家族から虐げられる伯爵令嬢、マルグリット・クラヴェル。
彼女は、妹の身代わりとして敵対するド・ブロイ公爵家のルシアンのもとへ嫁ぐことになった。
「はじめに言っておく。お前を愛するつもりはない」
「はい、わたしもあなたを愛する気はありません
ので、どうぞご心配なく」
「……」
「え、なにか変なこと言いましたか?」
公爵家での扱いは冷たいものだったが、実家で慣れているマルグリットは気にしない。
実家を出て生来の明るさを取り戻したマルグリットは、無自覚にルシアンの心を癒やしていく。
やがてルシアンはマルグリットに恋心を抱いてしまい……。
(愛するつもりはないと言ったのに、愛してしまった)
(お名前をお呼びすると真っ赤になって眉を寄せるのは、怒っておられるのかしら……)
二人のすれ違いは続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 14:47:10
121642文字
会話率:32%
〝魔眼持ち〟のセシルは、人の心が読める能力で国王の寵臣となる一方、『気味が悪い』と蔑まれていた。
ある日セシルに、財政難の公爵家から〝白百合姫〟と呼ばれる美貌の令嬢アデレイドとの婚約が持ちあがる。
懸命にセシルと打ち解けようとするアデレイド
を冷たく突き放し、「お前を愛することはない」と告げるセシルだったが、それでもアデレイドは健気な態度を崩さない。
そんなアデレイドに、セシルは心を乱されていき――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-08 11:58:28
9220文字
会話率:24%
結婚式の当日、アデリナは夫から「お前を愛することはない」と告げられる。
もとよりアデリナは、夫が愛人と暮らすための『お飾りの妻』であり、二年後には離縁されることを了承して結婚した。
愛人と離れにこもる夫をしり目に、アデリナは実家から連れてき
た執事や使用人たちとともに、淡々と女主人としての仕事を遂行する。
そして迎えた、離縁の日。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 11:52:15
9252文字
会話率:42%
王太子に婚約を破棄され、「一族の恥」として辺境に追放された伯爵令嬢エリシア。
送り込まれた先は“花嫁が次々と消える”と噂される冷酷な領主の元だった。命の危機に瀕した彼女を救ったのは、かつて母に恩を受けた寡黙な騎士・エルグランだった。
山奥の旧別荘で静かに暮らし始めたエリシアは、夢に現れる謎の青年と出会う。
その正体は、かつて封印された魔王ゼクト・ラグナロク。
「この世界を滅ぼしても、お前を守りたい」
「私はあなたと生きる未来を守る」
追放された令嬢と封印の魔王――孤独な二つの魂が出会い、世界を変えていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-16 13:33:09
884文字
会話率:26%
結婚して公爵夫人となったカサブランカは、結婚式の夜、夫になった女嫌いのオーディーから「お前を愛することは一生ない」と言われ、「一年後に離縁するまで好きにしろ」とまで言われてしまう。
しかも、カサブランカは執事にも使用人にも嫌われている始末で
、さあ大変!
かと思いきや、カサブランカは「他の令息と浮気をしている」というあられも無い噂を流されても、それを利用しようとさえ考えていた。
なぜなら、カサブランカの本当の目的は、貴族を捨てて平民となり、農業をすることだったからだ!
それから、愛人の家に行くと嘘をついて、カサブランカは公爵領の端にあるメリアン村で農業生活を満喫する。
そして、月日が経って一年後。公爵家に戻ったカサブランカは、公爵家の面々がおかしいことに気づき…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-13 19:00:00
11483文字
会話率:43%
結婚式後の初夜に、フリージアは突然、夫になったザイン伯爵のミッチェルに「俺はお前を愛する事はない!だから今後一年間、一切俺に近付くな!」と言われてしまった。
ミッチェルとは政略結婚であるが故に、例え愛されなくても、経済的かつ政治的な理由で婚
姻を結ばなければいけないのを知っていたフリージア。
しかし、ミッチェルがフリージアを愛さない理由が「フリージアは男に媚びを売る売女な悪女として有名だ」という、いかにも耳を疑うものだった!
