広大な草原の中、ぽつりと取り残されたような深い森に抱かれた小さな国。
列強に囲まれた遊牧の民を祖とする者達の暮らしぶりを、ひょんな事から書き記すことになったひとりの城仕えの見習い書記官がいた。
一般庶民として生きる彼がめがね越しに眺める、こ
の国の風景とは。
ムーンライトノベルズにて連載中の「音之國ノ物語」(女性向け:R-18指定)の世界を、庶民からの視点で眺めた副読本としての作品です。
本編の登場人物が時折出入りする淡々としたお話ではありますが、のんびり楽しんでいただければ幸いです。
※本作品は全年齢対象です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-30 21:56:09
55588文字
会話率:51%
初めから気になっていた、不器用だけど懸命な彼女のこと。会社の同期だった周平と真紀の私鉄沿線の恋に、なかなか快速列車はこないようで・・・。「ずっと、冬のままで」の周平サイドの物語。
最終更新:2010-12-29 04:15:34
27401文字
会話率:47%
ある手紙から一変した浩太の人生。
天性の感覚であらゆる敵をなぎ倒す公道ストーリー
最速伝説は今、始まる…
最終更新:2010-12-29 00:16:24
8893文字
会話率:44%
サンタの仕事を終えたみんなが集まって、これから彼らのクリスマスパーティーの始まりです。(短編ではありますが、『今宵、サンタがかける』を先に読むことをお勧めします。話はあまりつながっている感じではありませんが、時系列は『今宵、サンタがかける』
の後となっております。もちろん読まなくても大丈夫にはなっています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-25 22:00:00
3881文字
会話率:42%
「えっ、これに並ぶの?……言い方悪いけど、たかがラーメンでしょ」
早くも尻込みをつくケンタに対してマコトは構おうともしなかった。
「ここまで来てやめるわけにもいかないでしょ。ほら、並びましょ」
長蛇の列に対して片や渋々、片や燃えあが
る。対照的な反応を見せる二人は列の最後尾にまわった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-12-13 21:12:31
3410文字
会話率:64%
ある日、空軍中佐として穏やかに暮らしていたルーテイシアの元に六人の自称旦那様がやってきた。彼等の子供を産むこと。それが皇帝より遣わされた任務!?
不定期更新。時系列バラバラに書いていきます。
最終更新:2010-12-06 18:00:00
20380文字
会話率:49%
(冒頭より抜粋)
とうとう、学級で残っている生徒は菊池綾音と僕だけになってしまった。
きれいすぎる緑―――チョークの粉の波模様がない黒板を眺めていると、何だかミュージックビデオの中にいるみたいな気分になってくる。二人きりになっても、僕は教
室左側の窓から2列目の1番前の席、菊池綾音は廊下側の端の列の後ろから2番目の席という、4月のクラス替え以来の席順で座っている。だから今でも彼女は振り返って見ないと何をしているのかわからないし、何を思っているのかは余計想像がつかない。2-1クラスの皆がどんどん減っていき、先生もいなくなっていっても、教室に来ている以上最後の一人になるまで、前と同じように勉強をしているふりだけでもしていなければならないような気がしていた。残ったのが秀才とされていた菊池ならなおさらだ。僕は不意に担任でこの時間の古典を教えていた山下の興奮するとなおさら広がる大きな鼻の穴と、ドングリまなこ、汗でテカる額を振りながら定規と大声で重要な部分を指して僕たちに復唱させる姿を黒板の前に思い出し、懐かしいようで喉仏がキュッとなった。漢文の練習帳を繰ってみると、これが始まる前、授業中に眠気でうつらうつらしながら山下の目を盗んで端に描いた落書きが目に入る。山下がいなくなったのはいつぐらいだったか。まだ学級に半分は残っていたはずだ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2010-12-03 17:57:11
5736文字
会話率:9%
ワルワル団…それは、日本列島の遥か地下に存在する、悪の総本山。
狡賢くて容赦ないけど、どこか憎めない総統と、微妙にズレた発想を持つ部下たちのゆるーい世界征服ショートギャグをお楽しみあれ!
