落ちているものに目が行ってしまう、捨てられない、そんな主人公あまりの話。
新卒で就職したものの入社早々仲間外れになってしまい、ゴールデンウィーク明けに退職してニートになってしまうあまり。いらないものを集める収集癖と、もったいない精神で何も捨
てられないままゴミ部屋に。異臭がすると近所から苦情が来て家から追い出される。
ホームレスになりホームレス友達もできるが、ゴミを食べたらお腹を壊して死ぬ。
異世界転生したらなにもスキルがなかったのでレイバー(賃金労働者)にさせられ便利点で、週休1日、年間休日60日で低賃金のごみみたいな労働条件で働かされることに。
最終的には経営者になりあがり、敵対する勢力に打ち勝ち、たくさんの部下を抱える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 20:50:00
147810文字
会話率:63%
前世で貧乏だった記憶を持つクリスタは、とにかく食べ物に目がない。
せっかく転生した二度目の人生、
好きなものをお腹いっぱい食べたい!
そう思ったのに、転生を自覚した直後から既にもうお腹が空いている…
こうなったら、徹底的に人生計画を
練ろう。
結婚だって手段に使ってやろう。
全ては美味しいものに溺れて生きていくために!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 19:10:00
116256文字
会話率:40%
六人兄弟の長男・ソウタは、共働きの両親に代わり、毎日弟妹の世話に追われていた。
そんなある日、弟をかばって事故に遭い、目を覚ましたソウタは、見知らぬ世界で子供の姿に転生していた。
困惑するソウタが目にしたのは、弟が夢中になっていた
“悪役扱いされる騎士団”が登場する人気ゲームの庁舎だった。
中はまるでゴミ山。部屋は散らかり放題、食事は適当、生活能力ゼロの騎士たち。
しかも騎士団に使用人はおらず、誰一人として片づけができない。
「もう、また汚して……掃除くらい自分でやんなよ! いつまで僕が片づけると思ってんの!」
ソウタはついついお兄ちゃんおせっかいが発動する。
「しょうがないな」と世話を焼くうちに、騎士たちはどこか弟たちに似ていて、放っておけない存在に思えてきて――。
なぜか“悪役”と呼ばれる騎士団で、ソウタは今日も叱って、作って、掃除をして。
異世界に転生した元・おせっかい長男が、おかんとして奮闘する、心もお腹も満たされる騎士団再生ストーリー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 18:08:08
59075文字
会話率:39%
「──ローズマリー・リィーズを国外追放とするっ」
この国の王太子で婚約者のクリストフの近衛騎士が容赦なくローズマリーを引きずっていく。
嘘を吐き、ローズマリーを貶めた公爵令嬢ミシュリーヌの唇が大きな弧を描いていた。
その光景を最後にローズマ
リーは狭い箱に閉じ込められて何も見えなくなった。
蓋をどんなに押しても叩いても、箱の中から出ることはできない。
今まで聖女として魔法樹を癒して、平民出身だからと見下されていたことに我慢していたが何一つ報われない。
ご飯がいっぱい食べられるからと聖女になったはずなのに、空腹がローズマリーを極限まで追い詰めていく。
絶望しながらも、ふと箱の蓋が開いている。
そのことに気づいた瞬間、今まで感じたことのない怒りがローズマリーの感情を支配する。
「──このクソ野郎ども! ぶっ潰してやるからな」
なんと追放先は隣国のカールナルド国王と王太子のリオネルの前だったのだ。
(あっ……わたしの人生が終わりました)
サッと波のように血の気が引いていく。
ローズマリーはぐぅと鳴るお腹を押さえて極度の空腹に絶望しながら、牢の中に投げ込まれる未来を想像していたのだが──。
*他サイトでも連載中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 18:10:00
102765文字
会話率:27%
――あっ、うふふ。ほら、触って。お腹を蹴ってるわ……。
「うおっ……夢……か……夢だあ……」
目を覚ましたおれは、そう呟き、額に滲んだ汗を手の甲で拭いながら安堵の息を吐いた。
「まただ……またあの夢だ。あの女……」
このところ
、毎晩のようにあの夢に悩まされている。すべての始まりは、あの夜だった。
夢の中で、おれは一人の女を抱いた。透き通るような白く滑らかな肌、艶やかな黒髪、吸い込まれそうな深い瞳――。現実なら誰もが振り返るような完璧な美女だった。匂いも、肌の温もりも、息遣いまでもが妙に生々しく、目覚めたあとには夢だったことを本気で残念に思い、しばらくはその余韻に浸ったものだ。
夢というのは、脳の奥底に沈んでいた記憶や意識がかき混ぜられ、表面に浮かび上がってきたものだ。だが、あんな美女と会った覚えはなく、不思議に思った。そして、もう二度と会えないのだろうとも。
