辺境伯爵令嬢のクルミは、代々引き継がれてきた妖精使いの職を得る為、
王立妖精使役学園に在学。しかし三年経った今でも使役妖精はおらず、ランクなしのまま。期待を寄せていた両親にも勘当状態。そんなある日、幻の妖精召喚指南書が学園の外れにある廃塔
に隠されているらしいという情報を得て、百年以上放置されている立ち入り禁止区域の廃塔に足を踏み入れた。
結果、幻の指南書は手に入れられなかったが、妖精の代わりに悪魔を召喚してしまい「ご主人様の魔力は、悪魔寄りですけど?」といわれてしまう。
妖精使いを目指していたクルミにとって、この悪魔召喚の大誤算。それに加えて自分の魔力の悪魔寄りについて紐解いて行く、ちょっとラブコメ冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 03:14:53
20793文字
会話率:45%
両親を亡くし、お互いに支え合って生きてきた兄妹。妖怪マニアの誠と、プロレスマニアの優香はある日交通事故に巻き込まれる。2人は気づけば神(見た目は一昔前のギャル)の前に立っていた。本来誠だけが死ぬはずが、妹の優香も巻き込まれてしまったらしい。
妹を生き返らせるために、誠は異世界でダンジョンマスターになることになった。
その目的は【チートを持つ他の異世界転移者を殺害すること】。達成すれば二人は元の世界に戻れる。慣れない異世界でダンジョン運営をすることになった誠と優香だったが、妖怪好きだった影響か、ダンジョンに召喚できるモンスターが【日本妖怪】だけだった。二人は個性豊かな妖怪達を使役し、誠は西洋異世界を生き抜いていくことになる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 23:07:41
65024文字
会話率:61%
両親を亡くし、お互いに支え合って生きてきた兄妹誠と優香はある日交通事故に巻き込まれる。2人は気づけば神(見た目は一昔前のギャル)の前に立っていた。本来誠だけが死ぬはずが、妹の優香も巻き込まれてしまったらしい。優香を蘇らせる条件として誠は優香
と共には異世界にダンジョンマスターとして転移させられることになる。
その目的は【チートを持つ他の異世界転移者を殺害し、元の輪廻転成に戻してあげる事】。慣れない異世界でダンジョン運営をすることになった誠だったが、妖怪好きだった影響か出せるモンスターが【日本妖怪】だけだった。個性豊かな妖怪達を使役し、誠は西洋異世界を生き抜いていくことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-26 16:26:27
38737文字
会話率:63%
しがない普通のサラリーマン、誠はある日交通事故に巻き込まれる。25歳と言う若さで死んだ誠は気づけば神(見た目は一昔前のギャル)の前に立っていた。そして誠は異世界にダンジョンマスターとして転移させられることになる。
その目的は【チートを持つ他
の異世界転移者を殺害し、元の輪廻転成に戻してあげる事】。慣れない異世界でダンジョン運営をすることになった誠だったが、大学で民俗学を専攻していた影響か出せるモンスターが【日本妖怪】だけだった。個性豊かな妖怪達を使役し、誠は西洋異世界を生き抜いていくことになる。
『2話以降はあとがきで妖怪やモンスターの雑学をねじ込んでいます。同時に楽しんでいただけたら幸いです』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-05 23:29:00
47769文字
会話率:57%
十六歳のマヤ・アルジョヴィ子爵令嬢は義母から結婚を命じられて持参金もなく追い出される。お相手は野蛮人と言われている老人のロザカンド辺境伯だそうだ。不遇な扱いの家にいるよりいいかと素直に嫁に出されて辺境に着いたマヤは意外な事実を知る。今の辺境
伯は前辺境伯の孫の二十一歳のシージンだった。どんな処遇になるかと不安になるマヤにシージンは求婚する。使役できるワイバーンを育成している特殊な家系のロザカンド家に嫁ぐ事になったマヤは辺境の地で幸せを掴みたい。全11話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 20:09:39
53494文字
会話率:48%
王女マヤと使役されているリュイが今までの緩い旅路から何度目かの足を踏み出した。
その一歩は今までとは違い色々な巡り合わせと重なって、今までとは違うものとなっていく。
自信を溺愛する家族、いがみ合う国、その中で自由を求めて旅を続ける2人が、緩
く自分らしく自由を求める物語です。
(執筆中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 05:50:52
9091文字
会話率:49%
勇者アクミは、剣の達人であり、魔王討伐の任務に出たが、手違いで魔王と使い魔契約を交わしてしまう。
それから五十年後……歳をとったアクミは王者直属の護衛として魔王と共に王国で働いていた。
国王の娘シュルラと共に次の魔王を使役する者を探す旅に出
る。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-23 20:35:16
6153文字
会話率:43%
死因不明。記憶の殆どを失った主人公は、自称神によって第二の生を与えられる。
2週目の命の代償はたった一つ。
——ダンジョンマスターとなって魔物を使役し、様々な世界を征服する事!?
