神の元へ輪廻への魂が続々と送られて来る。洗浄するには手間も其れ也に掛るのだ。もう、至急に応援を呼ぶ事にした。だがそんな決意は応援者への報酬額の概算で、予算を軽くぶっ飛ばしてくれた。ちょっと!必至の企画書が無駄じゃない。
そ
んなこんなが出来ないなら、もう裏技でいいよね。先に現地で洗浄させよう。魂の複製をし現地にポイっとしちゃえばオッケーだし。神に成る前に遣っておしまい!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 17:48:11
308148文字
会話率:46%
「なぜ、ビデオ会議ひとつ通らないのか」──元デジタル庁職員・レオは、地域の教育現場で社会の制度疲労を目の当たりにする。
現実が変わらないなら、仮想空間で設計し直すしかない。
レオがひそかに立ち上げた実験都市の名は『CIVICA』。
AI
と市民が共に法律を作り、予算を配分し、ガバナンスそのものを“書き換える”空間。
小さな社会実験は、やがて世界中に波及し、ついには「世界政府」へと姿を変えていく。
これは、民主主義の次をコードで創ろうとした者たちの、静かな革命の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 17:00:32
5891文字
会話率:41%
世界が絶望の闇に包まれるとき、異世界の賢者たちは『救済の鍵』を呼び寄せる――その名は「勇者」
――が。
「……って、え、俺? マジで? しかも靴、片方ないし!」
突如として異世界「エルファリア」に召喚されたのは、日本のどこにでもいる高校
二年生、佐藤義夫(さとう よしお)。
見た目は平凡、スキルもなし、戦闘経験ゼロ。しかも召喚は失敗扱い。王様も神官も、「帰れないなら勝手に生きてくれ」と門前払い!
だが、義夫は挫けなかった。
「ま、やってみなきゃわかんないしな!」
――それが彼の信条。とりあえず野宿、拾った棒で戦い、盗賊に絡まれ……なぜか彼を中心に色々と巻き起こっていく。
やがて義夫は、世捨て人のような冒険者たちに出会う。
元聖騎士、元魔王の娘、冤罪貴族の盗賊――皆、訳ありすぎる連中。だが義夫の無謀でぶっ飛んだ行動力が、彼らの止まった時間を少しずつ動かしていく。
一方、世界を脅かす魔王はかつて人間だった存在。
ただ力に溺れたのではない。
ただ世界を憎んでいるのでもない。
その胸に秘められたのは、「人間と魔族の共存」という理想だった。
正義とは何か?
悪とは誰か?
この世界に「正しい答え」なんて、はじめから存在しているのか?
そんな問いに、義夫はこう返す。
「知らねーよ。まずは、やってみなきゃ始まらねーだろ?」
これは――
召喚ミスの勇者未満が、訳ありの仲間たちと共に、世界の矛盾にぶち当たりながら、
拳と魂で本当の答えを掴みに行く、無謀で痛快な冒険譚!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 10:00:00
26093文字
会話率:45%
ジャンル:ファンタジー|後宮|修仙|美女剣仙|龍族の師姉|妖艶な狐娘|必死な愛犬系男子(?)
飛空仙舟、美しすぎる女剣仙――そしてあの事件。
師匠の寝室にうっかり迷い込み、なぜか「ストッキング泥棒」の濡れ衣を着せられた俺。
……いや、濡
れ衣じゃない、あれは釣りだった!罠だ!釣り堀師尊だ!!
俺は元々、修仙小説を書いてた作者だ。
やっと完結して原稿料もらったと思ったら、まさかの過労死。
しかも目覚めたら、自分の小説の世界に――
モブ!
いや、モブどころか丹薬にされかけた仙草だったんだが!?
命が惜しい俺は、生き延びるために選んだ。
あの女剣仙の大腿(フトモモ)にしがみつくしかない!
冷たくて、プライド高くて、なのにめちゃくちゃ「釣り」好きな、あの絶世の美女――。
でも、俺には切り札がある。
《神魂融合》――!
修行をサポートしてブレイクスルーさせるのはもちろん、
ついでに肩を揉んだり、背中を叩いたり、風呂に一緒に入ったり……って、え、これ何のスキル?