しかし、それから数週間後、あの女は再び夢に現れた。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-06-09 11:00:00
3050文字
会話率:35%
下町のパン屋の娘リリシアは、継母と義妹に虐げられ、さらに長年信じていた婚約者からは「パン屋の娘など不要だ」と義妹との婚約を理由に婚約破棄されてしまう。
不幸のどん底で「もう、こんな不幸な私でいるのはやめにします!」と固く決意し、全てを捨て
て家を飛び出したリリシア。
森で途方に暮れていた彼女が出会ったのは、お忍びで訪れていた一人の美しい青年だった。
彼が、リリシアが焼いた何の変哲もないパンを一口食べるなり、なぜか毎日彼女の元へ通い詰めてくるように!?
しかも驚くことに、彼の正体は「氷の王子」「冷酷非情」と噂されるこの国の第二王子ジークフリート様だったのだ!
「君の焼いたパンがなければ、私は駄目になりそうだ。……いや、君自身が、か」
胃袋をがっちり掴まれた(ついでに心も掴まれつつある?)王子様からの、予想だにしなかった熱烈なアプローチと、とろけるように甘い過保護な溺愛に戸惑うリリシア。
パンと優しさで運命を切り開いていく、ちょっぴり不運だったパン屋の娘の、心もお腹も満たされる、甘くて美味しいシンデレラストーリー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 12:01:40
13374文字
会話率:16%
ある時、山に迷い込んだ子供がいました。
その子はとてもお腹が空いていて、体を動かすのにも苦労しました。
おまけにその子供は生まれつき体が弱かったので、辛い山での環境は子供の命を削り続けていました。
そんな時に星が山に落ちました。
少女は星
の落ちた場所へと最後の力を振り絞って向かうと、不思議な不思議な形容しがたい異形異常の生物がいました。
その生き物は子供に子供に向かって最後の力で言いました。
『食べて』
少女と生き物の望みは生きることでした。
こうして二つの子供は足りない部分を補い合って、共に行きていく事となりました。
一人で二つの子供達は、一体どんな物語を紡ぐのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 12:00:00
2233文字
会話率:10%
婚約者が浮気をしていた。それだけならまだ、きっと我慢できた。
けれどその相手が愛しい妹で、しかも彼女から腹の底ではずっと蔑まれていたと知れば話は別だった。
だから私は夫の睾丸に結紮(けっさつ)の呪いをかけることにし……。
最終更新:2025-06-01 20:26:30
3020文字
会話率:32%
浮気相手になにもかも奪われた――王宮から追いだされた妻と子は。
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹
には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。【初出 2023.02.23】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 20:00:14
104772文字
会話率:43%
――海が原町巷談図書館は、うわさの計測・収集・管理を行っております。
海が原町はうわさの吹き溜まりだ。
名物は、空鯨の潮吹き注意報。
空を泳ぐ鯨がうわさを食べにやってくる。お腹がいっぱいになった空鯨は潮を噴き、浴びた人の記憶を奪う
。
――そんな奇妙のうわさの半分は嘘で、半分は真実。
何故なら、うわさは放っておくと本当になってしまうから。
そして町で最も奇妙なうわさが集まる、海が原町巷談図書館は、それらのうわさを密かに計測・収集・管理し、空鯨と交流するために存在していた。
そんな図書館の半人前女性司書・青井は、空鯨とそれが残す「言葉の欠片」に惹かれ引っ越してきた変わり者で、「うわさ物取扱資格者」になったばかりだ。
一人前を夢見て仕事に励む彼女の元にある日、小林奏音という少女が「花火大会の前に、自分から出る恋のうわさを消して欲しい」という可愛らしい初恋にまつわる願いを持ち込んでくる。
初めて館長にうわさの管理を一任された青井は、小さい空鯨に奏音のうわさの尾ひれを食べさせて解決する。
しかし、日に日に彼女から溢れていた別のうわさは町中に広がって、やがて町に台風を呼び込んでしまい……。
お題の書き出し:その図書館には、奇妙なうわさがあった。
さなコン2025(「日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト2025」)の「さなコンN部門」応募作。
この作品はPixiv、カクヨム、ノベルエデンにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 07:12:14
9564文字
会話率:34%
