法を司る『国家保安局』。
そのエージェント。『法の守護者』であり『キリング・サーベイラント』と揶揄される彼女らは、ヒトでは無くAI、アンドロイドだった。
彼女らはその正義と透徹な感性で、何を刻んでゆくのか。
最終更新:2017-06-18 22:29:38
1157文字
会話率:17%
ミケーレ騎士団長は、三年ほど前からこの王城に棲み着いている道化師のことがひどく気にくわなかった。
自分のことをすぐに揶揄ってくるけれど、本心を見せてくることはない。地声だとしている柔らかいハスキーヴォイスだって、本当に素の声かどうかは分
からない。
真っ白な化粧は厚く、目元を覆っている仮面は曜日ごとに違う色とデザインで、今日は太陽の日である黄色だ。よくふくらんでどこまでが身なんだかもよく分からないダボダボの服と厚底の大きな靴で、風船のように跳ね回り、軽快にタップダンスを踊る。孔雀の尾羽のようなカツラをつけて、実際の身長も、男か女かも分からなかった。
ある日、尊敬する陛下がいきなり「少し遅れての新婚旅行と洒落込もうではないか」と、憧れの王妃と、ミケーレと、謎の少年従者を連れて城から抜け出した。
追ってくる怪しい男たちの目的は?
そして少年従者――道化師の正体は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-04 17:00:05
10902文字
会話率:48%
ちょっぴり風変わりな愛と欲望のままに生きる、一ノ瀬優作。
色々あって大学卒業間近に慌てて就活するも、今更仕事に就くこともできずに就職浪人してから堕落。自称ファッションクズ。
大学卒業後、半年経ち貯金が底を尽きかけた頃、美人なお姉さんに助けら
れて終わった人生が再び始まる。
言われるまま美人なお姉さんのコネでとある広告代理店へ入社が決定!
しかし、社会は戦場と揶揄されるように甘い訳もなく、優作は世の中のサラリーマンとして例外なく社会の波に揉まれていく。
恋も仕事も問題が山積み!優作は立派な企業戦士になれるのか!?
そもそもちゃんと働く気はあるのか?
※このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
※初投稿作品です。どうぞ暇つぶしにでもお読み頂き、ご感想頂けましたら幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-25 18:08:23
3176文字
会話率:27%
名無しと呼ばれる野良犬。型にはまれずクラスから浮きまくる勝ち気な姫花。M男とクラスメイトから揶揄される優人。そこに絡んでくるド汚い謎の転校生。引きこもりの兄に、救いようのない彼らの親達。様々な人間関係が絡み合うヒューマンドラマ。
最終更新:2017-05-25 17:15:42
50452文字
会話率:18%
集中治療室で運命の出会いをした、自称肉食系看護師・橘みなみ・29歳と、見た目草食系サラリーマン・三上寅之助・33歳。
そんな二人の結婚は、周囲から ’オンデマンド(利用者の要求に応じてサービスを提供する)婚’ と揶揄される程に試練がふり
かかる。しかし、二人は愛の力で試練を乗り越えていく。
主人公の二人とその周りの人々を通して、幸せな恋愛や結婚について探求していきます。
※R15と表記してある部分をとばしても、内容がわかるようになっていますので、よろしくお願い致します。逆に言えば、R15要素は第34部分 ’手紙’ に少しあるだけです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-24 00:22:45
123480文字
会話率:30%
ガラスの怪物シンデレラの出現により、現代文明は崩壊した。
総人口は激減し、絶滅の一歩手前まで追い詰められた。
だが、どの時代にも英雄は現れる。
黒の英雄と呼ばれた彼は、魔法でしか倒せないシンデレラを剣技のみで倒して見せた。
英雄の活躍により
人類は生き延び、再起の希望を見出した。
それから二百年ほど時が経ち、人々のまえに英雄の剣を継承した少年が現れる。
英雄の再来と称された少年には、その名を冠する部隊が創られ、二つの役割を課されることになる。
一つ目は多くのシンデレラを討伐すること。二つ目はその剣技を継承すること。
これは役立たずと揶揄された者たちを精鋭に育て上げた英雄の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-21 20:12:24
21771文字
会話率:41%
「神様、あなたは私が嫌いですか?」
700年に一度行われる、吸血鬼の女王を決める戦い。
月皇聖戦。
吸血鬼を含む全ての人外の神―月皇聖帝によって選ばれた吸血鬼達が最後の一人になるまで殺し合う。
久澄 聖人(くずみ せいと)は不良達からも
