この列車旅小説は、かつて国鉄が昼夜兼行の寝台座席両用電車として走らせていた581系・583系の昼の旅と夜の旅を、当時の大学教授を主人公として描いたものです。
世界初の昼夜兼行寝台電車として華々しく登場した581・583系電車は、新幹線
連絡の山陽・九州筋と上野からの北海道連絡・東北・常磐筋で大活躍していた。昼は座席特急、夜は寝台特急として。
同じ電車の昼の顔と夜の顔は、実は、全く違っていた。
しかし、そのどちらもが、当時の国鉄を取り巻く状況を象徴していたといえよう。
スピードを武器に生まれ出たものは、いつかはスピードの前に敗れ去らなければならない。(竹島紀元・鉄道ジャーナル編集長。鉄道ジャーナル1975年3月号記事より)
新幹線によってやがて追われゆく在来線特急の役割を、この電車たちはしっかりと演じきったといえよう。
その列車の中には、伝説の愛称名「つばめ」もまた、含まれていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 12:24:44
16526文字
会話率:18%
敬愛する主人、アリシア・ジェダイド公爵令嬢
本来なら宝石の名を冠するはずの少女は愛されないが故に何もかも与えられなかった。
男爵令嬢の身分でありながらダイヤの名を持ち、
婚約者の愛も、居場所も、なにもかも奪っていく。
彼女を守れるもの
はいるはずもなく、やがて彼女が断頭台へ上がることが決まった。
「ヘリオドール、わたくしの宝石」
はかなく微笑みながら、渡されたお嬢様の大切な宝石
お嬢様は、これは時を超えることのできる宝石だから、次はやり直して幸せな人生を歩むことができる、だから大丈夫と震える手で慰めてくれた。自分のせいで申し訳ない、と。
断頭台に上がり、生々しい死の感触を感じた瞬間、少年は4年前の世界に立っていた。
「ヘリオドール…、わたくしの宝石」
柔らかく自分に微笑む少女を見て、死の恐怖から逃れようとせず立ち向かうこと決めた。
いつかは少女が幸せになれる未来があると信じて
※本当は可哀想な悪役令嬢が幸せになるための死に戻り系です。注 残酷な描写あり
※ちょいちょいヒロイン目線でのストーリーを入れていく予定です。
R18指定で11/6より公開していましたが、指定要素がないと考え直し再投稿しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 02:11:47
76344文字
会話率:20%
人類が心配な幽霊と旅をする話。たぶんラストには大丈夫ってなります。
最終更新:2024-11-27 17:55:03
1143文字
会話率:0%
時は1935年。幾多の巨大豪華客船が大西洋で鎬を削っていた時代。
その恐竜的進化から取り残されていたはずの東アジアにおいても、満洲国皇帝溥儀の気紛れから、野心的な客船建造計画が始まった!
正気であれば即座に却下されるはずであったこの計
画は、日本の関係各所から強力な支持を取り付けてしまった結果、あれよあれよという間に既成事実化したのである。
新京から発つ超特急『あじあ』号をその身に納め、いつかは賓客を門司経由で東京へと運ぶ空前絶後の大型貨客船『文殊』。
オリンピック東京大会において満洲国の顔をなるはずだった彼女は、その威信をかけて大々的に運行……されることはあまりなく、対外情勢の悪化により遂には帝国海軍の軍艦として再就役することとなった。航空機運用能力と揚陸艦としての機能を兼ね備えた、革新的なる新型艦。それが改装航空母艦『天鷹』だ!