そして、『悪女』と呼ばれるのが嫌だったために、フリージアが証拠集めをすると、段々とミッチェルの黒い部分が露になり…!?
これは、とある能力を持った令嬢が、夫となった伯爵の言いつけを守りつつ、彼の闇を暴いてザマァする物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-25 20:00:00
10388文字
会話率:43%
高校2年、平凡な早見凪斗には非凡な幼馴染がいる。
浅木唯。学校中の人気者で、入学してから今まで、彼女に恋し、玉砕する者が後を絶たない。
そんな唯は、今日も凪斗の部屋に入り浸っている。それはきっと、凪斗が小さい頃から知っていて害のない、
“幼馴染“だからだ。
「もし、俺がお前を好きって言ったらどうする?」
「普通に振るよ」
「だよね..」
予想通りの回答。
それで、傷ついて終わりの筈だった。
「あんたと私は一生このままだよ。」
「一緒の大学に行って、一緒のアパートに住んで、その後もずっと幼馴染で、ずっとこう。」
「あんたは、私のなんだから。」
その彼女のドス黒い目を見たのは、そしてこれから幾度となく見ることになるのは、この世界で凪斗ただ1人だと断言できる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-10 23:01:18
11783文字
会話率:49%
お前を追放する!……あれから5年が経ったな。
パーティメンバーから追放された傷を背負って生きていたミッド。傷心の彼を支えたのは妻のミランダと2人の間に生まれた子供だった。しかしそんなある日、妻が病床に伏せ帰らぬ人となってしまう。塞ぎ込むミ
ッドの元に1通の手紙が届いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-09 12:10:00
1305文字
会話率:0%
かつて強大な力をふるい国をおとしめようとした「魔女・リゼリア」を封印した、英雄の国王・ユリウス。その一人息子・エルヴィンは、容姿も能力も申し分ない完璧な王子だ。ただ、彼は傲慢で支配欲の強い、独善的な男であった。ある日、エルヴィンは通っている
学校で、「魔女」が王宮に封印されたままであるという眉唾物の噂を耳にする。冗談半分に父王の側近に尋ねれば、彼はそれを否定しなかった。
成人を控えた19歳のエルヴィンはその「魔女」をついに探し当てる。そして予想外にいたいけな姿の彼女に一目惚れし、封印を解いて秘密裏に自分のものにしようと画策する。
封印を解かれた魔女・リゼリアは、魔女である記憶を失っており、見た目通りの可憐な少女であった。エルヴィンは彼女を大事にする方法が分からず、高圧的に彼女を支配し、監禁するが、終始おびえる彼女にいらだちを募らせる。
一方、リゼリアは王宮で隠されて生活する中で、そのうちユリウスの気配を気にするようになっていった。自身を封印した男に復讐でもするのかと危惧したエルヴィンは、国王を含めお前を誰にも近づかせることはないと宣言する。だがリゼリアはひょんなことからユリウスの目に入ってしまう。国を脅かした魔女の封印を解いたことがバレたら、と焦るエルヴィンを横目に、リゼリアはユリウスにすり寄って、ささやかな愛を口ずさんでいた。ユリウスも、そして彼の側近の騎士も、リゼリアの登場に驚くとともに、その表情には安堵と憐憫が浮かんでいた。
異様なその空気に、エルヴィンは戸惑い、そして彼らの過去を調べ始める。リゼリアの衝撃の過去と、絡み合うあまたの人生をエルヴィンはどう受け止めるのか。
国の悪役「魔女」となるまでのリゼリアの転落の物語、そして彼女を取り巻く切なく、悲しい愛の物語を書いていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-08 04:36:28
1851文字
会話率:9%
戦場姫〈イクサヒメ〉
その制度が始まったのは100年ほど前のこと。
戦争が行われる等、国の有事の際に国内から選ばれた18歳未満の少女が1人、士気を高めるために戦場へと送り出される。戦場姫に選ばれることは国の名誉とされており、選ばれた少
女は『英雄』として後世に語り継がれることとなる――。
しかし、その実態は体のいい『生贄』に変わりなかった……。