蛇蝎の如く忌み嫌われている孤高の不良。
彼を知る周囲の人々は陰でキチガイと呼び、悪魔のような容姿と威圧感で誰も寄り付かない。
そんな彼が一人の少女と再会する。
生きた日本人形とも揶揄されていた気味が悪いほどの美少女、濡髪 彩香(ぬれがみ あやか)。
かつてのクラスメイトだった。
互いにそれ以上の関係でなかった二人は、吸血鬼の殺し合いに巻き込まれていくことになる。
虚無と絶望が交わる時、一つの希望(カイブツ)が生まれる。
小さな希望を抱えた吸血鬼と人間の二人三脚の夜明けを求める戦いが今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-16 16:44:50
10139文字
会話率:14%
西暦2200年人はこれまで脳の一部しか使えずに生活していた。しかし、そこに革命がおこる。研究の結果脳の全てを使う事が少しだけならできるという。
しかも、脳の全て使う事によって今までサイキッカーなどが使える特殊能力が使えるようになると判明した
。しかし、生れる前に投薬をした赤ちゃんしかその脳の全てを使うことは出来ない。そのため政府で試験年を定めその年に生れる子供に投薬を施し観察する事になった。しかし、生まれた子供達の能力は微妙なものだった。やはり人間には限界がある。いくら脳の全ての一時的に全て使えても出来ることは限られていた。
かくして第二弾の実験はされる事無くフォールト世代と揶揄される事になる。
これはそんなフォールト世代の
微妙な能力者の高校生活のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-21 21:06:28
3010文字
会話率:8%
これは玉の輿なら芹沢学園と呼ばれる女子高で、玉の輿を狙って熾烈で苛烈な争いを繰り広げる女子高生たちと、
人斬り(辻斬り的な意味で)、百人斬り(性的な意味で)、二刀流(SとM両方いけると意味で)と呼ばれた少女、黒江狂花のハーレム作りのソドムと
ゴモラ、アドンとサムソンで120日の栄えの剣客物語である。
なお本作では同性愛が多々登場しますが決して揶揄するものではありません。
マジョリティであろうとマイノリティであろうとあらゆるセクシャリティは個人的人権と同じく神聖にして侵すべきならざるものであります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-11 21:55:00
467文字
会話率:0%
「あなたは死にました♪」美人の銀髪天使にものすごく楽しそうな笑顔で死を宣告された長谷武之(はせ・たけゆき)は、女神様に示されるまま異世界へと転生した。僅かばかりの心付と、『運命天秤(ラックバランサー)』なるスキルを貰って……。これは、チート
に成り切れないチートを貰った男が、周囲から「野ネズミ」と揶揄されながら奮闘していたら、いつの間にか成り上が――らされているお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-06 12:09:25
179701文字
会話率:31%
歴史の転換点と呼ばれた日
世界情勢は数々の大戦を乗り越え一時の平穏を取り戻しつつある夏の出来事だった。
平穏と言っても実質、国家間の関係は既に修復不可能であり、大戦の影響により資源の減少は尚の事
そんな折、旧アメリカ合衆国で一つの革命が発
表された。
それは歴史を覆す発見であり、一種のオカルト要素でもある発見だった
当時は超能力と呼ばれた力だったが、ある特殊な方法を用いて脳を刺激する事によって超能力を扱う事が出来る....といった一種の都市伝説だ。
だが、実際には超能力の使用は現実的であり、脳科学者で神童と言われた、ゴールド・ルドルフがそれを科学的に立証し、ルドルフ自ら
戦に身を投げ能力による虐殺とまで揶揄された一方的な戦争を引き起こし能力者の力を誇示した。
脳力と表現されたり、魔法、能力、様々な表現が施されたその力は絶大で現代兵器が力の象徴でもあった当時では、新たな近代兵器(?)である能力に
胸を躍らせた者も少なくない、だが同時に重火器と能力者の優劣を競い合う時代の到来でもあった。
世界はそれを重く受け止め、能力者開発に力を注ぎ五十年が経つ頃、変革の時が足音を響かせ確かに歩み寄って来ていた。
それは確かな足音であり、能力者と非能力者との差別意識が高まりつつある近年では破滅の歩みでもあったのだ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-26 19:00:00
36566文字
会話率:31%
苦しくて、悔しくて、そして情けなかった。
そんな想いだけが空っぽの体に残された唯一のものだった。
腕には無数の傷跡。失くした記憶、消えた過去。