ただ色々と紆余曲折あったフネだからか、『天鷹』に乗り組むは海軍の問題児ばかり。
バンカラ精神溢れる単細胞が艦長なら、副長は女癖が最低最悪。主計長はタダ飯タダ酒が大好きなケチンボで、航海長はいつも遅刻。血気盛んに過ぎる飛行隊長などマシなくらいというあり様だ。軍機なんてお構いなしの素行不良で、挙句奇ッ怪な催しで食中毒ばかり起こす彼等には、海軍中から白い目が注がれている始末。
とはいえ米英との開戦が間近ともなれば、天下の聯合艦隊といえど貴重な戦力を遊ばせておく余裕などあるはずもない。
曲がりなりにも南方作戦の要として、マレー部隊に配属された『天鷹』。彼女の前に立ちはだかるは、新造航空母艦『インドミタブル』の増援を得た英極東艦隊。こんな軍艦で大丈夫か? 海の粗忽者の戦いが今始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-23 18:46:23
1373597文字
会話率:42%
貴族令嬢のフィリアには婚約者がいる。
フィリアが望んで結ばれた婚約、その相手であるキリアンはいつだって冷静だ。
婚約者としての義務は果たしてくれるし常に彼女を尊重してくれる。
しかし、フィリアが望まなければキリアンは動かない。
婚約したのだ
からいつかは心を開いてくれて、距離も縮まる――そう信じていたフィリアの心は、とある夜会での事件でぽっきり折れてしまった。
婚約を解消することは難しいが、少なくともこれ以上迷惑をかけずに夫婦としてどうあるべきか……フィリアは悩みながらも、キリアンが一番幸せになれる方法を探すために行動を起こすのだった。
※カクヨム・アルファポリスにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 18:00:00
77948文字
会話率:22%
学校でも家でも虐められ、生きる意志を失い自殺しようとする少女、西宮。その西宮に手を差し伸べたのは...!?ブヨブヨムニムニしている新時代の青春ファンタジー物語が、今、幕を開ける。
最終更新:2024-11-18 17:30:00
38380文字
会話率:51%
雪が降る
しんしんと
私の中で
雪が降る
もうずっとずっと
私のこころで雪が降っている
私のこころに春は来ない
けど
いつかはきっと
春が来ると信じてる
春なんて……来ないのに
最終更新:2024-11-16 01:11:03
280文字
会話率:0%
恋をしたら人生薔薇色。
そんなのおとぎ話の世界でしか存在はしない。実際は出会って別れて、また出会って...ぞの繰り返しにしか過ぎないんだから。
恋をして夢見てもいつかは別れる時が来て辛い思いをする。それぐらいなら恋なんてしなくていい。人生に
おいて恋が全てだなんて誰が唱えたのよ。
運命がどうのとか知らないけど、私はそんなスピリチュアルみたいな話絶対に信じないんだから!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 07:36:42
2469文字
会話率:57%
地球にいる四人の男女が神から勇者に選ばれた。
勇者たちはそれぞれチートを貰い、異世界に行って魔王を倒すことを命じられる。
ある者は剣の才能を、ある者は弓の才能を、ある者は聖女の力を。
そして猫をもふもふすることが生き甲斐な25歳の男、広岡
二郎(ひろおか じろう)は全てのスキルが盛り込まれた【全マシ。】チートを手に入れた。
チートのおかげで魔王は楽勝だけど、もふもふが摂取できないのは大問題だ。
もふもふがない? だったら手に入れるまでよ!
開き直った最強チートで無双。異世界を舐め腐って荒稼ぎ。そういう感じで生きていく。
転移した主人公が自重せずに魔王と戦ったり、辺境の領地を発展させたり、猫を大きく育てていったりする物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 21:20:00
378791文字
会話率:31%
魔道具店を営むラヴェンダーには、ヘクターという同居人がいた。
二人に血の繋がりは無かったが、10年もの間本当の姉弟のようにお互いを思い合って暮らしていた。
しかし突然その温かい家庭が終わりを迎える。大切だからこそ、幸せを願って離れることを決
めるラヴェンダー。
離れていてもいつかは戻れると信じていたヘクター。
ラヴェンダーとヘクターの過去は、二人の関係を破綻させるのか修復させるのか。
これは不器用なラヴェンダーと、生真面目で腹黒いヘクターの切ないすれ違いストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 11:00:00