農業立国にあって体が弱い王太子ヘンリーは、かねてから体力お化けの婚約者・伯爵令嬢イライザ・アッシャーのことが苦手だった。
だからある日、謁見の間で婚約破棄しようとしたヘンリーだったが、噛んだせいで「婚約者とこんにゃく破棄」だと誤解され、窮地
に追いやられる。
何故なら、この国の蒟蒻生産は全世界の95パーセントを占め、各国のダイエット需要に応え大金を稼ぐ基幹産業であり、国防の要の一つでもあったからだ。
そして王太子とアッシャー家で進めていた伝説の「黄金のこんにゃく」復活は国の悲願の一つでもあった。
王太子の身分を剥奪されたヘンリーは、王都を追放されることに。
共犯者と疑われたイライザもまた共に、名誉回復のため、誰もが納得する蒟蒻の新品種を育て上げなければならなくなった。
しかし実はヘンリーは大の蒟蒻嫌いで……。
「新品種は、蒟蒻らしくない蒟蒻にする。これは苦手な国民向けの言い訳と免罪符だ。あと医療費削減とお腹の健康」
「そんな。宗教改革は各方面に喧嘩を売って、物議を醸しますよ」
それでも真剣さに心打たれたイライザは一蓮托生を覚悟し手を携え……るうちに、婚約者の様子がおかしくなって?
蒟蒻嫌いで甘いものが好きな元王太子と、どちらも好きな令嬢の蒟蒻スローライフ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 12:12:21
18284文字
会話率:46%
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫がメイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤
ちゃんが生まれたら、殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
赤子をすり替えて、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※連載版です。短編と内容は同じですが、設定を少し変えています。
アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 07:10:00
102277文字
会話率:35%
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
誕生を祝いに、領地から父の辺境伯が訪ねてくるのを心待ちにしているアリシア。
でも、夫と赤髪のメイドのメリッサが口づけを交わしているのを見てしまい、
「なぜ、メリッサもお腹に赤ちゃんがいるの?!」
アリシ
アは夫の愛を疑う。
初恋の王子、リハルトを思い出しながら。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-23 14:29:38
4417文字
会話率:21%
「な、にを…何をしてっ…!」
――ああ…。
そんな顔をしないでください。
これは…――。
これは、貴方に対する謝罪なのです。
「何をしていると、聞いているんだ!」
今にも泣き出しそうな顔をしないでください。
でも…痛い
…。痛い…。
私は、夫である彼の目の前で…切腹をした。お腹が痛い…自分のお腹を刺したから当たり前だけど…。
「聞いているのかっ?!いや、それよりもっ…早く治療を――。」
その言葉を聞いた私は、差し伸ばされた彼の手を払った。
触られたくなかったからだ。
汚されてしまった私を…貴方は、私に何時ものように優しく…愛しく…触れようとしていたから…。
私の行動に驚いたのか、彼の差し伸ばされた手は硬直したまま…綺麗な紅い眼が見開き「何が、起こった?」と、言わんばかりの目で、私に訴えかける。
「…申し訳ご、ざいま…せん…旦那様…私の…身勝手を…お許しを…。」
私は、腹部の痛みに耐えながら…なんとか言い切ることができた。
しかし、その後の会話が覚えていない。憶えているのは、手の温もりと夫の「分かったっ…待っているっ…!」と、悲願の籠もった言葉だった。
その言葉を聞き終えると…私は、静かに目を閉じた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-19 00:00:00
542597文字
会話率:9%
大切な人たちを相次いで亡くし、天涯孤独となった伯爵。そんな彼の元に、王太子の勅命により、妻として嫁ぎに来たという女性がやってきた。
「何かの間違いだろう。」
「いいえ、間違いではございません。とりあえず貴方様のお腹を触らせてくださいな。」
これは治癒師の一族である女性が、すこしづつ彼の心を解きほぐしていくお話。
※全6話予定。
※魔法は出てきません。
※病気の描写が出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-17 06:20:00
41619文字
会話率:45%
どうしてお腹が鳴るのかな?それはあなたにわかるかな?
