かつて巨大な戦争があった。それは人と、人ならざる者との世界の覇権を賭けた激しい闘争。突如として人類を襲ったその存在の名は『死役の血(イモータル)』。人に近い外見を持ちながら、『魂』という概念を持ち、不死の能力を操る者達。
数で圧倒的に勝る人
類は、その『殺せない』敵に蹂躙された。
だが、とある『死役の血』の裏切りがもたらした、一つの技術が人類を救った。
その名は、『SOUL EDGE』。
魔術とも科学とも異なる、己の魂を具現化する術。魂を切り裂き、『死役の血』は愚か、全ての生物をいとも容易く絶滅させる禁断の刃。
数で勝る人類がそれを手にした時、後に『魂絶戦争』と呼ばれる戦いは終結した・・・
それから三百年後。
今や、『死役の血』が伝説に語られる空想の生物と同列に並べられるようになった頃。
城壁都市『ウロボロス』の騎士団に所属する青年エルスは、過去のとある出来事によって天涯孤独と成り果てていた。その時の体験が元となり、彼は理不尽を憎み、誰かを守る事を生涯の目的として己を鍛え上げた。駐在する騎士団の中でも指折りの実力を手に入れた彼だったが、心には常に空白が付きまとう。守るべき者を失った彼は、一体何を守ればいいのか?
そんな鬱屈とした日常を送る彼が、とある少女と出会うとき、彼の魂は加速し始める。
理不尽が再び世界を覆う時、抗う魂が刃となって敵を討つ。
これは、『抗う』事を選び続ける戦士の物語。
『立ち向かう』事を選んだ者達の、剣戟冒険譚。
pixivに重複投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-17 23:44:07
81175文字
会話率:35%
男子高校生『弓坂美沙希』は、暗殺者集団『0』のコードネーム04を持つ、狙撃手。とある仕事で山にいき、対象を殺害、帰る最中、味方の裏切りで負傷、後に自爆用のグレネードのピンを抜き死亡。が、次に目を覚ましたら天国では無く、視界を覆うような大草原
が広がっていた。どうやら異世界に『迷い人』として召喚されたようだ。その際、強大な力を身に宿し、異世界での生活を強要される。異世界に呼び出された暗殺者は、現存世界の知識、愛銃、魔術を駆使して異世界を駆ける―――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-03 00:49:43
91392文字
会話率:49%
世界は同じ数だけ存在する人々の物語から作られる。その中生えた知恵の木は何時しか森を作り、人々が知らない間に世界を覆う。恵種と呼ばれる人種は、森の中と知りながらどう生き続けるのだろうか……。 ※この作品はブログなどに載せています。
最終更新:2014-01-28 00:32:25
296760文字
会話率:40%
六芒、五稜、四方陣が重なる時、破滅に至る籠目(マゲン・ダヴィド)が廻り始める――。
学生として普通の生活を送りながらも、武藤朔也は現存する陰陽術の数少ない担い手として、しがない小さな占い屋を建てていた。友人にもあまり恵まれず、人と違う点も陰
陽道に関する点しか持たないものの、充実した日常生活を送っていた彼だが、ひょんなことからアパートに同居する事となった少女『貴船恵峰』との出逢い、そして突如として発生した神隠しの事件をきっかけに少年の日常は崩れていく。
童歌の調子と共に、宴の幕は開かれる。演者は三者。六尸外道、金烏玉兎衆、そして耀星堂。之等蠱毒の蛇蝎を以て、太極を覆う禁厭を放たん。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-23 00:17:12
8264文字
会話率:22%
「異人」と総称される存在との戦争により荒廃した世界。 無数にある大陸の一つ、そこに行方不明事件が原因で廃れた村があった。 小柄で華奢な体を覆うように黒いマントを着た者――「黒マント」は、その村に足を踏み入れた。 そこで出会った賞金稼ぎのミル
、村の少年ジョニーと事件を調べる途中、森を歩いていた三者に助けを求める女性が現れる。 ジョニーが心配そうに手を差し伸べた時、女性は異形のモノへ変貌し、ミルは剣を抜き、黒マントは佇むだけであった。 黒マント、ミル、ジョニーは三者三様の行動により、運命を大きく変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-09 14:00:00
76046文字
会話率:34%
ある日全世界を覆った、分厚くて真っ黒な雲。様々な害を及ぼしたそれによって、僕たちの生活は以前のようなものに変わっていく。──黒雲が世界を覆った一週間後にかかった電話。声の主は紛れもなく、旧友である魔術師だった。その電話が発端となって、雲が発
生した原因を探ることになり──?