あれ? もしかして邪神様でしたか? 拒否権は……
もう無いんですね?
多くの疑問と多くの不審と多くの不安を抱えつつ、一緒に派遣されたサポーター様と頑張って行こうとするも、召喚可能な魔物は摘んで潰せる様な雑魚のみ。
ゴミじゃねぇかッ!!
心の叫びは虚しく響き、しかし外敵は待った無し。最早自分が戦うしか生き残る方法は無い。
果たして、彼に安息の時は訪れるのだろうか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 19:10:00
326401文字
会話率:37%
株式会社八嶋ゲームスから待望の乙女ゲームが登場!続編も要チェック!
『花咲く国の精霊姫(シンデレラ)~転生したあなたは精霊の加護を受けヒーローに愛される~』
概要:あなた(プレイヤー)は不慮の事故によって転生する――生まれ変わったのは、なん
と花咲く国と揶揄されるローゼリア王国の男爵令嬢。首都にあるローゼリア王立魔法学園で精霊の加護を受けて聖女になり、好きなキャラと恋愛を謳歌しよう!選択肢によっては聖女から精霊姫(せいれいひめ:全ての精霊に愛され、精霊を思うがままに使役できる乙女のこと)にジョブチェンジ出来るかも…!?恋愛パートあり、学校パートあり、領地や王国の内政要素あり、戦闘パートありのやり込み型乙女ゲーム。豊富な選択肢と豊富なアイテム。攻略対象者は全10名(9名+シークレット1名)。理想の相手と恋をして、あなただけの最高の世界を作っちゃおう!あなたの転生をお待ちしています!
※対象年齢15歳以上。
※基本プレイ無料、課金アイテム有り
※OSはAndr●id・i〇S両方に対応しています。
最終アップデート日:20XX年XX月XX日 OO:OO
【あらすじ】
「相手有責で婚約破棄をする――ざまぁ返しです!」
主人公であるリリィリリア・リリステアは婚約破棄の最中、ここが乙女ゲームの世界であること、また自身が悪役令嬢だったことを思い出す。
婚約破棄後、リリィリリアは自身の領地で幼馴染のヒースクリフと共に、化粧品店兼魔道具店と婚約破棄業(浮気調査専門の探偵と離婚専門の弁護士が一緒になった感じ)を請け負う仕事を始めていく…。
5話完結+キャラクター設定、世界観設定を投稿予定です。
作者は日常的にバッドエンド製造機ですが、この物語ではハッピーエンドを目指します!!!