最終更新:2010-12-01 15:46:56
203文字
会話率:29%
あなたの家も通っているかもしれない
キーワード:
最終更新:2010-11-24 12:24:49
443文字
会話率:0%
花束を持ち、電車を待っていた男。そこに話しかけてきたのは自殺志願者の女性だった。彼女は次にやってくる特急列車に飛び込んで死ぬと話すが……。
最終更新:2010-11-22 20:22:28
5581文字
会話率:62%
翔にとって、蓮は八つ違いのお姉さん。ずっとずっと、そのままでいられるはずだったのに…
「間違いだらけの恋」の翔の小さい頃のお話です。時系列がむちゃくちゃなので最初に翔の学年が指定してあります。出来れば本編参照の事。(下のブログから飛べます。
本編は連載中)読んでなくても、それなりにはお楽しみ頂けるかと思います。一話完結のシリーズもの。視点はお話によって違います。ひたすら蓮に振り回される、不憫な翔をお楽しみください。とりあえず完結いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-12 17:55:31
14721文字
会話率:40%
誰も役に立たない。俺が腹立ち紛れに乗ったのは、回送列車だった――
最終更新:2010-10-28 06:00:00
1763文字
会話率:0%
雨上がりの通学路を、列を成して歩く子供達。
彼らは潰れたカタツムリと、その隣に落ちている小人を見つけて足を止めた。
最終更新:2010-10-14 20:00:00
2729文字
会話率:35%
架空の歴史設定に基づく東アジア:大華。
20世紀中葉、日本列島、朝鮮半島、東北アジア、琉球をまたにかける大東洋皇国は、無為にして絶対なる君主、天皇を頂点とする世界国家の樹立を掲げ、大陸北部の中華イスラム共和国や、南部の新興社会主義国家・華
南民主共和国と交戦状態にあった。
勢いに乗って戦線は拡大する一方であったが、裏で皇国の唯一最大の支援者であった米国との友好関係が失われ、戦資は次第に困窮しはじめ……
さらに、相互不可侵条約を結んでいるはずのソ連と華南の結託や、東南アジアの先進国であり、皇国の最大のライヴァルである大京(きん)民国が米国に接近しようとする動きを見せていることに、東京にある皇国政府は神経を尖らせざるをえなかった。
そんな中、皇国の精神的中枢たる皇宮内で、こともあろうか天皇の権威の拠り所であった三種の神器が盗まれるという事件が起こる。
犯人の思惑はただ一つ。それらの神器を彼が正統な天皇の後裔と仰ぐ少年に奉還することだった。
一方、齢14の皇女、彰子(しょうし)は、国家のためでも、王権のためでもなく、ただ自分自身と家族の命のため、神器を取り戻すべく旅に出る。
架空歴史ファンタジーここにスタート 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-13 20:16:42
3451文字
会話率:36%
感覚的な言葉の羅列です。連載ですが、一つ一つに繋がりはないです。
最終更新:2010-09-26 00:13:56
2608文字
会話率:13%
江戸時代の鎖国政策があんまり機能しなかった日本
明治、大正、昭和と時代が進むにつれて列強のひとつに数えられるまでに
なっていった。果たして日本は、世界の君主になりえるのだろうか。
最終更新:2010-09-23 20:04:15
1287文字
会話率:0%
あいつの命を、病気が持っていっちゃった。
まだ、中学生だったのに。
葬儀に参列する俺だって、まだ大人になんかなってない。
でも、男と女の決定的な違いは、このときすでに現れていたんだなぁ。
最終更新:2010-09-16 02:46:24
1991文字
会話率:13%
「魏志(ぎし)倭人伝」に邪馬臺国(やまたいこく)あり。
女王・卑弥呼(ひみこ)百余國を治む。
和の国には邪馬台国も卑弥呼も記述物はないというのに。
百年にも及ぶ「邪馬台国論争」は近年過熱ヒートアップ。
古代ロマン熱をかきたてる。
畿内か九州説かの邪馬台国論争。
実際にはどこにあったのか。いやどこならば居心地のよい結論となるのか
大和(ヤマト)族は渡来だったのか
卑弥呼はシャーマニズム(鬼道)をなしたのか
日本列島の先史が無土器-縄文-弥生と古代史が繋がる過程を繙き古代ロマンを繰り広げていく。
好き勝手にです(笑)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-31 08:29:15
40092文字
会話率:23%
バルト諸国にある古都クライペダ。かの国は小国ゆえにロシアとドイツの列強諸国に侵略をされてしまい領地に甘んじてしまう。
クライペダのあるリトアニア・ケーヒンスク。中生代の古代の蠢きが琥珀となって神々しく光り輝くのである。
悲しみの琥珀の夢
はどんなものであろうか折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-16 16:04:34
15275文字
会話率:12%
人間不信に陥った王様の法案により、『不出来な人間』と『出来る人間』が分けられた街。『不出来な人間』のレッテルを張られた俺だったが、『出来る人間』の街から逃げ込んできたロボット君との友情のおかげでなんとか生きてきていた。ネットゲームに没落する
両親を養いながら生活していく俺。しかし、どうにもこうにもこのままでいいとは思えない。そう考え始めた時間帯に、俺の部屋に女がやってきた。天井をぶち壊し、残骸をまき散らしながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-31 00:08:00
66773文字
会話率:48%
御盆の夜の後に現われるようになった、影のような行列と謎の女の幽霊。
鬼剣舞の家元の娘、君島沙耶香を苦しめるのは、古来より屋敷に巣食う鬼の仕業なのか!?
かごめの歌に隠された秘密。
そして、夜な夜な屋敷を徘徊する、鬼の正体とは!?
事件に巻き
込まれた九条照瑠を助けに現われたのは、謎の美女、鳴澤皐月。
因習に囚われた骨肉の争いが悲劇を呼ぶ、猟闇師シリーズ第三弾!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-25 22:25:50
134644文字
会話率:40%