国宝級の声の持ち主。
彼女の歌声は普通の物ではなかった。
そう、彼女の声には奇跡が宿っていた。
病院で歌えば不治の病が完治した。
戦場で歌えば兵士達の憎しみは消えた。
神聖な場所で歌えば奇跡が起こった。
しかし、そんな神に愛され
た彼女も狂気には勝てなかった。
狂人の凶刃によってその命の灯火は摘み取られた。
彼女は最後に願った。
歌いたいと。
一度でも良い。
自由に、声高らかに、気持ち良く、好きなだけ歌いたい!
それが神に愛された彼女の最初の生涯に一度の願いだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-30 00:00:00
56218文字
会話率:4%
その歌声に心を奪われている1人の聴き手として、精一杯の拍手と歓声を。
最終更新:2017-04-28 14:01:28
666文字
会話率:0%
大国の争いが小国クツナに飛び火した。
「さあ、始めよう! 惑いの森を進め! 姫を拐った国が勝国であるぞ!」
惑いの森をいち早く進み、姫を拐った国が勝国となる。そんな馬鹿げた競い合いを小国クツナは受け入れるしかなかった。
クツナの姫サラ
は、惑いの森を抜けた塔にたった独りで残る。塔は『籠の塔』。王は南国一の歌声を持つサラを小鳥に見立て、
「籠の中には、南国一のさえずりが入っています。欲しい者には差し上げましょう。大陸一の嗜好品です。最強な王子方、是非見せてください、惑わぬ姿を。あの籠の塔を登る勇気を」
と宣言した。
王が築いた塔は、石造りの土台の上に竹を編んだ大きな部屋が載っている。鳥籠のようなその部屋に、王の娘サラ姫が入った。そうして王は、小鳥を奪い合うため競う大国を皮肉ったのだ。
競い合いの末サラは北方暴君の国に拐われていく。だが、物語はここから始まるのだ。惑いの森をいち早く抜けた青の王子と、塔をいち早く登った赤の王子がサラを助けに奔走する。サラは青い空を目指して挑む。暴君の檻に入れられたさえずりは、誰が手に救い出されるのか。物語は語られる……
さえずりは天の歌声と称され、奇跡の物語と語られるまでに。
全42話執筆済
誤字脱字をチェックしながら毎日更新予定です。
エブリスタにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-21 09:02:24
166985文字
会話率:46%
春。16歳のみちるには、小さいながらも夢があった。
地元の伝統校・私立青陵学園に入学し、その有名な声楽部のレギュラーになること。
晴れて念願の高校へ入学を果たしたみちるだったが、ある出来事がきっかけで大事な歌声を失くしてしまう。
そん
な中、失意の底に沈んだみちるの前に現れたのは、学園一の秀才で女嫌いの美男子・悠介だった。しかし、悠介もまた、思い通りにならない現実に、ひとり胸を痛めていた。
二人が選んだ、それぞれの道とは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-18 23:15:54
2419文字
会話率:30%
殺戮の歌姫。その歌を聞いたものは例外なく「死ぬ」その死の歌声を持つ少女は王国に
兵器として扱われ、戦場で歌を歌う。
その歌声を招き入れるため魔王として生きる少女は、自分の目的のために歌姫の元へ向かう。
そして、魔王と歌姫は出会い、歌姫は魔王
が纏う闇へと惹かれていく。
ふたりが出会い、物語が動き出す。
※残酷な表現があります。苦手な方は読むのをご遠慮ください。
※※アルファポリス様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-07 01:53:29
33123文字
会話率:51%
VRMMORPG『In this world without music』。
音楽が存在しないと言う特異な設定のためにプレイヤー達がその創造に力を注いだ奇妙なタイトル。
社会現象を巻き起こすほど巨大な存在になったのも今は昔。
このタイトルも
その日、終わりを迎える。
サービス最終日に開催されたラストコンサート。
魔物たちの楽団が奏でる幻想の交響曲。
一人、また一人と消えていく楽団員たち。
そしてホールに響き渡る喝采の音を聞きながら、最後まで残った主人公は静かに目を閉じ――けれど、彼に終わりが訪れることはなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-11 12:00:00
194683文字
会話率:18%
VRMMORPG『In this world without music』。音楽が存在しないと言う特異な設定のためにプレイヤー達がその創造に力を注いだ奇妙なタイトル。社会現象を巻き起こすほど巨大な存在になったのも今は昔。このタイトルも今日、
終わりを迎える。サービス最終日に開催されたラストコンサート。魔物たちの楽団が奏でる幻想の交響曲。一人、また一人と消えていく楽団員たち。そしてホールに響き渡る喝采の音を聞きながら、最後まで残った主人公は静かに目を閉じ――けれど、彼に終わりが訪れることはなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-03 10:29:13
191871文字
会話率:25%
私の妹、ハニーストロー・ノッテンバイヤーは、天性の歌声の持ち主。しかし、場面かんもく症という病気のため、家族以下の人の前では、歌えない。ふとしたことでライブハウスの女店長と出会い、一方ずつ、ハニーの夢の歌手への道を踏み出す。そんな音楽と音楽
好きな人々との人間模様のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-21 20:50:19
3461文字
会話率:36%
互いの歌声をきっかけに、異世界の貴族男女が結ばれる話。
最終更新:2017-02-20 17:11:18
8699文字
会話率:9%
「一番美しいものを持ってきた者には褒美を与える」と言った美しい歌声の花の大国のお姫さま、月の大国の王さまに気に入られ妃へ。
あれも嫌い、それもいや、わがまま放題のお姫さまだったけど王さまが仕事をしていると夜に歌声が聞こえてきて、、、!?
