十七回目の春に、僕は初めての恋をした。
最終更新:2021-07-25 16:27:17
7233文字
会話率:34%
八時半出社、十七時半退社。残業なし。お給料に問題なし。
……でも、やりがいもなし。
何かしたいと焦って始めたのはハンドメイドのアクセサリー販売。
やっと軌道にのったと思った矢先に盗作疑惑。
私の人生、何なんだろう?
ふて寝して目覚めて
みたら、大草原に一人ぼっちで立っていた。
※カクヨムでも公開中です※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-23 12:20:25
143514文字
会話率:43%
まだこの世界に神が沢山いた頃。
『我が君』『我らが君』
そう、守護神と定めた神を呼び慕い、時に神の求めに応じて神の花嫁を出す国があった。
テュティは王の娘にして、数えで六つの時、此度の神の花嫁に選ばれた。
けれど、テュティが数
えで十七を迎えようとするある時、婚姻は破棄された。
突如起こった轟音と閃光によって、テュティの嫁ぐ『我が君』『我らが君』はおろか、今まであった凡その神の気配がすべて消えてしまった。
神が去った後。
残されたのは、なにがしかがあったと思わしき、変わり果てた大地と、今まで盲目に神に縋っていた人々。
残虐なテュティの実の兄は、この機に己を神と立てる計画をまことしやか、父王に吹き込む。
新たな神となる為には、前の神から花嫁を奪う必要がある。
実の兄妹での契りは絶対の禁忌。神はもういない。
そんな中で、テュティはある決断をする。
これは、神に棄てられた巫女姫の決断と、確かな恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 15:12:53
31930文字
会話率:7%
一九三五年。舞台は架空の国エルドランド。
十歳の少年ダグラスはスラムで育ち、ある事件がきっかけで友達ハリー、ブライアンと共にマフィアのドン・サンダースに拾われた。ダグラスたちが十七歳の頃、地下組織の指導者ベルザと出会い、彼らは人材として引き
抜かれる。
ベルザの正義を慕い、それぞれに表社会でタクシードライバー・警官・ボディガードとなる幼馴染三人の運命の物語。
そして〝FURTHER ON UP THE ROAD〟=はるか道を行ったところで、愛する彼女を想うダグラスのラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-19 16:22:16
37201文字
会話率:32%
私は貴族の婚外子だった。母が死んで、私を引き取ったのは十七年間会ったこともなかったお兄様。こんにちは、お兄様。初めてかけた言葉はどこか陳腐で、なんだかおかしかった。ここに私の居場所はない。出ていくことを決めたのは成人お披露目のパーティの日。
最初で最後のお兄様とのダンスを踊る。そしたらさっさとどこかへ行こう。きっと上手くいくはずだと、心の底から信じていた。だってこの家で私を必要としている人なんて誰もいないのだから折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-16 09:03:42
7554文字
会話率:43%
「私の婚約者になりなさい! 拒否権はないわ!」
日比野美嶺(みれい)は由緒ある日比野家のお嬢様。彼女は男性の低い声をこよなく愛する偏愛者、いわゆる声フェチだった。
日比野家のしきたりでは、不純異性交遊を防ぐため、十六歳を迎えた女子は
速やかに婚約者を決めることとなっている。
親が選んでくるお見合い相手はどれも素晴らしい男性だったが、美嶺は声が気に食わずことごとく拒否。やっとのことお見合いに漕ぎ付けた男性側からしたら、「はじめまして」の第一声で「もう結構よ」と突き返されるのだから、たまったものではない。
外見と家柄は最高峰なのに、性格は高慢、高飛車。そのうち美嶺には『高嶺の徒花』などという浮き名まで流れ、十七歳になっても婚約者が決まらないという日比野家としては異例の事態となっていた。
そんな中、通学途中にたまたま出会ったごく普通の高校生、鏑木天真(てんま)の声に美嶺は雷に打たれたような衝撃を受ける。陰気で貧乏で天パ眼鏡といった一見良いとこなしの天真だが、美嶺はすっかりその声に惚れこみ、付きまとい、挙句の果てに公衆の面前でプロポーズをかます執着ぶり。
一方、高校に馴染めずいじめを受けていた天真。始めは美嶺を迷惑に思って遠ざけていたが、彼女の自由奔放さに次第に惹かれていく。