修仙するって言ったのに、
毎日が修羅場(バトルフィールド)なんですけど!?
ま、いいか。
舐める(ペロる)しかないなら、全力で舐め抜くまでだ――!
俺は絶対、ペロって仙道を切り開いてやる!
ペロって新世界を掴んでやるからな!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-05 00:18:21
134415文字
会話率:30%
ある王宮で生まれた主人公は生まれた時に恋ができない呪いをかけられる。そのせいで恋愛に対してマイナスになる訳ではなく、自分ができないなら周りの恋を応援しようというそんな主人公が黒魔術を使い様々な恋愛を解決していく話です。
恋愛メインの話の中
でファンタジー要素を取りいれていて暗い話と言うよりかは気軽に読めるようなそんな作品になっているので気軽に読んでください。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-03 20:10:00
27898文字
会話率:55%
それはとある王国。
馬鹿王子が婚約者である聖女に婚約破棄を突き付けた。
聖女はその場にいた隣国の王太子と共に隣国へ渡るが、それを気に王国は衰退の一途を辿る。
聖女を蔑ろにした結果滅びる国として周りから後ろ指をさされる中、とある少女が国境を越
えた。
少女の名はリノア・フードル。
美食家と言いながら食ってるものは魔物とか猛毒の類というものは気にせず、彼女は飢饉にあえぐ国民を見捨てられず、魔物飯の普及を決意する。
「芋がないならお肉を食べればいいじゃない!」
ザマァ要素は少ないです。
聖女テンプレのアンチテーゼみたいな内容ですが、聖女テンプレを否定しているわけではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 17:46:28
12733文字
会話率:21%
ハジメが目を開けると、導きも答えもなかった。そこには、残酷な帝国に支配された国、貧しく荒廃した街、警告として吊るされた死体…そして不信の目で見つめる者たちがいた。彼は、戦争と差別、そして容赦ない圧政によって引き裂かれた土地に囚われていた。
この世界では、魔法は祝福ではなく、抑圧された者たちに刻まれる呪いであった。そこで彼は、心に炎を宿し、見えない傷を抱えた青年クローバーと出会う。血と帝国への憎しみで染まった過去を持つクローバーは、ハジメを逃れられない争い――反乱へと引き込む。
帝国の残虐さと壊れた抵抗勢力の絶望の狭間で、ハジメは選択を迫られる。自分とは無関係な物語の傍観者でいるか、それともこの知らぬ世界で居場所を勝ち取るために戦うか。彼の来訪が偶然なのか、罰なのか、それとももっと暗い何かなのかを探りながら。
「ここに存在すべきでないなら…なぜ僕はここにいるのか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 02:44:13
28989文字
会話率:43%
「書いても書いてもPV無風、ブクマなんて夢のまた夢」――そんな“オールゼロPTの王者”こと俺が、ある日ひらめいた。「誰も読まないなら、アニメ化を狙えばいいじゃない!」
このエッセイは、引き出しで眠る“燃えるゴミ寸前”の作品たちを、「未来の
素材」として再利用し、アニメ化という無謀な夢に挑む、一人の創作者の悪あがき(SDGsっぽい)記録だ。人気作品の共通点やアニメ化されやすいジャンルを徹底分析し、PVゼロの作品を“誰も見てないからこそ大胆に”ブラッシュアップする具体的な方法を、自虐とユーモアを交えながら伝授する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 23:53:17
6111文字
会話率:7%
『だからさ、八広の第一第三日曜日、俺にくれない?』
クールな美形秀才(激おも執着)× 陽気でキュートな元バスケ部員
寡黙で勉強家の大窪瑞貴(おおくぼみずき)とお洒落大好き!桜場八広(さくらばやひろ)。
二人は保育園から中学校までずーっと
一緒の幼馴染み。
高校からは別の学校に分かれてしまったけど、毎月、第一第三日曜日は朝から晩まで二人っきりで遊ぶ約束をしている。
ところがアルバイト先の先輩が愛する彼女の為に土日のシフトを削ると言い出して、その分八広に日曜のシフトを増やしてほしいと言われてしまう。
八広だって大好きな幼馴染との約束を優先してもらいたいけど、世間じゃ当然「恋人>幼馴染」みたいなのだ。
そのことを瑞貴に伝えると、「友達じゃないなら、いいの?」と熱い眼差しを向けられながら、手をぎゅうっと握られて……。
イケメン幼馴染からの突然の愛の猛攻に、八広はとまどい&ドキドキを隠せない!