最終更新:2017-02-12 17:43:33
2133文字
会話率:41%
万年銀世界の街。
冬しか季節が無い街。
雪しか降らない街。
春が来ない街。
桜が、見られなくなった街。
その街の中で、
幸せな夢を見る1人の少女。
生命を喰う為に生きる1人の青年。
かろやかに笑う少女に惹かれつつ、
殺さなければ生き
ていられない葛藤。
『他人の生命を食べて生きる青年と、駆られる少女の物語』
↑
↑
……と、なる予定。多分。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-10 19:58:20
1277文字
会話率:29%
ゴーストライターとして飼い殺された音楽志望の青年と、父親と血のつながりがないことが発覚した少女。
二人は雨によって出会った。しかし言葉を交わすことはなかった。ただ、少女の歌声が、青年のギターの音色が、寄り添うように重なっただけ。
夜明
け前に静かに響き渡る、たった一度の『パッヘルベルのカノン』
※(少し長めの)ショートショートです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-26 18:10:20
9809文字
会話率:1%
<あらすじ>
仮に・・・
"〓〓〓P"が、救世主のイエス・キリスト様とすれば
彼らアーティストは、素晴らしい音楽で、私たちに希望と勇気を与えてくれます
(例えば)
彼らが、"有名P"で在り続ける
ことで・・・
私たち、"底辺P"は「〓〓〓曲で大ヒットするぞ!」というアメリカンドリームを夢を見続けれるのです
1、
つまり"〓〓〓P"は、バーチャルワールドの救世主的存在
「自分達(=ファンや底辺P)の心を救ってくれる、または楽園(理想の舞台)へと導いてくれるメシア」
ということに譬えて、【救世主】と言えます
2、
"〓〓〓〓〓"は、〓〓〓Pやファンにとって普遍なる神様です
ヤハウェやブッダのように「すべてのものをつくった、たった一つの神様」
彼女たちバーチャルア〓〓ル無くしては、〓〓〓楽曲もこの物語も存在しないのです
つまりは頂点に君臨する、【唯一神】という位置付けです
3、
そして、"底辺P"の私は、まだ有名Pではない迷える仔羊です
救世主(有名P)に尊敬と、唯一神(電子の歌姫)に信仰を抱く、信者たち(ファン)・・・
メシアになろうと修行する子弟または信者、とすれば私は【預言者】といったところでしょうか?