89175文字
会話率:43%
魔法学園の生徒なのに魔法が使えないカインは、クラスメイトからいじめられていた。
対する幼馴染のハルは誰からも愛される人気者。
カインはハルの為にいじめに耐えて、ハルの為に平穏な学園生活を装う。
それが、いつかは消える蜃気楼の様な幻だとし
ても……
将来有望だった少年カインが、失った魔力を取り戻すため、過剰戦力な仲間と共に、世界を股に掛ける旅が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-03 07:09:59
70217文字
会話率:43%
誰だって、大好きなこの場所に、いつかは別れを告げなきゃいけない。
だからこうして幸せを感じられるのは、かけがえない時なんだ。
最終更新:2024-10-20 18:30:00
3012文字
会話率:0%
ずっと続くかと思うその景色にも、いつかはきっとケリがつく。
最終更新:2023-12-16 18:00:00
3415文字
会話率:8%
どんな住まいも、自分を愛してくれる主に、いつかはさよならを告げなきゃいけない。
そのさよならとさよならの間こそ、つなぐものが必要なんだ。
最終更新:2021-03-03 23:10:47
2894文字
会話率:7%
僕はきっと神様に選ばれた猫
大好きなご主人様の1番になりたくて
いつかはなれると思っていて
最期にご主人様に『ありがとう』と
言ってもらえたら
輪廻を巡ってまた、ご主人様のそばに
何度も
なんども輪廻を繰り返す
だって
だって
毎回1番
になれなくて
セカンドパートナーっていったい、
なんなんだよ〜
元は長生きの猫
神様に愛された猫
だからちょっと
ヒトの世界には疎いのがたまにキズ
先とは未来
いつまでも神様とともに折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-19 05:00:37
3845文字
会話率:36%
今年の四月に高校生となった男子、大城晴弥には保育園からの同級生でもある幼馴染の女子三人がいた。
宮武采月、若旅来夢、忍谷咲実のそれぞれがまるで夏休み、冬休み、春休みの宿題気分のような関係になりつつある中で、いつかはそんな彼女達と離れ、自分だ
けの彼女を持ち、日々を過ごして行くんだろうなと思っていた晴弥はある日突然、小学校からの親友である同じクラスの男子、氏家一颯の彼女に最近なったばかりだという三鬼理津乃に初めてのデート前の練習に付き合ってほしいと頼まれる。狼狽える晴弥を途中からこっそり物陰に隠れて見聞きしていた三人の幼馴染女子高生達は勘違いから晴弥に彼女が出来た万歳と喜び、その初デートの練習の練習をしてあげようと企画して行ってしまう。
そんな幼馴染女子高生三人に振り回されながらも晴弥はどんどんと青春できる時間が経って行くのに焦り始め、自分の彼女を本当に持ち、有意義に残りの青春時間を過ごそうではないかと考える。それをまた偶然にも知ってしまった幼馴染女子高生三人はそれぞれに心配し、世話を焼きたくなるほど放っておけない関係で何かとちょっかいを出し、晴弥の彼女探しを応援していたが、ある時本当にそんな晴弥のことを心から好きだと言う女の子が現れた時、自分達は本当に素直に応援できるのかということになり、晴弥を囲んで話し合いが行われることになる。それはとても大事な事で、いつも無関心な幼馴染女子高生三人の本音を聞ける良い機会だと思いきや、その幼馴染女子高生三人はやはりいつもの如く、晴弥をぞんざいに扱い、仕舞いには何かあった時の為にフリーな大城晴弥が必要なの! と言われてしまい、やはりこの日常はまだまだ続くのかと残念な思いにいっぱいになりつつも、この充実したような日常もまだ悪くないと感じる晴弥だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-11 00:16:58
12254文字
会話率:54%
すれ違いの性格の二人、『ナノハ』『ツバキ』。
ナノハはイジメのエスカレートにより死亡。ツバキは異世界に住んでいる転生者。
ある時、ツバキのいる場所、ツバキの座標にナノハが転生してきて、《融合》してしまった。
そもそも転生者は、存在がバレ
てしまうと ”転生者狩り” に拉致されてしまう。それくらい希少だから。
二人は、転生者だという真実+融合しているという前代未聞の事実を隠して、いつかは融合解除出来るのか!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 21:44:06
1685文字
会話率:30%
事故で別世界に行く事になった主人公は力をつけ、いつかは最強のゴーレムに!