【注意!】
筆者は乙女ゲーム未履修のため、乙女ゲームの描写は雰囲気で読んでいただけると助かります。
悪役令嬢追放もののため、冒頭から「はい、テンプレテンプレぇ!!」があります。
さて、我が母よ。ご要望の婚約破棄ざまぁ物だ。
これでご満足いただけただろうか…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 20:00:00
12588文字
会話率:28%
大学街カトルフォードのスペリオル学寮で老齢の学寮長が急死した。
学寮付の医師によれば死因は心臓発作で、取り立てて不審なところはない。
しかし、死亡現場にはあるべき品がなかった。
代々の学寮長が受け継ぐ〈ブラウニーの指輪〉だ。
スペリ
オル学寮の長は、この指輪を受け継ぐことで、学寮付の土地精霊であるブラウニーを使役できるのだ。
首府タメシスで活躍する気鋭の諮問魔術師エレン・ディグビーは、恩師の魔術史教授からの依頼で、兄のトリスタンとともにカトルフォードへ調査に向かう――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 12:01:57
60971文字
会話率:39%
貧しい村で生まれた少女レシル(13歳)は、成人の儀で蜂使いの召喚士(サモナー)としての能力に目覚めた。
蜂種を召喚し、使役する。
そんな少女が召喚したのは、凶悪なユニークスキルをもつ巨大蜂だった。
村近くの大森林の魔物を支配していったら
、いつの間にかその領地の女王になっていた。そんな少女の成り上がりです。(複数の種族が出てきます。)
感想返しは活動報告でしております。
(アルファ、カクヨム https://kakuyomu.jp/works/1177354054893523154 にも掲載中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 12:44:49
601文字
会話率:16%
シルフィア・ハーヴェストはお飾り聖女だ。
彼女は本来聖女を継ぐべきであるマリリアンヌが〝独身最後の思い出作り〟を満喫するあいだ身代わりに祈っているのである。
(大丈夫かな、精霊の怒りを買わなきゃいいけど……)
ちなみに精霊の怒りを買い天災が
起きた場合、シルフィアは偽聖女として処刑される。そういう決まりであった。
祈りの作法など知らないままにせっせと祈るシルフィアのもとへ、ある日精霊が降臨する。
「ついに精霊の怒りが!? 処刑ですか!?」
『シルフィア、いつもありがとう。ぼくらは君を真の聖女と認め力を与えることにした』
「えっ!?」
そんなやりとりを知らないマリリアンヌが、婚約者である第一王子アントニオと神殿へ戻ってくる。
「さあシルフィア、あなたはもうお役御免よ」
「いえ、あの……どうやらわたしが真の聖女みたいで……」
真の聖女となったシルフィアは精霊の力を借り土地を豊かに導いてゆく。
一方、事態に納得のいかないマリリアンヌは、不用意に精霊を使役しようとして怒りを買い……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 12:31:19
48565文字
会話率:41%
古来より人間とは使役関係にあり、人間の命に応じてきた式神。
その式神として最強の力を持つ紅玉は、力にモノを言わせて思うがままに生きる「ど不良式神」だった。
人間の命にも「アホらしい」という理由で未だかつて従ったことがない。
しか
し、長年にわたる素行の悪さから、ついに従順性を身に付けるための修行を言い渡される。
修行場所は、人間界のメイドカフェ──。
紅玉は、やる気のカケラもなく受けた採用面接を奇跡的に通過。無事に萌え萌えなメイドさんとなる。
性格とは真反対の振る舞いを求められる「お給仕」に爆発寸前のストレスフルな日々を送る紅玉。
そんな紅玉を慕う、同期採用の希夢──。
時にアイドルのようにテレビ出演したり、時に希夢のピンチを救ったり……。
己を召喚した人間の命に従うまで式神界に戻れなくなった紅玉の、ジェットコースターのような修行ライフがここに幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 22:00:00
104978文字
会話率:49%
インターネット上で底辺絵師として冴えない日々を送っていた20代後半の女性会社員・ユリサキ。
そんな彼女はある日、黒髪ロングストレートで自称ファンの厄介美少女召喚士・もくれんによって異世界召喚されてしまう。
元の世界に帰れないユリサキは、仕方
が無いのでもくれんが使役する召喚獣を描くことになるが、底辺絵師である彼女には重大な欠点があり――
チート無双とか出来ない女子たちによる、成長あり、討伐あり、冒険あり、友情はあるかどうか分からないけどいやらしさありのゆるくてふざけた異世界コメディー!