美嶺の婚約者になると決めた天真は、自分の声以外には興味を示さない美嶺を振り向かせようとするが、日比野家の数々のしきたりが邪魔をする。結婚するまで、キスはおろか手を繋ぐことすら許されないのだ。しかも、しきたりを破ったことが本家に知れたら美嶺の婚約者としての資格を剥奪されてしまうという。
「いいこと天真。私の婚約者でいるために、しっかりと理性を保ちなさいよ?」
声だけ聴かせてくれればいいから近寄るなと言う美嶺を、しきたりの範囲内で真っ直ぐに愛し続ける天真。高飛車なようで恋愛経験ゼロのうぶな美嶺はすっかり翻弄されて、いつしか声だけでは満足できなくなっていく。
天真が結婚できる十八才になるまであと一年。先に禁を犯すのはどちらなのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-06 12:55:57
47990文字
会話率:46%
吉良邸に討ち入った赤穂浪士。
その中で唯一人、生き残った者がいたのはあまり知られていない。
その男の名は寺坂吉右衛門。
彼が辿り着いたのは薩摩国であった。
*歴史フィクションですが史実も含まれています。
最終更新:2021-07-04 00:00:00
40586文字
会話率:18%
「追放、クビ、解雇――まあ言い方はなんだっていいや。とりあえず、もうこの勇者パーティにおまえは必要ない」
付与魔術師のアルマは、強化魔術しか扱えない。しかし、天才的な資質とたゆまぬ努力の末、若くして究極の強化魔術《天鎧強化》を習得し、弱小
勇者パーティを影で支え続けていた。だが勇者へリィンは、そんなアルマを「強化魔術しか使えない無能」としてパーティを追放してしまう。
途方に暮れたアルマは、そんな折に運命的な出会いを果たす。一つの事柄を極め、星に認められた最強の存在にのみ与えられる称号――〝超越せし者《エクストラ・ワン》〟を冠す大漢ディゼル。彼の元で修行を積み、アルマは本当の付与魔術の使い方を知る。
「味方ではなく、己の肉体のみを強化するッ!! それこそが真の付与魔術師というものよッ!!」
それから一年――究極の強化魔術に耐え得る肉体を身につけたアルマは、師匠を越える偉業を成し遂げるため地上に帰還した。
伝説の男の元で鍛えられた埒外の天才付与魔術師は、瞬く間にその名を世界に轟かせていく――。
一方、アルマを追放した勇者パーティはこれまで難なく踏破してきたダンジョンに悪戦苦闘し、雇った付与魔術師にも逃げられ、偽勇者として悪名を轟かせ没落していく。
*最終ざまあ展開は《第十七部:012 勇者、咆える》で行われます。本格没落展開は《第九部》からはじまります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 10:02:19
207761文字
会話率:52%
断頭台上にて、宣言が下される。
「これよりッ!!
極悪にして悪辣の、悪名高きあの公爵令嬢!!!
アンリエッタ・セヴァリーの処刑を行う!!!!」
※女の子は死にません
最終更新:2021-07-01 04:11:20
3567文字
会話率:39%
突如として世界が黒い霧に包まれ、デミウルゴスと呼ばれる巨大な怪物が猛威を振るって世界人口のほとんどが失われたデミウルゴス・ショック。
7年が過ぎ、更地になった東京に政府主導で作られた計画都市、七竅市(しちきょう)市。
そこに住む十七歳の二人
の少年、八路見(やみちあきら)、流戸微(ながれどかすか)はある日、街に現れたデミウルゴスに殺されそうになる。
目前で倒れる巨体。二人の前に立っていた一人の少女。
それは同じ日に高校に転校してきた、残火羅愛(のこりびらら)だった……。
私たちは古来から真理を探究してきた生き物である。しかし、形をもった真理など果たしてあるのだろうか?
どこまでも曖昧な世界で、真理を見つけようともがき、井戸よりも深く進んでいった先に……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-29 21:17:55
141603文字
会話率:56%
ある日突然、グリーンランドを中心に、同心円状に「電気」が無くなる現象が広がり始めた。丁度地球外に住んでいて、被害を受けなかった「少年」は理由があり、この謎を解きに動き始める。
生き物はおろか、植物さえ直に消え去るであろう「地の球」に少年は何
を見たのか?