現実とファンタジーが交差する、最後の冒険譚。それはきっと、変えようのない出来事だったんだ。
……ほとんど見切り発車のため、いつ更新できるかは未定。不定期ですが、あとがきに予定を書く事があるかも。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-05 06:00:00
4102文字
会話率:27%
蛾王とはカーバン・バッグと言う男の通称である。
蛾の羽を模したような模様で全身を覆うローブ。そのセンスが悪いボロ服が彼にその名を与えたのか、はたまた暗黒の世界を羽ばたく勝手なイメージのせいか、それはわからない。彼はいつも様々な肩書きを持って
人々の前に現れたが、最新の称号は囚人だ。
絵本、物語、画集、楽譜、設計図、レシピ、図鑑、メモ帳、詩集他。
彼が出した本はすべて「世界を壊す力を持つ」という理由で最高閲覧禁止図書(ブラックレーベル)と定め、所有国によって厳重に保管されるようになった。
そんな彼の、宝石の鱗粉を撒く過程の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-01 18:32:04
2028文字
会話率:19%
ジャーナリストを夢見る少女、林 麻耶はスクープを追い求めて幻想郷に迷い込む。そこではまったく異なる文化が形成されており、麻耶はそこで充実した生活を送ることになる。そんなある日、幻想郷を覆う一つの話題「幻想郷スクープ大賞争奪戦開催のお知らせ」
。ジャーナリストを目指す自分の威信にかけて、消去法というか苦渋の決断というか泥をすする思いで相棒チルノを引き連れ、いざ不気味な館「妖祭館」に赴く!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-25 05:00:00
63450文字
会話率:58%
中世インド。いわゆる奴隷王朝と呼ばれる、アルバリー朝を、インドで最初にして最後の女性スルターン、ラズィーアが統治していた。
ラズィーアの親戚で十六歳の少女、ムムターズは、宮殿で見事な歌とヴィーナの演奏を披露した十八の少年、ナーラーヤナに
心を奪われる。ナーラーヤナも、同様にムムターズに一目で恋に落ちてしまう。
しかし、ナーラーヤナは、師ニザームッディーンの下で神秘の道の修行に励む求道者でもあった。
ムムターズは、ナーラーヤナの父、ラクシュマナが、ムムターズの叔父アリーの仇であることを知らされる。
ムムターズとナーラーヤナの恋の行方は?
ナーラーヤナの神秘の道の修行はどうなるのか?
そして、スルターン、ラズィーヤを亡き者しようとする宮廷の陰謀が渦巻く。
干魃がインドの地を覆う。
ニザームッディーン、チャイタニヤ、そして日本から渡ってきた禅僧、道叡の三人の聖者は、干魃にどう立ち向かうのか?
ラズィーヤの命の行方は。
ちょっと読者を選ぶ、哲学ラノベ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-14 14:56:18
140782文字
会話率:50%
だから、周りが踊るのだ。
魂の質、才能が髪の色として表れる異世界。
霧が覆う街、ミスティアで起こる連続殺人。
それに巻き込まれた少女と、やる気のない薬師の話。
【注意】
推理物ではありません。
最終更新:2013-06-26 17:09:32
39105文字
会話率:34%
ある年、東京湾を覆う形で作られた人工島。ただ普通に考えればそれだけだったが、この人工島は普通ではなかった。その人工島は異族特別自治区と呼ばれるむやみやたらと出入りすることができない閉口都市。その人工島で生活する鳳欧・御影は一人の人物と出会い
運命を大きく変えられていく
アットノベルスから移動しました
元ネタ『神話の革命者』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-21 00:56:37
107328文字
会話率:66%
俺は復讐者だ。あいつのために、復讐をやり遂げるんだ。全ては等価交換。あいつの負った痛みを、お前たちも味わえ。
みたいな小説。
最終更新:2013-04-13 12:00:00
15613文字
会話率:39%
幸多かりし賛美の世界、ヴェル・ヴィーラ。ヒトとケモノの住むこの世界に突如現れた、『顔のない者』たち。それはヒトとケモノの血肉を齧り、齧られた者は『顔のない者』となり…。抗う事が出来るのは”傭兵”のみと、傭兵たちは長きに渡り『顔のない者』を狩
り続ける。訳あり過去を持つ”ウォルフの傭兵”一行は、徐々に世界を覆う戦争の気配と世界の真実に飲み込まれて行く。
ちょっとずーつ更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-29 15:44:34
72391文字
会話率:36%
三次大戦が起きて――地球は半分になった。
人類が未だ居住可能なのは、日本列島、オーストラリア含むオセアニア、北極、南極、沿岸部を除くカナダを残すのみ。国を焼け出された人々はそれらの土地に殺到し、膨れ上がった人口は、かろうじて保たれていた
平穏を徹底的に破壊した。
特に、中華と米国、世界の二大国の実質的植民地と化した日本。その目を覆うような惨状に人々は、かつての経済大国を『地上に現れし地獄』と呼んだ……。
そんな地獄の中、十六歳の誕生日を境に、「正義の味方」になろうと決心した少年『クシモリ・アマツ』はいきがかり上盲目の少女を助ける。
しかし彼女は礼ではなく、アマツの手に赤い手紙を握らせて、こう言うのだった。
「国連軍の名において、お前を徴兵する――」
未成年者のみ集められた『戦争学園』。
妄想の力『デメンス』。
陳腐なカヴァーストーリーの裏に隠された、人類が陥った「最悪」の危機とは?