瑞貴との関係を変えるのはこわい! でももっとずっと。俺が一番、瑞貴と一緒に居たい!
ノベマ!さんのBL短編コンテスト最終選考に残った作品です✨折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 22:20:00
29516文字
会話率:47%
この世界は――恋が成就しないと、崩壊する。
冴えない陰キャ男子・佐倉純は、ある日突然、世界のルールが「恋愛必須ギャルゲー」に書き換えられたことを知らされる。
導入されたのは、毒舌AIアリスによる強制恋愛サポート。タイムリミットは一週間。恋
人ができなければ、また世界が終わる。
ターゲットは、クラスのマドンナ・綾瀬ほのか。
だが彼女は「自分なんかがヒロインになれるわけがない」と、自らをヒロインに選ぶことを拒み続けていた。
想いは届かず、世界は何度も終わる。そして時間は巻き戻る。
それでも、彼女をヒロインにしたいと思った。
世界を救う条件は、恋愛フラグの成立。
だけどこれは――恋愛未満の気持ちが、やがて好きになるまでの物語。
「君がヒロインじゃないなら、俺のこの物語に、意味なんてない」
これは、ヒロインになれない女の子と、彼女を信じたい少年の、ループ型恋愛SF。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 15:49:42
24240文字
会話率:34%
ユーティア・エレミー男爵夫人は夫であるクライスト・エレミー男爵と結婚してそろそろ3年になる。エレミー男爵家は貧乏でメイドら使用人を養える財力も無いのでユーティアが家の家事を全て取り仕切っていた。
しかし夫のクライストと彼の母親でユーティアの
姑であるマレナとクライストの妹・クララはユーティアにあれこれを押し付けてばかり。とっくに我慢の限界を超えていたユーティアだが、この国は結婚して3年経過と両者の合意が無ければ離婚が認められないという法律がある。
そして3年目。ユーティアは思い切ってクライストへ離婚をしたいとはっきり申し出るがあっさりと断られてしまう。
このままではずっとエレミー家で死ぬまでこき使われる日。絶望の中取引で出会ったリューゼスト伯爵家当主で葬儀屋も経営しているマーチャドと共にユーティアはある計画を実行に移す……。
「離婚できないなら、私が死ねばいいんじゃない?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 13:06:12
16778文字
会話率:54%
唐突だが、私の人生であったことを文章化して公開しようと思う。
書こうと決めたものから書いていくので、時系列はバラバラだ。
基本的に一話完結か、そうでないなら前後編とか分かりやすくする。一人の人生の話ではあるが、適当に選んだ話だけ読んで
も問題のないような独立している話にするつもりだ。
もしも読んで楽しんでいただけたのなら、それはとても嬉しい。
主人公が作者の名前ですが、ジャンルもヒューマンドラマなように創作でございます。
※ 誤字や脱字、漢字とひらがなに助詞の使い分けなどは、気がついたら修正しています。
※ カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 17:30:15
49041文字
会話率:11%
夫の馬車が接触事故を起こした。
その際、夫が、婚前の女性を馬車に同乗させていたことが判明した。
王国では、婚前の令嬢が既婚男性と馬車を共にするのはタブーとされ、不倫を疑われる。
しかも、その女性はなんと、王太子殿下の婚約者で、将来は王妃様に
もなろうかという娘だった。
実際に、若い女性ーーそれも王太子殿下の婚約者を相手に不倫をしていた夫は、妻である私に謝るどころか、言い訳すらせずに、一緒に不倫を隠蔽するのを手伝ってくれ、という。
事故相手に渡す口止め料を工面し、さらには、馬車に同乗していたのは不倫相手ではなく、妻であるおまえだったということにしてくれ、というのだ。
もし、お金が用立てられないなら、結婚指輪を売り払え、とまで言われる始末だった。
さすがに愛想が尽きた私は、お金を用立てないばかりか、一切、口を利かないことにした。
すると、あれよあれよと言う間に、事態が転がって行き、とんでもないことにーー。