(粗筋...とは言いましても、ここで書くと結構ネタバレになるので、あまり書きたくないんですよねー)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-28 18:41:40
879文字
会話率:0%
神流聖(カミナガレセイ)は亡き父の後を継いで奈良県の山奥で剥製屋をしていた。
聖には「人殺しは見れば分かる」という力があった。人殺しの片方の手が、殺された人の手に見えるのだ。また聖自身の左手が出生時に死んだ母親の手だった。その手が目に入るの
を避ける為に、子供の時から片手だけ手袋で隠していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 15:26:29
33693文字
会話率:42%
十年前、子供を放り出して逃げ出した可乃子三十二才、コンビニ店員の目の前に現れたのは幼馴染の浅野兄弟だった。
彼らに連れられイヤイヤ戻った元夫の家で、いつのまにか息子は十七歳になっていた。
不器用でどうしようもない可乃子と高校生男子がぶつか
りあいながらも共に居酒屋を切り盛りする。
彼らのおかしな共同生活が始まった。
そしてそれを見守る優しい面々が、いつもそばにいてくれるのだ。
はてさて二人は本当の家族になれるのだろうか。
(こちらの小説はエブリスタでも掲載しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 14:11:20
61881文字
会話率:24%
――……オワタ。子爵令嬢メロディ・カズンズは階段に突っ伏し絶望した。これまで十七年間、異世界の記憶があることを隠して下っ端貴族令嬢ライフをそれなりに楽しんできたのに、よりによって高飛車公爵令嬢とゆるふわ平民娘とポンコツ王太子の三角関係ど真ん
中に放り込まれてしまったのだ。階段落ち事件の究明を王太子に命じられ、推理力と天賦(ギフト)で解決し、ご褒美にキャメロット警視庁見学を許されてガッツポーズのメロディ。夢に見たAFISの生ポジティブマッチが見られると思ったのに、科学捜査は固有者(タラント)の天賦(ギフト)頼みで全く確立されていなかったのだ。憧れのCSIすら存在しないと知り愕然とするメロディ。だが、ここで前世の洋ドラ(ミステリー系)オタクの血が漲った。ないのなら、作って見せようCSI。斜め上に暴走するメロディに恐れをなした王太子が任命したお目付役は何と大公の一人息子。いや、そんな大物ワトソンいらねーし。元気が取り柄の子爵令嬢の挑戦は今日も続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-14 20:09:31
274391文字
会話率:54%
遥か昔、千年に一人と言われる賢者が十二人集まった。賢者たちは互いを高め合い、文明を千年以上も進めた。彼らはその叡智を結集し、世の理を、世界のルールを、不変の真理を捻じ曲げるほどの兵器を造ってしまった。いまやそれは賢者たちによって封印され、
七十二枚の設計図だけが残った。
カラクリ屋に生まれ、後を継ごうと考えていた十七歳の青少年ネロ・デフィスィ。父親が体調を崩した時、父の製図室に一枚の設計図を見つける。何語で書かれているかも不明。彼はいつしかそれが『古代兵器の設計図』であると知る。彼の中の何かがこれを集めろと騒ぎ、ネロは七十二枚の『設計図』を集めることにする。
稀代の天才たちの残した『古代兵器』とは、その真実とは、賢者たちの遺したかったものとは……
※タイトルは仮です。変えるかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-08 22:54:42
2041文字
会話率:58%
【3/7(日)、ジャンル別ランキング2位獲得! ありがとうございます!】
「シジルの聖女よ。魔力を持たない聖女のなり損ないは今日限りで辺境に追放する」
《シジルの聖女》として異世界に召喚された二十七歳のオタOL、木吉小乃夜には一滴の
魔力もなかった。当然あっという間に失望され、聖女召喚に失敗した責任を取らされた意識高い系召喚師・ハイゼンと共に、王都から遥か東に位置する火山地帯へ追放されてしまう。
飢えと空腹で一歩も動けなくなっていたコノヨとハイゼンは、そこで岩の割れ目から滔々と湧き出す温泉を発見する。自他ともに認める温泉キオタクであったコノヨがそこに手を浸けた瞬間、