エロも無ければ百合も無い! 多分!
区切りの良いところまで書いたら投稿する不定期投稿スタイルで進めます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 00:00:00
54314文字
会話率:67%
これは、星の民と呼ばれる孤独に各惑星を観測し、記録する者達と人類との争いの記録。
星の民は唯一神「アイオス」が定めた規定に則り、生命体の存在する惑星への堕天が認められている。星の民は原生する生命体に影響を与えてはならず、ただその文化や生
活を共に過ごすだけ。孤独な観測者達に許された他者との交流、娯楽の時である。だが、その規定を破ったものには相応の罰が科される。
そんな規定違反者の送還と規定違反による原生生命体の影響を緩やかに修正し、惑星への影響を出来る限り抑えるために派遣される存在がいる。それがアイオスが使役する直属の部隊。スターロードと呼ばれる星界を纏め上げる存在。
この部隊に所属する一人の少女、「ポラリス」はトルンと呼ばれる惑星の中の島、アーカムへ派遣される。だが、そこには彼女の他のスターロードが既に派遣されており、彼女は原生生命体である「人類」にあろうことか星の民の力を与えていた。ポラリスは彼女の意図を探りつつ、人類の歩みを見守ることにする。
この物語は、そんな彼女達と星の民という強大な存在に抗う人類達の物語である。
貴方は彼らのように、強大な敵を前に足を踏み出せますか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 00:34:01
125186文字
会話率:22%
これまでのあらすじ
1.VRMMO『インペリアル・フロンティア』、ログアウト不可となりデスゲーム化した世界で、プレイヤーたちはあてのない攻略を続けている。
2.プレイヤーたちが攻略に行き詰まり出したころ、プレイヤー間の治安悪化に対する抑止力
として『始末屋』と呼ばれるプレイヤーキラーが台頭した。彼は『使徒級:災鴉』と呼ばれるユニットを使役し、さらにはプレイヤーで『盗賊』の従者を侍らせ、トッププレイヤーらからも警戒されているという。
3.加えて二年目のこの頃、この世界には「第二世代」などとまことしやかにささやかれるプレイヤーたちが新たに迷い込んでいるらしい。最初は単に噂とされたが、迷い込んだ者らの潜在母数はじわじわと伸びている。
プレイヤー第二世代の少年、キノは洞窟で絶体絶命の窮地に陥った。
ビギナープレイヤーの彼の前に姿を現したひとりのプレイヤーは、彼を囲うモンスターを一気に制圧する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 00:00:00
137723文字
会話率:40%
ソロモンに仕えた72柱の悪魔。その悪魔たちを自由に使役する事が出来る魔導書がこの世に存在し、その魔導書が一人の日本人の手に渡った。
『召喚に応じて参上した。して、何が望みかね我が主』
「ご飯食いに行くから付いて来て」
独身男性と悪魔の異種ぶ
らり食事の旅ストーリー。
※不定期更新一話完結型
話に出てくる店名は少しだけ変えてあります
※今の所、東京スカイツリー、博多、千葉県木更津でのお話を載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 18:00:00
137188文字
会話率:36%
1966(昭和41)年、高度経済成長の真っ只中であった。
江戸時代のころから地主であり、豪農の名で知られた西大路家がしだいに没落し、かわりにお隣の高野家が急激に富裕へとのし上がった。
それだけならまだしも、生け垣のすぐ向こうに立派な土蔵を建
てたのだ。
蔵とは、ひと昔で言えば、富を表すステータスシンボルである。いささか時代遅れではあるが、西大路家に与えたインパクトは絶大であった。
とくに西大路 郁子にとっては、はらわたが煮えくり返るほどの屈辱を味わう。
きっと高野家は、人外の力を借りて富を築いたにちがいない。考えられるのは、狐持ちか犬神持ちの憑き物でも使役しているのではないか。
狂気に捉われた郁子は、村の縫製工場に火をつけ、村人を陽動。その隙に、高野家の土蔵に潜入するのだった。