「……デイジー頼む。どうか、君がアイリスの代わりに戦場姫《イクサヒメ》になってくれないか?この通りだ」
婚約者であるはずのレオから双子の妹アイリス・アッシャーの代わりに戦場姫〈イクサヒメ〉になってほしいと頼まれた伯爵令嬢のデイジー・アッシャー。
絶望した彼女は、妹の代わりに戦場姫として戦地へ赴くことに。
(婚約者も家族も私が死んでもいいと思ってるんだわ。もう、別にこの世に未練もないし、いつ死んでもいい……)
そんな思いで戦場姫となった彼女が出会ったのは、同じ部隊に配属されたカイルだった。
「生き残って今までお前をバカにした奴らを見返してやれよ」
彼のひと言で生きる勇気がわき、むしゃらに戦場を駆け抜けたデイジー。
そして、2年後。
死んで当然の過酷な戦地で、戦場姫として初めて生還した彼女が国に戻ってきた時、彼女の人生は大きく変わり始める――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 19:56:51
10907文字
会話率:27%
男女比が女10対男1の世界に転生した俺が、小さい頃に俺達父子を捨てた母親に、父が死んでから引き取られた。
引き取った母親が「お前には学園に入学し、そこで高位貴族の娘を引っかけて来てもらう。その為にお前を引き取ったのだからな」と言われる。
そんな事を言う母親に俺は……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 22:30:00
11941文字
会話率:33%
魔力が支配する世界「ユグリス」。
空を翔ける青年・蓮也は、かつて奪われた“唯一の存在”――舞を追い、法と命に背きながら空を駆ける。
異能の武器《糸霊器》に宿る使い魔と、血を操る外科医・柚葉を相棒に、彼はただ願う。
「俺が必ず、お前を助けに行
く」――これは、澪(れい)に舞う、命と絆の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-03 20:30:00
103329文字
会話率:47%
わたくしの義妹(実際は赤の他人)にコロっと騙され、わたくしを蔑ろにし、真相が分かり義妹達が処分されてもわたくしが何かしたと思い込んでいる旦那様。とある理由で当主になり、結婚したその夜貴方は「お前を愛する事はない」と言った。1話2000超〜3
500話で読めます。全9話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 23:00:00
20368文字
会話率:18%
目が覚めたら、そこは戦場だった。
平凡な大学生・一真(かずま)は、突如として異世界へと召喚される。
王国の『勇者』として期待されるも、与えられたのは剣も魔法もない、空(から)の称号だけ。
そんな中、彼の前に現れたのは──
冷たい紅の瞳を
持つ、美しき魔族の将・レイヴァン。
「――名を名乗れ。お前を殺す者の名だ」
しかし、剣を交えたその瞬間、一真は確信する。
――この人は、俺を殺せない。
戦場で再び出会い、語らい、惹かれ合うふたり。
けれど、王国と魔族の対立、そして神を巡る儀式が、すべてを引き裂いていく。
「あなたを殺すくらいなら、私は……この世界を壊す」
敵として出会った二人が選ぶのは、剣か、愛か、それとも運命の扉の先か。
──これは、『殺し合うはずだった二人』の、世界を揺るがす恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 05:40:00
17822文字
会話率:40%
塾で知り合った友人は、とある日精神疾患にかかった。人前に立つことさえ出来なくなった友人の夢は漫才師だった。それでも何度も面会にいきポツリポツリと話せるようになって次第に俺たちだけなら話せるようになっていた。
彼が夢を語ると決まって俺らは、作
り笑いをして叶うさと勇気づけた。
君に会わなかったらこんな苦しみはなかったんじゃないだろうかと悩む日々であったが、一番苦しんでいたのは彼だと気づけなかった。
とある日彼が、死にたいと言葉にした。それからみるみる弱っていった。彼の目の前で宣言した。俺らが漫才師になってお前を笑顔にさせるからお前もいつか漫才師になってくれと。その日俺らは家を飛び出した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-01 12:14:27