女性の記憶は、水の中で溺れていたところから始まった。
助けてくれたのは、女性とは雰囲気の違う服
に身を包む美しい青年。
「何も……わからないの」
何故、溺れていたのだろう。自分の名前は何だろう。わからないことだらけの彼女に手を差し伸べたのは、
「なら、僕と一緒に来ませんか」
溺れる身を助けてくれた青年だった。
そこから始まるのは、優しい旅路の物語――だけではなかった。
――ルカは、とても優しいのね。
何故だろう、あなたみたいな人を私、昔傷付けてきた気がする――
記憶が戻ったとき、エヴァは残された想いの根源を思い出す。
「私、思い出したの。思い出しちゃった……こんな情けない、汚い過去なんか忘れていたかった……っ!! エヴァとして、ルカがくれたエヴァとして、ずっと、ずっといたかった!!」
新しい、自分になれた気がした。
あんな馬鹿みたいな人生から、新しい人生を歩めていける気がした。
――馬鹿みたい。そんなことないのに。
結局、私は『私』を断ち切れなかった。
※注意※
この物語は、リストカットなどの描写が含まれています。そして、それに対する不適切な発言がある可能性があります。揶揄や批判をしているわけではないことをここに明言し、そしてその文章で不快になられた方にはお詫び申し上げます。
少しでもリアリティを出すための描写が過剰であるかもしれません。閲覧される方はそれらをご理解の上、閲覧していただければ幸いです。
浜花 采沙
※※※※※※※
この作品は「E☆エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-11 21:01:21
24052文字
会話率:50%
アルレイン王国冒険者ギルドで依頼の斡旋業務に従事するブリットは、自身が斡旋する依頼の達成率がほぼ百パーセントである事から最高ランクのAをも超える【Sランク斡旋者】の異名をとっている。
他のギルド職員――斡旋者とは一風違う毛色のブリットは、ハ
ーフサキュバスの補佐官ウルドと共に、破天荒な依頼を斡旋する。
時にブリット自身も依頼に同行し、体を張って冒険者に冒険の技術を叩きこむのであった。
何故なら彼は、誰よりも冒険、戦闘、魔物を知り尽くしている冒険者でもあったのだ。ただし【Mランク】と言う不名誉な揶揄付きである。
だが、そんな非常識の塊のような彼の本当の正体を知る者は誰もいない。
Mランクと言われる所以は、彼の周囲の女性たちが教えてくれるだろう。
※更新は土日が主になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-07 23:05:57
26324文字
会話率:24%
石の上にも三年。IT業界で仕事をしてきて感じたことはただ一つ。
この仕事に、優しさは邪魔だということ。
※クズ描写、揶揄表現が多いので、注意してください。
最終更新:2017-01-26 01:13:58
1065文字
会話率:0%
先日、「劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間」にオリジナル眼魂を採用して頂きました! 詳細は別の作品に書きましたので、宜しければご覧下さい。
〈詐術〉――。
それは嘘を真実に変え、人知を超えた現象を引き起こす秘
術
〈詐術師〉――。
それは〈詐術〉を操り、砂漠に雨を、雲の下に日差しを降らせる種族。
〈姫〉――。
それは〈詐術師〉たちの頂点に立ち、畏敬の念を集める少女たち。
約五〇〇年前。
〈詐術〉の恩恵を受け、急速に文明を発達させた〈詐術師〉は、現代と遜色のない社会を築き上げていた。反面、人間より数の少ない彼等は、文明的には劣る相手の目を避け、〈隠れ里〉と呼ばれる超空間で暮らしている。〈詐術〉を使う姿を鬼や悪魔と揶揄され、人間に迫害されることも少なくない。とは言え、目立った争いが起きることもなく、多くの〈詐術師〉は平和な毎日を送っていた。
〈隠れ里〉の一つ〈ロプノール〉で暮らすタニア・ミューラーもまた、他の〈詐術師〉と同様に穏やかな日々を過ごしている。時折、タクラマカン砂漠で倒れた観光客が町を騒がせることはあるが、伯父夫妻との生活は半ばローテーション化していると言っていい。そして〈姫〉を目指すタニアにとって、粛々と努力を続けられる環境はむしろ歓迎すべきものだった。
だがよりにもよって愛読する月刊メルヒェンの発売日、波風のない日々は終わりを迎える。砂漠で伯父が拾って来た、行き倒れの少女によって。
お人よしな伯父夫妻は、身寄りがないと語る少女シロを家族の一員として受け入れる。期せずして始まったシロとの共同生活は、タニアの運命を大きく変えていくのだった。
砂の大海原に潜み、平和を脅かす〈砂盗〉たち。
雅な電子音声は怪人を呼び、怪人は悲鳴を呼ぶ。
圧倒的な暴力の前に、優しい人々は蹂躙されるしかないのか?