『たとえば――たとえばですよ』
『誰かを殺さなければ、生きてゆけない。自分がもし、そんな存在だったとして――』
『――価値はあると思いますか? 誰かの屍を踏んでまで、自分に生きる価値が』
『正義の味方なら――わたしを殺すべきですよ』
純粋に正義を信じていた、あの日々を駆逐する。
SFダークロマン『サヴァイブ・ダークリー』!
サブタイに■がついている箇所には挿絵があります
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-01 19:06:26
125706文字
会話率:42%
東方の異教神 アスラの力を宿し生まれ落ちた赤子は大公と唯一血のつながりのある孫娘セリアだった。
アスラを宿し赤子はその場で抹殺せよと言う掟に従い、その赤子を葬れなかった大公はその力を封印する道を選んだ。
それから、16年。
東方のスパイ
アクバルの手によって、異空間から呼び戻された100年前の東方軍が少年 エミールを襲おうとした時、孤児院育ちの少女 イレールにアスラの力が甦った。
大公の孫娘セリアとうり二つのイレール。
イレールを保護下においたフランツが二人の関係を確かめようとする最中、大公はイレール奪取を図り失敗してしまう。フランツに危害が及んだことに激怒したイレールは大公を抹殺すべく、大公の屋敷に侵入するが、大公を守ろうとするセリアの前に退却してしまった。
公国内を一気に戦乱の機運が覆う中、東方軍が再び侵攻してきた。
主力は召喚したシヴァの力を宿したラース。
ラースの前にはアスラの力を宿したイレールさえ、苦戦を強いられてしまう。
セリアとイレールの二人で戦うしかないと考え、大公の下へ向かったフランツに大公がイレールの正体を明かす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-14 17:00:00
81960文字
会話率:29%
傘をもたげて夜を透かすと、もこもこと蠢く何か黒いものが、水を蹴立て川を遡ってくるところだった。川面を覆うその何かは、まるで人の毛髪のように見えた。ぐっしょりと重く濡れておどろに絡み合い、毛皮めいた体を為している。
最終更新:2013-02-01 20:54:20
728文字
会話率:0%
現実の日本に近い世界に住んでいるが竜退治の一族、霧流の少年、一刃の話。
第一部は、その一刃が様々な世界の竜と戦う話です。
第二部は、第一話で出てきた巫女ハジメ=ミーラの世界を覆う、邪竜の脅威と戦う話です。
自分のサイトからの転載です。
最終更新:2013-01-16 00:44:56
68584文字
会話率:47%
太陽は、一度死んだ。
昔---人がまだ神を慕い、恐れていた頃。
かつて地球を捨て、旅立った人間たち。
不時着した惑星を覆う有毒の霧と、リキッドの強い副作用とに身体を蝕まれながら、こどもたちは青い故郷を想う。
これは遠い過去から遙か未来へ
、終わりなく続き繰り返す、ひとつの神話。
ねえ。
太陽が作る本物の空の色を覚えているかい---?
※個人のブログサイトでほぼ毎日少しずつ更新しているものをまとめて掲載します。のんびり更新になりますが、楽しんでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-23 11:47:18
10542文字
会話率:39%
瑠璃色の帳が彼女の目を覆うと、静寂が彼女を包んだ。視界が開くと、そこは彼女の知らない世界だった。何のためかもどうすればいいのかも何も言われない。だから、少女は綴る。この箱庭じゃない世界をと。
最終更新:2012-07-25 22:16:00
3938文字
会話率:22%
壁の一面を覆う、高い天井に届かんばかりの大きな本棚であった。
「私」の読んだ本がすべて入っている、奇妙な本棚の話。
最終更新:2012-07-16 00:20:06
3114文字
会話率:15%