そこで見たものは予想外の仕掛けであった。
思いもよらぬカラクリに、郁子は頭を抱え、半狂乱になる――。
※本作には現代の社会通念および人権問題に鑑みても、差別的、不適切な表現や語句が含まれております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 23:50:00
10042文字
会話率:9%
ダンジョンでは死はありふれている。
新人冒険者であるクロードも迷宮に挑み、敗北し、取るに足らぬ理由で死ぬ名もなき冒険者の一人であるはずだったが――。死の間際、とある魔女が持ち掛けた契約魔法によりクロードは何とか一命を取り留めるが、同時に魔
女の釜から何度でも蘇る忠実なゴーレムとして使役されてしまうこととなる。
魔女の呪縛から逃れる方法はただ一つ、野蛮な魔物と致命的な罠に満ちたダンジョンを攻略することだけだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 20:35:55
10737文字
会話率:41%
汗と涙の本格サスペンス
最終更新:2024-08-20 21:07:53
5829文字
会話率:66%
心優しき主人公アインは、辺境の王国ウィンザルトの第二王子。
魔法や武芸に長けた父を持つものの何の才能も持たないアインは、いつも弟のキルシュに蔑まれ、ときには虐められる苦痛の日々送っていた。
ある日、次期王位の座を目論むキルシュによって罠に
嵌められ、国外追放されてしまう。
身一つで放り出されたアインは魔物に襲われ命の危険にさらされるが、魔人オルタナの出会いによって、人生が一変することになる。
アインは無能などではなく、魔物を使役し、血を喰らうことで魔力を手にするというレアスキル『ブラッドイーター』の持ち主だったのだ。
力を手にしたアインは旅をしながら人々を助け信頼を得ながら、有意義な第二の人生を送り始めた。
その矢先、キルシュの横暴な侵攻によって世界の情勢は一変。大切な人も奪われたアインは、遂に祖国への復讐を誓う……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 10:00:00
92418文字
会話率:45%
人間には生まれつき「ソウル」と呼ばれる呪力が存在している。
呪力とは、別名“負のエネルギー”と呼ばれる。
負のエネルギーは、魂の原型となるエネルギーの一種であり、“生物の持つ生命力として“、細胞の中に潜在する「物質」だった。
この
負のエネルギーは必ずしも“マイナスの感情”、つまり「悪」となる元のエネルギーを意味しているわけではない。
ただし負のエネルギーには、同じく人間の持つ“正のエネルギー”の流れを阻害してしまうほどの強さがあり、生命体としての形を維持するために、エネルギーを常に対流させられる「ルート」を構築する必要があった。
負のエネルギーを、外へと放出できる「ルート」を。
そうしなければ、内側からのエネルギーによって身を灼かれ、肉体の原型を留めることができなくなってしまうからだ。
だからこそ、「人」として生きていくためには、肉体と精神を切り離す必要があった。
『魂の契約』と呼ばれるそれは、自我が芽生えるとされる2歳前後の頃に行われる、”社会的義務”の1つだった。
その後、修行を積み、少しずつ負のエネルギーをコントロールできる技術を磨いていくことになり、「モンスター・テイマー」としてのステータスを築いていくことになる。
魂の契約によって、人間には“パートナー”と呼ばれる存在が生まれる。
「幻獣」と呼ばれるそれは、自分自身の分身であり、また、「可能性」そのものでもあった。
時には笑い、時には喧嘩し、人生を共にしていく「ソウルメイト」として歩んでいく彼らを、人々は『友』と呼ぶ。
4年に一度開催されるハンター試験に参加した、タマネギ村いちばんの天才モンスター・テイマー、サーシャ・シュヴァルツシルトも、自らのパートナーである「キューブ」を、“最高のモンスター”であると自称していて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-08 08:38:02
2194文字
会話率:0%