いや世界一涙を憎む少女は、皆の叫び声を聞き逃さない。
薔薇の香りを引き連れ、砂漠を駆け抜ける嵐は、人々の胸に立ちこめる暗雲を星空に変える。
〝墓怨・墓怨・恨墓怨(ボーン・ボーン・ウラボーン)〟
〝離墓怨(リボーン) 種根薇(シュネヴィ) 喪屡幻離々憑(モルゲンリリック)〟
今、生きた葬儀場が古代の死霊を呼び覚ます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-21 21:40:43
340847文字
会話率:19%
これはフィクションであっても、現実ではない。
つまりこの話しは実在の団体、組織、集団、思想、信仰、主義、個人、現象等を特定するものではなく完全なフィクションです。※重要※
仮によく知っていることに似通っていたとしてもそれは只の偶然で、
読者のそれら偶然に対して誹謗中傷、揶揄、正当化する意図、並びに社会通念や公序良俗に反する意図も全くございません。
また、特定、不特定含めた世に存在する作品を否定するものでもありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-16 19:00:00
2153文字
会話率:4%
とある映画において史上最悪と揶揄された大統領が爆誕しましたが、悲喜こもごもの報道をぼんやりと眺めながら感じたことをメモ代わりに記したものです。
最終更新:2016-11-10 23:00:00
461文字
会話率:0%
銀河系ペルセウス腕にあるアルビオン王国は宿敵ゾンファ共和国により謀略を仕掛けられた。
新任の中尉であったクリフォードは敵の謀略により孤立した戦闘指揮所で見事に指揮を執り、二倍近い戦力の敵艦隊を撃破する。
この功績により殊勲十字勲章を受
勲し、僅か六ヶ月で大尉に昇進した。
公私ともに充実した毎日を過ごしていたが、彼の知らぬところで様々な陰謀、謀略が行われようとしていた……
平穏な時を過ごし、彼は少佐に昇進後、初めての指揮艦を手に入れた。それは“浮き砲台”と揶揄される砲艦レディバード125号だった……
ゾンファは自由星系国家連合のヤシマに侵攻を開始した。
アルビオン王国はゾンファの野望を打ち砕くべく、艦隊を進発させる。その中にレディバードの姿もあった。
アルビオンとゾンファは覇権を競うべく、激しい艦隊戦を繰り広げる……
登場人物(年齢はSE4517年7月1日時点)
・クリフォード・C・コリングウッド少佐:砲艦レディバード125号の艦長、23歳
・バートラム・オーウェル大尉:同副長、31歳
・マリカ・ヒュアード中尉:同戦術士兼情報士、25歳
・ラッセル・ダルトン機関少尉:同機関長、48歳
・ハワード・リンドグレーン大将:第3艦隊司令官、50歳
・エルマー・マイヤーズ中佐:第4砲艦戦隊司令、33歳
・グレン・サクストン大将:キャメロット防衛艦隊司令長官、53歳
・アデル・ハース中将:同総参謀長、46歳
・ジークフリード・エルフィンストーン大将:第9艦隊司令官、51歳
・ウーサー・ノースブルック伯爵:財務卿、50歳
・ヴィヴィアン:クリフォードの妻、21歳
・リチャード・ジョン・コリングウッド男爵:クリフォードの父、46歳
(ゾンファ共和国)
・マオ・チーガイ上将:ジュンツェン方面軍司令長官、52歳
・ティン・ユアン上将:ヤシマ方面軍司令長官、53歳
・ティエン・シャオクアン:国家統一党書記長、49歳
・フー・シャオガン上将:元ジュンツェン方面軍司令長官、58歳
・ホアン・ゴングゥル上将:ヤシマ解放艦隊司令官、53歳
・フェイ・ツーロン准将:ジュンツェン防衛艦隊分艦隊司令 45歳
(ヤシマ)
・カズタダ・キムラ:キョクジツグループ会長、58歳
・タロウ・サイトウ少将:ヤシマ防衛艦隊第二艦隊副司令官、45歳
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-10-01 12:00:00
166099文字
会話率:17%
半島に位置する王国、連邦両国によって勃発し、泥沼化した、エルフ、人間、ドワーフを巻き込んだ七年に渡る戦争が終戦を迎えた。戦争の爪痕は深く、三年の月日が経過してもなお、癒えることはない。兵隊の野盗化やその他勢力による治安の悪化はもはや留まる