※ざまぁ系のストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-21 12:10:00
17815文字
会話率:14%
サベリア王国、この国は実力主義で多くの優秀な人材を保有しており他国から恐れられている。
そんな国でとある噂が流れた。
冒険者リリ、体術、魔術ともに天才的な才能を持ちながら名前以外の情報はほぼ皆無。
彼の者の実力は人類最強では‥
といわれる、
実の名をアベリア・スターチス公爵令嬢。
彼女は前世好きだった漫画の世界の悪役令嬢になったと気づく。
物語を変えようとするが、強制力が強く、
彼女は決断をする。
「学校に絶対いかないといけないなら、
別人としていけばいいじゃない」
冒険大好き少女が物語の登場人物を振り回していく折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 21:12:18
7891文字
会話率:26%
幼いころからの婚約者であるフルストゥルとレヴィエ
魔術大国キャシャラトの田舎でのんびりと育った自他ともに認めるぼんやり令嬢であるフルストゥルは婚約を結ぶブランデンブルク侯爵家からの要望で首都にある国一番の王立学院にぎりぎりの成績で何とか入
学し婚約者であるレヴィエと数年ぶりの再会を果たすも成長したレヴィエはフルストゥルの目の前で他の令嬢を侍らせたり、暴言を吐いたり暴力を振るおうとするその傍若無人な様に
もうそこにはフルストゥルが知る優しいレヴィエは何処にもいなかった。
ここまで蔑ろにされてフルストゥルは気づいた尽くす義理も理由もないなら正規の手続きを踏んで婚約破棄すればいいのではないかと、よしまずは証拠集めから始めましょう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 12:00:00
835407文字
会話率:57%
フローネは知ってしまった。夫、ルスヴィンが自分の親友と不倫していることを。
だがその直後、フローネはルスヴィンに言いがかりをつけられて逆に離婚のための裁判にかけると脅されてしまう。
ふたりに陥れられたことに気づいて絶望していると、かつての
幼馴染だったキールがフローネのもとを訪れる。
十五年ぶりに再会する彼は立派に成長していてフローネの苦しみを理解してくれた。
「ねえさんが幸せじゃないなら、俺が夫のかわりに幸せにする。どんな手を使っても。本気だよ」
そう訴えかけてくるキールにフローネの心は揺れる。
そして夫にひどい暴力を振るわれたあと、彼女はキールに言った。
「私の夫を殺してくださる?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-14 20:02:36
9393文字
会話率:35%
誰にも優しくされないなら、人ならざるモノくらい優しくされたいと思ったことはありませんか?
キーワード:
最終更新:2025-05-14 13:40:59
3805文字
会話率:24%
この世界は正義に殺される。
国家直属のセキュリティ機関で働いていた天才ハッカー・長谷川英人(はせがわ・ひでと)。
犯罪を監視する側にいながら、その裏で見えてしまった“消されるべき真実”――
政治、金、命。すべてが都合よく管理された腐敗の世
界に、彼は絶望する。
正義が動かないなら、自分が動かすしかない。
ハンドルネーム《0xJustice》。
世界中の犯罪者、権力者、そして“本当の悪”を暴露する匿名の黒い正義が誕生した。
彼の行動はやがて、国家を巻き込む一大事件へと発展し、
政府が放つ最強のホワイトハッカーたちとの頭脳戦が始まる。
信じていた仲間の裏切り、知らなかった過去、そしてもう一つの正義。
正義とは誰のものか。
復讐とは、何を救うのか。
天才と天才がぶつかり合う、頭脳戦×ハッキングバトル。
「静寂の反逆者」は、今、裁きを下す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-08 18:00:00
4999文字
会話率:12%
とある事情から縁談をあきらめていた公爵令嬢に持ちかけられたのは年下の訳有り名家との縁談だった。
居場所がないならつくるまで、己の価値は己で示せばよい
そんな令嬢が後に辺境の聖母と呼ばれるまでの物語
キーワード:
最終更新:2025-05-05 07:45:37
19843文字
会話率:57%