324文字
会話率:0%
落ちこぼれ元貴族に転生した主人公が、神託級スキル『砂』で無双しながら世界一強硬な『砂の国』を築くまでの旅物語。
落ちこぼれ貴族に転生した主人公は、この世界が『フリー・ファンタジー』という壮大なPRGゲームだと気づく。
前世の記憶と照
らし合わせた結果、父親からおままごと揶揄されていた『砂』が実は神託級だと理解し、猛特訓を始める。
「サンド、お前を追放する」
「願ったりかなったりだわ」
「……え?」
ゲーム知識で無限の『成長速度』を手に入れたサンドは、『砂』魔法でやりたい放題しながら
自由を謳歌するため『砂の国』を築くことを決意する。
これは『砂』魔法を手に入れた主人公が、自由を謳歌するため『砂の国』を築くまでの旅物語です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 07:10:00
43280文字
会話率:32%
とある田舎町、水﨑レンは普通の高校生ライフを過ごしていた。
だか、帰宅中おばあちゃんを助ける際にトラックに轢かれて俺の人生は終わった。
その後、天界で女神セレスティアから「あなたを護ってあげたい」とか、言われながら俺は新しい世界で、レ
ン・フォワードに転生し新しい人生を歩む予定だった。
しかし、そこで出会うヒロインや仲間は最強すぎた。
しかも「私はレン君を護ってあげますね」とか「レン、どこか行くなら必ず俺を連れてけ、お前を必ず護る」とか、何で俺護られてるの。
女神も「護ってあげたい」とか言ってるし。
俺を護って何のメリットがあるのごく普通の平民なのに、更に女神からはプレゼント渡されるはで、一体俺をどうしたいんだよ。
俺、普通に戦えるし、魔法や召喚だって出来るのに、戦う仕草をするだけでヒロインや仲間に防御魔法をかけられる始末、挙げ句に教えないで一人で行動すると、どこで嗅ぎ付けたのか必ず見つけ付いて来る。
俺は早く魔法騎士学園を卒業して一人で、ギルドを通して世界を冒険したいが、ヒロインや仲間が許す筈もない
「俺、一生護られてる人生やだよ」と思いつつ今日も護られない日々を模索しながら異世界生活を過ごしていたのだ。
只今、第7章カルベル王国編の物語に突入中!新規仲間なども登場です。
P,S:ストーリーを進め為、誤字があるのは承知していますが、直していると暫くストーリーが停滞するので、今はストーリー完結を優先で進めているので感想等は不要です。引き続きひっそりと読んで頂ければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-31 02:00:00
2547666文字
会話率:60%
夫から「お前を愛する気はない」と言われ、喜んで契約結婚を提案したクロエ。
無駄な会話禁止、接触禁止、食事は別、寝室ももちろん別……等々の取り決めを行い、二人の結婚生活は幕を開けた。
そして三年が経った今、夫が契約内容の変更を提案してきたの
だが、クロエには契約の変更よりも言いたいことがあるようで……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 21:51:28
7520文字
会話率:25%
政略結婚させられることになったアリシア。
お相手は伯爵家子息アルフレッド・ヴィルハイム。
常に最前線で陣頭指揮を取り、血濡れの黒狼と敵国から恐れられる彼は美貌と地位から、他貴族の子女から注目の的だった。
しかし非常に女嫌いな彼は数々の
縁談を突っぱねてきた。
そんな相手と結婚したくない! と自分の一存でわがままを言うわけにもいかず、アリシアはヴィルハイム領へ嫁ぐ。
そして結婚初夜「お前を愛さない」と言われた彼女は開き直り、好きに生きるようになった。
ところがアルフレッドの対応が少しづつ変わり始め……。
ある夜、寝室に呼ばれた彼女を待っていたものとは?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 19:00:00
8846文字
会話率:29%
どうしてだいきらいな相手から愛を告白されるなんてことに!?