【名もなき野湯
浴槽名:名もなき野湯
源泉名:山岳地帯東部渓谷側1号泉
泉質:酸性硫黄泉
湧出量:毎分90L
泉温:50.8℃】
【適応症:神経症、筋肉痛、関節痛、うちみ、くじき、きりきず、慢性皮膚病、冷え性、ストレスによる諸症状、疲労回復、糖尿病、慢性消化器科症状、がん性疼痛、HP回復、MP回復、DP回復、各ステータス異常、追放性盾勇者成上症、薬屋性独白症、勇者性重度慎重病、誤認性迷宮出会渇望症、特発性蜘蛛変異症、致死性悪役令嬢転生症、痛覚回避型防御力特化症、駄女神召喚症、スライム転生症
禁忌症:急性疾患(高熱を伴う場合)、鬼滅性妹食人化症】
――コノヨの中に眠っていたチートスキル【絶対温泉感覚:略して絶対温感】が発動する。
よし、このチートスキルとこの温泉の効能を使って《癒やしの聖女》になってやろうじゃないか。そう決意したコノヨはハイゼンと共に一大温泉街建設に乗り出すのだった。
一方、敵国の王子を温泉で癒やしたことで癒やしの聖女認定されたコノヨの名声は、絶賛戦争中の相手国の方で徐々に轟き始める。何? 今更王都に聖女として戻ってこい? もう遅いよ温泉街作っちゃったし! いやいや困ったなぁ、オイオイ押すなよあんま見んなって、とやっているうちに、温泉で癒やされた隣国の兵士が続々と戦場に戻り始め、コノヨたちを追放した国は徐々に押され始める……。カクヨムにも連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-06 12:00:00
84945文字
会話率:35%
十七歳の幼馴染が幼児化した姿で眼前に現れた。
黒にゃら、タイムスリップ、ドラにゃら、瓜二つ。さてどれだ!?
「文芸webサーチ」「幻想検索」に登録しているHP「tori」と「カクヨム」でも公開中。
最終更新:2021-06-01 21:49:43
4039文字
会話率:69%
祟り神・シルシを奉る神社ではある一族の娘が巫女としてその命を神に捧げていた。しかし、十七年前、とある事故が起きてしまい、娘ではなく息子が贄として差し出された。
シルシはそれに怒り、一人の少女、符切ココロに巫女になるようにと悪夢を見せる
ようになる。
符切ココロと彼女が惚れた男、塚込龍之助が彼女の運命を左右させるシルシの目的を叶えてあげるため、という名の符切ココロの命を守るための秘密の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 20:49:12
13083文字
会話率:55%
「ごめん。俺、他に好きな人が出来たんだ」
高瀬理央二十七歳。広告制作会社勤務。
婚約者にフラれたその日、こっそり可愛がっていた野良猫の首に赤い首輪がついているのを発見し、誰かに飼われた事を知った。
大切にしていたものを同時に二つも失った
私はヤケになり、メッセージを添えていらなくなった婚約指輪を猫の首輪に挟む。
その日から、猫の飼い主と奇妙な文通が始まった。
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 22:00:00
85157文字
会話率:49%
『ダニエル・バルテル。わたくしの持ってきた謎を、引き受けていただける?』
——わたくしの〈謎〉には、探偵を虜にする価値があるはずよ
『承知した。君の依頼を受けよう』
魔(デモン)が撒き散らした〈謎(レーツェル)〉を解くことが禁じられてい
る街、インネレシュタット。生まれてまもなく家族を皆殺しにされ、隠されて育った公爵令嬢コンスタンツェは、十七歳の誕生日に初めて自分が何者であるかを知り、事件の解明を求めてダニエル・バルテル探偵事務所の扉を叩いた。〈天環教会〉から免状が発行されなければ事件捜査さえ禁止されているインネレシュタットで、探偵は違法な闇稼業だ。予想に反してダニエル・バルテルは若く美しい青年だったが、その態度は優雅で粗野で傲岸不遜で――
完結済み長編を投稿していきます。この作品はカクヨムにも同時投稿しています。
引用文献 木下康光(2012)『ドイツのなぞなぞ』同学社折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 15:18:34
80000文字
会話率:41%