最終更新:2025-05-15 21:00:00
2266文字
会話率:0%
お腹の虫の音。気になる時、ありますよねえ。
それは健康の証? はたまた…
最終更新:2023-04-15 18:00:00
3679文字
会話率:5%
むかしむかし。
ある村の妊婦が不気味な夢を見た。
お腹の中にいる赤ん坊が、自分の下からではなく、上の口から出てくる夢。
しかもその赤ん坊が、口から完全に離れたあと、思いもよらない変化を見せて……。
最終更新:2021-09-02 18:00:00
2653文字
会話率:5%
古代文明アストラリスは魔道技術の絶頂期にあったが、小規模な隕石を前兆とする巨大隕石の襲来で滅亡。魔力砲で対抗するも失敗し、隕石群が降り注ぎ、魔石病が蔓延した。研究者レオンは魔石病で亡魂となった娘カティアの脳を移植し、機械人形デウスマキナ00
型プロトタイプ――マキナを完成させ、地下深くの研究施設で眠らせる。長い時が過ぎ、遺跡はダンジョンとして冒険者たちに探索される。ギルドの冒険者パーティがマキナを目覚めさせ、彼女を「マキナ」と名付け、旅に同行。無表情で感情を持たないマキナは、大剣と大盾を操り、大食いで「お腹空いた…」が口癖。旅の中でカティアの記憶が蘇り、感情が芽生え始める。遺跡の深部で魔力砲と量産型デウスマキナを発見し、魔石病の原因が黒い魔石と判明。マキナの動力源も同じ魔石で、過剰使用は危険が伴う。冒険者と共に過去と向き合い、古代文明の遺志を継ぐか、新たな未来を選ぶか葛藤する物語。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-15 00:07:57
11850文字
会話率:8%
比叡山延暦寺で働く少年はお腹を空かしていた。ある晩、僧たちがぼたもちを作る相談を始める。期待にときめく少年。でも子どもはもう寝る時間。彼は狸寝入りを決め込む。「きっと起こしてくれるよね!」と期待しながら。
はたして少年は、無事、ぼたもちにあ
りつけるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-05-12 21:09:46
3474文字
会話率:17%
「早く大人になりたいなぁ」
綺麗なママの借金返済のため、お腹を空かせながらモデルのお仕事を頑張る明夜 (あや)は今日も大家さんや民生員さんの魔の手を潜り抜け学校にもいかずに繁華街をうろつきパパ活相手を探す小学5年生。
そんな彼女が銀髪空
手少女、真那子 (まなこ)と出会い、危機一髪のところを魔法少女の助けか、いつの間にやら毎度おなじみ?異世界転移??
身一つで異世界に放り出された女児は生きるために働きます……ってドブさらい?
しかし彼女には常人を遥かに超えたある特殊な性質があったのです。
「ボクの力は五千だぞぉ……ま、まさか、12億、だと? ……ありえない」
そんな判らせ展開があるとかないとか。
はてさて、そんな彼女のポケットに入れたビスケットは叩いたら増えるのだろうか?
正義を愛する彼女はニチアサの女の子向けガチンコ系ヒーロー、マイティ☆フルーツになれるだろうか?