最終更新:2024-10-06 01:31:04
18517文字
会話率:23%
僕にはかつて好きな人が居た。その人とは最近は会っていない。けれどいつかは会うだろう。いつかは·····ある日、僕は、彼女のことを考えに川へと行った。そこで考え事をしたい。
キーワード:
最終更新:2024-09-19 21:57:02
1309文字
会話率:0%
夢でわたしは男の子に出会う。その事会うのが楽しみで、いつかはきっと出会うだろう。その後は....」
キーワード:
最終更新:2024-06-02 12:28:22
5366文字
会話率:25%
『実は――』
父が死んだ。いつかは来ると思っていた別れの瞬間が予想以上に早く訪れたことに、おれは正直驚いていた。
病院で父の最期に立ち合い、その後、雪崩のような勢いで諸々の手続きを済ませた。
遺体をこの家に安置したら、どっと疲れが押
し寄せてきた。ただ、今度は何もしない時間がどこか嫌に感じられたので、近所をぶらぶら歩くことにした。
実家があるここは、ドがつくほどの田舎で、その景色は今も昔も変わらない。父も子供時代にこの辺りで遊んでいたそうだ。
だからといって、感傷に浸るつもりはない……と思っていたのに、自然と思い出が甦ってきた。あの林ではカマキリがよく捕れた。もっと向こうでは夏にカブトムシが。それからあの辺でセミの羽化を見たんだ。あと、あっちの茂みで虫を探していたとき、持っていた虫捕り網の先にアシナガバチが止まったことがあったな。怯えていたら、一緒に来ていた父がやっつけてくれたっけ。ここには思い出がちょっと大きな石ころのように点々と落ちている。
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最終更新:2024-09-15 11:00:00
1721文字
会話率:50%
『自分にとって家族とは何か……ですか。そうですねぇ、うーん……絆……ですかね。自分と、この社会を繋げてくれる存在、え? もっと普通の感じでいい? いや、インタビューってこんな感じじゃないですか? ほら、黒い背景で椅子に座ってさぁ』
『もー
う、お父さんったら、試合前の格闘家じゃないのよ!』
『あはははは!』
『ははははっ!』
『ふふふっ』
小さな平屋に、にぎやかな笑い声が響く。男四人、女四人の八人家族。初のテレビ番組の密着取材に皆、少々浮かれ気味であった。しかし、無理もない。食卓を囲みながら、大家族に密着したドキュメントバラエティ番組を見るたびに、「うちもいつかは……」「でも八人じゃちょっと数が足りないかな……」「出たいなぁ……」とぼやくだけだった。それが、ついに自分たちが出演する日が来たのだから、笑い声のトーンが一段高くなるのも当然。狭い居間の窓がビリビリと震えるようだった。
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最終更新:2024-06-29 11:00:00
4706文字
会話率:50%
「行こう! 楽しくってしょうがない冒険へ!」
卵から生まれるクリーチャー、通称『エッチャー』。
魔法のような埒外の能力を使う彼らの強さや価値は、生まれてくる卵の大きさで決まり、孵化して最初に触れた者にしか懐かない。
さぁ、力を欲する者よ、
栄光を欲する者よ、伴侶を欲する者よ、金を欲する者よ、大きな卵を手にして見せよ。
人には許されぬ欲も、際限もない。あぁ、もっと大きな卵を手にして見せよ。
大いに争え。豪快に奪え。隣人をも騙し、命すら売買し、そのどれをも嫌うなら、己が手で人外大魔境を切り開け。
そうしていつかは手にして見せよ。
最も大きいとされる伝説の卵を、『ジャイアントエッグ』を手にして見せよ。
*新人賞応募用作品として企画していたものの、完成するまで公開しないとなるとムズムズするので連載します。
全七章を予定しており、最後までプロットは出来ていますが、書きながら随時修正していくつもりです。なので、「修正前と内容違くね?」「名前変わってね?」みたいなとこは、「お、頑張ってんな」と大目に見てください。
ゲームキューブの隠れた名作ゲーム『ジャイアントエッグ ~ビリー・ハッチャーの大冒険~』とは何の関係もありませんが、四人対戦モードが面白過ぎるので是非友達や家族とわちゃわちゃ遊んでみてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 09:52:47
17715文字
会話率:49%
唐突ですが、私、瑞 珠香は、現代日本で事故に遭い、古代中華風の世界に転生したもようです。
神様にも会わなかったし、チート能力もありません。顔も能力も平凡でしたが、生家がチートでイージーモードだったので、私ここで生きていきたいです。え? なん
で私、旅に出る事になったんですか? お家帰りたい……。
美男美女家族に囲まれた平凡顔の私には、波風立てない政略結婚と平凡な人生がお似合いだ。と思っている、特に転生した事を活かすでもなく生きる主人公のお話。展開は遅めです。諸国漫遊記の様相を呈しています。
古代中華、風ですが、後半、戦争とか血とか割と入ってきます。死ネタあります。受け付けない方はご注意を。後宮ネタはありません。あと、主人公の恋愛もノロノロですが書いていきたいと思います。
難しい用語や名称、故事などが出て来ると思いますが、なるべく主人公絡みで説明できればと思いますので、宜しくお願い致します
※更新は遅め
※完結させる気しかない折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 11:22:14
447418文字
会話率:35%