ところを知らず、両国とも頭を悩ませていた。
そんな折、両国の軍及び戦場となった地域に住んでいた者が団結して、小規模ながらも、一つの戦災復興組織の設置が決まる。戦災復興組織の名前は「トリニタス」。市民から「お飾りだ」「機嫌取りだ」と揶揄されつつも、トリニタスの戦いは始まる。
果たして、かつて英雄と呼ばれた男、最強エルフ少女(ババア)、妖艶な黒髪美少年(ジジイ)、等々、個性豊かなメンバーが集うこの賑やか戦災復興組織は、戦災復興の礎となることが出来るのか。
時に愉快に、時に過酷に、人やエルフが駆け巡る、戦災復興ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-24 22:55:41
106871文字
会話率:37%
その世界の人類総人口は三十億にも満たず、その数は年々減少傾向にあった。 後にこの現象を『個のアポトーシス』と呼ばれるようになる。 遺伝子に刻み込まれた呪いと揶揄される因子が、人々の奥底に根付いていた。 その因子は人々から生殖機能を奪い、人が
人を生せない世界を創り出していた。 このまま進めば人類は近い将来、確実に絶滅する。 それも自身の内発的に起こった現象によって。 それはある意味で無自覚の自殺。 世界はその無自覚自殺を阻止するためにある計画が発案した。 それがアブソリュート計画。 不死の人間を造りだし、人類を永遠のものにするという計画。 皮肉にも、それが新たな火種となり、さらに死を加速させていく。後にこれを「十年戦争」と呼んだ。それから五年後の物語。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-24 18:53:54
10150文字
会話率:14%
科学が発達した世界があった。 その世界の人類総人口は二十億にも満たず、その数は年々減少傾向にあった。 後にこの現象を『個のアポトーシス』と呼ばれるようになる。 遺伝子に刻み込まれた呪いと揶揄される因子があらゆる病を駆逐したその世界においても
、人々の奥底に根付いていた。 その因子は人々から生殖機能を奪い、人が人を生せない世界を創り出していた。 それを消し去ることは即ち、自身を消し去るのと同義。 このまま進めば人類は近い将来、確実に絶滅する。 それも自身の内発的に起こった現象によって。 それはある意味で無自覚の自殺。 世界はその無自覚自殺を阻止するためにある計画が発案した。 それがアブソリュート計画。 不死の人間を造りだし、人類を永遠のものにするという計画。 民間軍事企業 カザミ重工はその計画を兵器利用目的で協力した。 そして、人類を超えた人造人間が二体生まれた。 それらの人造人間に『超越者』という新たな位置づけを与えた。 だが完全な超越者を生みだす事は出来なかった。 二体の感覚質は成長が遅く、どう足掻いても幼い。 そのうえ彼らは身体の成長はしないが、不死ではなかった。 彼らの感覚質は成長する。それは遅い速度であるが、成長とはつまり直結して終を迎えるものである。 成長の行く末は死。 結局、彼らもまた不死とは程遠いものであった。 だが彼らは兵器としては何の問題もなかった。 一人でもいれば戦局を大きく揺るがしかねない。 そんな彼らの存在を否定する者達がいた。 人によって生み出された超越者は神への冒涜でしかない。 世界中がアブソリュート計画に反発し、超越者狩りが始まるのだった。 世界中の軍事産業を握っているカザミ重工はそれを利用して戦争を起こし、利益を得ようと二体の超越者を大軍事国家サーマシバルに引き渡した。サーマシバルはそれを受け入れ、やがて世界と対立していた。 二体の超越者を火種に『十年戦争』と呼ばれる戦争が起こったのである。 この戦争でカザミ重工は互いの勢力に肩入れし、思惑通り莫大な利益を得る事になるのだった。 それから十年の長い年月がたち、世界は荒れ果て、一部の大国、宗教を残し、全て崩壊していった。 疲弊し切ったお互いの戦争は一時的に休戦となる。 それから、五年後……。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-01-08 02:00:00
83821文字
会話率:18%