主人公は11歳の女の子です。
触れた物を異空間に収納する彼女の力【ポケット】でゴミ掃除だって、モンスター退治だって、引っ越しだってドンとこいです。
バトルは少なめです。
イカ天そばがごちそうです。カレーカツ丼は夢の食べ物です、都市伝説です。
注意事項
暴力表現、暴言やヘイト表現があります。
児童虐待の描写があります。
性的児童虐待を想起させる描写がありますが直接表現は行いません。
人が死にます。
(多分)ハッピーエンド(の予定)です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 09:00:00
363239文字
会話率:52%
大陸中央部の大国ヴィスティン王国の伯爵令嬢の物語。
この令嬢、すぐにお腹が空きます。お腹が空くと狂暴になります。
ザマァ要素ありのラブコメです。
最終更新:2025-05-11 07:22:29
2325文字
会話率:36%
◆あらすじ◆
かつて世界は、闇に覆われていた。
魔王軍が各地を蹂躙し、希望は失われ、民は震え、王様は寝ていた(本当に)。そんな終末を前に、天から現れたのは――フリフリのドレスに身を包み、スイーツで敵を爆破する謎の少女。
その名はファニー
・シュテルン。
天才、破天荒、脳内花畑。
「甘い魔法で世界を救う」がモットーの、誰が何と言おうと本物の魔法使いである。
(※なお、本人以外はたいてい「魔法暴走兵器」と呼んでいる)
旅の仲間は、しゃべる黒猫のミーちゃん(ツッコミ担当)、ツンツン系ライバル令嬢のファティマさん(氷属性ですが心も冷たい)、そして無口で超絶イケメンな剣士・アッシュフォード様(恋愛初心者)。
彼らが立ち向かうのは、魔王軍の四天王――炎帝カイザー、雷帝サウザー、氷帝シュヴァルツ、風帝エルフィン――
そしてその頂点に立つ最凶最悪のボス、大魔王グロスゴリア2世。
敵は強い。バトルは熱い。スイーツはどこまでも甘い。
だが、ファニーは言う。
「だいじょーぶ☆だってあたし、天才だからっ!」
――旅の中で明かされる過去。
孤独だった少女たちの記憶。
もう会えない人との約束。
そして、ひとつずつ育っていく、仲間との絆と……恋?
やがて物語は、スイーツと爆発と感涙と、ちょっとだけキスで迎えるクライマックスへ――!
笑えて泣けてちょっとお腹が空く!
これは、爆裂魔法少女とその仲間たちが贈る、甘くて熱くて世界一くだらない、だけど誰より真っ直ぐなバトルファンタジー!
「笑いも涙もカロリーも全部盛り」なこのあらすじ、書籍裏に貼っても違和感ゼロです(笑)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 07:09:40
14726文字
会話率:51%
プロローグ
「全然暇にならないじゃん」
連続15連勤明けで、やっと家にたどり着いた薬師の ルリィ・オミナイ は、撒き散らされた書類の山にうんざりして、いつものようにため息をついた。
「だからさっさとあんなヤツら見捨てて、オレ達だけで
、好きな事だけして過ごそうって言ってるじゃ無いか」
久しぶりの帰宅で、家中の窓を全開にしたのがまずかった。
銀の鬣をなびかせて風を全身に受けながら、ゲッコウ は呆れ、いつも言っている悪態をついた。
「こんなんじゃ何のための《魔女の家》なのかわからないわ」
ここにきたら思う存分、このベルベットのような美しい毛並みをすいてくれると思っていたのに。と ニコ がそれに続く。
「「毎日美味しいものをたらふく食べさせてくれるって言ってたのに」」
金眼で睨む2頭の幻獣に、ルリィは「ヴっ」と呻き机に突っ伏した。
「こんなに疲れてるのに、2人は私に料理させるんだ?」
優しく無い。優しく無いよう。ルリィの嘆きも聞こえないふりをして、2頭は「さっさと飯を作れ」とキッチンに移動するように促す。
「アウルス様が全然休ませてくれないのが悪いんだ」
重い腰を上げ、渋々書類を集めながら、文句をつけるルリィに2頭はそれでも追い打ちをかける。
「「お腹が減った!」」
「私もお腹減ってるよ!?」
床に散らばった書類をそのままに、ルリィはキッチンへ向かう。
ここは《魔領域》の[帰らずの森]にある《魔女の家》。それは、神秘の魔力で護られ、悪意外敵を拒み、望む者が認められると現れる森の中の隠れ家で、《聖領域》で暮らす人間達にとっては御伽話にもなっている。
そこで[魔女の薬屋]を営む店主のルリィは、2頭の幻獣の腹を満たすために、今日も突然の依頼で減ってしまった大量のポーションを作る傍ら、すき焼きとプリンを作るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-10 06:00:00
124422文字
会話率:38%