封印塔国の守護者のひとり、今代の《剣》の聖務官として平和に尽くしていたエルセリスは、ある日留学先から戻ってきた第二王子オルヴェインと十二年ぶりに再会する。彼はかつてエルセリスに
「山猿」「お前を好きになるやつなんていない」など数々の暴言を吐いた不良少年だった。けれど警戒するエルセリスにオルヴェインは「綺麗になったな」と優しく微笑んで!?
どちらさまですかー!? この人、いったい誰ですかー!!?
剣舞で国を守る少女と、幼馴染で上司の第二王子、ふたりの多難な恋がはじまる。
迷いながらもより良い自分と未来を追いかける恋愛ファンタジー。
※サイト、カクヨム、小説家になろうで掲載しています。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 18:30:00
135229文字
会話率:37%
「お前をこの世で一番輝かせられるのは俺しかいない!」
劇団サークル『かぶらぎ座』の座長兼脚本担当の冠城ツバサは、今年も新入生募ってオーディションを開催することに。癖の強い新入生たちの中に紛れていた一人にツバサは圧倒されて──?
最終更新:2025-05-25 22:25:43
12657文字
会話率:36%
目を覚ますと、そこは鬱蒼とした森の中だった。タケシは混乱しながらも、自分の身体に違和感を覚える。手足が短く、体が毛で覆われている。そして、頭には硬そうなツノが生えている。
タケシが声を出そうとすると、「ぴょん!」という可愛らしい鳴き声が漏れ
た。慌てて水たまりに映る自分を見ると、そこにいたのは愛らしいホーンラビットだった。しかし、そのツノは普通のウサギにはない、異様な存在感を放っている。
絶望に打ちひしがれるタケシ。だが、次の瞬間、頭の中に直接響くような声が聞こえた。
「よお、タケシ!元気にしてるか?俺は人間界の神様だ。お前を異世界に転生させてやったのは俺だぜ!」
唐突な声に、タケシは飛び跳ねる。
「神様!?あんたの仕業だったのか!?」
「まあ、そうだな。ちょっと退屈だったんでな、おもしろそうな奴を転生させてみたんだ。お前には特別なスキルを授けてやったぞ。名付けてエスパー!人間界で超能力とか呼ばれてるやつだ。お前ならうまく使いこなせるだろ?」
神様のいたずらで魔法に対抗できる地球の超能力を与えて生きてけるのか試されるなんて、そんなことめちゃくちゃだよ!
タケシは半信半疑で、授かったというスキルを頭の中で確認する。すると、確かに様々な能力が羅列されているのがわかる。
テレキネシス、サイコキネシス、テレポート、電撃、火炎放射、透視、鑑定……
「なんだこれ……チートじゃねぇか!?」
タケシは呆然と呟いた。これは、異世界で生き残るための、そしてもしかしたら元の世界に戻るための、唯一の希望なのかもしれない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 18:56:18
38381文字
会話率:38%
大陸の西の果てにあるスフィア王国。
その国の公爵家令嬢エリスは、王太子の婚約者だった。
だがある日、エリスは姦通の罪を着せられ婚約破棄されてしまう。
そんなエリスに追い打ちをかけるように、王宮からとある命が下る。
それはなんと、ヴィスタ
リア帝国の悪名高き第三皇子アレクシスの元に嫁げという内容だった。
結婚式も終わり、その日の初夜、エリスはアレクシスから告げられる。
「お前を抱くのはそれが果たすべき義務だからだ。俺はこの先もずっと、お前を愛するつもりはない」と。
だがその宣言とは違い、アレクシスの様子は何だか優しくて――?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-25 09:49:43
307415文字
会話率:25%