⇒ちなみに預言者とは、唯一神からの命令を"預かる"特別な人のことです
底辺Pもとい預言者たちは、ネットの救世主と電子の歌姫のようなア〓〓ルになれることを信じて
ご神託(メロディー)を受け、天から授かりし言霊(リリック)を込めるのです
――私は、今日も曲を作りながら、彼女の歌声が、明るき未來に繋がることを信じています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-07 05:30:06
15406文字
会話率:21%
忘れられた物語は渓谷を落ちる凱風と共に
翼妖異は愛を、哀を詠う、高らかに
其の歌声は千の翼を織り成し、天へ誘う
冷たい凱風は其でも落ちる
空しくも散った羽根を道連れに
でも其の唸りは天の詠と響き合う、麗らかに
最終更新:2017-01-06 22:00:00
1042文字
会話率:0%
ある日いきなり見知らぬ世界に落ちた少女が出会ったのは、王子でも魔王でもない普通の旅人。
顔と歌声は良いのに目付きと愛想が悪いばかりにソロで活動している楽士のグリフォンと、ひょんな事で彼に拾われた少女(ねいろ)のお話。
そろそろうっすら恋愛が
芽生える…かもしれない。
ファンタジー色が薄いのでジャンルを恋愛に変更しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-17 22:08:25
191227文字
会話率:33%
この国には四季と共に季節の王女様が、歌声に乗ってやってきます。しかし、ある時春の王女様が一向に来ないまま、国が冬に包まれてしまいます。
もう、この国には春が訪れないのでしょうか。
さあ、みなさんも春を呼ぶお手伝いをお願いします。
最終更新:2016-12-16 06:48:57
3046文字
会話率:28%
西暦2900年、12月31日大晦日、23時45分。間もなく地球は新世紀を迎えようとしていた。
人類は進化をするわけでもなく、退化をしていくことも無く、停滞し続けた世界。
誰もが特別な瞬間を目の当たりにしようと世界中の人は、この瞬間だけで
も一つになっていた。
カウントダウンを終えた地球は30世紀を迎え、人類も何を目標にして生き続けていこうかと模索していた時だった。
人類は新世紀を境に滅亡の道を辿る。
兵器によるものなのか、戦争による滅亡なのか? 人為的な理由で地球に住まう人類は簡単に滅びるような存在ではない。
地球を襲ったのは一つの声――――歌声だった。
歌声に魅入られた人類は狂人となって人に襲い掛かり、それはまるで生物災害のように瞬く間に人類の総人口は三分の二まで減らされてしまった。
事件から数年後、歌声による洗脳の原因は三人のうたいびとと呼ばれる存在だった。
うたいびとの被害者であるロウは、将来を約束された許嫁の仇を取るためにうたいびとを世界に渡り探し続けていた。
そんなある日、ロウの前に一人の少女が現れる。
――私はね、世界中に自分の歌声を聞かせたい。愛を届けたい。
カノンと呼ばれるうたいびとと関わっていく中で、ロウは復讐に手を染め続けるのか、それとも復讐を止めるのかを思考していく……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-04 23:48:19
103644文字
会話率:47%
高校一年生の立花優太は、幼少期から続けているピアノが影響し、音楽科の高校に進学するも、今までと何一つ変わらない音楽と隣り合わせの平凡な学生生活を過ごしていた。そんなある日、彼は大手動画サイトでボーカロイドという存在を知り、オリジナル楽曲を投
稿する作り手の世界に興味を持つ。試行錯誤しながらこれまでに培ってきた音楽の知識と技術を活かしオリジナル楽曲の作り手としてデビューを飾るが、自分が描いてたデビューとは程遠く、視聴してくれる人はほとんどいなかった。それでもこれまでに培ってきた音楽という道での新たなスタートを有意義なものにすべく彼は人気作り手としての地位を目指して作曲活動に熱意を持って挑んで行く。そんな日々を送る中、彼は放課後の音楽室でとある女の子に出会う。「アナタの伴奏で私に歌わせてくれないかな?」彼女の突然な要求に戸惑う優太であったが、夕日に照らされた彼女の神秘的でとても暖かい笑顔が優太を夢中にさせた。優太の演奏するピアノは彼女の歌声を輝かせ、この放課後のひと時が優太にとってかけがえのないものになって行く。彼女の存在が、彼女の歌声が、優太にとっての『初恋』となった。そしての彼女自身も、ある想いを秘めていた。それは優太にとっても彼女にとっても大きな課題となって今後の未来を大きく変えて行くことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-03 00:33:53
8918文字
会話率:26%
天使のような歌声の悪魔と高卒フリーターの下界デビューストーリー
笑い涙ありのヒューマン×デーモンコメディ
最終更新:2016-11-29 23:38:22
2487文字
会話率:55%
不細工ちゃん。
そんなあだ名の女の子がいた。
お母さんしかいない。
土曜日の昼以外は会えない。
そんなちいさな女の子。
そんな女の子でもたった一つだけ。
ダイヤモンドの才能があった。
人はー。
見た目じゃないというのは嘘だ。
しかし。
見た目だけというのもー。
また嘘だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-28 00:31:51
8322文字
会話率:59%
彼女の歌声は、ぼくにとってのすべてだった。
【ピュアキュン企画参加作品】
最終更新:2016-11-06 21:00:00
4714文字
会話率:0%